〜大飯原発再稼働に反対する超!シンプルな3つの理由〜の補足・追加♪ 

June 10 [Sun], 2012, 10:18
大飯原発再稼働問題…いろいろな意見が錯綜して何が正しく、何が嘘なのか…非常に解りづらくなっています。


つい昨日、新聞を二紙読み比べてみました。読売新聞は大飯再稼働を決めた野田首相を


“ブレない首相”


と褒めてますし朝日はその逆です。全く正反対の意見が大手新聞の記事に載っています。僕自身は全ての原子力発電所を止めたい…と思っているので大飯原発も他の原発同様に止めたいわけですが…


「夏場の電力需給に大幅な問題が生じる」



…ともっともらしい理由を主張する原発推進派の人達に


「…こんなに電力危機が迫っているのに…あなたが大飯原発に反対する理由は何なんですか?」


…と問われたとして


“スパッ!”


…と簡潔に説明出来る代表的な理由を三つ考えました。素人目線からでもこの三つは最低でもクリアしなければ大飯原発再稼働は認められない…と思うのです。いろんな情報が溢れて問題の本質が解りづらくなっている現在、


「どっちが良いのかよくわかんない…」


…と思った方!良かったら参考にしてみて下さい。



◆その1

原発周辺住民へ配布する安定ヨウ素剤の確保が出来ていない。


原発で事故が発生した場合、放出された“放射性ヨウ素”が甲状腺に蓄積すると甲状腺ガンになる確率が非常に高まります。これはチェルノブイリの事故でもハッキリとしている事実です。これを防ぐには安定ヨウ素剤を服用して甲状腺をヨウ素で飽和させて新たに放射性ヨウ素が蓄積するのを防ぐ…のが有効な様です。現在22万8千人分が不足した状態です。


◆その2

大飯原発の敷地内にある破砕帯が活断層であるかどうかの確認が出来ていない


東洋大学・変動地形学教授の渡辺満久氏が大飯原発の敷地内を通る「破砕帯」と呼ばれる断層について「活断層の可能性が否定できない」との調査結果をまとめました。大飯原発周辺には海底に断層が二つ、陸地に熊川断層という三つの断層があります。これらの断層が動くときに原発敷地内の破砕帯も連動して動く可能性がある…と渡辺教授は主張しています。さらに


「原子炉直下を通る破砕帯もあり詳しく調査するべきだ」


との事。これらは“地震の専門家”の範疇でありいくら原子力・保安院や関西電力が


「安全」


を主張しても説得力が無いのです。ましてや野田首相が「私の責任において…」などと言った所で意味はありません。これは地震の専門家の判断が出るのを待つのが当然…と思われます。


◆その3

福島の事故で重要だった免震重要棟が大飯原発には無い


2007年7月の新潟県中越沖地震の際、被災した東京電力柏崎刈羽原子力発電所の事務本館が役に立たなかった教訓から2010年に福島第一原子力発電所に設置されたばかりだった“免震重要棟”。この場所が現在も事故処理の重要な拠点となっています。しかしこのような“免震重要棟”は大飯原発にはありません。もし過酷事故が発生した場合、一体どこを拠点に対処をするのか…。考える必要があるでしょう。



…少なくとも上記の三つの問題は解消されなければ


“安全”


とは言えないのでは無いでしょうか?


福島第一原発の事故は全ての電源を喪失した事に大きな要因があります。もちろんこの問題を解決するために各地から電源車が福島第一に集まりました。しかし…電源を繋ぎ合わせるための規格が合わず電気を送ることが出来ない…という信じられないような失態がありました。また消防車による海水注入が


“ガソリンの欠乏”


で中断する…というミスも発生しました。それらの


“情けないミス”


が発生した原因のひとつに


『事故は絶対に起きないから大丈夫』


という安全神話にあぐらをかいた姿勢があった…と思います。現在の政府、原子力安全・保安院、関西電力、地元おおい町、福井県の対応もその姿勢と大差なくいまだに安全神話を信奉している様にしか見えません。


『危険を直視する』


という姿勢が無い限りいつまでたっても原子力発電の安全性などありえません。


…そしてどんなに安全に原発が稼働しても


“処理しきれない使用済み核燃料、高レベル核廃棄物”


は出てしまうのです。僕が本当に反対する一番の理由はこの点なのです。

普通の感覚〜その3〜 

May 30 [Wed], 2012, 12:55
普通の感覚…。大多数の方が持っていると思われるごくごく普通の感覚で考えれば…原子力発電所の事故はとてつもなく恐ろしく…とても容認出来ないものであり…二度と起きて貰っては困るもののはずです。二度と事故を起こさないためには…日本国内での原子力発電所の事故を100パーセント防ぐにはどうすれば良いのか?答えは簡単です。原子力発電所を無くせば良いのです。これは専門知識が無い我々素人にだってわかる事です。しかし…なぜだかこの“簡単な事”が実行出来ずにいます。


原子力発電の問題には必ず専門的な知識がつきまといます。原子力発電が怖い、必要無い、無くそう…という意見を無知または感情的である…と片付けてしまう傾向にあります。『何にもわからない癖に口を出すな!!』…と言わないばかりの空気間が世間に漂っている気がします。事故前は特にそうでしたが…福島第一原発の事故後ですらまだ専門知識無くして原発は語れない…といった空気間があります。事故を目にして実際に避難民が出ていても…です。目に見える被害があるのに専門家の知識に安心させられたり不安にさせられたりしています。しかし本当はそんな“専門知識”なんてどうでも良いのです。知識が無くても…自分自身の直感が、良心が原子力発電に対して少しでも異を唱えるならば


「自分の国に原子力発電所はいらない!!」


と言うべきなのです。日本が本当に民主主義の国ならば主権は国民にあるはずです。国民の大多数がなにかを望むならば結果は必ずそうならなければならないはずなんです。それが民主主義です。原子力の事が良くわからなくても…専門的な知識が皆無でも


「もうこれ以上あんな事故は経験したくない…」


と思うならば


「原子力発電所はいらない!!」


…と発言する権利があるのです。ここは自分達の国なのですから。原子力が本当にいるかいらないのかを論じるという事はどれだけ国民が原子力発電に精通しているか…の問題では無くシンプルに


「民主主義の日本という国において国民の意思がどれだけ政策に反映されるのか??」


という問題なのです。だから素人が発言しても一向に構わないのです。もう亡くなりましたが…僕のおばあちゃんが生きていたら…。おばあちゃんにはウランもプルトニウムもさっぱりわからないかも知れないけど…きっと


「なんでこんな危ないモノで発電しなきゃなんないんだろうねぇ、いらないよ、こんなもの。」


…と言うでしょう。これで良いのです。直感的にいらない…と思うならばそれが正解のはずです。例え一部の政治家や専門家が強力に原子力の必要性を説いたところで全く無知な我々が


「いらない、必要ない!!」


と思うならばその意見を突きつけてやるべきなのです。これが我々素人の…普通の感覚を持っている一般人に出来る事であり…我々に与えられている当然の権利であり選択肢なのです。


そもそも…原子力の専門家に全てを任せてきた結果がこの事故だったのでは無いでしょうか?ならば現在の原子力の専門家というのははっきり言って無能である…と言わざるを得ません。想定外…という事が罪を許す言葉のように使われていますがこれは言葉のまやかしです。正しくは


「想定力不足、想像力欠損」


と言わざるを得ません。我々素人の想定外は許されても専門家の想定外は許されない出来事です。我々が思いもつかない危機を想定し、常に先回りをして危険を回避してこそ専門家でありプロのはずです。想定外なんて平気で言える専門家に対しては


「あなたは何の能力でメシを食ってるんだ!?」


と怒鳴りつけても構わないのです。それに一部の専門家は地震の危険も津波の危険も全電源喪失…いわゆるステーションブラックアウトの危険性も指摘していたのです。と言うことは想定外という言葉は本当に単なる言い逃れに過ぎないのです。というより意図的に原子力発電を推進してきた専門家達が自分達に不都合な情報や意見を黙殺していただけなのです。そうしてきた結果がどうなったか?まさに想定力不足…想像力欠損だった…という事です。



