パーフェクト・ブルー

May 31 [Thu], 2007, 14:27
この本は宮部さんの初長編だなんて全く知らないで読んでいたのですが、もうこの頃から宮部ワールドは確立されていてそんな昔に書かれた作品だとは感じないくらいに素晴らしい1冊でした。

高校野球界のスーパースターがガソリンを全身にかけられ焼死するというショッキングな事件が起こった。たまたま事件現場に行き合わせた弟の進也と、蓮見探偵事務所の調査員・加代子、そして俺――元警察犬のマサは、真相究明に乗り出す。社会的テーマと卓抜な人物描写で今日を予感させる鬼才・宮部みゆきの記念すべき爽快なデビュー長編。
高校野球界のスーパースターが全身にガソリンをかけられ、焼き殺されるというショキングな事件が起こった。俺、元警察犬のマサは、現在の飼い主、蓮見探偵事務所の調査員、加代子と共に落ちこぼれの少年、諸岡進也を探し当て、自宅に連れ帰る途中、その現場に遭遇する。犬の一人称という斬新なスタイルで、社会的なテーマを描く、爽快な読後感の長編デビュー作、待望の文庫化。


評価★★★★★★★★★★10点/10点満点

【宮部みゆき】
東京都江東区に生まれ、東京都墨田川高等学校卒業。小説を書き始めたのは23歳からで、法律事務所に勤務しながら講談社フェーマススクール・エンタティメント小説教室を受講する。
その後、1987年に短編の「我が隣人の犯罪」でオール読物推理小説を受賞し、文壇にデビューする。
その後、1988年「かまいたち」で第12回歴史文学賞佳作に入選、1992年「龍は眠る」で第45回日本推理作家協会賞を受賞、など様々な賞を受賞する。


物語はマサと言う名の犬の語りで進んでいきます。その着眼点が犬好きの私にはすごく楽しくってぐんぐん読むことが出来ました。サスペンス、家族愛、人間愛、動物愛からいろんな要素が含まれている話で本当にすごいスピードで読み終えてしまいました。マサのシリーズは他にもあるようなので宮部さんのほかの作品も読み漁りたいと思います。彼女は天才に違いないですね。

そういうふうにできている

May 30 [Wed], 2007, 20:25
最近は気候もよくなり心にゆとりも出来てきたのか勢いよく読書しています。そんな中で同じ部署で働いている妊婦さんのKさんにさくらももこさんの妊娠秘話が書かれた本を借りることになりました。かなり面白くって2日間の通勤で読み終えてしまいました。

この腹の中に、何かがいるのである。大便以外の何かがいる…!テスターによるショーゲキの妊娠発覚、どん底でバカバカしいギャグを考えてた悪阻期、悪魔の封印石のような強情な便との壮絶な戦い、と、期待にたがわぬスッタモンダの十月十日。そして、とうとう生まれたよ。あたしゃ、おかあさんになっちゃったよ。そう、まる子も人間、人間も宇宙の生命体、そういうふうにできている、のです。
子どもができたその日から、十月十日のスッタモンダ! 妊娠判明から命名まで、著者1年半ぶりの最新作は、笑いも涙も感動も全拍子そろったスペシャル版。すっとこどっこいの日々さらにパワーアップで大笑い保証付。


【さくらももこ】
1965(昭和40)年、静岡県清水市に生れる。1984年、漫画家デビュー。1986年、『ちびまる子ちゃん』を「りぼん」に連載開始、1989(平成元)年、講談社漫画賞を受賞し、1990年にはTVアニメとなって国民的人気を獲得。エンディングテーマ「おどるポンポコリン」の作詞も担当、同年のレコード大賞に輝いた。以来、ナンセンスとメルヘンとお笑いが絶妙にブレンドされた作品世界で大活躍を続ける。エッセイ『もものかんづめ』三部作はすべてミリオンセラーを記録。漫画『コジコジ』、『神のちからっ子新聞』、エッセイ『あのころ』三部作、『ひとりずもう』など。さくらももこ編集長の雑誌「富士山」(全5号)も話題をよんだ。

