画期的 とは?

October 30 [Sat], 2010, 15:03


ここで一本、線がひかれたのだと思う

日本における現代の Manual of Concxhology。
最新の軟体動物の系統分類を分かりやすくまとめている。
現生種のみならず、化石種も含めて論じられているのは
佐々木君ならでわ。

日本の貝類学における 「 分類体系 」 の扱いは
比較的 "conservative" であったと思う。
もちろん、分類を扱う研究者間での話は別として、
少なくとも、「 一般 」 で語られる、
あるいは、多くの教科書などで解説されるその体系は
ごく最近まで、非常に保守的だった。
そこには、やはり、「 最新 」 であるということに対する
不安定性への不安や時期待ちのようなものもあったのだと思う。
そのなんとなくの壁をひらりとこえてサクッとかけるあたり、
気鋭の力強さを感じる。
ここから、線を隔てて日本の新しい貝類学の時代に入ったのかもしれない。

ところで、この本、出版社の好意で、
日本貝類学会員は2割引で変えることになった、と
著者からつい数日前に聞いた。

おそい!おそすぎる!
もう買っちゃったじゃねえか!
そこらへん、もうちょっと、最新の情報をながしてくれないと、だよ。

県産本 とは?

October 29 [Fri], 2010, 19:42
沖縄県は地方出版のさかんな県としてよく知られている。
生物図鑑なども、県内の種を中心に掲載して、
なかなかにいいものを数多く出版している。

ひさしぶりに、某所で沖縄本をチェックしたら、いや楽しくてつい。


磯の生き物ー沖縄のサンゴ礁を楽しむ.おきなわフィールドブック2.
屋比久壮実 アクアコーラル企画
[ www.aqua-cp.com ]

潮間帯周辺の生物260種を生態写真で掲載したフィールドガイド。
軟体動物は頭足類2種を含め、42種掲載。
活字は大きめ、漢字にはルビが振られている。
ジュニアからシニアまでに使えるようにという沖縄らしい配慮?
地方名があるものにはそれが添えられているのが楽しい。
しかし、イソアワモチの 『 ウミホーミ 』、
『 ホーミ 』 って、たしか。。。まあ、言い得て妙ではあるが。
各種の解説も単純な記載ではなく
小見出しも含め、小ネタがきいていて楽しい.

この出版社、
『 琉球列島産植物花粉図鑑 』
なんて珍本もだしている。なかなか。



潮間帯と海藻
久場安次 新星出版
[ www.s-syuppan.com/publication/books_list.html ]

海藻の図鑑と思いきや、
いや、もちろん海藻の図鑑なんだが、
それ以上に、沖縄各地のサンゴ礁域潮間帯の
景観写真が掲載されていて、
観察地ガイドとしての用途に便利そう。
問題はさて、
この本の出版が平成20年。
この景観が、いつまで保存されていくか.



[ 色と手ざわりで探せる ] 熱帯くだもの図鑑
(財)海洋博覧会記念公園管理財団

なんだか、専門と全然違う方向に走ってしまっているが、
いや、図鑑好きなもので。
106種の熱帯性果実を図示しているが、
いやいや、すべてではないが、思った以上に多種が
県内、国内で栽培されていると知って、びっくり。
ライチなんて、沖縄では400年前から栽培されていたなんて!
なかなか楽しい本です.

用の美 とは?

October 28 [Thu], 2010, 19:36
先日、銀座の松屋でお茶碗を数個買った。
鉢の開いた平飯茶碗で、
うす青い地に褐色の線が一本、
とか、
きれいな白い唐草が全面に散って、
とか、
とってもモダンなデザインで、ひとめぼれ。
使い勝手のよさそうなのを数個、購入した。

作家ものだが、一点ものではなく、あくまでもプロダクツデザイン。
若い作家さんのものかと思って、説明書きを見ると、
なんと、数年前になくなった有名なデザイナーさんのものと。
それが、森正洋氏。


その作品集が出ているのを知ったのは、出張先の鹿児島。
なんとも端正な陶磁器が並ぶ作品集は、
眺めているだけで、とても楽しい。

森氏は九州唐津に生まれながら、
陶芸家ではなく、
陶磁器のプロダクツデザイナー。
作品の中には、見覚えのあるシンプルな
「 無印良品 」 の食器なども並び、
使い勝手のよさそうな 「 用の美 」 を感じさせるものばかり。
プロダクツデザインなので、数はあるはず。
松屋での展示は終わっているが、
うーん、平茶碗、もう少し収集したい、と
あぶない虫の声。。。

個性的 って?

October 27 [Wed], 2010, 20:31


予言タコ:パウル君死ぬ…W杯決勝戦など的中 独の水族館

 【ベルリン小谷守彦】サッカー・ワールドカップ(W杯)で決勝戦などの結果を予言し、的中させたドイツのマダコ、パウル君(2)が26日朝、死んでいるのが見つかった。独西部オーバーハウゼンの水族館「シーライフ」によると、前日まで異常はなく、公開されていた。「自然死」とみられ、遺体は火葬されるという。

 水族館は「パウルはドイツ戦と決勝戦の結果を計7回、次々に的中させ、世界の人々を興奮させた。我々は悲しんでいる」と追悼の声明を出した。同館では別のマダコがパウル君と同様の「予言」ができるようトレーニングを積む予定で、いずれ2代目の「パウル君」として公開するという。 [ mainichi.jp 10/27 ]
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タコに個性はあるのか、というのは、結構重要な 『 命題 』。

『 知能 』 の高い生物であり、
その行動を、習性を、たとえば マダコ という 『 種 』 に
一般化するために研究者は研究を行っているのだが、
さて、知能とともに、高い個性があったなら?
好き嫌いは?クセは?
一人で複数のタコを飼いならして
そのような論点から研究した研究者は多分いない。

さて、「 二代目 」 パウルくん、無事襲名あいなりますか、
あ、いや、候補は恐らく複数いるんだろうが。

在りし日のパウルくん


ところで、この写真を見ると、眼の下が白い。
これ、ほんとにマダコ?
いや、これがほんとの Octopus vulgaris ??

