つぐない

April 30 [Wed], 2008, 20:30
GWの真っ只中、仕事帰りにレディースデイを利用して気になっていたこの作品を鑑賞してきました。

第二次世界大戦前夜、夏のイングランド。政府官僚の娘で未来の大作家を自負する13歳のブライオニーは、大学を卒業したばかりの姉セシーリアと使用人の息子で幼なじみのロビーのただならぬ関係を察知し、ロビーへの警戒心を抱く。そして事件は起きる。ブライオニーの嘘の証言によって、愛しあう恋人たちは無残にも引き裂かれ、犯した過ちの重さにブライオニーが気づいたときには、泥沼の戦争が始まっていた。
幼さゆえの潔癖さが生んだ罪と、それを償うチャンスすら奪い去ろうとする戦争の残酷さを描いた本作は、現代イギリス文学の巨匠イアン・マキューアンのベストセラー『贖罪』を、『プライドと偏見』の新鋭ジョー・ライトが格調高く映像化した傑作。ヒロインは前作に続いてキーラ・ナイトレイ。ロビー役、『ラストキング・オブ・スコットランド』のジェームズ・マカヴォイと共に燃え上がる恋心と揺るぎない愛を見事に演じてみせる。そして物語の要であるブライオニーを新人シーアシャ・ローハン、『エンジェル』のロモーラ・ガライ、大女優ヴァネッサ・レッドグレイヴが競演する。第80回アカデミー賞作曲賞受賞作品。


→オフィシャルサイト

こんなに切ない映画を観たのは久しぶりかもしれないです。もちろんアカデミー賞受賞作品と言うことで期待も大きかったのですが期待を裏切らない練り込まれた映画に久しぶりの満足感を得られました。映画は妹ブライオニーの純粋ゆえについた嘘から大きく人生を変えられてしまう使用人のロビーと、姉のセシーリアの3人の人生を長くに渡って描いてあるのですが、その中で身分の差や戦争での犠牲などどうしようもないような悲しい出来事がいっぱいあります。ブライオニーは大人になって初めて自分のしたことの罪深さを知って一生をこのつぐないのために生きようとします。また姉のセシーリアも真実の愛に気付きロビーを待ち続け、またロビーもセシーリアとの人生を再び再開出来ることだけを信じて生きようとします。つぐなっても償いきれない過ち、これはこの映画で描かれていた戦争もこれは国家の過ちであって国家は国民につぐなうべきなんだろうと強く感じました。悲惨な状況と温暖で美しい景色が対照的で視覚的にも悲しく心に重くのしかかる重厚な映画でした。

評価85点(100点満点)

ビフォア・サンセット

April 24 [Thu], 2008, 20:30
『ビフォア・サンセット』
-BEFORE SUNSET-

【MY DVDコレクション】

●メディア / 映画
●上映時間 / 81分
●製作国 / アメリカ
●公開情報 / 劇場公開(ワーナー)
●初公開年月 / 2005.02.05
●ジャンル / ロマンス
 
 監督・脚本リチャード・リンクレイター
 
 出演:イーサン・ホーク    (ジェシー)
    ジュリー・デルピー    (セリーヌ)
    ヴァーノン・ドブチェフ
    ルイーズ・レモワン・トレス
    ロドルフ・ポリー

アカデミー賞(2004年)
□脚色賞(ジュリー・デルピー他3名)

 オフィシャルサイト


『忘れられない人がいる、すべての人のための85分。』

【解説】(allcinemaより)

「スクール・オブ・ロック」が大ヒットしたリチャード・リンクレイター監督が95年に手掛けた傑作ラブ・ロマンス「恋人までの距離(ディスタンス)」の続編。前作で一夜限りの恋に落ちた2人が9年ぶりに再会、ほんの束の間訪れた2人だけの時間を過ごすさまをリアルタイムで綴ってゆく。主演は前作と同じイーサン・ホークとジュリー・デルピー。
 9年前、ユーロトレインの車内で偶然出会い、ウィーンの街で一夜だけを共にしたアメリカ人のジェシーとフランス人のセリーヌ。半年後の再会を約束したものの、それは果たされぬまま9年の月日が流れた。作家となったジェシーは、パリの書店で行なわれたキャンペーンの席で遂にセリーヌとの再会を果たす。喜びを分かち合う2人だったが、彼らに残されていた時間はジェシーがNY行きの飛行機に乗るまでの、たった85分間。2人はパリの街をさすらいながら、9年の空白を埋め合わせるかのように、それぞれの思いを語り合うのだったが…。


