地図を確認 って?

2010年08月30日(月) 16時01分
先日のドイツの本屋のカタログで
雑誌の新号といっしょについつい頼んだ本が到着。



香港の図鑑、というか、まあ、ガイドブック程度。
何せ、タカラガイ、イモガイあたりから始まっているあたり。
香港といえば、香港大学が行なっている、
Malacofauna of Hong kong and Southern China
Fauna and Flora of Hong kong and Southern China
シリーズで、その貝類相がだいぶ明らかにされつつある地。
上記シリーズの第1巻が出版されたのが1980年。
この図鑑は 1985 年の出版。
香港の貝類学黎明期の図鑑、という感じだろうか。
しかし、いまだ本格的な図鑑は出版さえていない香港。
今後に期待したいところ。




こちらはインドの図鑑、というか、ああ、やっちまった。
東南アジア域、インド周辺の図鑑文献は
特に注意して収集している。出版自体が自国内であるものが多く、
国際的な流通に乗りにくい。
見つけたときが買い時、
なので、何の迷いもなく、注文していた。
タイトルくらいチェックしようよ。
地図くらい確認してね。

すみません、インドの 『 陸貝 』、デンデンムシ のモノグラフでした。
いらない。。。

そうだよね、インドは亜大陸なんだよね。
海岸線より、内陸の方が圧倒的に広い上
熱帯雨林から高山まであるんだよねぇ。。。。
はんせいします。

といいつつ、懲りないんだなぁ、これが。
それが病。

ついこのあいだの って?

2010年08月29日(日) 20時00分


IA にこんな本があがっていた。
およ、出版年は 1998。
「 ついこのあいだ 」 じゃん、IA としては。
著作権とか版権は??

とよくよく見たら、これも Smithsonian の出版物でした。
このところ、割と新しい本でも公的機関の出版物は
IA にどんどん up されはじめている。
classic が概ね一段落ついたということだろうか。
とくに、Smithsonian の翻訳ものシリーズとか、
ありがたいことである。

そうなってくると、期待したいのは university press の出版物。
結構探しているもの、欲しいものがわんさとある。
少々様子見をしつつ、買い控えておこうか、

なんてことができるんだったら、bibliophilia なんて名乗らない。
こまったものである。

worldwide とは?

2010年08月28日(土) 19時44分
先日のドイツの本屋の、カタログの話の続き。
新刊としてリストされている本の中にこんなのがあった。

Jing, H. (2010) Shells. A guide to their collection, identification, preservation.

ふうん、てな感じで読み飛ばしてた。
添えられている本の表紙はなんだか素っ気無いというか、
ひかれないよなぁ。
マニュアル本ねぇ、てな感じで。

ところが、きょう、鳥羽水からきたメーリングリストの新入荷案内を見て
チェックにいったところ、こんなのが。



中国の本ねぇ、って、をいをい、
表紙に Conchbooks のマークがあるじゃないか!
って、この表紙って、先日の!
あわててカタログをひっくり返してみると、
上の新刊には
"in Chinese with Latin names only" って、

あんぐり。

ドイツの本屋のくせに中国語の本だしちゃったの?
それも、簡字体ということは continental China の本??

手広くがんばっているのは解っていた。
学会誌などの出版、distribution なんかも受けて。
しかし、ついに多言語、というか、アルファベット以外の文字の本を。。。。
もう、世界の貝類学出版界(笑)を牛耳る本屋という感じ。
では、次はぜひ我々の本を日本語で、
って、誰も読めないし買ってくれないか。。。

さて、この中国語の本、ネタとして買っておくかどうか。。。

対アメリカ って?

2010年08月27日(金) 19時54分
もうひとつ BHL ネタ。
こんなのに気がついた。



BHL はアメリカと UK が核となって進めているプロジェクトで、
Smithsonian と British Museum の膨大な 「 資産 」 に重点が置かれている、
とおもっていたら、
こんなプロジェクトが、3年間の時限付きとはいえ、
いつの間にか立ち上がっていた。

『BHL for Europe』

Museum National d'Histoire Naturelle, Paris をはじめ、
ヨーロッパ各地、アフリカまでに及ぶ 広域な 博物館、大学、植物園が参画するプロジェクト。
今のところまだあまり見えてきていないが、
その成果は BHL を通じて公開されるとのこと。
Smithsonian メインで、やっぱり弱かった英語以外のヨーロッパ圏の古典、雑誌類。
今後、どう収録されてくるのか、目が離せない。

ただ、HP を見るかぎり、IA との linkage が見えてこない。
アメリカ中心主義への抵抗なのか、
今後の展開のチェックが怠れないところ。

ちなみに、
BHL Australia, BHL China も走っている。

BHL Europe [ http://www.bhl-europe.eu/ ]

翻訳モノ って?

