My Favorite 10 Albums 2015 (本編)

January 07 [Thu], 2016, 1:17
おっしゃる通りもう2016年なので、こういうのはさっさと終わらせてしまいましょう。
ちなみに他に買ったor聴いたけどこの10枚から漏れたアルバムは前説のほうに掲載しています。

10. "Badlands" - Halsey
90's オルタナロック/Hip Hop大好き夫婦のもとですくすく育ったグリーンヘアーの新人女性シンガーソングライター。デビュー曲の「New Americana」でやられたクチなので、あまり深く考えることなくアルバムを購入。残念ながら「New Americana」ほどのキラートラックは他には見当たらなかったんですが、そこはかとなく楽曲から漏れだしてくる病んだ雰囲気とこの甘えたな声にひそかにやられました。デビュー時点で髪の毛を奇抜な色にしている女性シンガーはその後なんとなく売り方で迷走する気配があるので、今後彼女がどう戦っていくのか非常に興味しんしんです。



09. "Nathaniel Rateliff & The Night Sweats" - Nathaniel Rateliff & The Night Sweats
昔からこういう土の香りのする田舎くさいバンドに唐突にはまったりするのですが、これは相当いい味出してます。ひげもじゃのナサニエルを中心としたミズーリ州出身の7人組フォークロックバンド。何年か前にマムフォードやらルミニアーズやら色々と出てきてネオフォークブームが起きていましたが、こっちはもっとガチめなやつです。最初聴いたとき、『オー・ブラザー!』(2000)のサントラを思い出しました。ナサニエルという人はソロでも活動していたみたいで、バンド形態ではこれがデビュー作となるみたいです。この人の粗削りなボーカルこそがこのバンドの魅力だと思うんですが、他のメンバーとのコーラスのアンサンブルも聴いてて楽しいです。そしてこのアルバム、音は古臭いですが結構踊れます。下に貼った「S.O.B.」はTriple A Chartで1位、Alternative Chartでも3位を記録しています。



08. "Love Stuff" - Elle King
太めなのでよくアデルやメーガン・トレイナーとも比較に出されます。ただこの人が一番初見のビジュアルインパクト強いです。そしてめちゃ酒飲みそう。見た目は大阪のおばちゃんか二丁目出のおねえ系タレントみたいですが(←すごく似た人がいるが思い出せない)、めっちゃいい曲作ってます。大雑把に言うとブルージーなロックですけど、この人のひどく酒焼けしたような(実際酒呑みかどうかは知りません)絞り出すようなボーカルが輪をかけていい感じで音にはまってます。これで26歳とか嘘だよなぁ、何聴いて育ってきたんだろうこの人。「Ex's & Oh's」を聴いちゃうと一見アルバムは全編ビンテージっぽさを前面に出したぶいぶい言わせてる風の押しの強い音作りかと思いますが、「Kocaine Karolina」のようなシンプルなフォークロックバラードや、目の前に草原が広がるかのような「America's Sweetheart」(これはどちらかというとカントリーリスナーにウケが良さそう)などの楽曲も収録されていますし、ちゃんと引くとこは引いてます。これはぜひライヴ観たい。



07. "Coming Up For Air" - Kodaline
「The One」を初めて耳にしたときは震えましたね。なんという美メロ。「おおおっおっおー」ってこれアリシアキーズの「No One」のフレーズじゃん、とかそういうことはどうでもいいくらいの圧倒的なバラード。このバンドの楽曲を初めて聞いたのはフジロックの行きか帰りかの友人が運転する車の中だったと思うのですが(もちろん1st)、その時は実はあまりピンと来ませんでした。なんなんでしょうね。2ndでずっぱまりです。「The One」だけでなく「Lost」や「Love Will Set You Free」(ファンの人には怒られるかもだけど、歌い出しとか「ほんとーの愛をたしかめたーくてー」みたいなメロに聴こえません?なんかメロ運びがやけにJPOP風。←でもそれがかえって好き)、「Honest」など鬼のようなバラードが色々と収録されています。そんなこんなで1stを中古で買ってはきたんですが、あまりにも2ndにはまりすぎてまだ1stのほうにはきちんと手を出せていません。