集書狂 って?

October 25 [Mon], 2010, 20:43


元警官の古書店主を主人公としたシリーズ第5弾。
今回は児童書を収集する富豪女性の死と
その蔵書の盗難にまつわるミステリ。

少々冗長。
で、その落ち?!

うーん、シリーズを期待して待ってただけに、ちょっとなぁ。。。。

飲みっぷり って?

October 24 [Sun], 2010, 20:14


この本、面白い!
さすがは 平凡社 という感じ!

作家(黒澤明なんかもあるが)の飲みっぷり、酔っぱらいっぷりを、
なんとも愉快に見せてくれる本。

まあ、諸事情で?物故された方達のみではあるが、
昭和の文士の、なんともいえない空気感がいい。
新宿で飲む殿山泰司、阿佐田哲也、田中小実昌のスリーショットとか、
リゾートのプールで飲んだくれる赤塚不二夫、
めずらしく、星新一の飲んでる姿とか、
それは、もう、面白い映像満載である。

もちろん、大家(大酒飲みの)、井伏鱒二やら川端やら池波、山口瞳なんてのも
もれなく掲載している。

また、テキストもいい。
飲み屋の親父のコメントばかりではなく、
ご子息、ご息女の、家庭での飲み姿についてのコメントなんか
いや、なんともいい構成にできている。

このシリーズ、ほかにも、「 作家の○○ 」 というのが何冊かあるよう。
要チェックです。

増える一方 とは?

October 23 [Sat], 2010, 20:22


友人から献本いただいた。
国立科学博物館叢書の一冊。

昨年行なわれていた企画展 『 標本の世界 』 を本にまとめたもの。

企画展は残念ながら見に行けなかったのだが、
これを読むと、標本の蓄積、溜め込むこと、コレクションを形成すると
ありゃりゃ、こんなことができちゃうんだ、と
今更ながらに科博の存在意義の大きさ、
コレクションの重要性が認識される本。

さて、問題は、それを永続的に残していくこととなってくるのだが、
何せ、今の分館、立地的にすでに一杯いっぱい、
筑波への移動が計画されているが、
それでも、世界の博物館に比すると、まだまだ狭いらしい。
ここらへん、行政、お役所、ぜひよく考えてほしいところである。
コレクションは増える一方、減ることはないはずなので。

過去と現在の って?

October 22 [Fri], 2010, 18:28


オランダの Antiquariaat Junk から、
例によって超豪華、フルカラー、151ページのカタログである。
今回の最高額商品は EUR66,000-、ざっくり 800万超である。
いや、これは例外。なにせ、18世紀末の植物画の 『 手稿本 』、
世界に1冊のオリジナルであるからして。

これに次ぐのは EUR50,000- の
Wallich, N. (1830-32) Plantae Asiaticae Rariores.
3vol., 295 handcolored lithographed plates, Folio サイズ
超豪華植物図譜である。

いや、ため息。

下限は EUR150 くらいからリストされてるのだが、
今回は、食指の動く貝類関係はなし、
というか、動いても、手までは出せないのだが、たいてい。

なんてのをみてたら、IA にこんなのが上がっていた。



これ、なんだろう??
プライスが書いているので、古書店のカタログっぽいのだが、
どこにも書店名がない。
これを IA にあげるって、Smithsonian、なに??

あまりたいしたものはリストされていないんだが、
気になるのはこれ。



20年前のリストだが、円高の今だったら、即買い。
なんてのも、いまや IA に on list ずみですが。

キャスティング って?

October 20 [Wed], 2010, 18:10


ちょっとスカッとしたくって、おバカな映画を見てきた。
いや、スタローンはともかく、
ジェット・リーと、
とくに、ジェイソン・ステイサムが、
『 Snatch 』 の怪演以来、大好きで。

とにかく、銃撃ちまくり、ナイフ切り裂きまくり、ひと殺しまくりの
「 凄惨 」 な映画。
火薬も使いまくり、セット壊しまくりである。

ストーリーはシンプル。
傭兵部隊 『 消耗品軍団 』 が CIA に雇われかけながら、
ではなく、女の子を義で救い出すために、
麻薬カルテルの島と、CIA の裏切り者と戦う、てなところ。

で、その依頼者の CIA エージェントが、ブルース・ウィリス、
同業者の戦争屋がシュワルツネガー州知事という、
なんだかなぁ、という、おバカなキャスティング。
実際は、まあ、友情出演という感じのちょい役なんだが、
そこはそれ、いろいろアクセントをきかせて、わらえる。

それよりも、ミッキー・ロークの 『 敵役 』 がいい感じ。

まあ、スカッと気分転換には、そこそこいい感じ。

さて、月末までに、『 Knight and Day 』 を見に行けるか。

rights とは?

October 19 [Tue], 2010, 19:13


IA に Iberus が上がりはじめた。
スペインの軟体動物学会誌である。

今まで、既に廃刊となった外国誌がつぎつぎと上げられ、
現行の雑誌は Nautilus, Malacologia といったアメリカのものだけだった。
ついにヨーロッパの現行の雑誌が上がった!
sponsor は BHL、digitizer は Smithsonian。

かなりびっくり。
コピーライトに関しては

Possible copyright status: Permission_to_digitize_granted_by_rights_holder

となっているが。
さて、許諾に関する料金とかはどうなっているのだろう。
もしかして、日本貝類学会誌 が IA に上がる日もそう遠くないのかもしれない。
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