【感想】

この頃は疲れやすいので夜は胎教のためにもゆったりとDVD鑑賞をするようにしています。今日は『ビフォア・サンライズ』の続編で、ずっと気になっていた『ビフォア・サンセット』を観ました。続編まで9年の歳月が経っていたのですが映画でも同じくらいの年月が経っていてそんなところもちゃんと現実とシンクロしていて素敵な作品に出来上がっていました。前回同様にこの映画は会話とパリの景色を楽しむだけの簡素な映画なんですが何故か心に響いてくるのは彼らの自然な演技のおかげでしょうか?
お互いに年齢を重ねて家族があったり職業も軌道に乗っていたりと変化はあるのですが二人ともあの時のあの1日が忘れられずに前に進めていなかったようです。運命のような出会いって本当にあるのか?お互いが1日だけの素敵な記憶をずっと心にしまっていたせいでその記憶が美化されすぎてしまったのか・・・。二人が再会した事によってどんな未来になるかはまた分からないまま映画は終わるのですがどちらにしても彼らはこれで前に進むことが出来るように思います。

忘れられない誰かがいて前に進めない人はこの映画を観て新たな素晴らしい人生を歩んでください。

ALICEの評価

★★★☆(3.5点/5点満点)

ハイスクール・ミュージカル2

April 23 [Wed], 2008, 15:35
  『ハイスクール・ミュージカル2』
−HIGH SCHOOL MUSICAL 2−

【MY DVDコレクション】

●メディア / TVM
●放映日 / 2007.10.13
●放映時間 / 20:00〜
●放映曜日 / 土曜日
●放映局 / ディズニー・チャンネル
●製作国 / アメリカ
●ジャンル / コメディ・ミュージカル・青春

監督ケニー・オルテガ

出演:ザック・エフロン  (トロイ・ボルトン)
  ヴァネッサ・アン・ハジェンズ (ガブリエラ・モンテス)
  アシュリー・ティスデール  (シャーペイ・エヴァンス)
  ルーカス・グラビール   (ライアン・エヴァンス)
  モニク・コールマン   (テイラー・マッカーシー)
  コービン・ブルー    (チャド・タンフォース)
  アリソン・リード    (ダーバス先生)
  バート・ジョンソン  (ジャック・ボルトン コーチ)


→オフィシャルサイト(日本語)

→オフィシャルサイト(英語)


【解説】(公式サイトより)

待ちに待った夏休み。夏を満喫できる、楽しいアルバイト先を探していたトロイは、豪華カントリークラブでの採用が決定!喜ぶトロイだったが、実はこのカントリークラブはシャーペイの父親が経営しているもので、トロイをガブリエラから引き離そうと、シャーペイが採用を企んだのだ。
しかし、ガブリエラ、チャド、テイラーといった、いつものメンバーも、なんとこのクラブでアルバイトすることになって・・・

【感想】

ダンス&ミュージックを存分に楽しむことが出来た『ハイスクール・ミュージカル』の第二弾です。この度は夏休みバージョンで学校を抜け出しリゾート地での撮影だったので景色も楽しむことが出来たよ。海外の高校生ってこんなに夏休みを謳歌しているんだって思うとすごく羨ましく感じました。
出演者もすべてPART1と一緒だったのですが2で目立っていたのは何と言ってもシャーペイです。パリス・ヒルトンもびっくりするくらいのお嬢様&KYぶりで場を乱しながらも素敵な歌声を聞かせていましたよ。それにシャーペイの弟役のライアンの活躍も必見です。野球をしながらのダンス&歌は前回のダンスよりもかなりパワーアップしていて楽しめました。トロイ&ガブリエラの恋の進展はいかに!?第一弾を楽しめた人はこっちも必見です。

