友野くんの新ショート、コンテンポラリーはめっちゃカッコ良い

July 21 [Sun], 2019, 21:22
 PIW東京公演に行くのは15年位ぶりである。あの頃に比べるとPIWチームもおしゃれで洗練されたと感じる。
 5年ぶりに行った理由は友野君が出ることになったからである。
 なんとなくショートプログラムのお披露目になるのでは?という勘が当たった。
 青い衣装を見た時は「ムーランルージュの新衣装?」と思った。それはそれで楽しみだったが、音楽が鳴り出した瞬間「ショートだ!」。フィギュアスケートTVでミルズ先生との振り付けシーンを見てとても素敵だと感じたプログラムが全編見られるのだ。一気にテンションが上がる。
 最初のポーズから気分は「劇場」。一つ一つのポーズや腕の動きがスケートというよりコンテンポラリーダンスだ。
 コンテンポラリーはストーリーを演じるものではないので、踊る人の体や動きの個性が出る。誰でも踊れる訳ではない。
 小柄で音に対する反応が瞬間的に決まり、きびきびした動き。そして激しさ。いつもより口をとがらせて気合いを入れまくっている印象。とてもハードな動きと思われるがそこでいきなり4T!サルコーはダブルになったがその後も激しいステップを踏む。力強く、美しく、音楽のようにどこか謎めいて。ステップはほぼマスターしつつある印象だ。動きがいちいちカッコ良い。スピンも去年よりはスムーズで回転も速い。
 駆け抜けて行って最後は顎を反るポーズでしめる。少し離れたところにいたらしい友野ファングループが「キャアア」と黄色い歓声。それに紛れて私も叫ぶ。隣の人たちに友野ファンだとばれてしまった

 このプログラムは試合で輝き、皆を虜にするのが楽しみ

メトに氷のステージが出来た夜(映画ジョン・カリー)

June 10 [Mon], 2019, 13:11
 フィギュアスケートを見始めたのは1992年のアルベールビルオリンピックからである。もっと早く見ておけば良かったと悔やんでもどうにもならないが、ジョン・カリーもリアルタイムで見たかったスケーターである。

 彼の名はアダム君のインタビューで初めて知った。「君の滑りはジョン・カリーに似ているよと言われて嬉しかった」と語っていた。(参考

 だから、「氷の王ージョン・カリー」の映画を見るのを楽しみにしていた。

 映画では彼の演技の映像がたくさん見られた。私は魅了された。
 若い頃の彼は、ちょっと若い頃のアダム君に似ている。(そしてヌレエフの面影もある)。ハンサムで足が長い。完璧な体のライン。
 バレエの練習をたくさん積んだろうことは一つ一つの姿勢から分かる。腕、背中、足のポーズが正確で「一番美しいところ」で決まっている。
 音楽にあった優雅な流れるような動き、きれいなスパイラル。女性的でもあり、男性的でもある。ともかく最初から最後までプログラム全体が美しい。
 これ見よがしなところのない自然な表現。さりげないのに艶っぽさがある。

 金メダルを獲って彼は自分の目指す自由な表現に向かって空き進む。
 「海賊」の演技はやはりヌレエフを意識しているのだろう。男性が美しい肉体をさらけ出し踊る。「牧神の午後」では秘めた官能があふれ出る。いやらしくはなく、品があり、それでいてとてもセクシーだ。女性とのからみもとても美しく、本家のバレエよりも印象に残るほどだ。

 プロのバレエ団で彼は女性と踊り、集団での動きを見せる。それがとても面白く美しい。今のアイスショーは個人のプログラムに寄りすぎなのだろうか、とこれを見て思った。パ・ド・ドゥやグループナンバーは時間をかけて練り上げればこれほど美しくなるのだ。
 また、名振り付け師とのコラボもたくさんあったのだと驚く。NYCBのピーター・マーティンスが表情に立ち靴を履いて振り付けをしているのでびっくりした。昔は今よりバレエとフィギュアとの垣根が低かったのだろうか。コンテンポラリーの振り付けもとても素敵だった。
 彼のキャリアのハイライトは1984年、メトロポリタン歌劇場。日頃、オペラやバレエを行う劇場に氷が張られそこでウィリアムテル序曲でグループナンバーた披露された。
 圧巻の演技に20分間のスタオベが続いたという。今の時代にこれほどのスターが果たしているだろうか。

