立ち位置不明 とは?

November 30 [Tue], 2010, 19:33


多少なりともカカズリあった本が出版された。
イカタコ関係で、お仕事をいただけるのは
大変ありがたいと思う。

しかし今回のは。。。

この本、神奈川県博の瀬能さんが監修である。
しかし釣りの本なので、魚だけという訳にいかず、
手に余る頭足類の部分のお鉢がまわってきた。

で、いきなり、よー解らんライターがきて、原稿をみてくれという。
お手伝いするのはやぶさかではないが、で、
どこまでやればいいの??

このライターさん、とてもプロとは思えない。
文章もダメダメ。
でも、さて、僕はどこまでやるんだろう??
出版社の編集者は全然連絡をくれない。
本が出たときの僕のクレジットは、
「 監修 」? 「 協力 」? 名前は出るの?
ギャラは発生するの??

そんなことも満足に説明できないライター氏。
どこまで手を出せばいいのか、出せるのか?
責任はどの程度発生するのか??

まったくもってひどい話である。

先だっての釣り図鑑は編集者が明確に確認して、
紙をかわして、としていたので、
それに比べると、あまりのルーズさに、どうしていいのか、身動きが取れない。

暴走するライター氏。
それを止めるのだって、それなりに労がいるのに
どれだけ時間を割けというの??
大幅に手を入れないと形にならない原稿。。。
まったくもって、どの位置で対応していいのか。

まあ、いつの間にやら突貫で、
すでに出版されたとの連絡があった。
いまさらながらに明日、出版社の編集者が挨拶にくるという。
さぁて、どれだけぼやいてやろうか。
「 僕の立ち位置はどこだったんでしょう???? 」

なぜに reprint って?

November 25 [Thu], 2010, 19:07


Dall (1980) REPORTS ON THE RESULTS OF DREDGING, UNDER THE SUPERVISION OF ALEXANDER AGASSIZ, IN THE GULF OF MEXICO (1877-78) AND IN THE CARIBBEAN SEA (1879-80), BY THE U. S. COAST SURVEY STEAMER "BLAKE," LIEUT.-COMMANDER C. D. SIGSBEE, U. S. N., AND COMMANDER J. R. BARTLETT, U. S. N.,
COMMANDING.

IA に上がっていた。大西洋北西岸の貝類に関する重要論文で、
それ自体が IA に上げられることについては、何の異論もない。
というか、確か既に up 済のはず、それがなぜに再び、
それも、
KRAUS REPRINT CORPORATION
の複製本が??
それも、Smithsonian Institution Libraries から?!

出版元の
Bulletin of the Museum of Comparative Zoology, HARVARD COLLEGE.
はしっかり、IA のメンバーである。

Smithsonian は著者の本拠地。

ともにオリジナルをもっていないはずがない。
それがなぜに???

IA の選書は、かなりいい加減。
とりあえず、片っ端から、という感じが強い。
それが功を成する部分もあるのだが、
誰か、もう少し交通整理をしてもいいのでは??

本を読まない って?

November 24 [Wed], 2010, 2:53


吉野朔実サマが 『 本の雑誌 』 で隔月連載している書評?エッセイ?
久しぶりに1冊にまとまった。

吉野朔実、好きである。
デビューから 『 ぶ〜け 』 で読んでいた。
たぶん、単行本は全部もっている。
このひとのクールでシニカルな視線は、なんともかっこいい。
シャープで繊細な線も大好き。
けっこうミーハーなので、実物をみたくて、じゃなくてあいたくて、
前巻が出たときにはJUNKUDO のサイン会にならんでしまった。
という訳で、今回も JUNKUDO で購入、
ねらったとおり、

やたー、著者サイン本である。

しかし、吉野さん、明らかにこの人も

bibliophilia

である(あ、断定しちゃった)。

まあ、アート系の本ももちろんだが、
ただ単に読む目的だけではない本がこんなに。
つうか、飛び出す絵本?それが重複?

うーん、この価値観、というか、書物愛、
素敵である。

ものには 順序 とは?