ALICEの評価

★★★★(4点/5点満点)

大いなる陰謀

April 22 [Tue], 2008, 18:40
豪華キャスティングのこの映画、期待はしないで観に行ったのですが・・・

ベテラン・ジャーナリスト、ジャニーン・ロスは、未来の大統領候補と目されるジャスパー・アーヴィング上院議員の独占インタビューに赴き、対テロ戦争の新作戦について知らされる。同じ時刻、カリフォルニア大学の歴史学教授マレーは、優秀であるのに勉学に身が入らない学生トッドを呼び出し、志願兵となった教え子2人の話を始める。そして、アフガニスタンでは志し高い2人の若き兵士が最前線に送られていた。
7年ぶりの監督作でロバート・レッドフォードは、無関心でいることの罪悪と自分自身で考えることの重要さを強く訴える。『キングダム/見えざる敵』のマシュー・マイケル・カーナハンによる脚本は、ワシントンDC、カリフォルニア、アフガニスタンの3つの場所で展開するスリリングで濃密な対話劇だ。野心に満ちたエリート政治家と百戦錬磨のジャーナリストを演じるのは、製作総指揮も兼ね今までにない役柄への挑戦となったトム・クルーズと名優メリル・ストリープ。レッドフォード自ら演じるマレー教授の教え子に『クラッシュ』のマイケル・ぺーニャと『きみの帰る場所/アントワン・フィッシャー』のデレク・ルークが扮している。


→オフィシャルサイト

期待通りというか期待外れと言うのか映画としてはかなり退屈な映画でした。映画が訴えかけていることはすごく分かるんですがこんな見せ方なら小説やドキュメンタリーで十分だったように思います。9.11のテロ以来、アメリカはイラクを攻め続けて結局はそれが失敗だったと多くの人が感じているのに未だにそれを認められないでいるアメリカ国家、、、その汚名挽回にと新たな戦略を考えるわけですが・・・。
平和よりか正義を大切にする国、屈辱には耐えられずそのためなら手段を選ばないと考えているトム・クルーズ演じるジャスパー・アーヴィング上院議員、彼の独占インタビューするベテランのジャーナリスト、ジャニーン・ロス、それと大学の歴史学教授のマレーとその無関心な生徒、マレーの生徒で志高く志願兵となった二人の生徒のアフガニスタンでの戦い。この3つがこの映画の舞台なのですが戦争以外のシーンは全くと言っていいほどにお金がかかっていません。。。言葉のやり取りは初めのうちは面白かったのですがどんどん飽きてきて途中ではかなり集中力を失ってしまいました。(寝る寸前) もう少し最後まで興味をそそるような構造にして欲しかったのが本音です。トムちんは頑張ってたけど完全にメリル・ストリープに食われていたな。

評価55点(100点満点)


ハイスクール・ミュージカル

April 21 [Mon], 2008, 13:08
『ハイスクール・ミュージカル』
−HIGH SCHOOL MUSICAL−

【MY DVDコレクション】

●メディア / TVM
●放映日 / 2006.08.19
●放映時間 / 20:00〜20:45
●放映曜日 / 土曜日
●放映局 / ディズニー・チャンネル
●製作国 / アメリカ
●ジャンル / コメディ・ミュージカル・青春

監督ケニー・オルテガ

出演:ザック・エフロン  (トロイ・ボルトン)
  ヴァネッサ・アン・ハジェンズ (ガブリエラ・モンテス)
  アシュリー・ティスデール  (シャーペイ・エヴァンス)
  ルーカス・グラビール   (ライアン・エヴァンス)
  モニク・コールマン   (テイラー・マッカーシー)
  コービン・ブルー    (チャド・タンフォース)
  アリソン・リード    (ダーバス先生)
  バート・ジョンソン  (ジャック・ボルトン コーチ)


→オフィシャルサイト(日本語)

→オフィシャルサイト(英語)


【解説】(公式サイトより)