06. "In Colour" - Jamie xx
The xxはもともとファンでしたから、ええ。Jamie xxはもう決め打ち買いです。2013年のフジのホワイトステージで夜10時くらいの雨上がりのひんやりした空気の中で観た彼らのステージはほんとに記憶に残ってます。なんというかこの人の作る音は独特の冷たさがありますよね。「ほかに何もない部屋の中にドライアイスだけ置いてあってそのドライアイスから煙がたなびいて冷たいアスファルトの上を這っている、そして時折部屋の壁に埋め込まれた白色ライトがかっと光る、そんなモノクロな絵面を終始見せつけられてるような音」・・・というのがThe xxの黒盤と白盤を何度も寝る前に聴いてきて抱いてきた勝手な俺個人のJamie xx像だったんですが、このアルバムは少し違いますね。ちゃんと色がついてます。もしかしてその想いをこのアルバムのジャケットに込めたかったのかな。知らんけど。



05. "Occult Classic" - Kill The Noise
Kill The Noiseはダブステップ畑の人で、Skrillexの過去作品(1st Full Album収録の「Recess」や、2nd EP収録の「Right On Time」)でも共作しています。今やダブステップ畑の人もその音だけでは食っていけないので、もう少し毛色の違うアーティストとも共演したりしながら以前よりもう少し幅広めな音で活動しています。とはいえこのアルバムはあんまり甘ったるい音は入っていなく結構がんがん攻撃してくる感じが好感持てますね。絶叫系芸人AWOLNATIONが血管ぶち切れ気味にシャウトする1曲目なんてもろにそうですし、8曲目の「Lose Ya Love」あたりも終始顔面にジャブ受けてる感じです。あと、Dillon Francisとの共作である7曲目の「Dolphin On Wheels」はほんと遊び心あふれる怪作です。去年からしきりに話題になっていて昨今では「Where Are U Now」とかいうお茶の間ヒットまで生み出してしまったジャングルテラーっぽい音も取り込んでますし。しかしAWOLNATIONとRock Cityが2曲ずつ参加というこの辺の偏ったゲスト人選は結構謎。なんかのしがらみ?



04. "I Cry When I Laugh" - Jess Glynne
普段はこういう”明るめな音色のピアノが楽曲を彩るいかにも春感満載なタイプのポップス”は苦手なはずなんですが、なぜだかこれははまってしまいました。全米では今一つでしたが、UKでは彼女申し分ない成績ですよね。1st「Hold My Hand」(4月から新生活!って感じの初々しい音)が1位、2nd「Don't Be So Hard On Yourself」(この鼻持ちならないこれみよがしなスタイリッシュさ!)も1位、3rdのバラード「Take Me Home」(3rdカットは捨て曲とおもうっしょ?これも何気にいいのよ・・・)は6位。Clean Banditに客演した「Rather Be」が1位、Tinie Tempahに客演した夏っぽさ全開の前のめりな「Not Letting Go」もおまけに1位(実はこの曲が彼女関連では一番好き)。もうお腹いっぱいですね。それらが全部聴けてしまう奇跡のようなポップアルバムがこの世の中にあるのですか?実はあるのです。『I Cry When I Laugh』というアルバムです。上記楽曲に加え、華々しいキャリアの幕開けとなったRoute 94との共演曲「My Love」(1位)(Acoustic Versionで収録)や、再度Clean Banditと共演した「Real Love」(6位)が収録されて、なんとお値段たったの1780円!(※実際の価格や収録内容はお求めになる盤や店舗によってかなり異なりますのでご注意ください。)



