ノーカントリー

March 26 [Wed], 2008, 18:20
アカデミー賞で多くの賞をとったこの作品、きっと胎教にはあまりよくないだろうけど映画好きとしては見逃せない作品なので観に行く事に・・・。生まれる前から自分勝手なママでごめんよ。。。

メキシコ国境に近い砂漠でハンティング中に、偶然、死体の山に出くわしたルウェリン・モスは、大量のヘロインと現金200万ドルが残されているのを見つける。危険を承知で大金を奪ったモスに、すぐさま追っ手がかかる。必死の逃亡を図るモスを確実に追い詰めて行くのは非情の殺し屋アントン・シガー。そしてもう一人、厄介な事件に巻き込まれたモスを救うべく老保安官エド・トム・ベルが追跡を始めるのだった。
その髪形だけで強烈なインパクトを放つダイハードな仕事人を演じたスペイン俳優ハビエル・バルデムが、男くさい魅力で逃げる男を好演するジョシュ・ブローリンも、ベテランの渋味で勝負のトミー・リー・ジョーンズをも圧倒する不気味な存在感で、ぞくぞくするほど怖くて面白い追跡/逃亡劇をリードする。原作はピュリッツァー賞作家コーマック・マッカーシーの小説「血と暴力の国」。『ブラッド・シンプル』『ファーゴ』などノワールなスリラーを得意とするコーエン兄弟が監督・脚本・製作を担った本作は、カンヌ国際映画祭コンペ部門に出品されたのを皮切りに各映画賞を席捲し、まさに2007年度を代表する一本となった傑作。


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こんなに自分の感想を文章にするのに意見がまとまらなかった作品はこの作品が初めてです。学生の頃から感想文を書いたりするのは得意で、しかもすごく短時間でまとめる事が出来たのにこの作品を文章で語ろうと思うと衝撃が大きすぎてどんな言葉で綴ったらいいのか・・・悩みまくりました。
『最近は理解不可能な事件が多い』、老保安官エド・トム・ベルがポツリと言った様に現代の犯罪事情を象徴しているようかのこの映画に何か救いを探そうとしたんだけど何も見つかりませんでした。人を憎むから殺人を犯す、自分の身を守る為に人を殺す・・・など殺人にも理由があるはずなのにハビエル・バルデム演じるシガーは何の感情も表に表すことなく家畜用の高圧ボンベでどんどん任務を進行していくのです。任務の為なら全く関係ない人間も平気で殺してしまう彼のような殺人鬼にも何らかの信念や秩序はないのか、それが無くなったら殺人という犯罪はもう誰にも止められないのではないのか?彼は風貌も武器も表情も全てが不気味で滑稽さがさらに恐怖を印象付けます。ただラストでの衝撃だけが私にとっては救いになったけどこの映画は奥が深すぎました。私がよく映画の感想で主人公の素性の説明やバックグランドが分からなかったから入り込めなかったなどとほざいている事がありますがこの作品にはそんな説明も何も気にならないくらいに魅せ方が上手かったし、サウンドトラック的な音楽も全く必要なかったのが監督のなせる技でしょうか。ただこの映画に満点をつけてしまうとシガーを認めたことになりそうなので平均的な点数での評価に留めておきます。

評価:80点(100点満点)

マイ・ブルーベリー・ナイツ

March 23 [Sun], 2008, 20:30
予告を観ているだけでもジュード・ロウのかっこよさにやられてしまいそうなこの作品ですがやっぱりジュード・ロウはかっこいいなぁ。