レベル7…最悪レベルの原子力災害は僕らの住む日本で起きてしまいました。しかし事故が起きても日本から原発は無くなりません。むしろ原発の再稼働に向けて2012年5月現在、政府は動いています。普通の感覚で言えば信じられない状態です。原発マネー、原子力ムラ…僕は原子力マフィアと呼んでいますが…それらの力は想像を絶しています。本当に我々日本人の多くが自らの子孫の為に


「日本国内から原発を無くそう!!」


と立ち上がり政財界の圧力に立ち向かって覆さない限り“脱原発”は実現しません。決して簡単でも無ければ“誰かがやってくれる”事でもありません。他人事では無いのです。必ず一人一人の強い意識が必要になってきます。でなければ日本はきっとこのままズルズルと原発を抱えたまま幾年も過ごし…必ずいつかまた地震によって…もしくは全く別の“想定外の出来事”によって大きな事故を起こすでしょう。“脱原発”に勇気を持って踏み込むのは今この時期を除いて他にはありません。


しかし…この“脱原発”が我々日本人の意志で実現出来たとしても…残念ながらどんなに努力をしても我々日本人の力で停止出来るのは日本国内の原発だけなのです。日本は海に囲まれています。しかし隣国である韓国が原発事故を起こしたらどうなるでしょう?中国は?台湾は?インドネシアは??

これらの近隣諸国の原子力開発の意志を止めることはそれぞれの国民にしか出来ない事です。それらの国にとって…日本の姿勢はどう見えているのでしょうか?あれだけの事故を起こしながらまだ原子力発電を続けようとしている国、日本。どこの国にも原子力発電推進派と反対派がいるのです。日本の現在の姿勢は明らかに周辺諸国の推進派を後押しするものです。我々はしっかりと脱原発に向かう…という意識を持っていなければなりません。どんなに


“夏場に電力が足りなくなる”


と騙されても


“原発が無くなると電気料金が値上がりする”


…と脅かされても


「普通の感覚」


をなくしてはいけません。我々は大事故を起こした国の当事者です。一人一人がこの事故をどう受け止めているのか?世界中が注目しています。事故を起こしてすら“原発を止めない”いや、


“原発を止められない国、日本”


日本人は本当に自分の頭で考えて…自分の力で自立が出来ているのか?それを問われることになるのです。事故を起こしても自国の原発を止められないで周辺諸国の原発の安全性を心配するなんて…愚かすぎますが…愚かではありますが…もし周辺諸国で事故が起きればどうなるのか?考えない人はいないでしょう。風向き次第では日本がさらなる放射性物質による強力な汚染を受ける可能性は大です。


どんなに頑張っても日本人が他国の原発を止める事は出来ません。しかし頑張れば自国の原発を止める事は出来ます。まずは自国の“脱原発”を実現するのが我々の


“今、自分に出来る事”


だと考えます。



“脱原発”…という問題は単にエネルギー利用の選択…という問題を遥かに超えて複雑化しています。イデオロギーの問題でもありません。単に経済効率の問題でもありません。ものすごく多岐に渡っていろいろな分野の人間が利益を得て被害を被っています。しかしそれら全ての問題を紐解いてそれぞれの利害を調整している暇はありません。まずは先に述べたように一人一人の


“原発は無い方が良いに決まってる”


という考えを一番に優先させるべきなのです。


原発を始める…という決定はまるで逆でした。一部の政治家だけが原発を…いや、核開発を望んで強引に原子力への道へ入りこみました。戦後十年。まだ原爆の恐怖から抜けられない国民へ強力なプロパガンダを行い…未だに商業用原子力発電所など世界のどこにも無いときに


「原子力の道」


へ入ることを決めたのです。あくまでも一部の政治家の意図でした。それからもうすぐ六十年。日本には54機の原発が出来て…世界最悪クラスの事故が発生しました。核燃料リサイクルの要、高速増殖炉もんじゅも青森六ヶ所村の再処理工場も莫大な費用を吸い上げたのにどちらも実用化には程遠い現状。原発の稼働から四十年が経過し、莫大な放射性廃棄物が出たのにそのゴミの最終処分場も方法も決まってません。日本人は原子力発電の事を


“核の平和利用”


だと思いこんでいます。しかし忘れては行けません。かつてはフランスに使用済み核燃料の再処理を委託していました。そこから抽出されたプルトニウムはフランスの核兵器へと転用されていたのです。日本はすでに原子力発電によって他国の兵器とはいえ核兵器製造に力を貸しているのです。フランスが1990年代にムルロア環礁で核実験を行った時に強い怒りを覚えた方は多いと思います。何故、冷戦も終わろうとしているさなかに太平洋で核実験なんてしなければならないんだ!…と。しかしそのフランスの核兵器に日本のプルトニウムが使われていたのです。


さらに日本はかつて放射性廃棄物を海洋投棄していました。伊豆半島沖、房総半島沖、太平洋…。ドラム缶に詰めて初期の頃は高レベルの放射性廃棄物まで投棄していたようです。


…すでに日本は核、原子力…どちらの言い方でも構いませんが…我々の手は汚れてしまって居るのです。街にいて…自宅にいて…何も汚さないかのごとく電気は使えます。しかし…汚れています。そしてこの汚れの一部は福島の事故で大きく飛び散り…それ以外の汚れはまだまだ国内に眠っています。


…もう十分でしょう。1950年代から約半世紀をかけて行った


“原子力の平和利用”


は失敗に終わりました。まだ成功の夢を見続けたい人達は本当の戦い


“54基の原発廃炉と放射性廃棄物との最短三百年の戦い”


がどれほど大変なのかをわかっていないだけなのです。


一部の政治家が始めた原子力発電。終わらせるのは我々国民の力で終わらせたいと思いませんか?


“普通の感覚”


このように考える事が皆さんの“普通の感覚”と合致することを信じています。

普通の感覚。その二 

September 22 [Thu], 2011, 9:09
福島第一原発の事故発生直後…僕の考えは決して


“脱・原発”


ではありませんでした。むしろ…ほとんどの方々はこの立場かも知れませんが…


“消極的な原発推進の立場”


でした。事故を起こした原発の1〜4号機(4号機は燃料プールの事故)の廃炉は仕方ないとしても定期点検中で止まっていた5、6号機、福島第二原発、東北電力の女川原子力発電所は事故が収束に向かうなら再稼働させるべき…と考えていました。福島第一原発の1号機は大変老朽化が進んでいた“とても古い”原発です。40年間営業運転を続けていました。福島第一原発の他の原子炉もすべて30年を越えているので…この


“古さ”


が諸悪の根源だ…と考えていました。もしも福島第一の原子炉が


“新しい原子炉”


だったなら事故にはならなかったのではないか…と。なぜなら同じように津波の被害を受けた福島第二原発、宮城県の女川原子力発電所は紆余曲折はありつつも無事に冷温停止に向かっていたからです。東北の復興の為には電力も絶対に必要なのだから…安全性が確認出来た原発は即刻再稼働させるべきだ…と考えていました。事故後に新規建設は難しいとしても…少なくとも今現在、動かせる原発には運転を継続させるべき…と考えていました。どうせ“廃炉”には莫大なお金も時間もかかるわけで…ならば少しでも多く電気を生産させた方が得策…と考えていました。


事故から半年以上がたちましたが…“脱・原発”“脱・原発依存”などとはっきりとした立場をとらない限りほとんどの人がこのような


“消極的な原発推進”


という立場に当てはまると思います。原発は基本的には無い方が良い…と思っているけど資源の少ない日本では


“仕方がないから原発をやるしかない”


…という立場です。つまりは電力会社が原発を使って電力を生産している事をしぶしぶながら黙認する…という事で…このような立場を


“消極的な原発推進”


と呼ぶ事にします。逆に


“積極的な原発推進”


…というのは電力会社や経済産業省、経団連、日立、三菱、東芝等の原子炉メーカー、IAEA、ICRPなどの国際組織も含むでしょう。新たに原発を増やしていきたい…と考えている方達を指す事にします。国内だけでなく海外に増やそうとしている人達も推進派です。もちろんマスコミも…それに個人ですら積極的な推進派の方もいます。


想像するに日本国内の“原発に対する考え方”は…


“積極的な原発推進派…一割”
“脱・原発派…一割”
“消極的な原発推進派…八割”


…という感じでは無いでしょうか?残念な事に“脱・原発”という考えは手を挙げ声に出さない限りは


“消極的な推進派”


に振り分けられるのです。イタリアでの国民投票が良い例です。原発の是非を問う国民投票…無投票は『原発賛成派』としてカウントされたのです。


とは言いながら…事故発生当時は僕も冒頭で述べたように“消極的な推進派”でした。なぜその僕がはっきりとした“脱・原発派”に転向したのでしょうか?