2010年08月27日(金) 19時53分
先日の「日本海の魚類」もそうだが
BHL に Smithsonian の翻訳によるモノグラフ類が
次々と挙げられてきている。
関係するところでは、とくに19世紀末から20世紀初頭のドイツもの。

(Teefsee Expedite Valdivia)



この頃のドイツ語というのは、
実際に翻訳に携わったドイツ系フランス人研究者の言によれば
いわゆる 『 古文 』 で、
彼にして、とても読みにくいらしい。
いやーこれを英語にしていただけるのは、じつに助かる、
と、お願いして、ハードカバーを Smithsonian から送ってもらったのは
はや、10数年前か。いまや、pdf でらくらくと、と実はいかない。
何せ、ボリュームがボリューム。
ページをぺらぺらめくって適当に探す、ってわけにはいかない。
あたりがついているページを探すんであればいいんだが。
Acrobat の検索機能も優秀なんだが、
曖昧な内容を探すとなると、やっぱりハードコピーが欲しいところ。
全部プリントしたら、それはまたえらいこと。

と、やっぱり電子版、まだまだ悩みはつきない。

卑下 と 自負 の 距離 って?

2010年08月26日(木) 19時38分


タイトルに惹かれて、つい。
でも、10分後には後悔。
なんでこんな本だしたんでしょ、青土社さん。
自費出版なら解るが、この恥知らずっぷり。
すみません、かなり辛口です、今回珍しく。

とにかく、ひとに読ませようという本じゃない。
あまりにジコチュウな文章。
前著を引いて、解らなきゃ買って読め、なんて、
冗談にもなっていない。ひとりよがりにも程がある。
お金を払って読んでくれている読者様を何だと思ってるんだ
という感じ。
「 ひとに読んでもらう 」 ということが解っていない
「 読者へのサービス 」 という意味をはき違えてるとしか思えない。
恥知らずな大人ってやだなぁ。

そのうえ、自らそう名乗っておきながら、
『 虫屋 』 という意味を、おそらく理解していない。
なぜ虫屋が自らを 『 虫屋 』 と名乗るのか。
そう、 『 虫屋 』 は他人が虫屋を呼ぶ名前ではなく、自称であるはず。
というか、ひとがその意味を理解して、そう呼ぶとき
そこには、同士としての親愛と敬意が、
自らそう名乗るとき、
そこには、自己卑下と、自負が込められているはず。

ぼくらの仲間うちにも 『 貝屋 』 という呼び名がある。

貝を集めていれば、貝屋なのか?
- NO である。それは単にコレクターにすぎない。

標本を1万種もっているのであれば、貝屋なのか?
- NO である。
それは、すごいコレクターかもしれないが、
それだけでは 『 貝屋 』 たりえない。

何か一線を踏み越えた
ある意味 「奇矯」 なまでの熱があってこそ、貝屋。
そこに自負があり、敬意がうまれるんである。
『 貝屋 』 は自己卑下であっても蔑称ではない。
まあ、仲間うちでは、
「 困ったもんだよね、まったく貝屋だから 」
てな話にはなるが、それはさておき。
そこをはき違えるようでは、いい 歳 をして、
「 あらまあ 」 ってな感じである。
それで、こんな本を書かれても。。。。

こんどは 動く! って?

2010年08月25日(水) 19時28分


今度のはうごくらしい!

って DVD ROM 付きらしいんですが、
でもなぁ、動くったって、深海産のベントスじゃあ。。。
確かに頭足類とかクラゲの映像はちょっと興味があるけど。

帯には
『 暗黒世界の住人たちの懸命に生きる姿! 』
って、懸命に生きてないって。

で、DVD ROM、
ブルーバックスは当然新書判なんで、
フルサイズのディスクは挟み込めない。
シングルサイズな訳で。。。。
アダプターないと再生できないじゃん。。。
で、未だ未見です。

内容的には
「 深海世界の基礎知識 」
「 深海生物図鑑 」
の2部構成になっているんだが、
深海世界、って、ちょっと 「 冷水湧出 」「 熱水噴出 」 域に
偏重しすぎてない??
通常の深海底のはなしがほとんどない、って、
まあ、JAMSTEC にお世話になっているからには
しょうがないかねぇ。
「 図鑑 」 部は多少なりともテキストがついていて
解説になっている、のはいいんだが、
しっかりした読み物までには至っていない感が。
なんだか、北村氏、一時期の勢いが感じられない。

そろそろネタ切れ? マンネリ?

その 不安定性 って?

