プレステージ

June 18 [Mon], 2007, 18:20
すごく楽しみにしていた『プレステージ』観てきましたよ!マジックだけで言うと断然プリンセス・天功のイリュージョンの方がすごいと思ったのですが・・・

19世紀末のロンドン。若き奇術師アンジャーとボーデンは、中堅どころの奇術師ミルトンの元で修行をしていた。しかしある日、アンジャーの妻で助手のジュリアが水中脱出に失敗し死亡。事故の原因はボーデンの結んだロープが外れなかったことだった。これを機にアンジャーは復讐鬼へと変貌し、2人は血を流す争いを繰り返すことになる。その後、結婚し幸せな日々を送るボーデンは、新しいマジック「瞬間移動」を披露するのだが…。
一流のマジックはタネや仕掛けのないことを観客に確認させる「プレッジ」、パフォーマンスを展開する「ターン」、そして最後に予想を超えた驚きを提供する「プレステージ(偉業)」の3パートから成り立つという。そんな華やかな「プレステージ」の裏側にあるものを描いたのがこの作品。かつて『メメント』で世界をあっと言わせたクリストファー・ノーラン監督がクリストファー・プリーストの原作を元に、再び驚愕のミステリーを作り上げた。何重にも折り重なるトリックが仕掛けられたストーリーは、それ自体がまるでイリュージョンのよう。ヒュー・ジャックマンとクリスチャン・ベールが演じる2人の奇術師による迫真の争いも、見ごたえ十分だ。


→オフィシャルサイト

実は映画を観終わった後はラストも何となく分かったしそのラストもそれは反則じゃないのかなって思うような科学の利器を大いに活用させたようなラストだったのですごくがっかりしたのですが。。。家に帰る途中、そして夢の中でいろいろ考えたのですが私はこの映画で初めからいろいろ騙されていて、映画でも言っていたように1観客になりながら騙されたいと願っていたのではないのかと自問自答してしまいました。映画の過大宣伝はよくないと思うのですがこの映画はその過大宣伝のおかげで観客は注意深く映画のトリックを見抜こうとしますよね。私たちは映画中にいろいろ考えてあらゆる人を疑う・・・その効果こそがこの映画の正しい見方なのかもしれないですね。この時点でもクリストファー・ノーランにうまく乗せられて騙されているというわけですよ。映画の初めにこのラストを口外しないでくださいというような演出もありましたがこれも監督の思惑でしょう。もう一度観れば更なるトリックが明かされてより注意深く観ることによってもっとこの映画の真髄に迫ることが出来るように感じました。原作を読んだ上でまた観ても面白いかもしれないですね。
突っ込みどころも満載なので映画としての評価は人それぞれかもしれないですが見方によってはすごく面白い映画かもしれないですね。私はまだこの映画の確認【プレッジ】の時点にしか達しておらず偉業【プレステージ】まで辿り着いていないと思います。だから評価もまだ未完成なので60点に留めて置きます。プレステージまで辿り着いた時には100点になる映画だと実感しています。

評価:60点(100点満点)→映画がいまいちだったというわけではないです観客としての私がまだまだだったという意味での60点です。
少しネタバレもあるのでまだ観ていない人は絶対に読まないことお勧めしますが、よく考えるとボーデンはいつから秘密を持っていたのかというところに疑問を感じました。彼が頑なにあのアンジャーの奥様の悲劇が起こったときの事を分からないと言っていましたがそれって・・・自分がしていないから分からないのか?との疑問を感じたり、ボーデンの奥様はコロコロと感情が変わるボーデンの秘密を明かすと言っていたし・・・いったい彼はマジックの為にいつから自分の人生を犠牲にしていたのかと思うとすごく悲しくなってしまいました。クリスチャン・ベールによる素晴らしい演技が我々の眼を見事に欺いていましたね。

また敵役のヒュー・ジャックマンも復讐に燃える男として素晴らしい演技をしていましたが、もはや最後のほうは復讐というよりはマジシャンとして乗り越えられないボーデンの技に嫉妬し、何か恐ろしい感情に支配されていたように思います。アンジャーも言わばボーデンのトリックに騙されていた一人なんですよね。そしてとうとう越えてはいけない一線を越えてしまったアンジャーは・・・ラストでは衝撃というほどではないですが悲しい結末が見えています。マジシャンとしてだけではなく人として越えてはいけない境界があるんですね。地球上に存在するマジックも実はこのような仕組みで行われているとしたらすごく恐ろしいですね。イリュージョンも一つ間違えば悲劇に転じてしまうかも・・・