『ハイスクール・ミュージカル』とは、昨年、2006年にディズニー・チャンネルで放映され話題となったデイズニー・チャンネル・オリジナル・ムービーのこと。全米のならず、全世界を巻き込んでの社会現象となっている長編ミュージカル学園ドラマなのです。サウンドトラックも売れに売れ、既に全世界で690万枚のセールスを記録!当然ビルボードのチャートでも2週No.1を獲得し、それどころか2006年度全米アルバム・セールスNo.1まで獲得!!DVDのセールス枚数は全世界で790万枚を突破し、こちらも2006年度の全米TV映画部門のDVDセールスNo.1!!と、信じられないような記録を次々と打ち立てているのです。
2006年1月の初回放映から既に100カ国以上で放映され、1億6千万人以上の人々が見た、というとてつもない作品!!アメリカでは、1500もの高校で生徒たちによる劇が披露されたり、小説がベストセラーになったり、ディズニーランドでもショウが開催されたり、とすごいことになってます。その上、キャストが実際に作品の中で使われていた曲を披露するコンサートが全米、南米で行われました。


笑いと心に残る音楽、それに見事なダンスが満載のディズニー・チャンネル・オリジナル・ムービー、「ハイスクール・ミュージカル」は、二人の高校生の物語。 高校のバスケ部の人気者トロイと優等生のガブリエラ。正反対な二人の高校生が大晦日の家族旅行で出会う。二人はパーティーのカラオケ大会で歌うことの楽しさを知り、そして互いに好意を持つように。新学期が始まると、ガブリエラがトロイの通う高校の転校生であることがわかる。そして二人は学校で開かれるミュージカルのオーディションを一緒に受けることに。しかしトロイの親友チャドとガブリエラの新しい友達テイラーは二人の計画に反対する。でも本当にトロイとガブリエラの邪魔をしようとしているのは学校で一番演技が上手いと言われているライアンとシャーペイだった。



【感想】

これからは家で観るDVDくらいは胎教にいいものをチョイスしようとミュージカルやディズニーなどの映画を中心に観る様にしていきます。その第一弾は前から見たかったディズニー・チャンネルの『ハイスクール・ミュージカル』です。発売当初に張り切って購入したのに今頃の鑑賞になっちゃいました。
映画は単純明快な学園ラブコメディーなんですがダンスや歌は本格的ですごく見応えがありました。映画観た後すぐに字幕なしで再鑑賞したくらいだからね。主人公トロイ役のザック・エフロンはあの『ヘアー・スプレー』にも出演していて甘いボイスですごく歌が上手でした。ストーリーはかなり単純なんだけどその分音楽やダンスに歌に集中できるのでいいバランスの映画だと思いますよ。この映画はきっとすごく胎教にいいはず
海外の学園映画を観ると日本の雰囲気とは全く違うのでいつも憧れてしまいます。自分の子供もこんなにのびのびした環境で育てることが出来たらいいのにね。日本はゆとり教育を実行して学生の学力低下という大失敗な結果を招き、またその分塾などが大忙しみたいなので真のゆとりとは何かを把握してからしっかりした教育方針を文部省は考えて欲しいものです。

『ハイスクール・ミュージカル2』も続けて観るぞ〜

ALICEの評価

★★★★(4点/5点満点)

ある愛の風景

April 19 [Sat], 2008, 12:30
スサンネ・ビア監督のハリウッド進出作品上映記念と言う事で見逃していた彼女の旧作が同映画館で上映になったのでこちらも続けて観てきました。これが今年映画館鑑賞35本目の映画になります。

夫としても父親としても完璧なミカエル、美しい妻のサラと可愛い2人の娘。一家は幸福そのものだった。しかし、軍人のミカエルがアフガニスタンへ派兵され、突如もたらされた訃報によってその幸せな暮らしは一変する。悲しみに暮れるサラと娘たちを支えたのは、刑務所帰りで、今までは常にトラブルの種だったミカエルの弟ヤニックだった。ようやく平穏な日々が戻りつつあった矢先、戦死したはずのミカエルが帰還する…。
戦闘は遠い国で起きているはずだった。けれど、戦禍は確実に遙か離れた家族にも及ぶのだ。捕虜として迫られた究極の選択によって人が変わってしまったミカエル。そんな彼を迎えた家族の戸惑い。優秀な兄と問題児の弟の立場の逆転。懐疑、嫉妬、悔恨。それでも、愛が消えたわけではない。『アフター・ウエディング』のスサンネ・ビアが反戦のテーマを貫きつつ描いた深みのある愛の物語は、『グラディエーター』のコニー・ニールセンが母国デンマークで映画デビューを飾った作品でもある。ナタリー・ポートマン、ジェイク・ギレンホール、トビー・マグワイア主演、ジム・シェリダン監督でハリウッド・リメイクも進行中。


