ゆれる

December 17 [Sun], 2006, 20:17
映画を観てからずっと読みたいと思っていた『ゆれる』ですがやっと読み終えることが出来ました。この小説は映画鑑賞後の読書をお勧めします。より一層登場人物の心理が分かり理解が深まることだと思います。

【内容紹介】

東京でカメラマンとして活躍する弟。実家に残り、家業と父親の世話に明け暮れる兄。対照的な兄弟、だが二人は互いを尊敬していた、あの事件が起こるまでは…。監督デビュー作『蛇イチゴ』で映画賞を総ナメにした俊英・西川美和が4年ぶりに挑んだ完全オリジナル作品を、自らが小説化。

【西川美和】

1974年、広島県生まれ。早稲田大学第一文学部在学中に是枝和裕監督作『ワンダフルライフ』(1999)にスタッフとして参加。2002年に『蛇イチゴ』でオリジナル脚本・監督デビューを果たし、日本映画プロフェッショナル大賞新人監督賞や毎日映画コンクール・脚本賞などを受賞。また、2005年にはオムニバス『female』で短編『女神のかかと』を寄せる。そして2006年度カンヌ映画祭監督週間には、この『ゆれる』が正式出品され海外の映画人から高い評価を浴びる。2006年秋には、オムニバス『ユメ十夜』が公開予定。

 大絶賛の『蛇イチゴ』ですが、まだ観てないので楽しみにしています。映画の『ゆれる』は大変素晴らしい出来上がりで今年観た映画の中でもかなり上位に来る映画の一つです。その西川美和さんがオリジナル作品を小説化したと聞いて、よくある映画のあらすじだけを追ったようなノベライズ本かななんて思いながら手にしたのですが全然違う小説で興味深く読むことが出来ました。
 それぞれの登場人物の視点で小説は書かれています。特に衝撃的だったのは智恵子の章です。年頃の彼女の中での葛藤が書かれており、大人しそうにしていた彼女の行動もすべてが計算だったなんて考えたら少し背筋がぞっとしました。
 最大の焦点はやはりお互い尊敬し合ってるように思っていた兄弟の胸の内の告白です。自分とは全く違う性格であるお互いに尊敬し合い理解しあっているように見えながら実は、お互いに醜い嫉妬が渦巻いているというところは兄弟であってもただの人間同士なんだなって思いました。

 この小説を読むことで更に映画での深みが出ると思うので、映画で感銘を受けた人には是非読んでもらいたい一冊です。
P R
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