映画は宣伝されているように華々しいものではなく人間同士の醜い争いや嫉妬、そして復讐といった映画に仕上がっています。カッター役のマイケル・ケインにオリヴィア役のスカーレット・ヨハンソンも騙されたり騙したりで映画の中では重要な役割を果たします。
私自身ももう一度どの部分で騙されていたのかもう一度映像と原作で確認したい気持ちでいっぱいです。新しい偉業には犠牲は付きもの・・・ではなくあって欲しいです。少しこれからのイリュージョンの見方が変わってしまいそうです。
  • URL:https://yaplog.jp/alice59/archive/657
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●シャーロットさん
コメントありがとです。

細かいことを考え出すと本当に眠れなくなってしまいますね。
ボーデンはかなり前から二人ってことですよね。
あの彼女の家に不法侵入したときも・・・
アンジャーの最後は皮肉なものでした。
一人くらい残しておけばよかったのにね。
どんな人格だったんだろうね。。。

謎の多い映画でした。
June 25 [Mon], 2007, 14:39
こんにちは。
んー、そうですよね、騙されないように一生懸命疑って見てるんですが・・・。
やっぱりそういう見方もなんか素直でないというか。。。
無心に見れたら一番いいのでしょうが、どうも今回は疑心暗鬼状態でした。
そうそう、ボーデンっていつから日常が犠牲となってたのでしょう。
深く考えると眠れなくなりそう。笑
小鳥ちゃんと同じアンジャーの運命に、自然の摂理はマジックたりとて超えられないのか、と思いましたです。
June 23 [Sat], 2007, 16:30
●yanksさん
コメントありがとです。

あの復讐劇・・・男なら理解できるんですか!?
私は理解できなかったのがあそこまでいがみ合うのか!
と言うのとどうしてロープの結び方を変えたのかという事です。
多分あの忠告の時は違う方で本当に結んだのは別のボーデン
だったんですよね。

ネコやシルクハットは・・・残念ながら増えたようですね。
科学でそんなことまだ出来てないのにね。。。
クローンもまだ認められてないくらいだから
あんな機会が出来たらぶっ壊されるに違いないですね。
June 20 [Wed], 2007, 16:17
●きららさん
コメントありがとです。

なんか騙されたなぁーコノッって感じられるような映画でした。
きららさんの楽しめたからいいかってコメント好きです。
結局映画って楽しめたかどうかって重要ですね。
どんな悲しい映画でも誰もが映画の感想を聞くときに
『映画面白かった?』って聞いてくるのに
表れているような気がします。
悲しくって素晴らしい映画でも悲しかったよって答えないで
良かったよとか面白かったって答えているような気がします。

そういう意味でコノ映画も面白かったね。
June 20 [Wed], 2007, 16:14
●ミチさん
コメントありがとです。
あの足の引っ張り合いは本当に見苦しかった。
あそこまで憎みあう理由も分からなかったね。

>ミスター・マリックやセロやカッパーフィールドもライバルとあんなことやってるのかなぁ。

やってたら笑えるよねー。でもアメリカでマジックのタネを売っているお店があるって聞いたからそこでは金銭的な争いが起こってるかもしれないね。

どんな華やかな舞台も裏はあんな感じなんでしょう。
でも落ちたとこにクッションがなかったら嫌だなぁ。。。(痛)
June 20 [Wed], 2007, 16:11
●migさん
コメントありがとです。

私の理解度からしたらこれくらいの評価しか
出来なかったかなって感じです。
あと何回か観たら100点にもなる映画だと思うよ。

ヒュー様・・・かっこよかったね。
貴族もワイルドも似合うってすごいね!
私はワイルドなヒュー様の方が好きだけどね。
June 20 [Wed], 2007, 16:07
●なななさん
コメントありがとです。

私もあの宣伝や、初めの告知で今までにないくらいに
映画をしっかり観たように思います。
でもそれが普通に思うように終って・・・
あれって思ったんだけど後で考えると
あれはそうだったんだ!と言うのがいっぱい出てきました。

ラスと知っててももう一度楽しめそうですね。
DVD化してからかな。
June 20 [Wed], 2007, 16:05
●あざみんさん
コメントありがとです。

私もラストは読めてしまった人です。
観たすぐは何がトリックだよ!どこにもトリックなんて
ないじゃないか!って思ったけど
よく考えるといろいろトリックがあって
すごく騙されたなって思いました。