 映画では、彼の人生の苦闘(男性が踊ることへの偏見、同性愛への偏見との戦い、うつ、かなわなかった愛など)が語られる。AIDSによる早すぎる死もあった。しかし映画を見終わって感じたのはその悲しさよりも彼が成し遂げた偉業、美しいスケートの衝撃ーそれはアダム君や映画に登場するジョニーをはじめとする多くのスケーターを勇気づけたはずである。

シーズン終わりは京都フェス

April 01 [Mon], 2019, 21:03
 家から片道5時間弱。はるばるやって来たのはスターズオンアイスではなく京都フィギュアスケートフェスティバル。友野君の演技が見たくて。
 周りは親子連れが多くアットホームな感じ。もちろんフィギュアファンもたくさん来ているようだが。スターズオンアイスからのはしご組も来ているよう。

 長い行列が動きだし、会場に入るのに10分位かかったろうか。眼の前には10人位のスケーターが一斉に練習をしている。友野君、白岩優奈ちゃん、ショーン・ラビットさん(彼は去年も来ていたようだがどういうご縁なんだろうか)、本田望結ちゃん紗来ちゃん…男女入り交じり、4回転や3Aを跳ぶ人もいるのに整然としてぶつかることもないのも見事である。

 友野君の4Sってこんなに確率がいいの? ほとんど失敗なくきれい。3Aは見事。おまけに4Tまできれいに跳んだ!なぜ試合となると決まらない ともあれ、眼福な美しいジャンプだった。

 京都ジュニアの子供達のかわいらしいシンクロから演技開始。ノービスの京都の選手、京都の国体代表のジュニアシニアの選手は笹原君以外は知らなかった。まだまだ知らない人は多い。

 笹原君の「スケート人生最後かも知れない演技」は難しいジャンプは跳ばなくても存在感があり、心からの笑顔で滑っているのが素敵だった。最後は本田望結ちゃんから花束を贈られた。

 華やかな本田姉妹。望結ちゃんの美しさとカッコ良さは圧倒的だが、層の厚い日本女子で上に行くにはジャンプがもっと決まらないと厳しそう。紗来ちゃんはルッツを軽々と決めている。今後が楽しみだ。

 いつも可愛い白岩優奈ちゃん。赤い衣装がお似合い。新エキシを披露。かわいらしかったり力強かったりいろいろな面を見せたいエキシの様子。来季の活躍に期待。

 友野君は予想通りのニューシネマパラダイス。気がつくと大好きになっていたこのプログラム。みずみずしさ、繊細さ、傷つきやすさを感じされせるおそらく今の彼にしか滑れないプログラム。ちょっとした仕草が練り込まれていて、シーズン最後の完成形となっていた。そして、なぜジャンプが失敗する 4Sは抜け、4Tは転倒。そんなことも忘れて涙ぐんで見ていた。
 私の今シーズンはこれで終わり。来シーズンはどんなドラマが待っているのだろう。

5年ぶりの世界選手権

March 24 [Sun], 2019, 21:37
 フロランの引退後、自分がどれだけショックを受けていたのか分かっていなかったのだが、友野君がフィギュア熱に再び火をつけてくれた後に振り返ると「空白」があったことを感じる。
 世界選手権に行ったのは東京2007年、ニース2012年、その後、埼玉2014年にも少しだけ行ったのだが町田君の素晴らしい演技の他はあまり記憶がない。