ニューヨーク州コニー・アイランド。40年以上前からある、何の変哲も無いデリでジェレミーは働いている。最近、ある女性が毎日必ずブルーベリーパイを買いに来る。彼は密かにその女性を“ブルーベリー”と名づけ、彼女のためにパイを残しておく。ある日、ひょんなことから、お互い少しだけ過去を明かしあう。そして、ジェレミーは彼女が要らなくなった鍵を預かることになる。彼女は店に来なくなり、ある時、メンフィスから手紙が届く。「あなたのブルーベリーパイが世界中で最高!」。ジェレミーは“ブルーベリー”の居所を探し始める…。
『恋する惑星』『2046』のウォン・カーウァイ監督が、旅と距離をテーマに、失恋を乗り越える女性を描く。主演は、グラミー賞8冠の栄光に輝くノラ・ジョーンズ。世界の歌姫が本作で待望の映画デビューを果たした。共演はジュード・ロウ、ナタリー・ポートマン、デイヴィッド・ストラザーン、レイチェル・ワイズ。カーウァイ初の英語映画に、超一級キャストが集結した。


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失恋の味って覚えていますか?やっぱり涙のしょっぱい味なのか、やけ食いしたスウィーツの甘い味なのか?・・・。私も学生の頃から考えると失恋の一つや二つ経験した事もあるけど彼女のように大人になってから深いお付き合いをしていたのに急に心変わりをされたと言う経験がないのでこの辛さは分らないけれど、今の自分で考えると現在のパートナーが急に好きな人が出来たと言う理由だけで別れたいなんて言って来たら・・・きっと彼女のように簡単に立ち直る事なんて出来ないだろうと思います。
映画は特に見せ場のようなシーンはないんだけど主人公のエリザベスが失恋してカフェを経営するジェレミーにいろいろ話を聞いてもらい、それでも立ち直れなくって旅に出る、そこでいろんな人との出会いの中で成長すると言う単純なお話なんだけど景色や音楽、豪華なキャストも助けて女心の奥底をくすぐるような素敵な作品に仕上がっていました。ブルーベリーパイwithアイスクリームも本当に美味しそうだったしね。

評価:75点(100点満点)

バンテージ・ポイント

March 20 [Thu], 2008, 14:20
本日の2本目は『バンテージ・ポイント』です。胎教には良くないだろうなと思いつつも観たかったので観ちゃいました。

スペイン・サマランカでの演説中にアシュトン米大統領が何者かに狙撃され、さらに演壇が爆破されるテロが起こった。シークレットサービスのバーンズはTV中継車に乗り込み、撮影された映像をチェック。そこに怪しい何かを見つけた。同時刻、サマランカ市警のエンリケは事件の容疑者として拘束されそうになり、サマランカ市街へと逃亡を謀る。アメリカ人旅行者のハワードは、ビデオカメラを片手にそんなエンリケを追いかけ…。
米大統領暗殺・爆破テロ事件の謎を追う、緊迫感あふれるサスペンス・アクション。1つの事件を異なる8人の視点から何度も映すことで、少しずつその全容を明らかにしていく。ある視点では解決しなかった疑問が、他の視点から見ることで解決する――その視点の変更とトリックの種明かしの連続が、非常にテンポよく心地いい。その中で観客は“9人めの視点”として作品へと巻き込まれていくことになる。出演陣はデニス・クエイド、フォレスト・テッカー、シガニー・ウィーバー、ウィリアム・ハートと渋いキャスティングながら、それぞれ的確にキャラクターを演じている。ドラマ「LOST」で人気のマシュー・フォックスの演技にも注目だ。


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「LOST」で人気のマシュー・フォックスが出ると言う事で期待していたこの作品は魅せ方はすごくスタイリッシュでそれぞれの視点からの映像の繰り返しでどんどん話が進んでいくのですがあまり最終的な驚きがなく私としては少し満足度としては低い映画になってしまいました。しかし深くを追求したら突っ込みどころがいっぱいで文句しか出てこないんですがエンタメ映画としてはすごく素晴らしかったですよ。8人の視点からの繰り返しでどんどん事件の真相が見えてくるのは緊迫感が絶好調に達したままで何度も繰り返される絶叫マシーンのようで楽しめたし、爆破シーンやカーチェイスもこれぞハリウッド映画!お金かけてますよ的な映像だったので楽しめる事は間違いないと思います。
ただね、テロたちの目的も分らなかったしマシュー演ずるテイラーがどうしてバーンズを復帰させたのもいまいち分らなかったし、テイラーにはどんな目的があったのかなんてのも分かればもう少し面白くなったかもなぁ。またデニス・クエイド演じるバーンズとフォレスト・ウィッテカー演じるハワードの活躍が目立ちすぎて他の部分が少しぼやけた感じになったのも残念だなぁ。

