時の粒

December 31 [Fri], 2004, 2:58


 僕はさらさらと流れているのかと思っていたんだが
 君はくるくると回っていたんだね
 すっかり砂時計に騙されてしまった
 いや、やはり彼も回っているんだ
 そうだろう?


 君の後を追うときはいつも
 後ろ向きのウタを歌っているんだと思っていた
 だけど君は僕の上をくるくると回っていたんだね
 それでも噛み締めては少しずつ進んでいたんだ

 
 「過去」と言っては君のせいにしていた
 「未来」と祈っては君任せにしていた


 君は僕と一緒にいた
 君の向いた方向は
 僕とおんなじだった
 ほら、朝日が頬を照らしてる


 僕はさらさらと流れているのかと思っていたんだが
 君はくるくると回っていたんだね
 タイムマシーンに乗ったって
 たどり着くのは ここ なんだ

 そうだろう?



シルミド

December 30 [Thu], 2004, 14:58

シルミド(日本語版が見つからないため、東映版はこちらから。)

韓国映画を一本見切ったのはおそらく初めてです。
私はあまり韓国の風習や考え、歴史や嗜好にあまり詳しくないので
なかなか入りにくい方面なのです

正直な感想は、本当に苦しい、というのと、
なぜ684部隊の彼らを元死刑囚としたのか?ということ。
凄く大々的に事実とうたったうえで、
映画化するために手を加える部分はそこではないのでは?と疑問でした。
ストーリー的にも、死刑囚としない方がより悲惨な事実を伝えられたのではと。
何にせよ、たくさんの命が失われる映画というのは、やはり後味のいいものではありません。
ただ、事実を伝える、過去の過ちを受け止める、そして感じるという意味では
凄く勇気のある作品であったと思います。
命のやりとりについては深く語れません。
自分で見て感じることが大切だと思うので。

<見所>
 ・事実に基づいているということ:
                 痛すぎるリアルがそこにあったと思うと
                 憎む対象は 過ち なのでしょう。
 ・男!!!!        :とにかく男くさいです。
                 男気を求める人はどうぞ。  

*おまけ*
  シルミド(実美島)事件についてはこちら

転がる夕方

December 23 [Thu], 2004, 18:53

 広がる球面はどこへ行く
 私の目線は追いつかなくて
 日が落ちるあたりで
 目を伏せる

 この球体が回っていると考えると
 私の存在は放り出されて
 ちょっと
 オムライスの中のグリンピースの気持ち

 きっと裏側で生まれたものに
 触れることはできない
 きっとこの足跡は
 見つからない

 幾重にもぼやけた視界が
 水滴の軌跡で止まる
 お冷のグラスの上
 縁に乗った夕陽

 オムライスからグリンピースを取り出しては
 丁寧に並べる君
 滑らかなそのラインは
 静かで愛しい

 そっと降り立ってつくる丁寧な波紋に沿って
 この球体を果物のように剥いてみれば
 溢れる柔らかさに手が届く
 許された錯覚はいつも優しい

 日が落ちた先は
 誰かが代わりに見ているだろう

 煙草の火を消して
 どれが好きかと尋ねたら
 いやよ、こんなの
 君は言って弾き飛ばした

 ころころと転がるグリンピースにも
 夕陽は甘く歌うのだろう

17歳のカルテ

December 17 [Fri], 2004, 15:34
17歳のカルテ(1999 米)
(HP不明のためリンクはありません)


「オズの魔法使い」にスザンナ・ケイセンの記録をうまくのせた映画です。
賞をとったアンジェリーナ・ジョリーが輝いてるのはいう間でもなく、
スザンナ役のウィノナ・ライダーが、難しい役ながらとても自然に演じています。
彼女の目は語るんですね。あの瞳はすごい役者です。
この映画を撮るにあたって、多くの役者が意欲を見せたとか。
その中でも自分の経験と重なるウィノナが凄く意欲的だったみたい。
監督とこの映画をどう作ったらいいか真剣に取り組んだとか。
その他役者陣が素晴らしく、また、印象に残るカットが多くありました。

誰もが持っていて誰もが表現しにくい「自分」。
そんな内面を見つめた難しいテーマだけにどうなるかと思ったら、
共感しやすく、わかり易く、丁寧に作られていました。
「カッコーの巣の上で」と同様のテーマと思われがちですが、
方向性が違うんですね。
とにかく役者が光ってる!

<見所>
 ・ウィノナの長い睫:見惚れてしまいました。
 ・ウーピーは何歳?:年をとらないですね。。。
 ・シーンカット:素晴らしいカットがたくさんあります。
          監督の工夫・努力が感じられますね。

*おまけ*
  ウィノナはマニキュアを左手で塗る!

マリーアントワネットの首飾り

December 15 [Wed], 2004, 23:54

マリーアントワネットの首飾り(2001 米)
(HPが見つからないためリンクはありません)

ベルバラは何度も読んでいます☆
もちろん歴史も調べた上で☆
この同じ事件を題材にした2つの作品。(正確には取り上げるべきもっと多くの作品があるけれど。)
どちらも事実であり、どちらも事実ではない。
きちんと整理してみれば、どちらも可能性として面白いです☆

ただ、映画のほうは、「映画として」、力不足な印象を受けました。
映像やネックレスは見事です☆
流れ(構成・演出)は、綺麗にまとめようとしたためか、事実に捉われすぎたためか、
ただ流れてしまった感があります。
工夫がないというか、表面だけを掬い上げた感じ。深みがない。
映画だからこその魅せ方、
事実だからこその人臭さがもっと加わるといいのではないでしょうか。
あと、フランス映画を英語で作ったのはいただけないですね 笑
特に歴史作品であるだけに、違和感たっぷりでした 笑
ジャンヌを演じたヒラリー・スワンクは、是非があるようですが、私は良かったと思います☆
ルイ16世のイメージは少し違ったかなぁ。。
カリオストロ伯爵の存在は面白かったです☆
監督がコメディー映画を多く手がけている方のようなので、歴史作品は初なんですね。
これに終わらず是非再チャレンジして面白い歴史映画を作って欲しいと思いました。