後を引く映画だったなぁ。
June 20 [Wed], 2007, 16:03
●耕作さん
コメントありがとです。
この映画は本当に私たちを騙していて
それを受け入れられなかったら腹が立つような
映画でしたよね。私も初めはすごくがっかりで
なんだこの映画!って思いました。
でもマジックと同じで騙されたい観客の気持ちになったら
なんとなくあそこもそうだったのかなんて楽しめました。

でもあの宣伝はどうですかね?
論理的な部分は完全に抜け落ちてたよね。
原作がすごく気になっています。
June 20 [Wed], 2007, 16:00
●masalaさん
ありがとうございます。
ネタバレ四でみました。
分かってないところもあって面白かったけど
映画を観る前に読んだらダメですよね。

この手のホームページ見ると
ステイを思い出してしまいます。
あの映画には混乱させられましたよ。。。
June 20 [Wed], 2007, 15:57
お世話になってます。
この映画、俳優、内容、広告全てで上品な印象ですが、確かに裏側の人間の憎悪というかライバル心は凄いですね。
男なら分からないでもないです。究極のライバルっていうのはこんな感じなのかもしれません。
映画自体シンメトリーな作風でありながら、当たり前にしていない部分がかなり気に入りました。
最初、猫や帽子は移動したのか?増えたのか?という疑問でかなり悩みましたw。
June 20 [Wed], 2007, 0:39
こんばんは♪
ALICEさんのレビューとっても面白かったです!
私も実は騙されていたのかな???

これはラストとかよりその途中が面白かったです☆
確かに「衝撃のラスト!」って言われると期待しちゃうよねー。
マジックじゃないじゃん!とか思ったけどね☆
でも楽しかったからいいや!って感じでした。
June 20 [Wed], 2007, 0:18
ALICEさん、こんばんは♪
そうなの、ボーデンはいつからあーいうことになってたのかもう一回見て確かめたいな〜。
あまりにも二人が足の引っ張り合いをするのが見苦しかったわね。
ミスター・マリックやセロやカッパーフィールドもライバルとあんなことやってるのかなぁ。
舞台の裏側は見ないほうがいいわね。
June 20 [Wed], 2007, 0:06
ALICEちゃん☆

TBコメントありがとう〜。思ったよりも低めかな??
マジックの映画というより、ふたりの攻防戦が面白かったな。
ラストそうくるのか〜という感じがけっこう意外で良かった☆
それと、ヒュー様がやっぱりカッコ良かった♪(単純?)
June 19 [Tue], 2007, 21:55
ALICEさん、こんばんわ〜。
ラストを言っちゃダメです!って言われると何となく「おう、しっかり観なきゃ」って気になります。
ボーデンはね・・・。
中国人のおっちゃん手品師にとっても感銘を受けていたようですけどその頃からなのかな?
多分色んなところに伏線が張られていて、それを少しでも見つけることによってきっとこの映画はもっと面白くなると思います。
ラストを知っていても楽しめそう!
そう思うともう一度観たいなとも思うんですけどなんとなく足が重かったりです(苦笑
June 19 [Tue], 2007, 20:17
ALICEさん、こんばんは〜♪
楽しめるには楽しめた作品ですが、途中からだいたいの予想がついてしまい、満足度は低くなってしまいました
アンジャーとボーデンの役はそれぞれの俳優さんにうまくハマってましたね。ちょっと陰湿な足の引っ張り合いには引いてしまいましたが、あの結末を考えるとふたりとも寂しくて哀しい人だったなあと思います。
June 19 [Tue], 2007, 19:06
こんばんわ☆彡
期待を裏切られた観客の一人です(笑)
この作品はトリック云々ではなく、二人の男の生き様を描いた作品だと思います。
宣伝等で言われているトリック等はあくまで付随しているもの、って感じですか。
いわゆる騙しとかトリックというものは本来論理的なもの。
この作品では冒頭から双子である事を示唆しておきながら、
そのトリックを何故すぐに使わないとか、クライマックスのSF的なタネの展開とか等々、
その他にもいろいろと監督自ら論理的展開を破綻させています。
つまり、そういう推理的な作品だよと思わせる事において、
観客を騙しているのじゃないでしょうか。
ただ、個人的には二人の男が何故あそこまでいがみ合うのか、
そこが感情的に納得できないので面白くなかったです。
まあ、人それぞれの考察があっていいと思います。
てな感じで、TB&コメントありがとうございました。
June 19 [Tue], 2007, 18:07
こんにちは。TBありがとうございます。
ムービーウォーカーに『プレステージ』のネタバレレポートが出ています。
私の名前と一緒にURLを貼り付けて置きましたので、覗いて見てはいかがですか?
June 19 [Tue], 2007, 16:25
P R
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