最初にも言いましたが僕は安全性が確認出来れば原発による発電を再開するべきだと思っていました。僕の周りで最初に“脱・原発”の考えを持っていたのは…僕の奥さんです。太陽光発電、風力発電を使って行くべき…日本は脱・原発をするべきだと彼女は言い出しました。しかし僕の考えは


“膨大な費用をかけて廃炉にするなら発電を続けさせた方が効率が良い”



…というものでした。しかし奥さんは“脱・原発”です。僕は


『彼女は原発の事を詳しく知らないから“脱・原発”なんて言ってるんだ。僕が原発の事を詳しく調べて原子力に対する理解を深めて原子力発電に対する安心感を深めてやろう!』


と考え…彼女を説得しようと試みました。ま、結果的にはミイラ取りがミイラになったのですが…(笑)。


医療現場で放射線は有効利用されている訳で…現在の最新の科学を駆使すれば原子力は制御可能なエネルギーのはず…福島の事故だってあんな大津波にあったのにチェルノブイリよりも被害は小さく…レベル7にはいたらなかった(3月末の時点。もちろんその後“レベル7”に修正された。)わけですから…。正しい理解をすれば原子力は怖くないはず…。そもそも原発に反対する人々はだいたいがイデオロギー的に左派ばかり…政府のやることには何にでも反対という立場の人々が庶民の感覚につけ込んで原発に反対しているだけだ…と判断していました。この様に


『脱・原発』


を唱えている人々を科学的に無知…もしくは特定のイデオロギーに縛られた運動に過ぎない…と偏った見方でとらえていました。震災直後の3月末、仕事はキャンセルばかりで暇でしたから図書館に行き本を借り…インターネットで情報を集め…原発の安全性を証明する為に“原発”“放射能”“核兵器”“放射線治療”…とにかく“核=原子力”に関わる資料を片っ端から読みあさりました。


その結果…何が決定的に自分の考えを


『脱・原発』


へと導いたのか?それは


『1、賛否両論のあまりの多さ』


『2、処理仕切れない放射性廃棄物の問題』


『3、原子力発電所における労働者の日常的な被曝』


この三点に絞る事が出来ます。



第一の問題点ですが…本を読みあさるにしたがって『賛成派が書いた推進本』もあれば『反対派が書いた脱・原発本』もありました。どちらも沢山あるんです。もちろんあらゆる社会問題…例えば空港や基地問題にも賛否両論、多数あります。しかしこれらの問題の多くは


『その“モノ”でなければならない』


という性質を持っています。空港の代わりに駅を作る…基地の代わりに戦力を増強する…という議論は起きません。それに対して原子力発電所の問題は


『なぜ原子力で“電気”を作らなければならないのか?』


という根本的な問題を抱えています。単なる発電の方法に過ぎないはずの原子力です。水力、火力、太陽光、地熱、風力…様々な選択肢がある中の“原子力”なのです。空港をどこにつくるか、基地をどこに移転するか、道路をどこへ通すか…という問題に比べれば


“原子力を使わないで電気を作る”


…という選択肢が存在するのです。目的は電力生産であって“原子力の利用”では無いはずです。にも関わらずあまりにも賛否両論が多く…反対派の意見を国が意図的に封殺したまま54基も原発のある現状…そして民間企業である電力会社が核兵器生産にも密接な関わりを持つ原子力発電をなぜ続けるのか?…という疑念が『原発反対派』になる最初のきっかけでした。



第二点目は…放射性廃棄物の問題です。


『ラジウム物語』という本を読みました。放射線医療の本です。現在ラジウムは他の放射性核種にその座を譲り放射線治療の現場から退きましたが…かつてはラジウムが放射線治療の中心でした。さて…そのラジウムですが…治療の現役を退いた現在、どうなったのでしょうか?わずかな量ではありますが今も多くがドラム缶に密閉されて病院の地下に…放射線管理区域の中保管されているのです。ラジウム226の半減期は1600年です。わずかな量とはいえ厳重な管理が必要となります。


それに対して原子力発電所から生み出されている放射性廃棄物は一体どのように管理されているのでしょう?答えは簡単です。


『処理する方法は何一つ決まっていない』


のです。六ヶ所村に処分場がある…と勘違いしている方も多いと思いますが…六ヶ所村に建設中なのは再処理工場と“低レベル放射性廃棄物処理場”と“使用済み核燃料の中間貯蔵施設”です。使用済みの核燃料を最終処分する場所も方法も決まっていないんです。これは日本だけの問題では無く…


“世界のどこにも”


使用済み核燃料の最終処分場は無いんです。アメリカにもありません。原子力発電の先進国といわれるフランスにだって無いんです。そして“放射能を無毒化する”という研究はもちろん行われていますがまだまだ研究段階で何も進んでいません。良く言われている“除染”とは土を剥ぎ取るだけのものだし“汚染水の浄化”とは水の中の放射性物質を石に移し替える…というだけの作業で…魔法のように放射能が消えて無くなる方法は全く見つかっていません。同様に


“宇宙服みたいな特殊な服を着てれば放射線を浴びても大丈夫”


…という誤解も最初は持っていましたが…γ線を防ぐには分厚い鉛のスーツでも着るしかなく…結局現代科学の叡智を結集したところで放射能には太刀打ち出来ないのです。ただひたすら


“閉じこめておく”


というのが一番有益な方法なのです。さて…


なぜ処理する場所も処分方法も決まっていないのに…そして無毒化する方法も無く“閉じこめておく”事だけが唯一の解決策である“使用済み核燃料”という危険なゴミを増やさなければならないのでしょう?ゴミの処分が出来ないことがわかっているなら



“ゴミを出さない”


…というのが最もシンプルな解決策です。こんな当たり前の事が40年も前から言われているのに…何故莫大な


“閉じこめきれない核のゴミ”


を出してしまったのか…。悔やまれてなりません。そして…過去が変えられないのならば…少なくとも今すぐに原子力発電所の稼働を止めて“核のゴミ=死の灰”を出さないようにするのが…普通の感覚だと思うのです。このままでは未来に向けての負債をただただ積み上げて行くだけなのです。半減期が30年のセシウム137が1000分の1に減るまでに300年がかかります。今すぐ原子力を止めたとしても


“2311年の子孫”


へ負債を残すのです。決断が10年遅れ…20年遅れれば…。いち早く止める事が未来へ対する大人の責任だと感じました。



さて第三の問題です。僕は原子力発電所という場所は非常にクリーンな場所だと思っていました。完全に機械で制御されたシステムで…放射線を浴びるような危険な作業は無く…離れた制御室のような場所から全てをコントロールしているのだと…。


しかし現実は全く違ったのです。原子力発電所で大きな事故が起これば当然ニュースになります。しかしニュースにならないような日常的な点検作業、修理作業で多くの労働者が被曝を強いられていた事…ご存知だったでしょうか?恥ずかしながら僕は全く知りませんでした。原子炉の中は配管の山です。例えばその中の一本のボルトが緩んで取れそうな時…ロボットなどはありません。人間が圧倒的な放射線の環境下に入りボルトを締めるのです。状況によっては一人の作業時間は一、二分で放射線の限度量を超えてしまう事もある…。だから百人くらいの体制で順番に一つのボルトを締める…などと言うことが普通に行われているのです。福島の事故直後に『原発の下請け労働者』という話題が出てきましたが…実は原発は動き始めた当時から