さくらももこさんの著書は『もものかんづめ』等を含めて何冊か読んだことがあるんですが誰にでもある日常を上手に表現することが出来る人だなって感心しています。この本も彼女の妊娠のいろんなお話を面白おかしく書いてあるのですがその当時はかなり辛かったんだろうなと言うのも文面から感じることが出来ます。結婚もそうですが女性にとっては妊娠も人生の中ではかなりの大きな出来事だと思うのですが読んだ人に不安よりも期待感を持たせてくれるような楽しい内容に出来上がっているので妊娠中で悩んでいる人や、妊娠はまだ先だけど不安がある人は是非読めば為になるって思います。

私としては最近弟のお嫁さんも妊娠7ヶ月だし、今仕事を教えてもらっているこの本を貸してくれたKさんも妊娠していると言うこともありかなり興味深いトピックではあります。自分自身も最近結婚をして、もう30歳も超えているし妊娠を考えるならそろそろ本気に考えないといけない時期なんだけどいまいち実感がなかっただけにいいきっかけにもなりました。女性に生まれたからには赤ちゃんを生まないと価値がないなんて保守的な事は思わないけど自分が少しでも欲しいかもって思ったらそれに向って準備することは必要かもしれないですね。まぁ、いつになるか分からないけど私もいつかはさくらももこさんのような面白い妊娠秘話を書ける日が来ればいいかもなって思います。いつかね。

パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド

May 26 [Sat], 2007, 20:30
前々夜祭に前夜祭には用事があったので私がパイレーツ達に会えたのは上映日の土曜になりました。いつもはそんなに混んでいない映画館もパイレーツ一色と言う感じのお祭り騒ぎでした。ヨーホー

ついに海賊の時代は、終わりを告げようとしていた。世界制覇をもくろむ東インド貿易会社のベケット卿は、デイヴィ・ジョーンズの心臓を手に入れ、彼と最強のフライング・ダッチマン号を操り、海賊達を次々と葬っていく。いまや海賊達が生き残る道はただ一つ。9人の“伝説の海賊”を召集し、世界中の海賊達を蜂起させ一大決戦を挑むのみだった。だが、鍵を握る9人目の人物こそ、ジャック・スパロウ、その人だった……。
舞台はカリブ海からアジア、そして前人未到の“世界の果て(ワールド・エンド)”へ。滅亡の危機に追い込まれた海賊達は、世界各地の海を治める“伝説の海賊”たちの名のもとに集結し、海賊史上類のない、最初にして最後の決戦のために立ち上がる。自由を愛するジャック・スパロウ、海賊の魂を持つ令嬢エリザベス・スワン、海賊の血をひく情熱家ウィル・ターナー、あの愛すべきヒーローたちが壮大なる3部作のクライマックスに向けて、ついに最後の冒険へと旅立つ。


→オフィシャルサイト

こんなに楽しみにして観に行ったのに・・・映画館を後にするときにはこの三部作のラストにがっかりさせられることになりました。2のラストをしっかり覚えてなかった私も悪いのかもしれないですが前作をしっかり覚えてなかったら冒頭の30分くらいは取り残された気分になるよな構成になっていたのにはがっかりでした。こんなことなら2と3は同時上映したらよかったのに!ジャック・スパロウのあの特徴的な登場シーンもなかったし(これは仕方ないのかも知れないけど)、前作で思いっきり笑わせてもらったジャックのコミカルな動きやしぐさもあまりなかったし、ウィルとエリザベスのラストも全く気に入らなかったし、ジャック以外の海賊の頭もいっぱい出てきたけど誰もインパクト薄かったしとがっかりした点を挙げれば限がないくらいです。映像や衣装は素晴らしかったんだけどなんだか見慣れてしまったのか斬新さを感じることもなかったし、音楽も前回のほうが迫力があったように感じました。もう一度海賊の世界を予習するために三部作をもう一度観る事を前提に今回の評価は低めにさせてもらいます。海賊ファンの皆様には申し訳ございませんが一海賊、特にジャック・スパロウファンとしてワールドエンドに期待しすぎていたのか全く満足することが出来ませんでした。

評価:39点(100点満点)→期末テストなら赤点ですね。

恋愛睡眠のすすめ

May 22 [Tue], 2007, 18:30
ガエル・ガルシア・ベルナルくんがウエンツ瑛士に見えてしまったのは私だけ!?

