微小 って?

September 18 [Sat], 2010, 20:41


このところ、IA-BHL には、2000年以降の
UNESCO-UNEP のドキュメントが大量にアップされてきている。
基本、ライブラリの文書、書籍がメインである IA では
異例な事態で、
IA として、何らかの変革がおこっているのか、少々気になるところ。

そんな中に混じって、
例によって Smithsonian からこんな小物が。

 


Schwaltz によるリソツボ類のモノグラフ2編。
Rissoa 編は大西洋産メインなのであまり縁がないが
Rissoina 編はインド太平洋産の種の原記載を含んでいて結構重要。
Schwaltz といえば、その名が Genus Schwaltziella として
リソツボ科にのこるくらい、重要な論文。

リソツボといえば、白くてちっちゃい、
まさに 「 微小貝 」 を代表するグループのひとつ。
みっちりと並べられた石版刷りの図版はなんともかっこいい。
実は、Rissoina 編はオリジナルをもっている。
Rissoa は直接縁がないので、まあ買わなくても、と思っていたのだが、
うーん、この図版を見ると、bibliophilia の血が。

bibliophilia とは?-2

September 17 [Fri], 2010, 19:30


しばらく前の記事だが、

ーーー
まもなく90歳のSF作家R・ブラッドベリ氏、「デジタル書籍」を批判

【8月18日 AFP】22日に90歳の誕生日を迎える米SF作家レイ・ブラッドベリ(Ray Bradbury)氏は16日、ロサンゼルス・タイムズ(Los Angeles Times)とのインタビューで、月面基地建設に消極的なバラク・オバマ(Barack Obama)政権ならびにデジタル書籍を痛烈に批判した。(中略)

 怒りの矛先は、膨張し続ける現代テクノロジーにも向けられた。「携帯電話にインターネット、われわれの身の回りには電子機器が多すぎる。これらを駆逐していかなければならない」

 自著のデジタル書籍化の提案を拒絶したことも明らかにした。「去年、デジタル書籍化のオファーを3度受けたんだが、ヤフー(Yahoo)にはこう言ってやったよ。『いいかよく聞け、地獄に落ちろ』とね」
 
 なお、同氏の代表作には、一切の批判精神が禁じられて本が焼き払われる米国の未来世界を描いた「華氏451度(Fahrenheit 451)」がある。(c)AFP
ーーー

最初にブログに記事を上げたのが 2005/9/17。
早いもので、5年が経とうとしている。

全記事数も400にいたり、
bibliophilia? の記事数 約120
book junkie? の記事数 約90
よくもまあ、続けてきたものだ。
もちろん読んだ本、買った本をすべてあげている訳ではないし
ブランクもある。

活字というか、紙を束ねた書物という体裁を愛している。
個人的にはペーパーレス化、書籍の電子化なんてくそくらえである。
ぺらぺらとページを繰りながら読んでこそ本である。

仕事上、IA, BHL にはたいへんお世話になっている。
クラシックは、出版部数も少なく、当然、時代による減耗もあり、
高価で、入手は困難だ。
仕事的にはそれを無料で DL できて、
自室にいながらにして閲覧できるのはこの上もなくありがたい。
じゃあ、いまさらオリジナルなんて、用なしじゃん、
かといえるかといえば、やっぱりそれは違う。
オリジナルの石版刷り手彩色、クロモリトグラフの図版の、
その芸術性があってこそ。
いくら pdf、プリントアウトを持っていても、
本を、クラシックを集めることをやめることはないだろう。

厄介な病である。

alcoholic はここのところ鳴りを潜め、
というと嘘になる。
相変わらず、体を壊しながらも、これもやめられない。
こまったものである。
こちらネタも追々。

のんきなブログですが、ひきつづきおつきあいを。

個人的に 危険物 って?

