平尾台ピクニックコンサート
July 29 [Mon], 2013, 20:50
昨日の第20回平尾台ピクニックコンサート、とても盛り沢山なコンサートになった。
「ピクニック」コンサートとは名ばかり、「満腹」コンサートだった。
平尾台自然の郷、高原音楽堂がコンサート会場なのだが、これが野外ステージ。
ステージにこそ屋根はあるが、そのほかは芝生のひかれた観覧席。
当日はかなり早めに会場入りしたので、車にビニールシートを取りに戻り、
(これが駐車場までかなり遠い(笑))
なんとなくぱらつく雨に嫌な予感もしつつ、
でも天気予報では午後から雨は降らないという予報を信じた。
一応、傘はあった。
いよいよ開演30分前になったとき、終演後は時間が遅くなるから子供たちは早めの晩御飯中、
「パラパラパラ」、「ボトッボトッボトッ」、「ザザザザザー」、と突然の大雨。
芝生にビニールシートを敷いていたが、瞬く間に水たまり。
もちろん、身動きもとれず、座ったお尻から脚にかけてずぶ濡れ。
かろうじて上半身は傘のおかげでしのげたが、とても尋常ならざる濡れっぷり。
周囲状況も皆同じ、
何回もこのコンサートに来ている人かな?レインコートを着ている人もいたが、
とてもコンサートが開ける状況ではなかった。
緊急措置として、ステージ上前方にシートを敷き、
演出ステージをステージ後方、観客席がステージ前方という、
コンサートではなく、まるで公民館の演奏会のような状態。
それでも演奏会は決行された。
雨が一向にやむ気配はなく、コンサートスタート。
いきなり開演ファンファーレよろしく、須川展也サックス・バンドの演奏開始。
今回、突然の雨というハプニングだったが、結果として良かったことは、間近で生の演奏が聴けること。
観客席では、スピーカー越しの演奏になり、全く違っていたらしい。
(あとで聞いた話)
サックス9本とピアノの音に圧倒されてしまった。
今回のコンサート、サックスバンドだけではなく、
そのほかにもシンガーソングライター冨永裕輔氏や
トリオ・ロス・ファンダンゴスなどの演奏もあり、
プログラム内容もおなか一杯。
このシンガーソングライター、歌が上手かった。
恥ずかしながら、全く知らない人だったのだが、こんなに上手いなら、ファンも増えていくであろう。
トリオ・ロス・ファンダンゴスはアルゼンチンタンゴの演奏。
とても熱い、エネルギッシュな演奏。
特にあのピアノは素晴らしかった。
この団体の演奏のおかげで、我が家では
「ほんの首の差〜で〜、負けちゃあったの〜よ〜」がエンドレスリピート…
そして、須川展也サックス・バンドだが、須川さんソロのカッチーニ「アヴェ・マリア」から開始。
CDではよく耳にする須川さんの演奏だけど、
今回こんな近くの生演奏、本当に特等席としか言いようがない場所で聴けたのだが、
須川さんの音がこんなにも美しいのだということに改めて気づいた。
これはCDではわかりえないところだと思う。
たぶん、通常のホールでも、気づかないのかもしれない。
でも、本当に音が美しい。
きっと一つの音を出すだけでも、美しさのために気を付けていることが相当あるんだろうと思った。
まだまだ、意識しないで適当に吹いている自分の未熟さを思い知らされた。
ブエノスアイレスの四季からサックスバンドも加わり演奏開始。
この曲はソロフューチャーではなく、ピアノを含めた10重奏の演奏。
春夏秋冬のいいとこどりメドレー。
冒頭のテナーソロにすでにやられました。
ここから、この素晴らしいサックスバンドアンサンブルの世界に引き込まれた。
スカラムーシュ、須川さんソロフューチャーの全10重奏。
今までに聴いたことがないスカラムーシュ。
あっちこっちからサックスのうごめく音が聞こえ、少しの混乱と、ものすごい興奮を覚えた。
ピアノもしくはオーケストラとアルトというのは聴いたことがあったが、
全編サックスと共演というのはとても新鮮な感覚。
まるで、主題を同じにした別の曲のような感覚だった。
スペインの曲を集めたマドリッド・インスピレーション。
これはぜひCD化してほしい。
こんなに楽しくて興奮できる曲に出会ったのはいつ以来だろうか?