 空白と言っても全日本には毎年のように行っていたし、近場の試合には行っていたし、国別も見に行ったしテレビでは見ていたははずなのだが心は遠ざかっていたようだ。

 今回は世界選手権の男子ショートとフリー、そしてペアフリーとダンスフリーを少々観戦した。
 男子世界選手権の参加選手全ての演技を見てレベルの高さに唖然とした。3Aを跳べない選手は数人?しかおらずほとんどの選手が4回転を跳んでいる。4回転を跳んでも第1グループに入ってしまうと言うレベルの高さに唖然…日本のローカルだと3Aはまだまだ少なく「難しいジャンプだなあ」と思っていたがそんな甘い気持ちは世界には通用しないのだ。

 久しぶりの世界選手権は「バナー禁止」という寂しいこともあった。手作りバナーを持って東京に乗り込んで行ったことが懐かしい。
 羽生人気で外国のお客様もかなり多い。「プー耳」のカチューシャを付けたおばさま、プーの着ぐるみ(これは日本人)もいる。会場全てが羽生ファンではないかと心配していたがそうでもなく2日間とも近くの席の人は「まんべんなく世界の選手を応援する人だった。という私も本命不在のためみんなを応援した。

 新しい発見もいくつかあった。アゼルバイジャンのリトヴィンツェフ君はとても滑りがきれいでバレエをきちんと学んだような体の使い方がとても優雅で素敵だった。今後に期待。
 ジュンファン君はともかくかわいらしい。スケートは生で見るとまだ荒削りなところがあるのだが笑顔も「失敗してがっかりした顔」すらとてもかわいらしい。人気が出るのももっともだ。

 生で見るのをとても楽しみにしていたフランスのエイモズ君。思ったより小柄だが、ショートプログラムはめちゃめちゃ素敵だった。アクロバティックな身体能力の高さを生かしたモダンで踊りまくるプログラム。マッチョな男らしさにラテン男の風貌。キスクラでの無邪気な笑顔。まさにフロランの系譜を継ぐ、素敵なスケータだ これから応援することになりそうだ。

 途中まではのんびり観戦していたが最終グループには予想外のことが一杯で緊張が走った。
 

ユニバを終えて−遠い日の思い出のように

March 09 [Sat], 2019, 22:09
 ユニバーシアードという大会については名前しか知らなかったのだが、贔屓が出るとなると追いかけることになる。
 美しいライストが見られ、時差も少なく同時期の世界ジュニアよりも格段に見やすかった。

 今期、最後の友野君の試合。悔しい四大陸を終わり、一般には注目されない試合。でもそれは大学生のオリンピックでもある。開会式があり(男子フィギュアチームは参加しなかったようだが)選手村があり、他の種目の日本選手が応援に来る。会場は華やかに彩られ、ちょっと平昌を思い出した。

 白と青を基調とした会場は、「ニューシネマパラダイス」の衣装にとても合っていた。
 ジャンプの不調に苦しめられたシーズン。最後まで4回転の調子は戻って来なかった。一方で表現面では、いろいろな雑念からも解き放たれて今季一番美しかったように感じた。

 澄んだ瞳。美しい音楽。少年の心の痛み。悲しみ。心のままに素直に表現することが、若さ故に出来る、若者にしか演じられないような瑞々しい世界。
 ちょっとした心の揺れさえも指先に込めるような繊細さ。素直な心の人にしか表現できない、儚い、そして激しい世界。年を取っても心の奥底に残る遠い日の思いが揺すぶられるような、そんな気持ちで涙が出て来た。