→オフィシャルサイト

映画の内容があまりにも暗かったのですがこちらもかなり考えさせられるような作品でした。しかし同じ監督の映画だけあってテイストが『悲しみが乾くまで』によく似ていてちょっと飽きてしまいそうになりました。同じ雰囲気の映画を二本続けて観るのはちょっと作戦ミスだったかな?
完璧なはずだった夫、父親が戦争から奇跡の生還を果たしたのにその人格が全く別の人間のようになってしまって家族にまで暴力をふるうまでに至るのですが、映画を観て思うことはやはり完璧で強い人間なんて存在しなく、家族はお互いが助け合う事によって一つなんだなと実感しました。自分の居ない間に人間的には下に見ていた弟が家族と仲良くなっている姿に憤慨して荒れると言うのは普通の人間の反応であり、自分が戦場で辛い思いをしていたのに家族は別の男を本当の父親のように迎えている姿を見て憎しみを感じるのは普通の生身の人間の反応なんだと思いました。しかし私自身も夫が戦争で死んでしまったと知らされてその時に周辺に頼れる人間が居れば頼ってしまうだろうなぁ。

評価70点(100点満点)

悲しみが乾くまで

April 19 [Sat], 2008, 10:00
今日は久しぶりに映画を複数本(二本だけど)鑑賞してきました。長い間座っているとお尻が痛くなるようになったのと集中力が前よりなくなっているように感じるのは妊婦のせいかな?

オードリーは、夫と二人の子供たちに囲まれ、平凡だが幸せな日々を送っていた。しかし、事件に巻き込まれた夫が射殺される。愛する人を失った悲しみから立ち直れなかったオードリーは、夫の幼馴染みで親友のジェリーを思い出す。彼は弁護士だったが、今はドラッグで堕落していた。オードリーはそんな彼を好きではなかったが、自分と同じように夫を深く理解し、愛していてくれたことを知り、親近感を持ち始める。オードリーは、それぞれが立ち直るため、共同生活をしようと提案する。
『しあわせな孤独』、『アフター・ウェディング』などで知られるデンマークの俊英、スサンネ・ビア監督のハリウッド進出作品。夫が射殺され、突然幸せを奪われた主人公は、夫の親友で薬中で堕落した元弁護士と共に暮らし始める。それは、主人公にとっても男にとっても必要な時間だった。ビア監督は、人間の弱さと儚さを優しく見つめ、悲しみに向かう強さを温かく描く。主演は、ハル・ベリー、ベニチオ・デルトロ、デヴィッド・ドゥカヴニー他。主人公が住む家が、日本ではちょっと見られない素敵なデザイン。さすがアートの国、北欧出身の監督だけある。


→オフィシャルサイト

去年の年末にスサンネ・ビア監督の『アフター・ウェディング』を観てからすごく気になっていた女性監督のハリウッド進出の作品を梅田ガーデンシネマで観る事が出来ました。前評判も他の映画ブロガーさんの評もほとんど知らないままの鑑賞でしたが私は好きな作品でした。デンマーク出身の監督だけあって建物がすごく北欧っぽくて可愛らしく悲しい作品なんだけどその風景や建造物で少し緩和されているようでした。また私が苦手なベニチオ・デルトロにハル・ベリーが主役だったのですがこの作品ではベニチオ・デルトロが『シン・シティー』に並ぶくらいのはまり役で彼嫌いが克服出来ました。ドラッグに溺れ落ちぶれている元弁護士が友人の死を期に元の生活に戻るべく奮闘するのですが海外でのドラッグ問題の深刻さを考えずにはいられませんでした。何か悲しく現実逃避したいときに身近にそれを果たす事が出来る魔法の薬があればどんなに強い人間でも手を出してしまう可能性ってありますよね。また最愛の夫を亡くした妻を演じるハル・ベリーですがあまり今までの作品で彼女に魅力を感じた事はなかったのですが今作品ではずっと悲しみに押し潰されそうになりながら一生懸命に生きている姿に共感する事が出来ました。ラストのシーンは久しぶりにかなり泣いちゃいましたね。

