ありがとうございました。

April 02 [Tue], 2019, 15:00




劇団★kocho 35周年記念公演
音楽劇『月曜日は○○の日』
全行程無事終了いたしました。

ご来場くださった皆様、本当にありがとうございました。

私の出身劇団であるkocho。
学生の頃、芝居好き達がワイワイ言いながら作った女ばかりの劇団。
だからと言って、当時流行りの“可愛い女ばかり”など、本気かそれ的なを売りに一切せずに、只々等身大に、かつエネルギッシュに、かつ下品にならず持ち前のパワーを前面に押し出して、毎公演好評を得ていました。

メンバー全員が公演の度に自信を持ってチケットを売りまくり。
30年以上も前なら宣伝方法もアナログで、劇団員皆んなでメンバーのバンに乗り込み衣装を着てチラシを近所に配って周り、その後には今で言うところのスーパー銭湯に行き焼肉食べ放題を喰らい労をねぎらった。
まさに青春そのものを分かち合った仲間たちである。

そんな始まりから35周年。
スゴい。

メンバーの入れ替え、休止、再開、衝突、新生。様々な山谷を越えて歴史を経て、現在に至る。
継続してきた座長・桜さがみ嬢の凄まじい活動力には賞賛尊敬以外の何もない。
そしてこの度、若いエネルギーを全面に開花させ、HEPホールでの公演を堂々成功させた。


この度の主役陣であるまえだ三姉妹



三者三様の個性をしっかり持っていて、微笑ましい未来が待っている姉妹達。

長女のまえだふう(中)は、桜さがみのDNAを見事に受け継ぎ、天然的に演劇を楽しむ術を知っている。
華があり人懐っこい笑顔には万人が虜になる。

三女のまえだもか(右)は、中一にして大人が舌を巻く恐ろしい感性と天才的な勘の持ち主である。
舞台度胸と咄嗟の機転は重鎮並みの安心感。

そして私が推すのは次女のまえだみんと(左)。
一見控えめに見える彼女の演技だが、通が唸る鋭さと細やかさ、感情の解放力には眼を見張る。
誤魔化しの効かない演劇通はこぞって彼女に目を付けた。

そんな無敵の三姉妹が今存在する劇団、それが劇団★kochoなのである。
三姉妹をピックアップしたが、彼女たちの下には彼女達に追いつけ追い越せのメンバー、そして未来を背負う若き精鋭ゲストメンバーがしっかりと柱を支えているという無双っぷり。

今ある環境に甘んじて、生ぬるい演劇シーンに胡座をかいている愚民どもは、近い将来彼女達の存在に恐れおののくことになるであろう。


さて、そんな古巣ではあるが新築され新しい風が心地よく流れるkochoの35周年に有難くも呼んでもらった私だが、私が在籍していた頃から二十余年。
作・演出の桜さがみとがっつりタッグを組むのは四半世紀ぶり。
訪れるであろう感覚のズレや演技方向の違いを心配していたが、お稽古に参加した途端、ものの数秒でその心配は吹き飛んだ。
全てはさがみちゃん(私は敬意を込めてこう呼んでいる)の懐の深さと、彼女の持ち前の何でも楽しめる明るさと天性の才能のおかげである。

毎日毎日ゲラゲラヒーヒー。
何も変わっていないお互いの感性に楽しくてしょうがない日々でした。



そして舞台の成功は、お稽古に連日しっかりと参加していたカンパニーメンバーの、決して付け焼刃ではなく、熱心に自分と向き合い、そして自分だけではなく人の為にも惜しみない時間と愛情を演劇に注いでひとつの作品を作り上げた、情熱の賜物だと思う。
それらは大いに客席にも伝わっていた。
こんなメンバーが集まるのも、ひとえにさがみちゃんの人柄と愛情深さゆえです。

だから舞台はやめられない。
このカタルシスはこの経験をした者でないと味わえないであろう。

彼女たちが立派に大成し、このカタルシスを掌握しきった日が来ても“何かの壁を越えた日”であるこの度のこの感情をふと思い出して欲しい。
そしてその姿を眼を細めて眺めている、左団扇のさがみちゃんに遭遇したい。



彼女たちの時代はもう来ています。
どうか、劇団★kochoを深く長く応援してくださいませ。






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