 演技が終わり、会場の大歓声。日本のスターは世界でも受け入れられた。そのことも嬉しくてまたほろりとした。

全中デビュー

February 06 [Wed], 2019, 20:46
 ビックハットは2006年のNHK杯以来何度も通った思い出の会場であるが、自由席は初めてである。「どこにしようかな。ジャッジサイドの中央はさすがに一杯だから少しサイド」と言ってもめっちゃ良い席である。贅沢だ。
 2月4日月曜日、全中男子ショートプログラム。
 今年は1日ずつとは言え、インカレ、インハイ、全中の全てに行ってしまった。オタ病膏肓に入っている そして全中は初めてである。
 全中のお目当ては関東三羽烏。一方でその他の選手はあまり知らない。37人もの選手を見たら飽きてしまわないかと心配していたが無用であった。
 確かにダブルジャンプも苦労している選手もいた。一方でスピンのうまい子が多い。表現力も大人顔負けの子もいる。 大学、高校と比べると「小さくてまだ子供だな」と思う華奢な子が多い。ジャンプが決まるにはがっしりとした体が必要なようでうまい子は細身ながら体幹がしっかりして見える。ステップがうまい子もたくさんいた。
 知らない子が多いので集中力がなかなか続かない。なかで印象に残った選手。
 宮城の赤間君。ともかくスピンが上手。逆回転も回っていた。かわいらしい中村俊介君。まだノービスなんだとあとで知ってびっくり。バランスのとれた選手だ。
 4回転がショートにないのが気の毒な佐藤駿君。このところショートに苦労している印象の彼。6分間できれいに跳んでいた(しかも両サイドで、なぜ?)3Aがステップアウトだが、段違いのうまさ。優勝候補筆頭である。
 垂水爽空君の表現も素敵だった。
 とても楽しみにしていた三浦佳生君。一昨年の全日本ジュニアでノ−ビスながら迫力ある表現を見せた彼。今シーズンはグランプリにも全日本にも出られなかったので情報は入っていても見るのは初めてである。6分間練習からすごいスピードで3Aを決めた。本番はと言うと有り余るエネルギーをもてあましているかのような荒削りな、でも迫力満点の演技。まだ中学1年だが、背もかなりあり、がっしりした体型。カッコ良い不良少年のような色気さえ漂っていてドキドキしてしまう。この日一番印象に残った。
 優勝候補の鍵山君。ショートプログラムは素敵なプログラムで楽しみにしていた。音が鳴った途端にはじけるように踊り出す。アクセルが抜けて1Aに。ええっ… ショックで固まっていたが、その後のステップが目が覚めるほど上手で勢いがあって「ベストだと80点行くから失敗しても結構行くのでは?」ととっさに計算。計算通りで2位。ジャンプ以外は本当に素敵な演技だった。
 他は滋賀海門君や佐々木晴也君も印象に残った。

 翌日は残念ながら見に行けなかったが、駿君、佳生君は4回転を決めハイレベルな試合だった様子(ショートで3Aを入れたのは3人だけでクリーンだったのは吉岡君ひとりだったのだが) 駿君が優勝。鍵山君2位、佳生君3位であった。
 中学生がこんなにハイレベルでいいのか。日本の未来は明るい。そして彼らのこれからが楽しみで仕方がない。
 

インターハイはスターが一杯

January 27 [Sun], 2019, 22:56
 ガイシアリーナに行くのは2010年NHK杯以来である。プール前の遠い席からフロランの初表彰台の演技を見届けたのは懐かしい思い出だ。
 寒風吹きすさぶ中を歩く。名古屋に来るのは夏のショーの時が多いからこんなに寒いのかと唖然。それでも心は楽しみで一杯。インターハイと言っても今の高校生はスター揃いである。高志カ君、須本君、壷井君、木科君、星南君… さすがにスイスの高志カ君は来ないが女子は全日本女王の坂本花織ちゃんまで来る!(びっくり)
 女子フリー後半から見る。なぜ、第3グループ?の白岩優奈ちゃんがいきなり良い演技で盛り上がる。
 最終グループは全日本上位陣がずらり。楽しみにしていた横井ゆは菜ちゃんはちょっと緊張して固かったかな。山下真瑚ちゃんも豪快なジャンプと柔らかな滑りにうっとり。
 そして花織ちゃんの「ピアノレッスン」。DOIで見た時も雄大で素敵なプログラムだと思ったが、熟成して全く別のプログラムのようだった。つらい境遇に耐えながら強く生きていく主人公の苦悩と情熱が全身から伝わってくるような表現。豪快なジャンプ。このプログラムは世界を狙えそうだ。