2010年08月24日(火) 18時20分


8月頭に、拙著、などとはおこがましくてとてもいえない、
小西さん と 西潟さん による名著、
『 図鑑 』 が無事刊行された。
おかげさまで、売れ行きもそこそこ好調のよう。

で、出版社としては、
もともとコンピューター関連の雑誌をだしていたところでもあり、
電子版を DL 販売したいという話が早くからあった。
ちょうど 京極夏彦 が 『 死ねばいいのに 』 を
先駆けて電子書籍として 「 出版 」 したタイミングであり、
出版社も結構意気込んでいた。

個人的には、電子書籍という形態を、
少々いぶかしんでいたところもあったのだが
ここにきて、いろんなことが見えてきた。
何を今更、という話ではあるが。

これは図鑑である。

もちろん、小説などでも、版をかえるにあたり、
あるいは文庫化するにあたり、
著者が大きく手を加える、ということはよくある。
特に近年、京極夏彦のような大長編を書く作家は
多くは文庫化に当り作品に手を入れている。

で、本書でも、
「 出版後、新たな素材が手に入ったので、掲載種を追加したい 」
との話があった。
それに伴い、検索表の訂正やら、なおしたいところも。
刊行されて、わずかひと月足らずで。

紙は、とりあえず、初刷りがさばけてからでないとさすがにいじれない。
変えられるようであったら、2刷りで行くか、というところ。
ところが、電子版は 「 いともかんたんに(?) 」 いけてしまうのである。
この、なんというか、「 融通無碍 」 なところが
電子版のメリットといえばそうなのだが、
紙の世界でいうと、いとも簡単に 『 異版 』 ができてしまうのである。
ソフトウェアでいうところの "ver." であるわけだが。
いや、バッチをあてる作業くらいなものもあり。
それも、ある意味際限なく。
これはいったい書籍なんだろうか。

電子書籍は扱いは基本、『 ソフトウェア 』、
ISBN もないという。
国会図書館の様に historical に保存する機関も今のところない。
HP の収集なんて事業は行われているが、
電子書籍はまだ生まれたてのメディア。
デジタルデータは保存媒体としては劣化がなくいいのだと思うが
紀録の安定性、となると、さて、
こうして日々書き換えられる(可能性のある) 『 異版 』、
いったいどう扱われていくのか。

なぜに ツノダシ って?

2010年08月23日(月) 20時51分
しばらく、お盆ぼけで up が滞っていた。
休み明けにこんな記事を。

IA をみていたら、こんなのがあがっていた。



日本海の魚類相に関するモノグラフの pt.4。
周辺の黄海やオホーツクをカバーし、
かなり網羅的な論文。

なんでサカナの論文を取り上げるかというと、
これ、旧ソ連の論文の Smithsonian による英訳版。
Smithsonian は他言語のモノグラフ/重要論文の
英語への翻訳事業をやっており、恐らくそんな中の1つ。
残念ながら、キリル文字の文献は今のところ IA では見ていないが、
そうか、ソ連/ロシアものもアップされる可能性があるんだぁ。
という、兆し、のご紹介。

日本も 『 隣接 』 するロシアの論文は、
その立地であるにもかかあらず、アクセスしにくいものが多い、厄介者揃い。
IA に収録してもらえれば、ロシアのクラシックも
Middendorf だろうが、Escholtz だろうが、怖いものなし。
図書室にあるの解ってるんだからね、Smithsonian さん、
よろしく、的な。

しかし、この、1975 original、1989年翻訳にしては
いかにも、な editorial design。
フォント使いもおしゃれで、とってもロシアチックで素敵ですが、
オホーツク、黄海を含む温冷水系種メインのモノグラフにして
なぜに 「 ツノダシ 」??

直販の強み とは?

2010年08月20日(金) 14時20分


テキサスの貝の図鑑。
掲載種は900種。
Ammonicera やら Caecum なんて微小種も掲載されていて
かなり楽しい。
近縁種との比較やら、関わる文献、異名なんかも僅かではあるが記載されている。

さきほど、amazon.co.jp から届いたばかり。
amazon で、それも日本のサイトで
海外の新刊の図鑑を?と思うかもしれない。
でも、これ、びっくり。
安いんである。

この図鑑、amazon では税込み \5,020- なり。
で、ぼくは、pre-order で予約していたこともあり、
さらにお安く \4,788- で購入することができた。

ところが、と、いつもお世話になっておきながら比較にだして申し訳ないのだが
国内図鑑通販サイト、某「とばすい」では、\6.980-。

この差は大きい!

普通の書店であれば手数料、利益を乗っける訳であるから、
当然の価格だとは思う。
が、やっぱり、アメリカなどの大手出版社の出版物だったら、
最近はまず、amazon でしょ、という感じになってきた。
なにせ速い上に、アメリカの価格そのまま、
二国間、書店間の輸入で生じる中間マージンなし。
場合によっちゃ、アメリカのサイトから買うより安かったりする。
さらには送料、手数料ほぼなしですから。
うーん、amazon のネット戦略おそるべしである。

カタログで欲しい図鑑を見つけたら、
まずは amazon との比較を。

でも、なんで Texas の図鑑を?って、
。。。やすかったものでつい。
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