帰ってきた!「谷崎潤一郎文学の着物を見る」2.

September 25 [Tue], 2018, 13:07
「谷崎潤一郎文学の着物を見る」が始まって1週間。

 

一昨日、アサヒビール大山崎山荘美術館に行ってきました。
展示の着物をチェックしたり、来月のギャラリートークの打合せをしたり、
展示を全体的に見せていただいたり。。。
SNSを見た限りでは好評なようで、ほっとしています。

さて、今日は着物担当から見たポイントをお伝えしたいと思います。

 
(左は「細雪」。蛍狩りに行く雪子、右は、「痴人の愛」。NAOMIの成長記録)

まず、着付け面。同名の本を撮影したときや。
弥生美術館での展示の際も考えたことですが、
時代に合わせて、そのヒロインの個性に合わせて着付けを考えています。
たとえば、松子夫人は衿を抜いて、半衿をたくさん見せる、
すぐ下の妹重子は、松子ほど衿を抜かず、
でも、少し半衿を見せるスタイル。
末っ子でモダンな信子は、あまり衿を抜かず、半衿もあまり見せない…。

写真も参考にしていますし、粋な雰囲気もある松子、
古風な重子、現代的な信子というイメージもありますが、
大正時代から昭和への着物の流行も変遷も意識しました。

明治から大正はたっぷり半衿を見せる、昭和になると
あまり半衿を見せない流行に代わっていきます。
昭和15年に37歳だった松子は大正時代の優雅な着付けも見てきているだろう。
33歳の重子も姉の着付けなどを見ただろう。
古風で、ゆったり着ることが好きだっただろう。
一方、洋服を着ることも多い30歳の信子には
ぱきっとした着付けが似合いそうなので、
昭和15年頃主流の着付けを施しました。

今回、図録や弥生美術館の展示と少し違えたのは、
「痴人の愛」のナオミの着付けです。前回より少しお行儀悪く、
ナオミらしく着せることを意識してみました。
出来上がりとしてはよりナオミ感が出たように思います。

時代によって、立場によって着物の着方はだいぶ違いそうです。
若い「女中さん」が衿を抜いて着ることはないでしょうし、
大正時代の、カフェの女給さんなら、流行を意識して、たっぷり半衿を見せたり、
大胆な柄を身につけるだろう。。。写真等から紐解いていきました。

●NAOMI販売中です!
 


今回、展覧会を行う大山崎山荘美術館からのリクエストで
Poniaの浴衣「NAOMI」を美術館売店に置かせていただいております。
昨年発売して、大好評をいただき、昨年度も、本年度も早々にSOLD OUTに
なったものです。サイズはワンサイズで、
身丈164cm(肩から)、裄67cm、袖丈60cm、前幅24cm、後ろ幅30cm。

また、反物も販売しております。関西でなかなか見ていただく機会はないものなので
この機会にぜひごらんください。ただ、売店というスペースですので
試着は行うことができません。ご了承ください。
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