“被曝を覚悟で働いてくれる労働者”


の存在無しには稼働しなかったのです。これは僕は全く知らない事実でした。


『原発ジプシー』


という単語が存在するのです。その多くの人達が日雇い労働者でありホームレスであり…『簡単な掃除の仕事がある』…とだまされて原発の仕事に向かう事もしばしばあったようです。


原発を製造しているのは


“東芝・日立・三菱”


です。原発を稼働させているのは東京電力、関西電力を始めとする大手の電力会社です。そして忘れては行けません。その電力を湯水のごとく使っているのが我々普通の庶民なのです。知らず知らずに…多くの人達に過酷な被曝を強いながら…。若くして白血病で亡くなった原発労働者、歯が抜け落ちた労働者…。それらの人々の犠牲の上に電力会社は利益を上げ…我々は電力を使っているのです。


しかし…一度でも僕らは


“原発を使って電気を作ってくれ”


…と願ったでしょうか?電力会社は電気を作るのが仕事です。もし複数の電力会社から選ぶ事が出来るのならば…僕は原発を使っていない会社からだけ電気を買いたい…こう考えるのはごく


“普通の感覚”


だと思うのですが…。(続く)

普通の感覚。その一 

July 30 [Sat], 2011, 23:03
あれは小学校の頃でした。“ソ連”(当時)のチェルノブイリ原子力発電所が事故を起こしました。1986年の事です。その前年の夏は日航機墜落事故が発生した1985年。どちらもはっきりと記憶に残っている事件でした。時期は前後してますが…他に子供の頃の記憶に残っている“大事件”といえば


“グリコ・森永事件”


です。毒入りキャラメル…お菓子に青酸カリが入ってるかも知れないというのはとても怖かったです。小学二、三年生だったかなぁ?『安全包装』というものが始まったんですね。


1985年の夏。日航機墜落事故を知ったのは家族で旅行に出かけた旅先の旅館でした。夕食後、みんなでテレビを見ていたら突然「ピコンピコン!!」とニュース速報が入りました。温泉に入ったらトランプでもしようか?…な〜んて言ってた大人達が突然真剣になってテレビに釘付けになってしまったのを良く覚えています。ただ事では無いな…と感じて怖かったです。チェルノブイリの事故はその翌年の春…1986年4月の事だったんですね。僕は小学五年生。テレビが言ってたのか…先生や大人に言われたのか…


「雨に濡れるな!!濡れたらハゲるぞ〜!」


…なんて友達と言い合いながら学校から帰ってました。


『原発=原爆=黒い雨』


“はだしのゲン”を読んだ恐怖も手伝って放射性物質を含んだ雨に濡れたら髪が抜ける…!と思ってました。しかし遠いソ連での事故。しばらくは外で遊ぶ時に話題(というかふざけてただけ??)になっていてもそのうちに忘れさられていきました。当時は東西対立の時代。ソ連はひたすら遠い国でした。とはいえ確かあの時にもヨーロッパから輸入されるチーズやらイタリア産のパスタだかトマトが放射能汚染のため輸入差し止めになっていた気がします。


チェルノブイリの記憶も薄れ…10年近くたった1995年。この年の1月17日に“阪神淡路大震災”が発生しました。おそらく多くの人が


「大地震が起きるならきっと関東だ。関西は安全…。」


と考えていたはずです。活断層地震という言葉をこの大震災をきっかけに覚えました。この年はまだまだたくさんの事件がおきます。3月には地下鉄サリン事件が発生します。“オウム真理教”による想像を絶する事件が次々と起きる中、僕は武蔵野音大に入学しました。世間のニュースはこの頃オウム事件一色…でした。


この年の12月、福井県の“高速増殖炉『もんじゅ』”でナトリウム漏洩事故が起きます。…良くわかっていませんでしたが…とにかく事故を隠蔽しようとして動燃(動力炉・核燃料開発事業団)が事故現場を撮影したVTRを編集してマスコミに流した事が発覚したのが特に大きな問題になっていたようです。この事件を横目に見ながら僕は“洗足学園ジャズ専攻”の受験の準備を進めていました。一年で大学を変わるなんて…何を考えていたんでしょうね?まあ、まがいなりにもベースで仕事が出来ている今から思えば10代最後のこの選択は功を奏した…と言えなくもありませんが…!(笑)


当時実家では産経新聞をとっていました。高速増殖炉っていうのが良く解らないので新聞を詳しく読んでみたのですが…とにかく産経の論調は


“日本の様に資源の乏しい国にとって高速増殖炉は運転しながらさらに燃料が増やせるという無くてはならないシステム。”


…といったもので事故は大した事は無く…高速増殖炉の開発は絶対に日本には必要だ…と書いてありました。原子力発電所の事故といえば当然チェルノブイリを思い出します。しかし大人達は騒がない。新聞も大丈夫だと言う。事故を隠蔽しようとしたことは悪いが


“原子力発電自体が悪いわけでは無い”


…こんな意見が多数でした。日本は資源が無いから原発が必要…そしてほとんどの原発は安全に運転されていると…。二十歳直前の僕にとってその時原発に対して抱いた印象はこうです。


『原発は怖いなぁ…。でもチェルノブイリのような大きな事故を専門家が研究していないわけが無い。あれから何年もたっているし…事故が起きたという話は聞かない。日本の原子力技術は世界でも優れているらしいからきっと今は安全なんだろう。高速増殖炉なんて高度な技術を研究してるくらいなんだから“一時代前の普通の原発”はきっと簡単に制御出来る技術があるんだろうな…。』


いつか石油は底をつく。日本は火力では無くて原子力で発電しなければ未来が無い…。と思いこんでいました。当然、使用済み核燃料の処理技術なんてとっくに確立しているものだと信じていました。


…さて大学も卒業していつしかよちよち歩きながらもプロになった1999年。ある日、ミュージシャンの友達と一緒に埼玉の北の方…東松山だったと思いますが…ライブに出かけていました。その車内で


“東海村臨界事故”


を知ったんです。東海村が遠いといってもせいぜい百数十キロ程度の位置です。はるかウクライナの事故とは大違いです。チェルノブイリの時ですらヨーロッパ中が汚染された事を考えれば…東京はどうなってしまうんだろう…?ライブが終わったその日の帰り道、深夜の12時過ぎに車を運転している時が非常に不安で心細かったのを覚えています。ラジオは聞いてたと思いますが報道されるより早く何か破局的な爆発が起きるかも知れない…。正直、怖くて車の窓を開ける事が出来なかったです。その時は臨界と核兵器的爆発の違いも良くわかっていませんでした。ま、今だって正しくはわかってませんが…。


ともかく1999年9月30日に「東海村JCO臨界事故」は発生しました。“ミレニアム”という言葉が連発されコンピューターの“2000年問題”が心配されていたあの年です。わずか百年前の19世紀末。1895年にレントゲンがX線を発見し…そのX線の研究をする事で翌年1896年、現在では単位として良く聞くようになったアンリ・ベクレルが放射線を発見します。当時は放射線よりX線の研究が盛んだった中、マリー・キュリーは放射線を研究のテーマに選びラジウムを発見します。1898年の事です。1999年、東海村臨界事故のほぼ100年前の事です。


少し話はそれますが…ラジウムは発見当時、大変高価で…1904年当時で一グラムが16万ドルだったそうです。1913年当時…全世界でのラジウム保有量はたったの30グラムです。1922年で約150グラム。グラムですよ!ラジウムはウラン鉱石の中に100万分の一も含まれていないそうです。ラジウムは発見直後から医療用に使われ始めます。キュリーは発見者としての特許を取らず誰にでもラジウム精製の方法を教えたり科学者には無償でラジウムを分け与えたそうです。レントゲンもそうですが偉大な発見者に私利私欲が無かった事がわずか百年にして放射性物質の研究が大きく発展した原因だったのでしょう。ちなみに日本は1934年に癌研が100万円で5グラムのラジウムを初めて手に入れています。


