男たちの大和-YAMATO-

January 11 [Wed], 2006, 12:54
今年一本目の邦画は俺たちの大和にしました。前々から長渕の『CLOSE YOUR EYES』が耳について早く見なくては洗脳されてしまう〜って思っていた映画です。それに反町隆史のファンなんですよね。

昭和19年の春。特別年少兵として戦艦大和に乗り込んだ神尾たちは、憧れの大和を前にし目を輝かせていた。しかしその喜びも束の間、彼らを待ち受けていたのは厳しい訓練の日々だった。神尾たちは上官である森脇・内田の叱咤激励のもと訓練に励んでいたが、彼らの努力もむなしく、日本は日増しに敗戦の色を濃くしていた。そして翌年の4月。米軍が沖縄上陸作戦を開始したのを受け、大和は沖縄特攻の命を下される。
ただ愛する人を、家族を、友を、祖国を守りたい。その一心で「水上特攻」に向かい、若い命を散らしていった男たち。


すごい感動を期待して見に行ったのですが、少し期待はずれになってしまいました。とにかく登場人物が多すぎていまいち感情移入が出来なかったのと、あたしはやはり女性でしかも戦争を全く知らないので、負け戦と分かりながら命を投げ捨てる若者の気持ちがよく分からなかったです。中村獅童の演技は迫真の演技なんだろうけど、なんだかわざとらしくって下品で泉谷しげるにしか見えなかったです。反町隆史はかっこよすぎてこの時代の軍人役には無理がありました。これが『パール・ハーバー』のような映画ならはまり役になっただろうけど。長島一茂も頑張ってたけど、あんたみたいなお坊ちゃまの説教は説得力がないんだよって思ってしまいました。演技でよかったのは蒼井優ちゃんと松山ケンイチくんです。優ちゃんは田舎っぽさと可愛らしさのバランスがよく、笑顔がすごく可愛かったな。松山君も凛々しい顔立ちが印象的でした。

しかし戦闘シーンは迫力がありました。アメリカの戦闘機が大和に攻撃してくるところなんて、ハリウッド映画に惹け劣らないくらいの迫力でしたよ。血がドバーってのが多かったのでこんなのが苦手な人にはリアルすぎてダメかもしれないけどね。

この映画は、ドキュメンタリータッチでもう少し小規模で実力派俳優を使って映画を作ればもっといいものになったかもしれないな。

評価:5点(10点満点中)



『生きる覚悟と死ぬ覚悟』、この映画を見てこの言葉を深く考えました。戦争中で無い限りこんなことは考える必要もないんだけど、どちらが辛いかといえば生きていく覚悟の方が辛いような気がします。多くの戦友や愛していた人たちの死を乗り越えて生き抜かなければならないなんて生き地獄のような気がします。生きていることへの罪悪感をどのように処理すればいいんだか?『自分だけ生きて帰ってすみません。』なんてどんな気持ちなんだろうか?考えるだけで恐ろしいです。映画中では『武士道と士道の違い』なんかを長島一茂が語っていましたが、戦争を経験していない私にはいまいちピンときませんでした。言えることは日本は60年前に自国の力を過信して多くの尊い命を失った。二度とこのような過ちを繰り返してはいけないんだってことは確かです。戦争で利益を得るのは国の上層部だけで、ほとんどの人間は犬死にしていくんです。負けて分かったことは戦争は二度と起こしてはいけないということでしょう。幸いにしてあたしが今生きている時代は平和な時代と言えると思いますが二度とこのような過ちを起こしては欲しくないです。ここがハリウッド映画から学ぶ戦争と、日本映画から学ぶ戦争の違いでしょう。もしあたしがアメリカ人なら戦争映画を見てアメリカってかっこいいし強いなって感じて、戦争をしてもいいかなって思うかもしれません。しかし唯一の被爆国である日本に生まれた私は二度と同じような犠牲者を出してはいけないと心から思います。命の大切さを感じれる映画でした。

→男たちの大和
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ALICE
ヨクタンさん
今のたるみきった世の中で戦争が起こったらいったいどうなるんでしょうか?当たり前のように感じてることが当たり前でなくなったらどうなるんでしょうか?考えるだけで恐ろしいですが、たまには戦争についてじっくり考えるのも大切だと思うので、多くの人にこの映画を見て欲しいです。
コメントありがとです。

あかん隊さん
そうですね。本当に真剣に考えないといつか人事で無くなってしまいますね。ちなみにあたしは選挙には毎回行ってますよ。

なななさん
へんな期待をせずに見に行けばいい映画だとは思います。
やはり宣伝の仕方が良くなかったようにも思うんですが・・・
若い人が見てどのように感じるのか聞いてみたいですね。
January 16 [Mon], 2006, 16:50
ALICE
ふくちゃんさん
反町くんは好きだけど・・・飯炊き男でしょ。
なんだかどこで感動するのか分かりにくい映画でした。
期待が大きかったせいもあるのかもしれないですね。

takesi626さん
コメントありがとです。
考えさせられるところは満載の映画でしたね。
二度とこのような失敗を起こしてはいけませんね。

CINECHANさん
コメントありがとです。
映画も辛かったけど、現実はもっと壮絶だったでしょうね。
幼い頃から戦争の映画を見たら怖かったんですよね、
二度と起こしたらあかんですね、戦争は。

