おりの中の秘密

January 30 [Mon], 2006, 5:10
 千葉茂樹さんの訳書、新刊を読みました。『おりの中の秘密』です。
 耳はしっかり聞こえてるし、頭もちゃんと動いてる。ぼくはただ、話せないだけ。話たいことならいくらでもある。でも口からでてくるのは、犬のほえるような音だけだ。
 11歳の少年、トムは手話を使ってふつうの小学校に通っているけれど、クラスのみんなとはまともな会話ができない。だからトムは動物園へいく。話相手をもとめて。動物達は共通の言葉で会話しているのが、トムには感じられるのだ。トムが好きなゴリラのところへいくと、檻の中から、ザンジという雌ゴリラが手話で語りかけてきて、大事な秘密を教えてくれた。
 とてもよかったです。トムが内に秘めた感情をどのように表現するのかということが気になり、目を離せずに一気に読んでしまいました。私たちは、自分と違う人をなかなか理解しがたいのですが、違っていたってみんな感情のある、同じ人なのです。私たちと同じように話をできない人、例えば痴呆のすすんでしまった人や障害のせいでうまく話せない人などを、私たちは赤ちゃん扱いしていないでしょうか? わからないのではないかもしれません。うまく表現できないだけなのかもしれません。何気なくしているかもしれない、この思い上がった行動に、思わずぞっとしました。 私たちは忙しさや当たり前ということに慣れて、ついいろんなことに鈍感になりがちです。様々な物事や人に対して、もっと鋭い感覚をもって、こまやかに接していきたいと思いました。
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あ、映画いいねえ。最近ほとんど映画みていません。考えたらちびたちが園に行っている間に行けるんだけど。

ほんと、日々の雑用に追われてついついいろんなことに鈍感になってしまいがち。気をつけていきたいです。
February 05 [Sun], 2006, 9:16
kinukinu
この間「終わらない物語」という映画を見たんだけど(内容はちょっとヘビーかも)一人の主人公の女の子の役を順番に8人の役者が演じていて、監督の意図は、外見は変っても一人の人間を演じる事によって人間の本質(あらゆることの本質)を見る大切さを伝えたい。物事を見る目って大人になるに連れて意識しないと知らないうちに世間体や思い込みで鈍ってしまっている気がするね。鈍感になってい事に気付く事が大切!
February 05 [Sun], 2006, 1:40
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