わずか半世紀の間にX線から放射線の発見、ラジウムの発見、ラジウムの壊変生成物からのアルファ粒子による原子核の壊変、人工放射性物質の生成および中性子の発生が行われ…さらにその中性子によってウランの核分裂がなされ原子炉(発電用ではないです。)が制作されます。その原子炉によってプルトニウム他多数の放射性同位元素が製造されるようになります。核分裂を利用した兵器「原子爆弾」が作られ…そして日本に投下されたのもレントゲンのX線発見からわずかに50年後の出来事でした。マリー・キュリーの夫であり共同でラジウムを発見した科学者であるピエール・キュリーはノーベル賞受賞講演においてこう述べたそうです。


「我々はラジウムが罪深い人達の手に入るときは極めて危険であることを知る。そしてここにおいて、われらは果たして人類は自然の秘密をより多く知る方が有利か、また果たして人類はそれを利用するに十分なほど分化しているか、あるいはこの“知ること”がかえって有害になりはしないかと疑う。ノーベルの発見はその適例である。強力なる爆薬は我々人類に驚嘆すべき仕事をなさしめた。一方それはまた国民をして戦争へと追いやる罪深い人達の手中においては破壊の恐るべき方法である。私はノーベルと同様に、人類が悪よりも多くの善を、新しい発見から見いだす事を願うものである」


…彼等の願いは叶いませんでした。マリー、ピエールが11トンものピッチブレンドと呼ばれるウラン鉱石を精製してようやく手に入れたわずかばかりのラジウムが…貧しかった彼等の暗い研究所(倉庫のような場所だったらしい)の中で青白い光を放っているのを見て


「妖精のような光…」


と感動したマリー・キュリーの研究は“罪深い人達”の手によって大きく歪められてしまいました。


日本に原爆が投下されて…その破壊力に誰もが恐怖したはずです。しかし…。その後も世界中で原爆実験、水爆実験が行われて現在でもまき散らされた死の灰が土壌に残っています。合計するとプルトニウムだけでも10トンが地球上に放出されました。ラジウムの保有が30グラムだった百年前が懐かしいです。


…さて大分話はそれました。東海村の臨界事故を受けて僕が感じた結論としては


「JCOという組織が杜撰なんだ!バケツでウランを運ぶなんて何を考えているんだ!」


というものでした。これは非常に特殊な、原子力という危険なものを扱う職種にも関わらず考えられない怠慢を犯した会社だから起きてしまった杜撰な事故…。多くの原子力発電所は…海外はいざしらず日本の原発は特に安全に運転されているもの…という考えがありました。僕と同世代以上の誰にもチェルノブイリの事故が記憶にあり…もんじゅの事故が記憶にあり…ましてや日本は原爆を投下されたという過去があるわけですから放射能に関しては世界一神経質な国民である…と思っていたからです。政府が無策な訳がない。きっと厳重なチェック機能があり…JCOはそれを無視したから事故を起こしただけ…。そう考えていました。そう考えて…自分自身を安心させていただけ…と言うべきかも知れません。



…ごくまれに高いビル…サンシャイン60や六本木ヒルズから夜景を見ると


『怖い…!』


と思う事があります。高い所が怖いんじゃありませんよ!(笑)…遥かに遠い場所まで灯りが煌々とついている事が怖いのです。綺麗でもありますが…これだけ大量の電気が使われ…大量の車が動く為にどれだけのエネルギー資源が使われているのか…?化石燃料である石油は残り少ないと聞きます。もしもこの生活を百年以上続けたいのなら…


“第三の火”


と呼ばれる原子力の利用もやむを得ないか…と言うことに考えが至ります。本当は“怖い”原子力なのですが…それは動物が火を怖がるのと同じで…無知によるものなのかも知れない…。何せ国を挙げて原子力を推進しているのだから…。僕なんかが知らないような安全対策が幾重にもあるんだろう…と。


2001年9月11日。アメリカで同時多発テロが発生しました。テレビで見たビル崩壊の映像…本当にショックでした。まさかこんな事が現実に起きるとは…と信じられない気持ちでいっぱいでした。今までの価値観が何か大きく変わってしまうような気がする…憎むべきテロの発生でした。その後の戦争によって中東情勢は不安定になりガソリンの価格も値上がりしました。原油を輸入に頼る事の不安定さを痛感して


“電気自動車がもっと普及すれば良いのに…”


なんて考えました。このテロが発生した直後


「もしも日本の原発にハイジャックされた飛行機が突入した場合、どうなるのか?」


という話題が出ました。が、


“原子炉は二重、三重の防御壁が張り巡らされている。飛行機が突っ込んだ所で何の問題も無い。ましてや核爆発なんて絶対に起きないから安全である”


…と言われていました。飛行機が突っ込んでも安全な原子力発電所…という話を聞いて一段と原発に対する信頼性を高めました。


僕は大して人と変わった人生を送ったとは思っていません。多くの人が…こんな認識だったのでは無いでしょうか?これはごく


“普通の感覚”


です。ではこの感覚が今、どう変わったのでしょうか…??(続く)

閑話休題〜その四〜 

July 22 [Fri], 2011, 0:08
〜銀座の美味しい珈琲店〜

ベースの岸です、こんばんは!すっかり原発ブログも更新が遅くなってますが…書くネタは山ほどあるんですが…まとめる時間が無くて遅くなっています。


そんな中、先日はストランドビーストのライブに沢山のお客さんに来ていただき誠にありがとうございました!おそらく次のストランドビーストのライブは来年になります。そしてそれはレコーディング直前のライブになるはず…!それまで半年…ストランドビーストはお休みです。リーダーバンド以外も今年はなかなかライブが出来そうにありません…。出来るだけ皆様、ライブに足を運んでやって下さいませ!!


さてそんな中、素敵なライブのご案内ですよ〜!


銀座にとっても素敵なカフェがあります。その名も


「時・・」


“じてんてん”と読みます。店内には素晴らしいアンティーク時計の数々が並べられていて…それらはただ置いてあるのでは無く…気に入ったら買って帰る事だって出来るのです。そういう意味では“時・・”はアンティークショップとカフェを兼ね備えている場所だと言えますね。


僕はこの空間が大好きで…銀座で仕事の時にも時間を見つけては良く立ち寄っていました。落ち着いた雰囲気はとっても居心地が良くてついつい時間を忘れて長居をしてしまいます。


そんな“時・・”で今度の日曜日、7月24日(日)にライブを行います!それも超!強力なフルーティスト、太田朱美とのデュオです!この日は日曜日なのでお昼の16時30分〜と夜の17時30分からの二部入れ替え制にさせていただきます。


アンティーク時計に囲まれた空間に響くフルートの生音、ベースの生音…そして極上のコーヒーの調和が楽しんでいただけるのは“時・・”のライブしかありません!ぜひ足を運んで下さいね!
●日時〈7月24日(日)〉

<夕方の部>
open 16:00
start 16:30
<夜の部>
open 19:00
start 19:30
※要事前予約。各回定員16名様。

●出演
岸徹至(Bass)
http://web.me.com/tetsuyukikishi/hitorigoto/
太田朱美(Flute)
http://www.geocities.jp/akemi_flute/

●料金
各回¥3,000_(特製sweets&1drink付き)
●会場
銀六珈琲『時‥』JI tenten
東京都中央区銀座6-12-15 COI銀座612ビル二階
http://www.i-fellows.com/jitenten.htm
●お問合せ・ご予約
TEL&FAX:03-3572-5033
e-MAIL:jitenten@i-fellows.com


です!ぜひ聴きに来て下さいね〜!