November 22 [Mon], 2010, 19:40


宮部みゆきである。
捕物帳。人情時代劇。
けっして、本格推理、とかではないのだが、
なんともほのぼのとした、
そう、登場人物の個性がいいのである。

主人公/狂言まわしのぼんくら同心・井筒平四郎も
なんとものんびりいいのだが、
煮売り屋のお徳とか、
なんといっても、弓の助 と おでこさん のチビ太コンビがいい。
推理ものとして読むと。。。というところもあるが、
いやいや人情時代劇、エンディングも艶やかで良いです。

しかし、しまった。
この本、例によって、酔っぱらった帰りに
近所の B○○K ○FF の 105円均一棚から拾ってきたんだが、
これ、シリーズ2作目でした。。。

このシリーズ、前作 『 ぼんくら 』 をやや引きずり気味。
それを呼んどかないと、ちびちゃんたちの立ち位置とか、
登場人物の相関が今ひとつわからない。。。。

という訳で、よみおわってあわてて、
やっぱり B○○K ○FF をかけずりまわりました。
さいわい、文庫版が手に入り、ひと安心。
さてさて、順序が逆になったけど、読みますか。

ネタ本 って?

November 16 [Tue], 2010, 19:14
酒の席の、話題のネタは重要である。
ちょっと盛り上げ、ちょっと感心してもらい、
それが酒の肴になれば、
というか、
酒の肴のネタであれば、いうことない!?



そんな線のネタ本を目指したのがこの本??

腰巻きの煽りには
「 水産物と語らう一献の楽しみ 」
「 居酒屋に必携のおもしろ魚類学 」
とある。

僕自身、居酒屋ネタは、仕事ネタを使わさせていただいている、
というか、ネタを人に教えると、これがうける、使ってねって。
なにせ、こちらが、ネタ元というか、教えるのもお仕事、
ってなわけで、どちらかというと、著者サイド。
そんな視点で読まさせていただいた。

どちらかというと、食品的な情報に重きを置いているところが、
タイトルどおり。
ただ、いかんせん、新聞のコラム連載、
字数の制限はいかんともできず、ややしたたらず。
蘊蓄、というには今ひとつ突っ込み、いや、踏み込みがたりない。
また、連載の回数が増えるに従い、
これって、居酒屋??的なネタが増えてくるのは
まあ致し方ないところ。

軟体動物に関しては、もうちょっといいネタがありそうな、
まあ、こちらのネタでとっとけるので、
一安心かなぁ、と。

かあるく、通勤電車内で、トイレで拾い読み本という感じです。
まずは立ち読みで、気に入ったらどうぞ。

combination でなんとか とは?

November 14 [Sun], 2010, 20:11
動物学を授業している立場として、
なかなか一冊でこと足りる手頃な 「 日本語の 」 教科書ってのがない。

といいながらも、近年、『 生物多様性 』 ブームなんかもあって
それなりに、いい教科書が出版されてきた。



国立科学博物館の藤田さん(棘皮動物)著による動物学の教科書。
現時点では、僕の授業には最もフィットする。
各門、動物群の解説は簡潔、かつ的確。
これにあわせて、分類学の方法論、ボディープランに関する概説もあり、
便利に使わせていただいている。教科書に指定しようかなぁ、の一冊。



おなじく、科博の松浦先生(魚類)による、分類学の教科書。
これまでの教科書が、どちらかというと、啓蒙書、
あるいは、すでに分類をはじめている人への教科書であったのに対し、
本書は、ほんとに、分類をはじめる人への入門書。
動物学ということではなく、分類学の考え方、手続きなどに関する
解りやすいガイドライン。
出色は、さすがに科博の松浦先生、
分類学に用いた 『 標本 』 のあるべき取り扱い、管理などについての
詳細な解説はさすが!今までになかった貴重な教科書。



分子生物学、分子系統学で何冊もの教科書を物している
宮田隆による、系統学の教科書。
分子系統の方法論のレビューはもちろん、
最新の分子情報に基づく、多細胞生物、動物の系統推定に関するレビューは
古細菌や偽体腔動物などについて、たいへん有益。

ここら辺を、さっくり斜め読み、失礼、熟読していただくと
まあ、ぼくの漫談なんてものは聞かなくても言い訳で、
いや、ほんと漫談だけにして、楽でいいんだが。

民藝 って?