 男子の楽しみはまず全日本ジュニアチャンピオン、見る度に成長著しい壷井君。全日本で見られなかった須本君(残念ながら私の好きな今期のプログラムから去年のプログラムに戻してしまったが。そして全日本でもとてもカッコ良かった木科君。男らしさが魅力の太一朗君、などなど。

 星南君は今期はなかなかジャンプが決まらず苦しんでいる。華があって魅力的な選手なのだが…
 最終グループ。木科君は最初の3Aはきれいだったが次が転倒。上の方から見ていると、滑りに柔らかさもあって独特の雰囲気が魅力的だ。本田ルーカス君は体ががっしりしていてジャンプが決まったら素敵な選手になりそう。
 プランタン杯以来の長谷川一輝君はすっかり体が大きくなった印象。今回はちょっと残念な出来だったか。
 須本君は、まだ少し元気がない印象。3Aも決まって美しいスケーティングも見られたが、先シーズンの全日本ジュニアでの素晴らしい演技を見ているだけに比べてしまう。来シーズンにはまた元気な姿を見せて欲しい。
 山隈太一朗君は良かった! ジャンプも随分安定して来たようで、男らしく楽しい演技に会場中が盛り上がった。これは優勝してもおかしくない。
 最後はたっちゃんこと壷井君。6分間練習では決まっていた3Aが抜けてしまった。他の選手と比べるとスケ−ティングは段違いにきれスピンも上手。失敗しなければ彼が優勝したであろうが残念…

 インターハイはエキシビションもある。須本君の「Bring him Home」が美しかった。壷井君はフリープログラムのにリベンジに挑んだが3Aが何度跳んでも抜ける…今日はダメらしい。
 太一朗君はコレオシークエンス付きの。ララランド。もちろん大盛り上がり。
 時間もあるので表彰式はスキップしたが充実した観戦だった。

ここから先(近畿ブロック)

October 08 [Mon], 2018, 20:41
 友野君のファンになってから「行ってみたいな」と思っていた近畿ブロック。大輔君の復帰が決まった時点で「これは厳しそう…」と覚悟をしたが、やっぱり行けなかった。その代わり、「近畿ブロックがCSで放映」という前代未聞の事態に。大輔さんのおかげではた迷惑な大騒ぎ。でも大輔さんのおかげでテレビで見られると言うことに。

 友野君も緊張したのか、ショートもフリーもらしくないミスが目立ったようだった。
 それでも友野一希の魅力は健在だった。「リバーダンス」は素敵だった。
 ジャンプのミスは残念だったが、勢いのあるステップ。周囲に訴えかける強いエネルギー。後で疲れるだろうなどとけちけちせず最初から最後までエネルギーを全開で駆け抜けていく。これでジャンプが決まったらどれだけ素晴らしいものになるだろう。

 優勝インタビューは悔しさをにじませていた。もっと上を目指すからこその恐さと戦っているのだろうかと思った。今は大輔さんの影に隠れているけど、このままでは終わらないと。

 素晴らしかった世界選手権のあとでフィギュア友に書いた手紙。「友野君はこれから先は茨の道だと思いますが頑張って欲しい」。ほぼ無名の選手が坂を登っていく時は本当に楽しい。でもそのうちそれだけではすまなくなる。上に行けば行くほどつらいことも増えていく。スケオタをやっていると分かる勝負の世界の厳しさ。
 ファンの出来ることは応援を続けること

真っ直ぐな幹(お帰り高志カ君)

August 31 [Fri], 2018, 22:33
 2016年の全日本はわくわくする大会だった。
 ずっと応援していたフロランが引退してフィギュア熱が冷めかかっていた頃。2年ぶりの全日本生観戦。新しいスター候補たちに心が躍った。
 壺井君のなめらかな滑り。星南君の美少年ぶり。
 でも何より高志カ君と友野君。とても音楽的な二人に心惹かれた。
 激しい悲しみを表現した高志カ君と、朗らかで楽しい友野君。のっぽな高志カ君と小柄な友野君。対照的でありながらどこか通じるところのある二人。
 2016−17シーズンは、二人の演技を楽しみにしていた。ステファンのところに移った高志カ君の「ピナ」の美しいプログラムを見るのを楽しみにしていたが、全日本ジュニアに彼は来なかった 何の情報も無く… そして、その間に私は友野君にはまってしまうのだが。

