変身

January 29 [Mon], 2007, 12:58
相変わらず通勤電車では読書の日々が続いています。本日読み終えたのはまたまた東野圭吾作品で『変身』です。『変身』と言えばカフカを思い出す私ですが、今作品もなかなかヘビーな内容でしたよ。


世界初の脳移植手術を受けた平凡な男を待ちうけていた過酷な運命の悪戯!脳移植を受けた男の自己崩壊の悲劇。
平凡な青年・成瀬純一をある日突然、不慮の事故が襲った。そして彼の頭に世界初の脳移植手術が行われた。それまで画家を夢見て、優しい恋人を愛していた純一は、手術後徐々に性格が変わっていくのを、自分ではどうしょうもない。自己崩壊の恐怖に駆られた純一は自分に移植された悩の持主(ドナー)の正体を突き止める。世界初の脳移植手術を受けた青年が、徐々に変わっていく。その変化に気づきながらも、止められず、もがき苦しむ。そして、徐々にドナーの脳が、彼の脳を浸食していく。


評価★★★★★★6点/10点満点

話は瀕死の状態から脳移植によってまた生き帰る事が出来た成瀬純一という主人公のお話なんだけど、人間が生きている証は心臓なのか脳なのかと考えさせられました。人の思い出などをつかさどる記憶も脳の仕事だし、考えたりするのも脳ですよね。その脳の一部が人の脳だったら・・・?脳移植は倫理に反していて心臓移植は反していないのか?私の中ではどれが正解なのかは答えを出せなかったです。クローン人間によって健康な臓器や脳を移植して生きるといった『アイランド』という映画がありましたよね。あの映画でもクローンが意志を持って行動するという事態になりましたよね。移植した脳が個人の意志を持って勝手に自分の人格に影響を及ぼしたらむしろ自分自身ではなくなるように感じました。まぁ、脳移植もまだ一般的なものでもないし、脳を移植したからといってこのような後遺症が出るとは限らないけれど、これからの医学の発達でこのような話も夢でなくなる日が来るかもしれません。その時は慎重に進歩していってくれる事を望むばかりです。人体実験のような手術は恐ろしい結果を呼ぶかもしれませんね。

この物語はホラーのような恐ろしい展開の裏側に恵の献身的な愛情の話も進行しています。自分の好きな人が違う人格になったら私はその人を愛し続ける事が出来るかなと考えると恵の純一への愛情は究極の愛だったように感じます。私には殺人鬼に変わり果てた彼氏を守り続ける事は無理だと思うから。

次は何を読もうかと考えながら今同時進行で読んでいる洋書『エラゴン』も早く読み終えたいです。
P R
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