03. "Skrillex and Diplo Present Jack Ü" - Jack Ü (Skrillex and Diplo)
SkrillexもDiploも2015年は大活躍の年でした。Diploは元々バイレファンキを世界的なムーヴメントに押し上げた07年辺りからちょくちょくポップシーンに影響をもってはまたすぐ裏側へ消えてみたいなことを繰り返していましたがようやく大仕事を成し遂げた感です。ディプロとの相乗効果もあってかSkrillexのほうもついにメインストリーム音楽との接点を積極的に持ち始めJustin Bieberの新作にかなりの部分で関わるなど今後のキャリア形成で重要な1年となったことでしょう。そんな2人が組んで制作したアルバムがこれ。私はKieszaをゲストに迎えた「Take U There」(どちらかというとWhere〜よりこの曲のほうがJack Uをよく表していると思う)で初めてJack Uとしての活動を認知したのですが、もうその1曲だけでもわくわくが止まりませんでした。それがまさかアルバムまで出してくれるとは、って感じです。肝心の内容はTwerk系(ケツふり系)多しというか全体的にはやはりDiploが支配力強めかなと思います。それでも「Where Are U Now」の静なほうの側面は(その後のBieberへの提供楽曲を考えると)Skrillex側のアイデアかなとも思ったりするし、いい感じでの初の2人での共同作業になっていると思います。なお、7曲目の「Mind」ではSkrillexが生歌を披露しています。



02. "Blurryface" - twenty one pilots
なんとこのアルバム全米初登場1位です。1stも持っていますが、その中では昔のMy Chemical Romanceとかを思い起こさせるような劇場型ロックの「Car Radio」が大好きでした。今回はもっと幅広い音でアプローチした感じです。2015年のフジロックのホワイトステージで初めて彼らのライヴを生で目のあたりにしましたけど、本当に楽しすぎました。ステージを右に左に大きく使い、時には観衆を煽り、時には静かにピアノの前で弾き語り、銀行強盗の覆面(これは結構昔からPVでもやってる)をつけてふざけて歌ったり、もう何でもありです。で、楽曲がつまらなければパフォーマンスも当然活きないわけで。十分に生かすことのできる楽曲群がこの2ndアルバムには詰まってるんですよね。「Tear In My Heart」のような比較的前作路線のストレートな劇場型ロックナンバーもあると思えば、いまリアルタイムで全米チャートでTop10入りをかましている初期Eminemっぽい「Stressed Out」みたいなゆるめのHip Hopナンバーもある。そして「Ride」や「Lane Boy」などのレゲエ・ダブに傾倒した楽曲も自らの持ち曲としてあるからこそ、ライヴのセットリストでボブ・マーリーの「No Woman No Cry」を組み込んでも流れ的にしっくりくる。たぶん、というか半分願望込みなんですけど、今後どんどんライヴと作品がダイレクトにリンクしているこの手のアーティストがちゃんと普通に売れてちゃんと普通に評価される時代になるんじゃないか、いやなってほしいと思っています。実体験として経験した楽曲ってその人の中でずっと生き続けますから。そんな音楽は強いですよ。ハライチのネタじゃないけど、終盤ぜんぜん関係なくなっちゃったのでここらで終わります。



01. "Pharmacy" - Galantis
これはもう自分の中で2015年圧倒的1位ですね。こちらの作品もアルバムの音を生でフジロックの現場で体現した、ってことが最後のダメ押しをした感は強いのですが、アルバムが出た直後の本当にどんぴしゃなタイミングで観れたのでより印象深いです。毎年そうですが作品やアーティストへの思い入れが強くなればなるほど語り感が強くなってしまいまともな文章書けないですね、これ私の悪い傾向です(笑)。まあこの人達がどんな人たちでどういうジャンルの音楽かなんて適当にぐぐってもらえばいっぱい出てくると思うので、私からは素晴らしいポップセンスをもった2人が作った最強にポップで素晴らしい作品ということだけ書いておきます。感情にもろに訴えかけてくるので「Gold Dust」も泣きそうなくらい好きなんですが(この曲のドロップ部分は本当にもう・・・ね)、一応1曲だけYouTube貼り付けるとするとやはりもうこれしかないでしょう、というこれを。歴史的名曲「Peanut Butter Jelly」。ライヴ中この曲の「へい!」のとこでめっちゃでかい声で叫んで飛び跳ねたりましたよ。悔やまれるはなりふり構わずもっと人ごみかき分けて前いけばよかったかなってこと。ライヴではサマソニのRihanna「We Found Love」のラストのてってってドラム連打明けくらいにはしゃいだけど幸い今回は腰痛めなくてよかったです。


駄文失礼しました。
あと、年間投票なる企画も1月末までやっているので、こちらもよろしかったらぜひ。

http://www.meantime-jp.com/Poll/VoteForm2015.html

  • URL:https://yaplog.jp/bbslim/archive/191
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