September 16 [Thu], 2010, 19:54
週末に遊び仲間で伊豆大島にいってきた。
年に1度の恒例行事、
じつは、ぼく自身、海に入るのは昨年の UAE 以来、
ほぼ1年ぶりという情けない体たらく。

伊豆の島といえば、泳いで、温泉はいって、
で、なんといっても美味い魚をいただく。
今年も例年どおり、波浮の寿司屋 『 西川 』 へ、
とおもったら、西川がない!
いろいろ探ったところ、店主はそのまま、
店をはす向かいに移して、店名を 『 港鮨 』 とあらためて営業していることが解った。



前の古めかしい店がまえにくらべると、なんとなく薄っぺらい感じだが
味は変わらない。

さっそく



これは島寿司、目鯛のべっこう寿司
目鯛というと、黒くて何となく怪しい顔つきの深海魚っぽい魚、
しかし味は白身でやや淡白ながらなかなか美味い。
これを刺身にして、激辛の島とうがらしをいれた醤油に漬けて
「べっこう 」 にしたのを握ったのがこれ。
ぴりっとして美味い。

実は、寿司は、個人的に禁断の食べ物。
刺身はともかく、しゃりに酢と一緒に大量の砂糖を使っている、
ので、カロリー制限の敷かれている自分には危険物である、
なんてことは、でもかまっていられない!
あとで摂生すれば帳尻あうし!と、もうこれはしょうがない。
だって、美味いんだから、と。

島でのもうひとつの恒例はスーパー巡り、
部屋で飲む酒の肴探し。
大島だと、メダイやら、トビウオやら、タカベやらなじみの魚に混じって、
オナガダイ、アオダイ、ナワキリ(クロシビカマス)なんて
ちょいとかわったものも並んでいて、それが狙い。
今回のヒットはこれ。



「 おご鯛 」 って?と思っていたら、となりに丸ものが。



うーん、サカナ詳しくないですが(藁)、
どうやら 「 ヒメダイ 」 の仲間のよう。
透明感のある、ぷりっとした白身で、これがいける。
島焼酎 『 御神火 』 がすすむすすむ。
いやー、なんだか久しぶりに手酌で
のみすぎのみすぎ。

結果、血糖値は大丈夫、
やはりストレスなく飲む分には体の代謝もいいんだか。
久しぶりの、遅ればせ夏休みでした。

まんま って?

September 15 [Wed], 2010, 19:36


友人からいただいた、手みやげ。
珍味、イカゲソの燻製1本。

といっても、これ、半端じゃない。
腕長 30cm 超!

材料の原産地はペルー。
てことは、アメリカオオアカイカ Dosidicus gigas、
体重 30kg を超えるお化けイカのゲソ、
泳膜が残っているので第III腕、いや第II腕だろうか。
さすがに吸盤は残っていない。

いままで、皮を剥いて筋肉部を燻製にした 「 タコもどき 」 は知っていたが、
今回のはまんま 「 イカゲソ 」 である。
このグロテスクさ、
もう、加工の手間を省いて、キワモノで勝負?てな感じか??

世界のイカを食べ尽くす日本人、行き着くところまできつつある?

新書 って?

September 11 [Sat], 2010, 14:42
最近、うちの図書館では、寄贈された本の整理などの際、
triplicate くらいの一般書は、いや、結構な専門書まで
「 ご自由におもちください 」 コーナーにだしてくれる。
たまにとんでもない広いものもあるので、眼が離せない。
先日は、やや前のではあるが、まっさらの 「 世界大地図帳 」 がおちていて、
うほうほでもらってきた。
いまどき、google map, google earth があれば、なのかもしれないが、
いえいえ、ざっくり広げてみることはとても重要。
この商売、地図帳は必須アイテムだったりする、いまだにね。

で、そんな中から拾ってきたヤツ



元祖お魚博士、末広恭雄先生の本、
それも、『 新潮社ポケット・ライブラリ 』 版。
最近はどこの出版社もこぞってなんだか解らない新書を
ゴミのように排泄しているが、
1960年代に、新潮社が新書を出していたなんて、知らなかった。
これは no.44。
巻末の広告をみると、シリーズとして、
犬養道子、新田次郎、大藪晴彦、北杜夫なんて名前が並ぶ。
まだ、いわゆる ノベルズ と 新書 が分離する以前の本だったよう。
ハードカバーがまだまだ高価な時代、
本を出そう、売ろうという書店の努力が伺われる。



もう一冊、やはり末広先生の本、
こちらは 中央公論社 版。1956年刊。
いまでいう、「 中公新書 」 だろうか。
現在の、シンプルな装幀とは
同じシリーズとはとても思えない、この独創的な装画、
これ、なんと、「 恩地孝四郎 」 である。



絵柄からすれば、当然、この本 だけ のための装画。
現在の 新書 では考えられない贅沢さ。
そういわれると、小学生の絵、なんてとてもいえない重厚感が、いやいや。
しかし、やはり書籍がまだ高価な時代、
本を読んでもらおう、ひたしんでもらおうという
出版社の気合いを感じる、いい装幀である。

ひとがいいにも って?