 今シーズンのJGP2戦リンツ大会。久しぶりの高志カ君の演技を動画で見た。興奮して一人ではしゃぐ
 ひょろひょろとして長い足をもてあましていた少年はもういなかった。体幹がしっかりして真っ直ぐ筋が通っているようだった。情熱のままに滑っていた少年は憂いを帯びた大人の香を身にまとっていた。あきれるほど自然なトリプルアクセル。いつの間にこんなにジャンプが上達したの? そして一音一音に振り付ける難しいステファンの振り付けを自然にこなしていく。もともとスピンがうまかったけどますます磨きがかかったよう。
 最後に小さなガッツポーズ。それでも顔は戦う男の厳しさで、セクシーな男らしさにくらっ。未来のスーパースターの誕生だ。

 須本君のプログラムもとても素敵だし、星南君は4Sを降りたし、今年の日本ジュニアはどこまで行ってしまうのだろう? 

新たな挑戦(DOI)

July 08 [Sun], 2018, 21:55
 西日本は大雨の災害でひどいことになっている日。蒸し暑い新横浜。対照的に冷え冷えとした会場。久しぶりにDOIを見に行った。
 友野君、須本君、刑事君、壺井君などなど、大好きなスケーターが一杯!とのことでいそいそと出かけた。

 印象に残ったスケーターたち。
 まずは壺井君。子供から青年に変わって行く年頃。背も伸びて大人っぽくなってきた。今の課題は3A。それが入れば美しいスケーティングと自然な表現力のある彼は絶対上に行くと思う。
 横井ゆは菜ちゃんとはつらつとした明るさとダイナミックなジャンプを楽しんだ。
 
 前半で一番、印象に残った須本君。長野のHeroes and Futureで見たフリーも素敵だったが、ショートのトスカも素敵だった。ダイナミックで激しい音楽だけど、須本君が演じると美しいスケーティングに見ほれ、静かで清らかな物語のよう(トスカとしてはどう?だけど)。今の日本男子最強の美しいイーグルと細身の体が鋭く動く線。無表情ではあるけれど動きは確かに彼の個性があふれている。

 さて、噂の友野君のミーシャ振り付けの新プログラム。青い衣装の星がとてもきらきらしていてきれいだった。静かで切ない、時に激しい悩ましい表現。確かに新しい友野一希だった。彼は本当に表現の幅が広い。
 スケ−ティングもとてもなめらかで美しかったけど、細かいところを見るとスピンだったり、「伸びしろ」を感じる。頑張れ。
 フリーはどんな路線になるのかも楽しみだ。

 会場で一番人気はネイサン。確かにネメシスはとってもカッコ良かった。ジャンプはうまいし、足先の細かい表現がおしゃれだし。
 スコットは相変わらず色気たっぷりで元気いっぱいだった。


 刑事君のウィリアム・テル。ステファンの使った音楽の間に嵐の音楽が入る印象。彼の表現豊かな腕が素敵でうっとり。力強く雄大だ。最後のステップはどうしてもステファンと比べてしまうのが不利になってしまうが(まあ、あれを越えるのは誰もいないだろうけど)素敵なプログラムだった。テルが刑事くんに似合うとは意外だった。

 最後に坂本花織ちゃん。しっとりとしたイメージの強い「ピアノレッスン」だが、リショーさん振り付けの彼女のプログラムは雄大で力強かった。女の強さを表現しているのかも知れない。これも新たな挑戦だ。

 大ちゃんの復帰もあり、ますます競争が激化している日本フィギュア。贔屓が出来ると素直に楽しめないことも多いけど、今しか無い演技を楽しんで行きたい。 
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