評価:70点(100点満点)

魔法にかけられて

March 20 [Thu], 2008, 11:40
今年25本目の映画は楽しみにしていたディズニー映画です。それに本日は久しぶりの1日2本鑑賞日でした。

アンダレーシアで動物たちと暮らす美しい姫、ジゼルは、運命の人と出会い、結婚する事を夢見ていた。ある日、怪物に襲われたジゼルは、エドワード王子に助けられる。お互い一目惚れし、出会ったばかりにも関わらず、完璧なデュエットを披露し、翌日結婚する約束をする。しかし、王子の結婚を喜ばない継母のナレッサ女王は、魔女を送り込み、ジゼルを井戸に突き落とす。なんと、その井戸は、現代のニューヨークに繋がっていた!
『美女と野獣』、『アラジン』など、数多くのプリンセス・ストーリーを生み出してきたディズニーが、全く新しいプリンセスを誕生させた。心優しいアニメのプリンセス、ジゼルが実写の世界に迷い込み、本当の愛について学んでいく。ジゼルは、動物と話が出来、突然ミュージカルのように歌い出し、ピンチを切り抜ける、ディズニープリンセスの集大成といえるキャラクター。しかし、ラストでは予想外の選択をする、メッセージの隠し味がされたファンタジー。主演は、『キャッチミー・イフ・ユー・キャン』のエイミー・アダムス。おとぎ話には欠かせない意地悪な継母を演じたスーザン・サランドンの怪演にも注目。監督は『102』のケヴィン・リマ。

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ディズニーが自虐ネタ満載のこんな映画を作るなんて、ある意味ディズニーが時代の流れに合わせてディズニーのイメージを根底から覆してしまうかもしれないような改革をしたように思えてこの大勝負を清々しい気持で受け止める事が出来ました。
今までにディズニー映画に汚いドブネズミやハエ、ゴキブリがそのままの姿でスクリーンに登場してくるようなことがありましたか?まずディズニーのキャラがおとぎの国を抜け出して現代社会を抜け出して、みんなから変な人扱いされるし、またお決まりの姫と王子がくっついてめでたしめでたしなラストのはずのディズニーが・・・。もちろんディズニー的要素もいっぱいで素晴らしいミュージカル調の歌あり踊りありで素晴らしいんだけど今までのディズニー映画のパロディのようなシーンもいっぱい出てきてディズニーが皮肉っぽくディズニー映画を斬っている様な印象を受けてすごく笑えました。ラストの選択もすごく私好みだったしかなりラブリーな映画でしたよ。実写版ジゼルの衣装も可愛いので要チェックです。

評価:80点(100点満点)

ダージリン急行

March 18 [Tue], 2008, 18:30
ウェス・アンダーソンとオーウェン・ウィルソンの(私の中では)最強コンビの新作、もちろん今年1番くらいに期待していた作品をやっと観る事が出来ました。

インド北西部を走るダージリン急行に、長男フランシスの呼びかけで、次男ピーターと三男ジャックがやって来る。父の死をきっかけに絶交していた彼らだが、フランシスはインドの旅を通じて、再び兄弟の結束を高めようとしていた。しかし兄弟たちはそれぞれに個人の問題を抱えており、ケンカが絶えない。しかしそれでも、3人は人生を変える旅を必要としていた。そんな中、あるトラブルから3人は列車を放り出されてしまう。
『ザ・ロイヤル・テネンバウムズ』『ライフ・アクアティック』と一筋縄ではいかないコメディを送り出しているウェス・アンダーソンの新作は、常連オーウェン・ウィルソンにアカデミー賞俳優エイドリアン・ブロディ、『マリー・アントワネット』でルイ16世を演じていたジェイソン・シュワルツマンが3兄弟を演じ、インドの大地を列車で走るという意表をついたもの。テーマはデビュー作から一貫している「家族の絆」だ。シリアスなドラマにもなりうる話を、新しいのか古いのかわからい独特のユーモアとペーソスでくるむスタイルは健在だ。なお本編前に、短編『ホテル・シュヴァリエ』が上映されるが、これは本編へのプロローグとなっている。