評価:70点(100点満点)

スルース

April 16 [Wed], 2008, 16:39
やっと関西にも『スルース』がやってきました!

ロンドン郊外にあるベストセラー推理小説作家ワイクの邸宅に、ティンドルと名乗る若い男がやって来る。彼はワイクの妻と不倫関係にあり、離婚を承諾しないワイクを説得にやってきた。ティンドルの要求にワイクはある提案をする。それはティンドルに、ワイクの高価な宝石を盗み出させる事だった。ワイクには保険金が入り、ティンドルも別れた妻と暮らせるお金が手に入る。承諾したティンドルはワイクの言うままに泥棒を演じるが…。
オリジナルは、『フレンジー』『ナイル殺人事件』などの脚本でも知られるアンソニー・シェーファーの戯曲で、72年にジョゼフ・L・マンキウィッツ監督により映画化されている。その時にはローレンス・オリヴィエとマイケル・ケインが緊迫感の中にもユーモアを込めた名演を見せてくれた。今回は設定はそのままだが、二人の男の関係にセクシュアルな要素を持たせている。若者役だったケインが、今回はオリヴィエが演じていた役にスイッチ。若者役にはジュード・ロウが扮し、妖しい魅力を出している。新たな脚本に挑んだのはノーベル文学賞作家のハロルド・ピンター。そして『魔笛』などの監督としても活躍しているケネス・ブラナーが監督を務める。


→オフィシャルサイト

何の前知識もないまま観たこの映画ですが二人の舞台を目の前で観たような緊迫感でハラハラ・ドキドキの繰り返しで映画を堪能する事が出来ました。この映画はリメイクでオリジナル版ではティンドル役がマイケル・ケインだったと言うのも粋ですよね。是非いつかの機会にオリジナル版も見たいものです。
映画は一人の女性を巡る嫉妬や優越感、複雑な心境が交じり合いながらの二人の争いなんですが、その心理戦がどういう展開になるのかが全く検討できずに緊迫感の中で一転二転ありながら衝撃のラストを迎えます。初老の売れっ子小説家ワイクの財力と包容力が勝ったのか、お金や職はないがティンドルの魅力が勝ったのか・・・ラストを観ても様々な意見があるとは思うのですがネタバレにもなるので私の気持は心の中に収めておきます。最近は爽やかな役柄で観客を魅了してきたジュード・ロウですが今作品の狂乱振りは彼の新たな俳優としてのキャリアを感じることが出来ました。流石のクールな演技でこのセスペンスに更なる恐怖感を植えつけたマイケル・ケインの演技にもベテランの貫禄のようなものを感じ取る事が出来て大変よく出来た映画だったと思います。しかし男の嫉妬も恐ろしいですね。

評価80点(100点満点)

フィクサー

April 14 [Mon], 2008, 18:40
毎月14日はTOHOシネマの記念日で1000円で映画鑑賞できるので行って来ましたよ!