心機一転、新しいスタートを切ろうとメキシコから母親を頼ってパリにやって来たステファン。ところが、紹介された仕事は望んでいたイラストレーターではなく、退屈なカレンダーの製版係だったのでがっかり。そんな矢先、アパートの隣りに素敵な女の子ステファニーが越してきて俄然恋愛モードに。が、シャイな性格ゆえ夢の中でしか思い通りに行動できず、虚しく空回りするばかり。いつしか夢と現実の区別もつかなくなって…。
チャーリー・カウフマン、ピエール・ビズミュートと共に見事アカデミー賞オリジナル脚本賞に輝いた『エターナル・サンシャイン』で記憶の消去という暴挙に至る恋心の不条理を描き、絶大な支持を集めたミシェル・ゴンドリーが初めて単独で書き下ろした本作。100%プライベートな映画というだけあって、彼の想像力と創造力が遺憾なく発揮されている。「1秒タイムマシン」や「災害論カレンダー」などの奇抜な発想に笑い、アニメの技を駆使した段ボールの街やTVスタジオに心躍ること請け合いだ。ガエル・ガルシア・ベルナルが好演する恋に脅え夢と妄想に逃げ込む弱虫キャラは、その手作り精神も含め、もちろん監督自身の分身だ。


→オフィシャルサイト

初めてこんなにコミカルなガエル・ガルシア・ベルナルくんを見てウェンツ瑛士に見えてしまったのが駄目だったのかいまいちステファンの夢の世界に馴染む事が出来ずに映画は終わってしまいました。『エターナル・サンシャイン』は好きな映画だったのですがステファンが何の努力もしないで上手くいかない人生から逃避するために夢に頼るなん甘ったれるなって思ってしまい共感することが出来ませんでした。
しかし監督の夢の世界を映像化した表現力には賞賛の拍手を送りたいぐらいに素晴らしかったです。フェルトの小物やセロファンの海やダンボールの街はすごくファンタスティックで私好みの世界観でした。途中からは夢なのか現実なのか観ている側も分からなくなったのですがきっとステファン本人が夢と現実の境にはまってしまって迷路に迷い込んでしまったのでしょう。映像や出演者、世界観はすごく好きだっただけにブラックな笑いや夢の世界に入り込めなかった自分が残念です。ガエル・ガルシア・ベルナルの演技は今まで観た映画の中で一番はまってたかも!

評価:55点(100点満点)→世界観は好きだったんだけどね。残念です。

白夜行

May 21 [Mon], 2007, 20:00
800頁以上ある単行本って・・・少し読むのを躊躇っていたんですが、先に母親が一気読みしてかなり読み応えがあったという事で私も読み始めることにしました。

 1973年、大阪の廃虚ビルで一人の質屋が殺された。容疑者は次々に浮かぶが、結局、事件は迷宮入りする。被害者の息子・桐原亮司と、「容疑者」の娘・西本雪穂―暗い眼をした少年と、並外れて美しい少女は、その後、全く別々の道を歩んで行く。二人の周囲に見え隠れする、幾つもの恐るべき犯罪。だが、何も「証拠」はない。そして19年…。
前作「秘密」で、温かくて切ない物語を紡いだ東野圭吾が、今回は読む者の心を冷え冷えと切なくさせる。 1973年に起こった質屋殺しがプロローグ。最後に被害者と会った女がガス中毒死して、事件は迷宮入りする。物語の主人公は、質屋の息子と女の娘だ。当時小学生だった二人が成長し、社会で“活躍”するようになるまでを、世相とともに描ききる。2人の人生は順風満帆ではなく、次々忌まわしい事件が降りかかる……。当然ミステリーだから謎が隠されているわけだが、真相は途中で暗示されてしまう。しかし謎の存在などどうでもよくなるほどのスケールの大きさが読後に残る。