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もうウェス・アンダーソン色が全編通して強く感じる事が出来る映画ですごく大好きな映画になりました。旅とは多くの人にとっていろんな意味合いを含んでいると思います。私の場合は旅とは非日常の世界の中で新しい自分を発見する貴重な時間、または異国文化や異国の人との触れ合いによって日本人である自分を再確認する機会、後はそんな堅苦しい事は抜きにして単なる息抜きであったりその時々の旅の形や、自分の状況によって多少の変化はあるものの旅は自分の中では大変貴重な存在だと思っています。失恋したら旅に出る傷心旅行、何かに挫折した時に自分をリセットする為の自分探しの旅、卒業を前に友達との絆を確認する卒業旅行、会社員が親睦を深める社員旅行、夫婦になって初めて行く新婚旅行、家族が絆を深める家族旅行・・・こうやって思いつくだけでもいろんな旅行がありますね。考えてみると旅とは新しい段階へ進む前の充電期間のような貴重な時間なんだと思います。
前置きが長くなりすぎましたがこの映画は父親の死後間絶縁状態だった3兄弟が旅によって家族の絆を深めると言う単純な映画なのですが、三人ともが個性的でなかなか旅もうまくはいかずに喧嘩や口論をしたり、ハプニングに遭ったりでどんどん絆を深めていく様が実に楽しい映画でした。また旅先がインドで、電車での旅だと言うのが味わい深く観ている私達もインド旅行を楽しんでいるような気持にさせてくれました。音楽も映画によく合っていてインド旅行する際には是非このサントラ持参で行きたいものです。

評価:80点(100点満点)

ペネロピ

March 14 [Fri], 2008, 18:30
久しぶりに映画料金1800円を出して映画鑑賞をしました。日本は映画を輸入している事になる訳だから料金が高くなるのは分るけど1800円はやっぱり高いよなぁ。。。

裕福な名家に生まれながら、先祖が魔女にかけられた呪いのせいで、豚の鼻を持って生れてきたペネロピ。両親は何とか結婚させて呪いを解こうとするが、やってくるのは財産目当ての男たちばかり。しかし、そんな彼らもペネロピの姿を見ると、窓から飛び出して逃げていく。そんな中、唯一自分の姿を見ても逃げなかったマックスと出会うが、またも裏切られてしまう。傷ついたペネロピは、自分の思い通りに生きていくことを決意して、家を飛び出す。果たしてペネロピの呪いは解けるのか…?
「キューティ・ブロンド」シリーズのアカデミー賞女優リース・ウィザースプーンが、脚本のポジティブなメッセージに強く魅せられ、自らプロデューサーを務めたチャーミングなラブストーリー。周囲の好奇の目をよそに、彼女が自分の力で運命を切り開き、真実の愛を見つけていく姿を描いたこの作品は、観る人すべてを「私は私でいいのだ!」という晴れやかで前向きな気持ちにさせてくれる。主演は、幅広い役柄をこなす演技派であり、キュートな魅力あふれるクリスティーナ・リッチ。相手役マックスを、話題作に立て続けに出演しているイギリスの若手注目株ジェームズ・マカヴォイが演じている。