原発問題×地方自治×政財界。 

July 05 [Tue], 2011, 9:22
地方自治体の首長である県知事や市長、村長、町長らの肩に


「原子力発電を再開するか否か??」


という問題を背負わせてしまう事が正しいのかどうか??日本という国の異常さが浮き彫りになっています。そして地方の力が…何よりも国民一人一人の力が、そして


『自覚』


が問われている時期です。マスコミがどう報道しているのかはわかりませんが…日本は今現在、原発問題の重要な局面を迎えています。


福島第一原子力発電所の事故は現在進行形で進んでいます。勘違いしてはならないのは今現在


“終わった事故の処理”


をしているのでは無く


“事故を終わらせる為の努力をしている”


真っ只中なのです。事故は終わっていません。海中に流出している放射性物質がどれだけの数値になるかによってはチェルノブイリをしのぐ世界最悪の事故になるかもしれません。事故から25年が経過したチェルノブイリですら…事故を起こしたのはたった一基のチェルノブイリの事故ですら…今だに完全に事故が収束したとは言えません。老朽化した“石棺”を改修する必要に迫られているのです。


それに対して…完全に現在進行形の福島第一原発、1号基〜4号基の事故。本当の原因究明、真の評価が下されるのはまだまだ先の話です。…果たして津波によって電源を喪失した…という事だけなのか?津波以前の大地震によってすでに破局的な事故の原因は生まれていたのか?地震直後の運転員の対応に誤りは無かったのか?…そもそも地震に対する備えは万全だったのか?住民に対する避難、事故の通達方法は確立されていたのか?


…これらに対する正確な分析は未だに成されていません。事故現場の原子炉建屋にろくに入る事すら出来ないでいるのが現状なのですから…。このように福島第一原発の


『事故に対する正当な評価』


が未だに下されていない現状で…一体、何をもって


『点検を行った他の原子力発電所は安全である』


という評価が下せるのでしょうか?原子力安全委員会や原子力保安院の今までの安全対策に問題が有ったから事故は起きているのです。同じ体質の彼等が


『安全宣言』


を出した所で信用出来るはずもありません。だからこそ…自分の県に原子力発電所を持つ県知事さんが住民の不安に応えるために


『原発の運転再開・阻止』


を表明している姿は大多数の人から見ても妥当な判断に見えている筈です。これが正しい判断で無くて何が正しい判断なのか?



…あれだけの事故を経験し…今もまだ増え続ける汚染水の処理すらままならず…循環冷却が稼働した原子炉はまだたったの一基のみ。その循環冷却装置だって汚染水の中の放射性物質をゼオライトという石へ移し替えるだけ…新たに生まれる“汚染石”の処理はまだ考えられてもいません。作業員は原子炉建屋内にも満足に入れず…発表はされないまでも…6月下旬には溢れ出すと言われていた汚染水はとっくに海に流れ出ているはず…。ハイテク国家とのぼせ上がっていても原発事故が起きれば処理をするためのロボットの一機も無い有り様で…結局生身の人間が大量の被曝覚悟で原子炉に近づいて作業するしか無い…。そして作業員にはすでに死者が出ているという…その死者が


『死因は放射線による被曝では無い』


…という理由で安心させる国、マスコミ…。頭がどうかしているのでは無いでしょうか?放射線被曝が死因でないとしても…六十代の男性が事故処理の作業の最中に倒れて死亡した…。何故、六十代という高齢の方がそんな過酷な現場で働かなければならないのか?なぜ死に至るという過酷な労働に耐えなければならなかったのか?なぜ死亡した作業員の名前すらまともに発表しないのか???彼は勇気を持って現場で働いてくれていたのでは無いのでしょうか???



…これら全ては現在進行形の事故の…僕らが知り得る程度の表面的な途中経過に過ぎません。水面下では一体どんな過酷な作業が…過酷な放射線環境の下、行われているのか…。そしてこれからどれだけの人達が被曝限度ギリギリの放射線を浴びれば…人によっては限度を超える状況に陥るかも知れません…事故は収束に向かうのでしょう?ひとたび事故が起きればこんなにも悲惨な状況が生まれる…という現実を目の当たりにすれば…自分達の家のすぐ近くにある原発の再開をなんとしても止めさせたい…と考えるのはごく普通の事です。少なくとも福島第一の事故処理が終了…もしくはせめて溶融した炉心の状態が安定するまででも良いから身近な場所にある


『原子炉の運転を止めておきたい』


と考えるのは当たり前です。みんな福島の事故処理を見ながら


『もし自分達の身近な原発で事故が起きたらどうなるのか??』


を考えているからです。原発の近くにお住まいの方は当然そう考えるでしょう。さらに住民の安全に責任を持つ立場の知事ならばなおのことです。そんな事を考えもしない知事が居るならば…


“職務怠慢”


の烙印を押すべきです。


しかし…日本という国は現在その


“当たり前の感覚”


が通用しない…恐ろしい国になりつつあります。原子力発電所が存在する地元の知事が


『安全性が確認できない』


と言って原発の再開に二の足を踏んでいるところへ


『経済産業大臣』


が乗り込んでいって


『原発を再開せよ』


…と圧力をかけているのです。県知事は政治家とはいえ…一個人に過ぎません。その個人が個人の意志で住民の不安を代弁して…自らの人間性、道徳心、正義感にかけて


『原発の再開』


を阻止しているというのに…国という実体の見えづらい…掴み所のない存在が個人の気持ちを飲み込もうとしています。



そして一方、原発の再開を望む首長も居ます。玄海原発を抱える玄海町長は積極的に原発再開を訴えています。浜岡原発を抱える御前崎市長も原発再開を訴えています。


僕は原発事故がもたらす被害の広大さ、深刻さ、長期さを考えると一人でも原発の稼働に反対の地元住民が居る限り…100パーセントの理解が得られていない限りは原発を稼働させるべきでは無い…と考えます。しかしそれが出来ないのであれば…せめて多数決で…民主主義の原点である多数決で事を決するべきだと思います。


原発の有無を問う国民投票…先日イタリアで行われましたが…そこまで大規模なものを日本で行うには『国民投票』というものを成立させる法整備が必要となります。しかし…原発再開の是非を問う


『住民投票』


なら地方自治体の権限で行える筈です。原発に関する事は本来“一町村”が決めるべきではありません。福島第一の周辺でも双葉町、浪江町、南相馬…果ては福島市、郡山市…。被害を受けた市町村はまだまだ多数あります。南足柄の茶葉すら被害を受けています。原発周辺の市町村は自己の問題として


“原発再開”


の是非を問う住民投票を行う権利があります。これが民主主義では無いのでしょうか??マスコミは特定の政治家の揚げ足取りに心血を注いでいる場合ではありません。地方から国を変える…という行動を今、起こさないと…早晩、玄海原発は運転再開される事でしょう。一事が万事。前例が大好きな日本で原発運転再開の流れに逆らうことが出来る人間がどれだけいるのか…。


原発再開を推し進めている“海江田万里・経済産業大臣”も所詮は使いっパシリに過ぎません。本当に原発再開を推し進めているのは


“日本経団連”


です。日本経団連の米倉弘昌会長の時代錯誤な発言は完全に


『自然エネルギー、再生可能エネルギー』


の普及に反するものばかりであり


『原発の推進、東電の保護』


に積極的なものばかりです。それも当たり前。日本経団連という組織のメンバーを見れば…『日立、東芝、三菱』の原発プラントメーカーが名前を連ねていますし…東京電力の社長が経団連の会長を務めていた時期もあります。


“経団連”


という組織は利害関係を抜きにして日本経済の先行きを考えて発言をしている組織ではありません。自分達の利益を守るために行動している組織なのです。経済性を優先させる思考の中に住民の安全や作業員の安全は完全に無視、黙殺されます。そしてこの経団連の利益を守るために海江田経産大臣は“原発再開”の為に必死に動いて居るのです。マスコミは海江田経産大臣を悪くは言っていないかも知れませんが…皆さん、これからは海江田経産大臣、米倉経団連会長の発言にも十分に注意しておいて下さい。


もう一つ付け加えるならば“日本経団連会長”の事を


『財界総理』


…と呼ぶそうです。経団連の会長は政治家の行動を決めてしまいます。日本経団連は関連企業の政治献金の“目安”となるように


『政策評価』


というA〜Eまでの五段階で政党を評価します。これによって政治献金の額が変わってくる…という事は…?経団連の“お気に入りの政策”を出して実行していけば沢山政治献金が手に入る…という事です。知っていましたか??この話。


これを踏まえてからニュースを見てください。見え方が大分変わってくる筈です。菅首相は浜岡原発を止めて…“東京電力の発電、送電の分離”を言い出し…“再生可能エネルギーの推進”を言い出しました。どれもこれも原発プラントメーカーを抱える経団連にとってみれば面白く無い政策ばかりです。菅首相の発言に呼応するように米倉会長のインタビューがニュースで流れました。…ちょうど内閣不信任案が提出される少し前の話です。