評価★★★★★★★★8点/10点満点

通勤の電車の中だけの読書時間だったので1週間ほどの日数はかかりましたがかなり読み応えがあってどんどん先に進みたいと言う気持ちが抑えられないような1冊でした。もしか実家での夜更かし生活だったら睡眠時間を削ってでも読破していたに違いありません。しかしこの1週間は白夜行の世界にどっぷりで少し暗い気分になってしまいました。登場人物が多いのとどんどん舞台が変わるので是非ともドラマの方も見てみたいなって思います。大阪が舞台の東野小説は土地勘もあるのですごく読みやすいです。

人間は自分の生まれる場所や親を選ぶことは出来ません。幸いにも私は何も文句もない家族に出会うことが出来ましたが、もし自分が主人公の雪穂のような家庭環境に生まれていたらどうしていたでしょうか?しかも雪穂のように武器になるような容姿と聡明さを持っていたなら・・・。そんなことを考えると背筋が寒くなるのを感じます。誰だって貧乏よりは裕福な方がいいとは思いますがこの小説を読んでやはり一番大切なのは家族を含め人と人との繋がりや温もりが一番大切なんだということが身にしみて感じました。どんなに裕福でも心が貧しかったら決して充実した生活を送ることは出来ないんだということですね。

何冊か東野氏の小説を読んでいますが今作品が一番精神的にダメージを受けた気分です。はっきりとは明記されていないのがまた自分の想像を掻き立てられてより恐ろしさが増しました。次は『秘密』を読んでみようと思っています。

主人公は僕だった

May 20 [Sun], 2007, 16:40
観た人の評価が好評価だったので楽しみにしていた映画の1本です。

平凡で面白みのない男、ハロルド。国税庁の会計検査官である彼は、過去12年間、毎日決まりきった生活を送っている。しかしある朝、ハロルドの頭の中に、彼の行動を文学的な表現で語る女性の声が割り込んできた。それからというもの、その声はハロルドの頭にたびたび響くようになる。彼女によれば彼はどうも小説の主人公のようで、しかも彼に死が近づいていることもほのめかしていた。それから自分の運命を変えようとするハロルドの奮闘が始まった。
自分の人生が一編の小説なら、それを書いているのはみな自分自身だと思っている。しかし実はそうでなく、人生とは誰かの思惑通りに生きているだけで、自分の意志で本当に生きたことなどないのかもしれない。コメディの形を取っているが、この作品は人生を主体的に生きていない人たちへ向けたシビアな寓話だ。ジム・キャリー主演の『トゥルーマン・ショー』にも通じる世界だが、本作の小説家はハロルドの人生に影響を与えていることに無自覚だ。現実世界でも、自分が人に与える影響に対して無自覚な人がいるように。監督は『チョコレート』『ネバーランド』などの感動作を生んでいるM・フォースター。ハロルド役のウィル・フェレルが好演。


→オフィシャルサイト

ウィルと言えばおバカなキャラが定番なんだけど今作品のウィル・フェレルは一味違っていてすごく素晴らしかったです。あんなバカキャラを真面目に演じることの出来る彼はまたシリアスやちゃんとしたドラマにも出演できるんだって事を証明してくれた感じです。まぁ、ルックスがこんなサル顔だから日本で人気者にはなりそうにないけどね。また作品の設定やストーリーがよく出来ていて、すごく興味深かったのに加えて脇を固めるエマ・トンプソンにダスティン・ホフマン、またジェイクの姉のマギー・ギレンホールの演技がすごくよくて私の評価はかなり高得点になりました。
人生にとって何が大切なのかをもう一度考えさせてくれるような素晴らしい映画でラストでは涙も流れました。またアナのお店のスイーツがすごく美味しそうで癒されました。

評価:75点(100点満点)→私の好きなクイーン・ラティファが誰でもいいような役立ったので減点です。

スモーキン・エース/暗殺者がいっぱい

May 17 [Thu], 2007, 21:35
実は過去にベン・アフレックのファンだったという経歴がある私は久しぶりのベンの映画に少し期待を胸に映画館に行ったのですが・・・