November 13 [Sat], 2010, 19:06


先日、東大駒場の 『 日本民藝館 』 に
『 河井寛次郎展 』 を観に行ってきた。
今年が、寛次郎生誕120年だとのこと。

河井寛次郎は、濱田庄司、バーナード・リーチなどとならぶ
柳宗悦の提唱した 『 民藝運動 』 にくわわった陶芸家、
その独創的な表現は、
『 用の美 』 を唱う民藝主義とは、やや一線を画すようにも思われるが、
なんとも美しい焼き物を作り上げている作家。
かつては、直木賞の副賞に、寛次郎の焼いた 「 硯 」 が送られていたというのも
逸話のひとつ。

ぼくの父は美術好きで、小学生の頃、京都にある寛次郎の工房あと
『 河井寛次郎記念館 』 に、何も知らずに連れて行かれたのが出会い。
その独創的な芸術性と、工房の空気感が好きで、
京都に行く機会があると、必ず訪れていた。

その寛次郎展が、
こちらも大好きな駒場の 『 日本民藝館 』 で開催されていると知って
先日いってきた。


贅沢な空間に、民藝的な展示ケースにこじんまりとならべられて、
実にゆったりと鑑賞できる。
高貴な美術品というのではなく、
やはり、日常の中の美、用の美、と唱うとおり、
なんとも身近な、美である。

ほんとひとつ食卓に乗せたい、と思わせるのだが、
夏におこなわれた、骨董ジャンボリーで見かけた寛次郎は、
270万。。。
宝くじでもあてないと、手には取れない距離感だなぁと、
非日常を感じてしまうのが哀しい。

40's って?!

November 12 [Fri], 2010, 0:55
すみません、CLがえりです。
いやー、こまったこまった。
ほんと困ったお店。

Glenlivet official 38yo、’40年代蒸留
って、をいをい。。。
ひさしぶりの高額商品、
CLにして、とびっきりのハーフ3K
なれどなれど、

ややひね香、
最初、割とやさしめで枯れ気味、なんて思ったら大間違い。
ながいながい。
やわらかく伸びやかな甘味、
だんだんと葡萄、
帰路、自宅駅にたどり着くまで伸びるフィニッシュの長さ。
ヨハネ先輩と、2人して、うなりまくりでした。

Nさんいわく、葡萄感、トロピカルフルーツ感は
ピートがこなれてきて出てくるものだとか。
この時代、livet も、
というか、すべてのモルトで、燃料はピートしかなかったはず。
それがこなれた、この感じが、この時代のモルトのいいところ、
って、そんなのCLでしか飲めません、怖くって。

うーん、やられた!
ほんと困った店。。。

Over 200 って?

November 11 [Thu], 2010, 19:51


ドイツの本屋から予約をしていた本が届いた。
あ、これ、パリ自然史博の MUSORSTOM Expedition シリーズだったのね。

南太平洋域の深海性トウガタガイ類、というか、イトカケギリ属1属のモノグラフ。
わずか1属の論文に、439p.!

というか、

一冊で、それも Turbonilla 1属で
『 209 』 新種っていったい?!

確かにこのグループ、サイズも小さく、色もないじみーな微小貝。
歯舌がなかったり、分類形質に乏しくて、厄介なグループ、
研究者泣かせであって、大変ありがたいのはありがたいのだが。

それにしてもですよ、over 200 new species って。。。
19世紀じゃないんだから。。。

しかし、まあ、よくも 200 以上も新種名を考えたなぁ。。。
と思ってみてたら、あらら、やっぱり、ひとの名前(献名)ばっかね。
まあ、それもしょうがないか。お手軽で、喜ばれるし。
ありゃ、孫の名前なんかつけちゃってら(笑)。

このスペイン人の著者二人、所属が自宅になってる、
トップのひと、メアドが yahoo メール。。。。
まあ、いわゆるハイアマチュア、きっと Museum associate なんかやってて、
まあしかし、よく書いたよねぇ、このボリューム。

この本、僕の買った Conchbooks で EUR89.00、
これがカバーに書かれている定価と同じ。
ウェブで検索してたら、
NHBS (UK) で EUR84.00
この微妙な差は pond と euro の為替の問題?

しかし、1万も出して買った 『熱帯太平洋深海の微小貝図鑑』、
はたして、どんな用途があるんだろうか(汗)、
というのが、書痴の悩み。。。

完結 って?

November 09 [Tue], 2010, 17:47


33年越し、
ついに完結!

って、じつは、完結?
空海をネタとした本シリーズは確かに終わりをみた。
この、思わせぶりたっぷりなエンディングは何??

「 魔獣狩り 」 シリーズは完結したけど、
「 サイコダイバー 」 シリーズはまだ続くということ??
また、毒島獣太にあえるの?(って、をいをいそいつかよ)
とりあえずは一休みなのか、
また続きが楽しみ、
気長に待ちます、獏さん。
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