知っている曲が連なり、折り重なって、情熱の国スペインを見事に表現した曲だと思う。
プログラム最後にアルメニアンダンスT、
須川展也指揮、サックスバンドの8重奏+ピアノの演奏だったが、
吹奏楽経験者がこの曲を聴いて心躍らないわけがない。
特に終盤からクライマックスにかけての高揚感、自分も楽器を持って加わりたい衝動に駆られる。
願わくば、聴衆としては須川さんも指揮ではなく演奏で一緒に吹いてもらいたかった。
(だって、背中しか見えないんだもん…)
とても盛大な拍手の後、アンコールにグラナダ、イケイケバージョン(笑)。
もう、いうことがありません(笑)
豪雨だったにもかかわらず、大盛況のうちに終演。
とても感動して、楽しめて、心躍る演奏会でした。
本当に満腹(笑)
ずぶ濡れになり、汗の臭いと生乾きの臭い(知っている人ならわかる、剣道着の臭い)、
日が落ちて明るいステージに群がる虫たち、
わけもわからずテンションアゲアゲな子供二人、など様々な状況が折り重なり、
終演後にご挨拶に伺えず、早々に会場を後にしてしまった。
だって、臭いんだもん、自分自身が。
この臭い、自分の臭いなのに自分が耐えられない(笑)
でも、こんな思いをしても、行ってよかったコンサートだった。
もしかしたら、こんな思いをしたからこそ、こんな良い思いをしたのかもしれない。
また、明日から、楽器の練習頑張ろう。
こんな自分の演奏でも聴いてくれる人がいるのだから、
聴いてくれる人のために自分のできる精一杯を発揮できるように、
そしてその精一杯をもっと大きくできるように頑張ろう。
「ピクニック」コンサートとは名ばかり、「満腹」コンサートだった。
平尾台自然の郷、高原音楽堂がコンサート会場なのだが、これが野外ステージ。
ステージにこそ屋根はあるが、そのほかは芝生のひかれた観覧席。
当日はかなり早めに会場入りしたので、車にビニールシートを取りに戻り、
(これが駐車場までかなり遠い(笑))
なんとなくぱらつく雨に嫌な予感もしつつ、
でも天気予報では午後から雨は降らないという予報を信じた。
一応、傘はあった。
いよいよ開演30分前になったとき、終演後は時間が遅くなるから子供たちは早めの晩御飯中、
「パラパラパラ」、「ボトッボトッボトッ」、「ザザザザザー」、と突然の大雨。
芝生にビニールシートを敷いていたが、瞬く間に水たまり。
もちろん、身動きもとれず、座ったお尻から脚にかけてずぶ濡れ。
かろうじて上半身は傘のおかげでしのげたが、とても尋常ならざる濡れっぷり。
周囲状況も皆同じ、
何回もこのコンサートに来ている人かな?レインコートを着ている人もいたが、
とてもコンサートが開ける状況ではなかった。
緊急措置として、ステージ上前方にシートを敷き、
演出ステージをステージ後方、観客席がステージ前方という、
コンサートではなく、まるで公民館の演奏会のような状態。
それでも演奏会は決行された。
雨が一向にやむ気配はなく、コンサートスタート。
いきなり開演ファンファーレよろしく、須川展也サックス・バンドの演奏開始。
今回、突然の雨というハプニングだったが、結果として良かったことは、間近で生の演奏が聴けること。
観客席では、スピーカー越しの演奏になり、全く違っていたらしい。
(あとで聞いた話)
サックス9本とピアノの音に圧倒されてしまった。
今回のコンサート、サックスバンドだけではなく、
そのほかにもシンガーソングライター冨永裕輔氏や
トリオ・ロス・ファンダンゴスなどの演奏もあり、
プログラム内容もおなか一杯。
このシンガーソングライター、歌が上手かった。