果たして真相はどこにあるのか??まだまだ調べている途中です。しかし…政治、マスコミ、財界というつながりが徐々に理解出来て来ました。


こんな話もあります。原発を一基受注すれば原発プラントメーカーは3000億円〜5000億円の儲けが出ます。とんでもない額です。そしてこの原発を作る生産ラインはすでに存在しているのです。新規受注が一つあれば…3000億。脱・原発が実施されれば…0円。今までの54基で儲けた金では…日立も東芝も三菱も…足りないのでしょう。その割には福島の事故で地下から海に汚染水が流れ出る事を防ぐ為に考え出された


“地下ダム構想”


にかかるお金が1000億円と計上された時


『さらに赤字が増えると株主総会が乗り切れない』


との考えから東電は“地下ダム構想”自体を隠蔽しました。


原発一基で3000億円儲けるメーカーもあれば…今現在、深刻な事故に直面しているのにも関わらず1000億円をケチって汚染を拡大させている電力会社もあります。


原発問題に対して『電力が足りなくなる…』とか『海外に受注が流れて国内メーカーが打撃を受ける…』とか“純情”な気持ちを持っていらっしゃる方も沢山いるかもしれません。しかし悲しい事にそんな純情な気持ちと裏腹に日本という国は


『経済・利益』


を至上の価値として選び…様々な問題を無視して進んでいます。原発問題は現在、岐路に立っています。玄海町長が九州電力に対して“玄海原発運転再開”の許可を出しました。後は佐賀県知事が認可すれば…福島第一の事故が収束しないまま…日本という国は


『原発再開=原発推進』


という立場に立つことになります。国民の気持ち、地元住民の気持ちを無視したままです。その結果、


『大事故を起こし…地震国なのに原発を推進する国、日本』


はこれから原発を作ろうとしている国々の『安全性を疑問視する国民』を説得する口実になっていくのです。


『原発は危険だって?バカを言うなよ、日本を見てみろ!福島の事故をものともしないで半年もたたずに原発を動かしてるだろ?…安全なんだよ、原発は。』


こうしてインド、東南アジア、中国に原子力発電所が…日本の原発プラントメーカーによって多数建設され…今後五十年の間に…アジアのどこでも一度も事故が起きないと…百パーセント起きないと言える人が何人いるのでしょう?それを防ぐ第一歩は


『絶対に玄海原発を…停止中の原発を再稼働させないこと』


です。世論が安易な方向に流れない事を願います。

閑話休題…その三 

June 21 [Tue], 2011, 16:10
先日、『エンハーモニック・ブラス・セクション』と我が母校、『都立大崎高校』の合同演奏会に出演して来ました。


前日のリハーサルは大崎高校でやったのですが…僕が通っていた頃の校舎はすでに無く完全に新しい校舎になっていました。全く見たことの無い校舎なのにやはり


『母校である』


と感じるのは何なのでしょうね?やはり周辺の景色…戸越公園が見えて新幹線が見える…これに変わりが無いからなのか?不思議な気分でした。


今の高校生は実は僕が現役の頃に産まれた子達だったりします。衝撃的ですね、すっかりおっさんです。ダブルスコアどころぢゃあありません!(笑)…やはり世代間の格差は否めない…とも思うし


『同じような事やってるなぁ』


とも思いました。いずれにしても母校の吹奏楽部は一度人数が激減してしまい…定期演奏会も出来なくなっていた所を僕の後輩で


『エンハーモニック・ブラス・セクション』


の主催者…団長の方が似合うか?(笑)…団長の水町さんが合同演奏会…という形で定期演奏会を復活させてくれたんですね〜。ありがたい!


自分の仕事が忙しくなって吹奏楽に顔を出すどころじゃ無くなってたけど…やっぱり母校の発展の為には力を貸さなきゃ…!ですね。プロの端くれとして微力ながらも今後とも手を貸せるときには貸していこう…と思いました。ただし!…僕は練習しない現役生にはめっちゃ厳しいですけどね!(笑)…社会人になれば学生の頃の


『時間が無い』


なんて全く考えられないからです。高校の頃に全力で好きな事やらなきゃ…いつ出来るんだ!!…と思うからお節介にお説教しますが。(笑)


本番の日、同級生も演奏会に来てくれましたが後輩が子供を連れて来てくれてました。高校時代からの同級生同士が結婚しているわけなので…もう結婚生活も軽く10年を越えてます。後輩ですが結婚生活と子育てに関してはすっかり先輩ですねぇ〜。その後輩の子供が元気なんだなぁ…。三人いだけどもみんな明るくて元気だった!いや〜、子供にはかなわないです、ホント。僕は


『ヒゲ!』


と呼ばれてました(笑)。むしろ金髪をいじらないのか???と思いましたが


『ヒゲ!』


でした。いや〜、あと数年たったら大崎高校に入学して吹奏楽部を盛り上げて欲しいものです!(笑)


同級生のしげじろうと秋頃に昔やっていたバンドをアコースティックバージョンで復活させる予定。やはりなんだかんだと高校時代の知り合いは良いですねぇ!また同窓会やら飲み会やら企画したいもんです。


写真は子供に負けてる僕…それから写真は一緒に撮らなかったけどもう一人の女の子からもらったお花です。


子供はどんな時でもきっと元気に育っていく…でもその環境を維持するのがおっさん達の役目なんですね。


あ、ホームページ、更新しました。次回はまたディープな『反・原発ブログ』復活です!(笑)

閑話休題…その二 

June 19 [Sun], 2011, 16:27
今日は茨城県の日立市に吹奏楽の指導に行ってきました。県北の生徒が一度に集まる講習会で僕はそこの


“コントラバスの先生”


…というわけです。女子五名、男子一名の計六人。みんな真面目な良い生徒達でした!僕は普段から字は汚いんですが…慣れない黒板に急いで書くのでより一層字は汚くなっていました。生徒達の方が字は綺麗だろうな…と反省。読めたかな?みんな…。


今日の生徒達はみんな十代前半から十代中盤まで。みんなどんどん上手くなる時期です。考えてみると自分自身、コントラバスを始めたのは二十歳になってからだったんですね。そう考えるとみんなはずいぶん若い頃からコントラバスを弾いてる訳で…僕なんかより断然上手くなる可能性があるわけです。ぜひ上達して先生を超えていって欲しいものです。


しかし教えるのは楽しいですね。こちらもとても勉強になるものです。字…とか?(笑)


またこんな機会があったら行きたいですね♪ちなみに写真は廊下に置かれた


“チューバのケース達”


です。30本以上あったんですよ!壮観だったんで思わず写真に撮りました。


…なのに生徒達と写真を取り忘れた…。急いでたからなぁ…。失敗…。

閑話休題…その一 

June 19 [Sun], 2011, 15:52
ちょっと“脱・原発ブログ”は一瞬お休みにして久しぶりにやる岸徹至のリーダーバンド、“ストランドビースト”のライブ告知で御座います♪


『どうもご無沙汰してます♪ベーシスト…そして“ストランドビースト”のリーダーの岸徹至です。皆さん、梅雨、真っ只中ですがいかがお過ごしでしょうか??今日は僕のバンドのライブ告知をさせて頂きたいと思っています!