何が正しくて何が間違っているかなんて誰にも分からない。
だからこそ歴史は、私たちを惹きつけてやまないのでしょう。

<見所>
 ・ダイヤのネックレス:本当に凄いです!あれは本物。。?
              2800カラット、160万リーヴル(約192億円)!!
              本物を一度でいいから見てみたい!!
 ・ニコラ役のエイドリアン・ブロディが走るシーン:
              先日テレビで放映された、
              戦場のピアニストの彼です☆
              あの顔、俳優としてツボなんですよね♪
              この映画では走るシーンがあるのですが、
              また、裏切らない彼らしい走り方を
              魅せてくれます☆
              

パンダ、キリン、僕

December 13 [Mon], 2004, 22:18

 目の周りを黒くしたキリンが
 朝起きたら私パンダになってたの
 なんて
 真剣な顔で言う日は
 なにをしてもうまくいかない
 
 タバコを買うにしても
 歯を磨くにしても
 定期券を忘れた時のような
 ださい気持ちになるんだ

 パンダには長い首を
 キリンは丁寧に折り畳んで
 僕に渡す
 私には必要ないから
 なんて
 気取っちゃってさ

 どこかを目指して光る飛行機
 窓から手を振るパンダキリンは
 とても幸せそうだった
 耳の横のぼんぼんが
 小さく揺れていた

 私といえば
 置いていった長い首で
 少し高い世界を
 堪能したりなんかして

 キリンの首をつけて
 朝起きたら僕・・・
 なんて
 真剣なふりして言う日は
 少しご機嫌な日々
 

膝小僧と親不知

December 10 [Fri], 2004, 23:57

 いくつの夢を見ただろう

 夢の数だけ大人になれる
 呟いた通りすがりの占い師

 私は夢を見ない
 昨日までの夢は
 片手に収まった

 子供のままでいたいのに
 柱の傷は屈まずには見えない
 子守唄も聞こえない
 
 親不知が痛くて

 トマトライスの旗を探す

 小さい手編みの手袋に
 詰め込まれている
 それが欲しいのに

 親不知が痛いの

 夢は見ないわ


 嘘つき。

夢日和

December 10 [Fri], 2004, 23:47

 赤い眼鏡は夢を見ていた

 本のにおい
 動かない部屋
 光の帯がページをめくる
 誰かの押し花がそっと笑う

 カウンターから頬杖ついて
 赤い眼鏡は

 窓に仕切られた空間
 ただ返らない本を待つ
 その間を時は
 なんと滑らかに揺れることか

 またどこかで
 ページの音

 崩れた頬杖に
 遠くチューニングの音
 カウンターの木のにおい
 乾いたページをめくるのは誰

 眼鏡の向こう
 ことりと寄り添う
 待ちわびた本

 どうもありがとう
 
 赤い眼鏡はもう 夢を見ている



 

マグダレンの祈り

December 08 [Wed], 2004, 18:20
マグダレンの祈り

実際にあった話を元にした作品で、
支配とそこからの解放というような内容。
こういうテーマの作品はいくつかあると思うけれど、
実話であることと修道院(女子更正施設)であることだけに、苦しいです。
重く苦しくなります。
生きることにただがむしゃらな線が、絡み合って絡まって、痛い方向へと向かってしまった事実が存在していたこと。
傷は、受けたものでもつけたものでも、抱えて受け止めていかなければならないこと。
そしてその現実が、考えられない場所で密かに確実に存在していたこと。
今もどこかで存在しているとしたら。。。。
生きる覚悟はありますか?

見所
 ・女達の見せる表情。
(心情の表現が難しいこの作品で、どの役者も素晴らしく演じきっています。敢えてストーリーに深く盛り込まないところを考えさせられるか否かはこういうところの違いでしょう。) 

クジラの島の少女

December 07 [Tue], 2004, 22:18
クジラの島の少女

この映画は公開前から見たかった映画の1つです。
実際に見たのがDVDになってしまって残念です。
この映画は、音はともかく、大きな画で見たほうが面白いです!
ニュージーランドの景色とクジラの迫力は小さい画ではもったいない!
話自体は先が読めるのですが、
ヒーローではなくヒロインであることと伝統と民族、伝説という点で
面白いです☆
そもそもヒーローものは先が見えてあたりまえですから 笑
性差別がどうという見方が多いようですが、私は敢えて伝統という見方で捉えたいですね。
なぜならお婆さん役がいい味を出していたから☆
あまり枠にとらわれた見方をすると、いい部分がみえなくなりますよね〜もったいない。
敢えてこの作品に加えるとするならば、ひとつひとつのパーツがもう少し強ければ面白いのになと。
キャラにしても、舟にしても、もう少し絞ってピックしたらどうかなぁと思いました。
お金のかかった通り一遍のヒーロー物に飽きたら是非見てみてください♪

見所!
 ・主演の女の子。さすが賞をもらっただけあるって感じです☆しかも初主演!すごい!
 ・男の子(名前なんだっけ?) この子の演技が私としてはよかったなぁ☆
 ・モリクミ出演!? ディズニーランドのカリブの海賊の岡田真澄的存在 笑 探してみてね♪
arch is・・★
毎日頑張ってます★
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