September 09 [Thu], 2010, 19:15


宮部みゆき 「 あかんべえ 」「 おそろし 」につづく
『 三島屋変調百物語 』シリーズの3冊目。
この巻で、だいぶレギュラーメンバーも増えてきて
物語、シリーズにも厚みがでてきた。

このシリーズ、百物語、怪異、といいつつも、
なんともほのぼのしている。
登場する怪異にも、ひとにも、わるぎがない、というか
ひとがいい、よすぎる。
怪異にしたって、しょうがなく巻き込まれた感じで、
祟られた、などという話はほとんどなく、
「 ひと 」のがよっぽどおっかない、という感じ。
先日に書いた、畠中恵にしろ
平岩弓枝、池波正太郎にしろ、
江戸時代ってのは、なんというか、
ほんとに、ひと の善かった時代なんだなあと
ちょいと勘違い?

落語好きなので、人情話、大好きです。
時代物でも
どちらかというと、戦記物とか、歴史大河小説なんて
ちっとも読みません。
市井の、ひとの話がやっぱり、楽しい。

登場人物が増えて、
ひととひとの関わりが厚みをもってきて、さて。
このシリーズ、まだまだ続きそう、というか
ぜひ続けてほしい、シリーズです。

寡作って??

September 06 [Mon], 2010, 19:58


菊地秀行は非常に多作な作家である。
魔界都市シリーズを中心にして、
いくつかのシリーズを並行に、
コンスタントに年間5ー6冊は出版されるのではないか。
やはり、「せつら」君のシリーズ、それも短編がいい。
悲恋というか、哀しい、それでいて、諦めのある
恋の物語が多い。
この一冊もそう。
「新宿」に生きるといういことへの諦念が哀しい。
秋向きの一冊。



松岡圭祐も多作である。
「千里眼」シリーズの勢いはすごかった。
あれだけのボリュームのものをよく短期間に書いたもの。
本シリーズも、隔月刊が定着しそうな様子。
今回は舞台をパリにかえて、
フランスといえば、『フォアグラ』?を題材に
なかなか面白く読ませてくれる。



で、獏せんせいである。
夢枕獏も寡作な作家な訳ではない。
「陰陽師」「魔獣狩り」「闇狩り師」「餓狼伝」と
多くのシリーズを抱えつつも
コンスタントに新作をだしてくれている、が、

これ、なんと8年ぶりのシリーズ新作である。
シリーズなんだるうか、と、疑ってしまうペースである。
前巻とのストーリー的なタイムラグはなしだが、
この間に、人の世では8年の時間が経ってしまっているのである。
あまりに少ない。
「キマイラ」を読み出したのは、多分高校生の頃。
30年で僅かに9巻である。
いや、オリジナルはソノラマ文庫だったので、現在17巻
決して寡作とは呼ばないが、
キマイラの物語、いまだ 1980年代である。
作者は掲載誌の制約をそのペースの理由にしているが、
はたしてこの物語、作者が、いや、僕が死ぬより前に完結するのだろうか。
とにかく早く続きが読みたいところだが、はたして。

DRIVER って?

September 02 [Thu], 2010, 18:57
IRD (France) や DARE-net (Netherlands) をはじめ
ヨーロッパ圏の academic repository を
横断的に検索できるサーチエンジンを見つけた。
もうすでに有名なのかもしれないが。
2007年開設。



DRIVER - Digital Repository Infrastructure Vision for European Research
[ http://www.driver-community.eu/ ]

Search for more than
2,370,000 documents
in 260 repositories
from 36 countries

だそうな。
著者、タイトル、subject などで検索でき、
言語、出版日時、出版形態などで絞り込める。
収録は各 repository によるんだろうが、
この網羅性はなかなかのもの。
なにより、横断検索できるのがありがたい。
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