ジョゼと虎と魚たち

August 26 [Fri], 2005, 23:44
隣のかよっちから借りたこの本です。

 【あらすじ】
足が悪いジョゼは車椅子がないと動けない。ほとんど外出したことのない、市松人形のようなジョゼと、大学を出たばかりの共棲みの管理人、恒夫。どこかあやうくて、不思議にエロティックな男女の関係を描く表題作「ジョゼと虎と魚たち」。他に、仕事をもったオトナの女を主人公にさまざまな愛と別れを描いて、素敵に胸おどる短篇、八篇を収録した珠玉の作品集。




【田辺 聖子】
昭和3年、大阪の写真屋に長女として生まれる。
樟蔭女子専門学校国文科在学中に終戦を迎え、卒業後、大阪の金物問屋に就職。かたわらで投稿生活を送りつつ同人「文芸首都」「大阪文学」に所属。
『花狩』がラジオドラマに採用され放送作家として活躍。昭和38年『感傷旅行』 で芥川賞受賞。38歳のとき結婚。現在もかろやかな語り口で「ロマンチック小説」や古典もの、エッセイ(ご本人の弁では「雑文」)を世に送り出し、女性が家庭に沈んでしまわず、ひろい視野をもってたのしく生きることを提唱してやまない。


 この本の中であたしが一番心に残ったのは『恋の棺』です。主人公の宇禰は自分のことを二重人格だと思っています。そんな自分を恋愛の中で使い分け年下の有二を翻弄するのです。私自身も自分自身が『二重人格』だと感じたことがあるのですごく共感できました。それって自分自身が弱いためにどこかで違う自分を創り上げて逃げ道を作っていたように思います。この主人公はそうではないのかも知れないですが、あたしの場合はそうでした。それは楽しくもあり悲しくもあり、いつの間にか本当の自分が分からなくなってしまったのです。どのタイミングかは分からないですがあたしはもう一人の自分を捨てました。その頃からなんだか生きていくのが楽になったように思います。誰だって二面性はあるのだと思います。二重人格を楽しんでる宇禰が少し羨ましくもあり、可愛そうにも思いました。
田辺さんの書く女性はみんな自立していて今で言う『負け犬』的な女の人ばかりのように感じました。だから昔に書かれた本でも古臭さを感じなかったのでしょう。もっと頑張っていかないとあたしも彼女の作品に出てくるような女性になりたいな。ジョゼについては映画を見てからもう一度振り返ってみます。
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