メビウスさん
コメントありがとです。
戦争で戦う男も辛いだろうけど、待ってるだけの女も辛かったでしょうね。
戦争を経験してないから分からないところもあるけれど、最愛の人を
亡くすというのは耐え難いことだと思います。
命の尊さを感じる映画でしたね。



January 16 [Mon], 2006, 16:46
映画としてよく出来ているかって言われると私も微妙に思いますがやはりこの映画の場合は考えることが出来たのでそれだけで大きな収穫になりました。
たくさんの若い人に見てほしいなぁとおもいました。
January 14 [Sat], 2006, 12:06
こんばんは。TBありがとうございます。
「戦争」を体験した方が、どんどんいなくなってしまっている現在、もう一度、よく考えてごらん…と言われているような気がしました。
アメリカは戦勝国になって、今や世界の警察を自負してはばからないようですが、これ、日本がもし勝っていたら、とんでもないことになっていたような気もします。ただ、もっと前に止められなかったのか、できれば戦わずに、なんとかする方法は、なかったのかな? ひとりひとりが、ちゃんと政治をみてなくちゃ、真面目に選挙に行かなくちゃ…と思いました。
January 13 [Fri], 2006, 23:22
はじめまして。TBありがとうございました。

私もあの戦争を知らない世代ですが現代の若い女性にとって、もはや太平洋戦争なんて時代劇の世界かもしれませんね。
でもこれからの日本を作っていく若い世代の人達にたくさん観てもらって、平和について考えてもらえたら良いなあと思います。
January 13 [Fri], 2006, 19:26
こんばんわ♪TB有難うございました♪

蒼井優も含め、この映画は女性陣の演技、特に涙を流すシーンがかなり胸を打たれました。涙腺を脆くさせるシーンが多くて、迂闊にも2〜3度うるっときちゃいました。

逆に自分は戦闘シーンがちょっと・・・カメラの切り返しが激しすぎて視覚が追いつくのに大変でした(汗
January 13 [Fri], 2006, 3:41
こんばんは。
やはり戦争映画の最終的結論は二度とこのようなことは起こしてはいけないということでしょうね。結果はわかっているとはいえ、観ているとちょっと辛くなりました。
January 13 [Fri], 2006, 2:08
TBありがとうございます。

最後の『命の大切さを感じれる映画でした』というのがこの映画の1番のねらい目ではないでしょうか。本当に考えさせられる映画でした。
January 13 [Fri], 2006, 0:05
TBありがとうございました!
反町ファンなんですね!僕はあの飯炊き係の役がすごくはまってると思いましたよ。演技も自然体でなかなかいい感じでした。
ただ登場人物が多くて一人一人のエピソードが中途半端だったのは否めないですね。それでも、胸にぐっとくる映画でした。
January 13 [Fri], 2006, 0:05
ALICE
ミチさま
コメントありがとうございます。
ちゃらちゃらした若者にこの映画を是非見てもらいたいですね。
それはあたしも同感です。あたしの両親も見たいって言ってた位なので
普段映画になじみのない人も劇場に足を運んでるんでしょうね。

マイマイさま
グロいシーンはそんなに長くないので見れると思いますよ。
30分くらいだけ目を伏せていれば・・・いいのでは。
あたしも戦争物はあまり好きではないです。

charlotteさま
反町君はただのコックさんだったもんね・・・
一茂君はあんな真面目な役は・・・でしたね。
なんか説得力にかけるというか・・・
本当に戦争を知らない時代に生まれてよかったって思うけど
他の国ではテロとかも含めてまだまだ平和だとは言えないですね。
世界中が平和になって欲しいな。
January 12 [Thu], 2006, 17:35
こんにちは。
反町君のファンなのですか〜
私は信長役の反町君がお気に入りです。←「利家とまつ」…でしたっけ?しゃべり口調がなかなか信長節だなあと思ってみてました。長嶋一茂の役と逆だったらカリスマ性あったのに・・・一茂さん、おいしい役でしたがイマイチはまってなかったように思います 苦笑
死ぬ覚悟と生きる覚悟・・・どちらも辛いですね。今の時代に生きていて良かったかも、と
January 12 [Thu], 2006, 16:13
マイマイ
かなり宣伝してたし、興味あるんだけど、戦争物は苦手だから、やっぱり引いてしまいます…^^;
読んでると、血がドバーッみたいだし(苦笑)
戦争映画って、すごく奥が深いテーマがあると思うんだけど、それ以前に映像の悲惨さに負けてしまって、いつも見れません…。
January 12 [Thu], 2006, 15:47
こんにちは♪
この映画すごく人が入っているみたいですね
普段映画館に足を運ばない年配の方に人気があるのかな〜と予想できますが、こういう映画こそ若い人に見ていただいて、平和のことを考えてもらいたいな〜なんて思います
January 12 [Thu], 2006, 15:25
P R
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