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いつか白馬の王子さまが姫を救い出すというようなベタなラブストーリーを久しぶりに観たような気がしたのですがこの映画はいろんな教訓も含んでいてそして笑いあり、涙ありですごく素敵な映画でした。誰にでもコンプレックスはあるはずだけどそのコンプレックスをどうやって克服するのか・・・それは自分自身でしかないんですね。白馬の王子さまを待っているだけでは幸せは掴めないんだ、自分自身を認めない限り誰も自分を認めてくれないんだそんな深いメッセージも含む意味深い作品ですよ。
また主人公のクリスティーナ・リッチが豚鼻であってもキュートでペネロペ役は彼女しかいないでしょって言うくらいにはまり役でした。またタムナスさんことジェームズ・マカヴォイはびっくりする位にかっこ良かったです。あのくずれ具合が私のハートをキャッチして私までもペネロペと同じ様に彼に恋しちゃっていました。

評価:80点(100点満点)

フローズン・タイム

March 11 [Tue], 2008, 19:00
ずっと観たかった作品、やっと関西でも公開になりました!感想は・・・

画家を目指す美大生のベンは失恋の痛手から不眠症に悩まされていた。どうせ眠れないのならとスーパーマーケットの夜間スタッフのアルバイトを始めるが、不眠続きで朦朧とするベンの周りで突然すべてが静止してしまう。買い物中にフリーズしたままの女性たちを丹念に観察して夢中でデッサンを重ねて行くベン。たった1人で時間の止まった世界に遊びながら、同僚の女性・シャロンの美しさに初めて気づくのだった。
時間を止める。それは誰もが一度は夢見ることなのかもしれない。女の子たちの服を脱がせてきれいな裸を観察するだけでなく、恋に落ちる決定的な瞬間を逃さないためにも。愛とは何か知りたかったら、ちょっと立ち止まって確かめてみよう。そんな恋愛のベーシックな極意を洗練された映像に盛り込んだのは、ファッション・フォトグラファーとして活躍するショーン・エリス。06年の第78回アカデミー賞短編実写賞にノミネートされた18分の作品を長編化したのが本作だ。主人公の恋に悩める妄想男・ベンを演じるのは『ハリー・ポッターと賢者の石』でクィディッチのキャプテン、オリバーを演じたショーン・ビガースタッフ。


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本当の美とは何だろう?大きく美しい形のバストなのか見事な脚線美、それとも美しい顔・・・人それぞれ美の観点は違うだろうけどこの映画では瞬間の美を余すことなく堪能する事が出来ました。自分以外の人間をフリーズさせることが出来ればどんな美を発見することが出来るのか?誰もが憧れる世界でしょう。主人公のベンは美大生で美に対しても敏感でこのフリーズした世界の中でいろんな美を描いていきます。ラストには彼は本当の美を発見することが出来て私はラストでは号泣してしまいました。
フォトグラファーとして活躍する人の監督作品ということで映像が美しい事は分っていたのですが、この映画はコメディでラブロマンスでそれに芸術作品でもあり今まで観た映画とは一味違う素晴らしい作品でした。ラストの雪の降るシーンで評価は+10点になっています。

評価:85点(100点満点)

ヒトラーの贋札

March 07 [Fri], 2008, 20:00
アカデミー賞の外国映画賞を取ってからすごく気になっていた映画が終了したはずの映画館でまた上映をしていたので観に行く事にしました。再上映はやっぱりアカデミー賞効果なのかな?

第二次世界大戦中のドイツ。ユダヤ人強制収容所の一画に、各地から集められた職人たちが働く秘密工場があった。パスポートや紙幣の偽造で逮捕されたサリーは、そこでかつて自分を逮捕したヘルツォークが、大量の贋ポンド紙幣をばら撒き、イギリス経済を混乱させる目的の「ベルンハイト作戦」の指揮を執っていることを知る。作戦が成功すれば家族や同胞への裏切りになる。しかし完成できなければ、死が彼らを待っているのだった…。
「ナチスによるユダヤ人収容所もの」はたびたび映画化されているが、本作は一般にはあまり知られていない、紙幣偽造作戦に携わっていたユダヤ人技術者たちを描いた異色作だ。苛酷な環境下に置かれ、死がそこまで迫っている一般収容所に比べ、この秘密工場での待遇は破格といえるほどいい。しかしその裏には、死んでいく家族や同胞がいる。ナチスへの協力の負い目と、「生きたい」という思いの矛盾の中で、男たちはさまざまな行動をとる。孤高の犯罪者が仲間を救うために完璧な贋札を作ろうとする一方、正義感から仲間を危険な目に陥れてしまう技師もいる。究極の選択を迫られる人間たちを描き、自分ならどうするかを観客に考えさせる作品だ。