7月13日(水)

◆場所…赤坂Bフラット
http://bflat.biz/
◆開場…18時30分
◆開演…19時30分
◆charge…2500円

メンバー
岸徹至(wb,eb,tuba)
伊藤大輔(vocal&voice)佐久間優子(piano&ピアニカ)
橋本学(drums&perc.&壺)

メンバーの楽器だけでも

『どんな音楽をやるのか??』


と不思議に思われるかも知れません。我々はそれぞれのメイン楽器の範疇を超えた…この4人が出せる


“全ての音”


を費やして唯一無二の音空間を作り上げます。例えばクラシックの曲から“アベマリア”、ビートルズの曲で“ノルウェーの森”もちろんジャズのスタンダード…例えば“A列車で行こう”なんて曲もあればオリジナルの曲もあります。それらすべてを私、岸徹至がアレンジして“ストランドビースト”の音に変える…。これが僕のバンドのコンセプトです。ぜひ聴きに来て下さい!ジャズに全く興味の無い人でもジャズに詳しい人でも…どちらでも楽しめるライブになっています。ぜひお聞き逃しなく!ミュージックチャージも薄利多売の2500円です。皆様、ぜひお誘い合わせの上お越し下さい!出来るだけ沢山の方々に僕らの音を聴いてもらいたい…と思っています。

ご予約は

Bフラット
0355632563

または
tetsuo-bass@ion.ocn.ne.jp(岸徹至)

まで!皆様のお越しをお待ちしております!

岸徹至(キシテツユキ)
http://yaplog.jp/bass-hitori/



…というメールが送られて来た方も多いでしょう!まだ送ってない方もいますが…このブログを見た方、ぜひライブを聴きに来て下さいね〜。予約、受付中です!!


写真はライブとは関係ありませんが先日行った東村山、北山公園の花菖蒲。

情報操作入門。 

June 18 [Sat], 2011, 23:41
最近、こんなニュースを目にした事はありませんか?


“自民・石原氏、反原発は『集団ヒステリー』”

「自民党の石原伸晃幹事長は14日の記者会見で、東京電力福島第1原発の事故後、反原発の動きが広がっていることについて「あれだけ大きな事故があったので、集団ヒステリー状態になるのは心情としては分かる」と述べた。「反原発は簡単だ。脱原発というのも簡単だ。しかし生活を考えたときどういう選択肢があるのか示さなければいけない」とも指摘した。」(産経ニュース)


これは産経ニュースの記事をそのまま引用したものです。非常にわかりやすい例ですのでこの記事を使って


“情報操作”


の勉強をしましょう。


まず以前すでにこの記事を読んだ方はその時の印象を、今初めてこの記事を読んだ方は今の印象をしっかりと反芻して下さい。様々な反応があると思います。ちなみに僕の反応は…


「誰が集団ヒステリーじゃボケェ!オレは一匹狼の反原発じゃい!集団ヒステリーぢゃないやぃ、チクショ〜!!」


…というヒステリックなモノでした(笑)。


“心情としてわかる”


…としながらも


“ヒステリー”


という言葉を使う…。ヒステリーという言葉は病気の症状として使われない場合は大抵の場合


“悪口”


です。そして日本人はなぜだか“ヒステリー”と言われるのが大嫌いです。この記事の元となった石原伸晃氏がどういった経歴の持ち主で原子力に対してどういった立場をとっているかは…後ほど書くのでさておき。この記事から“普通”に読んで取れるのは


“反原発デモを始めとする『日本国内の』反原発の動きに対する牽制”


です。脱原発デモ、それに類するインターネット上の発言、様々な


“反・原発、脱・原発”


の動きを


“集団ヒステリー”



と皮肉する事で加速する脱・原発の動きにブレーキをかける…。これが目的の発言に見えてきます。


しかし!!これ自体が情報操作なんですよ!!テレビはもちろん、公共的に流されているインターネット上のニュースもいかに


“正しく読みとるのが困難か?”


…という非常にわかりやすい一例にです。


僕はこのニュースをソーシャルコミュニティーサイト『mixi』のニュースで知り、発言内容を精査したくてインターネットの検索に


“石原伸晃・反原発”


のワードで検索をかけました。もちろんmixi上に流れたものと全く同文の文章(産経、時事通信等)も多数検索されましたが別の記事がありました。これをご覧下さい。


“反原発は『集団ヒステリー』自民・石原幹事長”


「自民党の石原伸晃幹事長は14日の記者会見で、イタリアの国民投票で原発反対派が多数だったことについて「あれだけ大きな事故があったので、集団ヒステリー状態になるのは、心情としては分かる」と語った。福島第一原発事故を念頭に置いた発言で、表現が不適切との批判が出そうだ。石原氏は「反原発と言うのは簡単だが、生活をどうするのかということに立ち返ったとき、国民投票で9割が原発反対だから、やめましょうという簡単な問題ではない」とも述べた。(朝日新聞)」



…この二つの記事を見比べて違いのわからない人は自身が受けた義務教育とは何だったのか?…を真剣に考えましょう!(笑)
最初に示した産経ニュース、時事通信等で流された記事からは


“イタリアの国民投票”


というワードがスッポリと抜け落ちています。いかがですか?これによって受ける印象は大きく変わりませんか??これによって石原幹事長の発言の真意が大きく変わってしまっています。


まず“集団ヒステリー”という中傷の対象をイタリア人から日本人へ変化させる事によって


“日本人の反原発化にブレーキをかける”


という、記事を書いた人間の明確な意図を感じざるを得ません。同時に


“自民党の幹事長がイタリア人に対して『集団ヒステリー』という中傷をした”


という事実を覆い隠す事が出来るわけです。イタリアが遠い国だと思っているならば…まだこの“国際的中傷”はあまり問題にならないかもしれませんが…もしも福島第一原発による放射性物質漏洩の影響を受けている隣国の韓国や中国で“脱・原発”の国民投票があったとして…自民党の幹事長たる石原伸晃氏が


“集団ヒステリー”


だと発言していたらどうなっていたか?国際問題に発展していると思います。とにかく“イタリア”という言葉を巧みに隠す事でこの記事を書いた記者は石原氏の発言を日本国内向けに取れるように意図的に変化させたわけです。見事な


“情報操作”


と言わざるを得ません。お気づきでしたか?皆さん?


ちなみに石原伸晃氏はかつて原子燃料サイクル特別委員会の副委員長を1997年10月3日から2001年4月24日まで務めています。バリバリの原発推進派です。この特別委員会が具体的に何をしてきたのかはまだ調査不足ですが…高速増殖炉、プルサーマル計画等、使用済み核燃料からプルトニウムを抽出するという原子力推進派の一番の問題部である


“核燃料サイクル”


に深く関わっていたことは間違いありません。詳しく調べておきます。ちなみに現・自民党総裁の谷垣さだかず氏も2000年に原子燃料サイクル特別委員会の委員長を務めています。2000年といえば“東海村JCO臨界事故”の翌年です。事故を受けてその後の核燃料サイクルの指針を決める大事な時期に谷垣、石原両氏は原子燃料サイクル特別委員会の委員長、副委員長を務めていたわけです。現・総裁と幹事長のコンビはかつての原子燃料サイクル特別委員会の委員長と副委員長です。だから石原伸晃氏も谷垣さだかず氏もバリバリの原発推進派なんです。そちらからの視点で発言している…と考えなければ行けません。けしてニュートラルな立場の野党側からの発言…という訳ではないんです。


結局石原氏の本音はイタリアに向けてだろうが日本に向けてだろうが…とにかく脱・原発は


“集団ヒステリー”


に見えるという事なのでしょう。特に記事に対して修正を求める様子もありません。しかし僕が本当に言いたいことは


『こんな事は日常茶飯事である』


…という事です。我々は政治を『マスコミ』というフィルターを通してしか見ることが出来ません。このフィルターが意志を持って…ある方向に偏った情報しか流さないんだとしたら…真実を知ることは極めて難しい…と言わざるを得ません。くどいようですがこれは一例に過ぎません。皆さん、ニュースをしっかりと見据えましょう。


情報操作に踊らされてはいけません!このブログもし〜っかりと疑って下さいね!!
プロフィール
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  • アイコン画像 ニックネーム:岸徹至(きしてつゆき)
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  • アイコン画像 誕生日:1976年2月20日
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  • アイコン画像 現住所:埼玉県
  • アイコン画像 職業:その他
  • アイコン画像 趣味:
    ・旅行
    ・アウトドア
    ・自転車
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『ベーシストの独り言』
http://strandbeest.net



職業・ミュージシャン(ベーシスト)
主にジャズ関連のライブハウスで演奏してます。
ミュージカルでベースを演奏する事もあります。
そしてジャズ界最強のインディーズバンドを目指す
「strandbeest」
のリーダーでもあります。


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