恥ずかしながら、全く知らない人だったのだが、こんなに上手いなら、ファンも増えていくであろう。
トリオ・ロス・ファンダンゴスはアルゼンチンタンゴの演奏。
とても熱い、エネルギッシュな演奏。
特にあのピアノは素晴らしかった。
この団体の演奏のおかげで、我が家では
「ほんの首の差〜で〜、負けちゃあったの〜よ〜」がエンドレスリピート…
そして、須川展也サックス・バンドだが、須川さんソロのカッチーニ「アヴェ・マリア」から開始。
CDではよく耳にする須川さんの演奏だけど、
今回こんな近くの生演奏、本当に特等席としか言いようがない場所で聴けたのだが、
須川さんの音がこんなにも美しいのだということに改めて気づいた。
これはCDではわかりえないところだと思う。
たぶん、通常のホールでも、気づかないのかもしれない。
でも、本当に音が美しい。
きっと一つの音を出すだけでも、美しさのために気を付けていることが相当あるんだろうと思った。
まだまだ、意識しないで適当に吹いている自分の未熟さを思い知らされた。
ブエノスアイレスの四季からサックスバンドも加わり演奏開始。
この曲はソロフューチャーではなく、ピアノを含めた10重奏の演奏。
春夏秋冬のいいとこどりメドレー。
冒頭のテナーソロにすでにやられました。
ここから、この素晴らしいサックスバンドアンサンブルの世界に引き込まれた。
スカラムーシュ、須川さんソロフューチャーの全10重奏。
今までに聴いたことがないスカラムーシュ。
あっちこっちからサックスのうごめく音が聞こえ、少しの混乱と、ものすごい興奮を覚えた。
ピアノもしくはオーケストラとアルトというのは聴いたことがあったが、
全編サックスと共演というのはとても新鮮な感覚。
まるで、主題を同じにした別の曲のような感覚だった。
スペインの曲を集めたマドリッド・インスピレーション。
これはぜひCD化してほしい。
こんなに楽しくて興奮できる曲に出会ったのはいつ以来だろうか?
知っている曲が連なり、折り重なって、情熱の国スペインを見事に表現した曲だと思う。
プログラム最後にアルメニアンダンスT、
須川展也指揮、サックスバンドの8重奏+ピアノの演奏だったが、
吹奏楽経験者がこの曲を聴いて心躍らないわけがない。
特に終盤からクライマックスにかけての高揚感、自分も楽器を持って加わりたい衝動に駆られる。
願わくば、聴衆としては須川さんも指揮ではなく演奏で一緒に吹いてもらいたかった。
(だって、背中しか見えないんだもん…)
とても盛大な拍手の後、アンコールにグラナダ、イケイケバージョン(笑)。
もう、いうことがありません(笑)
豪雨だったにもかかわらず、大盛況のうちに終演。
とても感動して、楽しめて、心躍る演奏会でした。
本当に満腹(笑)
ずぶ濡れになり、汗の臭いと生乾きの臭い(知っている人ならわかる、剣道着の臭い)、
日が落ちて明るいステージに群がる虫たち、
わけもわからずテンションアゲアゲな子供二人、など様々な状況が折り重なり、
終演後にご挨拶に伺えず、早々に会場を後にしてしまった。
だって、臭いんだもん、自分自身が。
この臭い、自分の臭いなのに自分が耐えられない(笑)
でも、こんな思いをしても、行ってよかったコンサートだった。
もしかしたら、こんな思いをしたからこそ、こんな良い思いをしたのかもしれない。
また、明日から、楽器の練習頑張ろう。
こんな自分の演奏でも聴いてくれる人がいるのだから、
聴いてくれる人のために自分のできる精一杯を発揮できるように、
そしてその精一杯をもっと大きくできるように頑張ろう。
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