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ヒトラーやユダヤ人関連の映画は何度も観ていますがいつも思うことが人間が人間を無意味に殺してしまう戦争は本当に人類最大の過ちであり1日でも早くすべての戦争が終わってくれる事を願うばかりです。
今作品は自分達を人間扱いしていない組織から贋札を作れと指令されるわけですが生きる為に敵に加担するか指令を拒否して死を選ぶかと言う究極の選択を強いられるユダヤ人達のお話でした。ナチスのユダヤ人大量虐殺はよく知っている話ですがその裏でこんな事までさせていたなんて本当にナチスの悪事は尽きる事がないですよね。自分の家族や仲間を殺されているナチスに協力することが彼らにとってどんなに苦痛だったのか考えただけで恐ろしいです。そしてこれは実話という事で最後の悪あがきをしたアドルフ・ブルガー氏に敬意を示したいと思います。

70点(100点満点)

めまい

March 05 [Wed], 2008, 20:46
最近の通勤のお供はいろんな本、今はハリポタの第6弾を読んでいるのですがちょっと前に読み終えたのがこの『めまい』です。


はじまりは一途に思う心、恋だったはず。その恋が女の心を追い詰めてゆく。嫉妬、憎悪、そして…。恋心の果てにあるものは? 狂気と恐怖のはざまにおちた10人の女たちの物語。

「私、きれいになりたいの」ある夜、美容外科クリニックを開業した庸子のもとを訪れたのは、高校時代に苛めぬいた吉江だった(「きれい」)。恋人の話を楽しげにする章吾。ずっと愛してきたのに、彼は私を親しい友人としか見てくれない(「誰にも渡さない」)。女が男を心から愛したとき、行き着く果てはどこなのか。愛と背中合わせの狂気、その恐怖と哀しみを描く10人の女たちの物語。




唯川恵さんはこんなに恐ろしい本をよく書いたものです。女性の嫉妬などからくる日常的な狂気がどんどん大きくなり恐怖をも伴うよな行動にまで至ります。行動に移すか移さないかの違いで犯罪者になるかもしれない憎悪による狂気が読み手に恐ろしい何かを印象付けます。綺麗な友達を妬んだり、彼の浮気を疑ったり、状況は私生活でも十分に有り得る設定だけに恐ろしさも倍増するはずです。

しかし、表現がかなりグロテスクで話はオカルトっぽいものが多いのでホラー映画などが苦手な人は読まないほうがいいかもね。

評価★★★(5点満点中3点)

amazon day

March 04 [Tue], 2008, 14:09
久しぶりに1−2月に届いたamazon&オークションのDVD達を紹介いたします。

左上から時計回りに

@ハイスクール・ミュージカル2 プレミアム・エディション

Aボンボン

Bラッキー・ユー 特別版

Cフリーダム・ライターズ スペシャル・コレクターズ・エディション

Dロンドン・ドッグス

Eリトル・チルドレン



左から

@レザボア・ドッグス スペシャル・エディション

A幸せのレシピ 特別版

Bマルホランド・ドライブ



後は写真にはないのですが安くなってたものとかもあったのでジョン・トラボルタ ダンス・パック、フラッシュダンス & フットルース パック、ジャッカス コレクターズ セット、スキャナー・ダークリー 特別版
、ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ! スペシャル・エディションなども購入しちゃいました。2000枚越えしたのに何枚まで増えるんでしょうか!?
P R
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