NYの大手弁護士事務所に勤めるマイケル・クレイトンの専門は不始末をもみ消すこと。そんな仕事に嫌気が差していた時、大規模集団訴訟を担当中の同僚弁護士アーサー・イーデンスが、依頼人の農薬会社U・ノース社を裏切る行動に出る。マイケルは事態の収拾に乗り出すが、アーサーは訴訟を覆す恐るべき秘密を握っていた。一方、U・ノース社の法務部本部長カレン・クラウダーは追い詰められ非情な手段に出るのだった…。
“もみ消し屋=フィクサー”を不本意ながら続けるジョージ・クルーニー、良心に目覚め奇行に走る敏腕弁護士トム・ウィルキンソン、上司に認められることを最優先する大企業の法務担当者ティルダ・スウィントン。アカデミー賞助演女優賞受賞のスウィントンのみならず三人三様の限界を俳優たちが見事に演じた本作は、『ボーン・アイデンティティ』シリーズの脚本家トニー・ギルロイの初監督作。巨大法律事務所の裏側に光を当て綿密なリサーチを重ねたオリジナル脚本もギルロイの手になる。所属する事務所や企業の利益を守るため人生を狂わせた人間たちのドラマが、緊張感溢れるセリフと映像によってスリリングに展開する秀作。


→オフィシャルサイト

睡眠充分にも関わらず久々に映画館で居眠りしちゃいました。。。それも映画始まってすぐの30分くらいの間にです。この作品はアカデミー賞で主要部門最多ノミネートだという事で少しは期待していたのですが、ここ最近ジョージ・クルーニーの映画でよかったものはなかったので(シリアナは史上最悪でした。)不安もあったのですが見事的中してしまいました。製作がスティーブン・ソダーバーグだし彼らの作品って私には合わないのかなぁ。
どうしてこの作品がこんない評価されているのかは分らないですがジョージ・クルーニー扮するマイケル・クレイトンの心の葛藤、そして見事オスカーを手にしたティルダ・スウィントン扮するカレン・クラウダーの知らず知らずのうちに悪に手を染めていく様子は見ていて見応えがありました。まぁ、前半うとうとしていた私に評価なんてされたくもないでしょうが評価はどっちもつかずの点数で・・・

評価:55点(100点満点)


デスパレートな妻たち

April 12 [Sat], 2008, 10:00
週末土曜日は何をしていたかというと・・・もう1日中『デスパレートな妻たち』を観続けていました。シーズン1が終ってかなり面白い展開になりシーズン2も観る事をどうしても止められなかった数週間ですが見終わってしまうとかなり寂しい気もします。シーズン3はもうレンタルは始まっているし5月2日にDVDボックスも発売になります。。。1.2も本当は購入したかったんだけどかなり高額なので知り合いにコピーしてもらいました。3はまだなので待てるかなぁ。。。DVD購入しちゃおうかなぁ、なんて悩み中ですが他にも観たい海外ドラマはいっぱいあるのでしばし休憩です。次は『LOST』を観始めようかと思っていたんだけど胎教の事を考えると『LOST』は産後の方がいいかなぁ、なんて次に何を見ようか思案中です。



2004年10月にアメリカで放送されるやいなや、多くの女性の共感を呼び、社会現象となったドラマシリーズ。2004年度ゴールデングローブ賞、2005年エミー賞ともに数多くの部門にノミネート、うち複数の部門で栄冠に輝き、名実共に2004年新シリーズ・ドラマのNo.1となった。
原題:DESPERATE HOUSEWIVES
「デスパレート」とは せっぱ詰まった、がけっぷちの、絶望的な、という意味。


美しい藤の花が咲き乱れる閑静な住宅街、ウィステリア通りで、一人の主婦メアリー・アリスが自殺する。しかし誰にも自殺の原因はわからない。メアリー・アリスの自殺の謎を追求するうちに、新たな殺人事件が起き、さまざまな秘密が暴かれていく……。

“シングルマザーの童話作家スーザン”、“完璧すぎるカリスマ主婦のブリー”、“元キャリアウーマンで子育て奮闘中のリネット”、“玉の輿に乗った元モデルのガブリエル”。 

→デスパレートな妻たち・シーズン1
→デスパレートな妻たち・シーズン2



閑静な高級住宅街にもいろんなドロドロした事情が隠されていていろんな悪事や浮気などがどんどん暴露されていきます。これってかなり日本や韓国のドラマでもあるような展開で面白かったし、登場人物もみんな魅力的で私はかなりデスパレ妻の虜になってしまいました。イライラもするけど一番好きなキャラはスーザンかな。本国では第4シーズンを放映中ということでまだまだ先が気になるところです。





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