ラスベガスで人気のマジシャン、エースは、ギャングたちと付き合っているうちに、自らもギャング稼業を始めてしまった。結果失敗し、あげくの果てに逮捕されてしまったエースは、終身刑を免れるためにFBIとの司法取引に応じようとしていた。エースの裏切り行為にご立腹のマフィア界の超大物・スパラッザは、100万ドルの賞金を出し謎の暗殺者を調達する。だがその噂はすぐさま広がり、世界中のプロの殺し屋たちがエースを狙いはじめていた。一方、エースからマフィアの情報を期待するFBIは、エースの身を守れるのだろうか!?
傑作クライム・アクション『NARC ナーク』で映画ファンの心をつかみ、一時は『M:i:III』の監督にトム・クルーズから直々に指名されたことでも話題を呼んだジョー・カーナハン。『M:i:III』降板のいきさつはともかく、原点回帰の小粋なクライム・サスペンスだ。まったく先が読めないストーリーと、曲者揃いの登場人物。そのキャラクター構築の巧みさに舌を巻く。グラミー賞受賞シンガー、アリシア・キースが殺し屋役を演じ、本格的にスクリーンデビューを飾っているのもファンには嬉しい。


→オフィシャル・サイト

あまりにも出演者(暗殺者)がいっぱいでストーリーも多少入り組んでいて途中からは何がどうなってるのかあまり分からなくなってしまいました。が、おバカ映画としてドンチャン騒ぎを楽しむスタイリッシュ映画として画像は十分に楽しむことが出来たしラストは途中から読めたもののそれなりにまとまりはありました。でもそんな中にもしっかりと私たちを驚かせてくれたりの一ひねりが欲しかったのも事実です。また私の期待を見事に裏切ってくれたベン・アフレックの扱いには驚愕でした。あんな風にされてあんな風に遊ばれるなんて・・・ベン・アフレックは仕事も選べないくらいにハリウッドでの需要はなくなってしまったのでしょうか?ベン&マット・デイモンのコンビ時代が好きで『ドグマ』は私のお気に入り映画なのに・・・。切に彼の完全復活を願うばかりです。
収穫はFBIのリスナー捜査官を演じたライアン・レイノルズがかっこよかったことです。これから注目してみます。何度も言いますがベン・アフレックの現ファンの方は決してこの映画に期待をしないで下さいね。

評価:40点(100点満点)→ベンの扱いが悪すぎます。取扱注意

いつかパラソルの下で

May 15 [Tue], 2007, 20:10
久しぶりの読書日記です。最近は自分に生活リズムも作れて本を読む余裕も出来てきました。今年掲げた目標の冊数は多く及ばなさそうですがじっくり好きな本探しを続けていきたいです。

柏原野々は天然石を売る雑貨屋で働く25歳の独身女性。厳格な父の教育に嫌気がさし、成人を機に家を飛び出した。そんな父も死に49日の法要を迎えようとしていた頃、生前父と関係があったという女性から連絡が入る。世間一般にはごくありふれたエピソードなのかもしれないが、柏原家にとっては驚天動地の一大事。兄と妹にこのことを知らせると、真偽を探るため、兄妹三人で父親の足跡を追うことになってしまうのだが・・・・・・。
-----瑞々しい筆致で綴る、大人のためのハートウォーミング・ストーリー。


【森 絵都】
1968年東京生まれ。91年「リズム」で第31回講談社児童文芸新人賞を受賞しデビュー。同作品は第2回椋鳩十児童文学賞も受賞。「宇宙のみなしご」で、第33回野間児童文芸新人賞、第42回産経児童出版文化賞、ニッポン放送賞を受賞。「アーモンド入りチョコレートのワルツ」で第20回野間児童文芸賞受賞。「カラフル」で第46回産経児童出版文化賞を受賞。同作品は映画化もされた。「永遠の出口」では児童文学の枠を超えた作品に挑戦し、2004年度本屋大賞第4位に。「DIVE!」では第52回小学館児童出版文化賞を受賞。

書店でも雑誌でも話題になっていたこの作品を母が入院した時に病院で読んでもらおうと購入したのですが・・・母も読まないまま半年以上も放置されてままになっていたので引越しを期に読むことにしました。内容は男女間のどろどろもあったりうまくいってない家族の話があったりだったので母に読んでもらわなくてもよかったなと言うのが感想です。

題名からはもっとすがすがしい物語を想像していたのですが内容は思ったよりヘビーでした。しかし前半がどろどろしていただけにラストの爽快さは際立っていました。主人公のように自分の両親に心を開けなくってそのことがトラウマになり自分の事も好きになれないでいたのですが、父の事を知る過程で自分の事を見直す時間も出来て、しかも恋人との関係も修復できて最後は自分の事も理解できるようになります。旅や環境の変化で自分を見直す時間というのはすごく大切なんだなって感じました。自分の事を好きにならない限り誰のことも愛することなんて不可能なんですね。

ツォツィ

May 10 [Thu], 2007, 18:40
今年40本目の映画館での映画鑑賞です。
南アフリカは今ではかなり発展していると聞いていますがそれはある一定の生活レベルを保障されている人たちだけであって底辺の人たちはまだまだ悲惨な状況下で暮らすことを強いられているんだとここ最近、何本かのアフリカ映画を見て痛感しています。この貧富の差どうすれば埋めることが出来るのだろうか?

自分の本名と過去を封印し、幼い頃からたった1人、社会の底辺で生きてきたツォツィ。仲間とつるんで、富裕階級の人間から暴力で金を奪うのだ。ある日、高級住宅地を歩いていたツォツィは、黒人女性が運転するベンツを見かけ、女性を脅し車を盗んで逃走。しかし、後部席に赤ん坊がいることに気が付く。紙袋に赤ん坊を入れ、途方に暮れている時、女手ひとつで子供を育てているミリアムと出会う。ツォツィは、彼女に赤ん坊を預け…。
“ツォツィ”とは、不良を意味する言葉。南アフリカの社会派作家、アソル・フガードの同名の小説が原作。アパルトヘイトは過去のものとなり、民主的な国家が誕生したものの、長年来続いた政治がもたらした負の遺産がすぐに消滅するはずもなく、今も貧困と差別に苦しむ人々が多い。ツォツィを演じたプレスリー・チュエニヤハエも、南アフリカの治安の悪い地域で育ち、息子の行く末を案じた母の勧めで演劇を始めたという経緯を持つ俳優だ。共演は、テリー・ペート、ミュージシャンのZOLAら、いずれも南アフリカで生まれ育った俳優たちである。監督のギャヴィン・フットは、南アでの活動が世界的に評価され、次回作はハリウッドで製作予定。


→ツォツィ

どんな人間でも自分が生まれ育った故郷、そして育ててくれた両親は人生にとってもっとも大切なものだと思います。しかしこの映画の主人公ツォツィは自分の過去を捨て両親までも捨ててしまいました。そんな彼も例に漏れずに不良になるわけですが彼らのような貧困層の人間はもしかしたらこのように犯罪に手を染めてしか生きる手段が無いのかと思わせられました。お金が無いから学校にも行けない、学校にも行けないから就職も出来ない、就職できないから生活費の確保も出来ない・・・その結果犯罪に走ってしまう。決して犯罪は正当化されるものではありません。しかしこの貧しさが本来は清らかだった人間の心も悪に染めて自分がしていることの善悪さえも判断できないような人間にしてしまうのかもしれないと考えるとこの犯罪には政府にも大きな責任があると思います。彼らのような人たちが住むところや食べるものに困らないような生活を送れるような支援をしてあげてほしいです。新たなツォツィはもういらないです。

評価:90点(100点満点)

Happy Birthday To Me

May 09 [Wed], 2007, 11:00
今日は私の3○回目のお誕生日です。何歳になってもお誕生日は嬉しいなぁ〜
しかも今年は結婚して初めてのお誕生日だしね。



当日は仕事で遅くなるからって前日にサプライズでケーキをもらいました。
プレゼントは先日ティファニーで指輪を買ってもらっちゃいました。
新しく出たシリーズみたいでボリューム感があるタイプ、ホワイトゴールドのものなんだけどすごく気に入って一目惚れです。





何歳になっても自分をしっかり持って人生を楽しめたらいいなって思います。
これからもよろしくお願いいたします。
P R
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