山田あかねの一喜一憂日記

2008年03月
(記事数:31)

自分にできる範囲で。

2008年03月31日(月) 00:15
おう、四月ですね〜。春だ、春。

3月18日にカナが亡くなりまして、娘の犬のミニがひとりぼっちになりました。ミニは、自宅でカナから生まれ、ずっと親犬と一緒に育ったので、さぞや淋しかろうと思っていたのですが、カナが弱り、死にゆく姿を一緒に見ていたせいか、カナを探すこともなく、淋しそうではありますが、わりと平穏に暮らしております。

当初はすぐにもう一頭、犬を飼おうと思いました。ひとつはミニのため、ひとつは自分のため。でも、なかなか気力がなく、そのままになっていました。ただ、次に犬を飼うときには、ペットショップやブリーダーからではなくて、里親を探している犬とかドッグシェルターの犬を飼おうと思ってました。だって、育ててくれるひとがいなくて、困っている犬がすでにたくさんいるんだし、助けることができずに死んでいくやつらもいるんだと思うと、一頭でも助けたいと思うのでした。で、「里親募集中」のadも入れました。これを見ていると、こんなにたくさんのすごくかわいい犬猫たちが、飼い主募集中かと思うと、涙が流れてしまう。なんとかしたい。

とりあえず、現在のところ、自分の生活で手一杯なので、もう少し落ち着いたら、もう一頭飼うことを検討したいと思っております。自分がヨレヨレでは、新しい犬をむかえる資格、ないですもんね。

そんなわけで、新しい一週間、新しい月。気分も上向きになってきて、新しい仕事に取り組む所存です。仕事…おお、ありがたいことにたくさんあるなー。ホント、幸せなことだと思います。長い間、働いてきて、今も、いろんなところから声をかけてもらえるってことは、過去の仕事を評価してもらってるってことだよね、だから、自分、大丈夫だよね?と自問自答しております。

セオドア・ローザックの「フリッカー 映画の魔」という本を読んでいますが、これが長くて。そして、すごく面白いんだけど、長時間読むとなんとも不安な気持ちになり、いったん読み止めたくなる。不思議と。ある映画監督に関する非常に興味深い話なんだけど、なんか、こう、疲れていく。なぜかな。時代はずれるけど、ちょっと「ダヴィンチ・コード」と重なるモチーフがあるなあ。

そんなこんなで、クリックよろしく。


ちなみに3月はここ1年で最高のアクセス数を記録しました。監督協会のSさんがリンクをはって下さったり、宣伝して下さったおかげみたいです。S様、ありがとうございました。今後ともよろしくお願いいします。

じょじょに回復中。

2008年03月30日(日) 22:30
明日から新しい一週間。

それにともなってというか、カナが死んでから度重なる不幸が続き、崖っぷちだった精神状態がじょじょに回復しつつある。クスリを飲まなくても頭痛が止まったし、今日は肌寒い雨だけど、気分は上向き。

結局、時間と休みのせいかな。昨日は長時間歩いてお花見に行って、くたくたになって寝ました。そういう一見、無駄というか生産性ゼロのことを続けていくと、本体も回復するようだ。すぐに効く特効薬なんてないってことだよなあ。

そういうわけで、明日から新しい仕事を頑張ろうと思います。まあ、我ながら前向きだわ。そうでなくっちゃ。

とはいえ、まだ、届いた新しいマックブックプロ、そのままだし、各種ソフトが山積み状態で「もったいねー」って感じですが、セットアップする意欲はまだ、ない。今日、ようやくですね、段ボールから出して、段ボールや包装紙や緩衝材を捨てました。これにてギブアップ。ふー。少しずつね。

ここ数日で聞いたラジオで、ホームページの炎上などがテーマになってた。友達のhpもあるテーマで炎上したことあって、それをリアルタイムで見ていたこともあるし、ココにも不快な書き込みをされることもかつてはあった。今は、管理をプロに任せているので、ひどいコメントは自分のところに届かず、読まずにすむようになっている。そうじゃないと、精神的にたいへんなのでね。で、まあ、憂いあれば、備えありって感じで、防御策も次々出てくるんだけど、問題は、どうして、そういう書き込みをするひとがいるか…ってことだ。

そのラジオで言ってたのは、「追い詰められているひとが多いから」って。書き込みは匿名だから、よほどのことがなければ、素性を特定されずに好きなことを書くことができる。誹謗中傷も責任とらずにできるわけだ。自分は、それはとても卑怯だと思っているので、ブログも本名でやってるけど、なかには、匿名でウサを晴らすしかない気持ちのひともいるだろう。いいや、自分だって、落ち込むことはしょっちゅうあるし、落ち込む原因となった、会社なり人物にあたりたくなることだってある。が、やっぱり、それをやっちゃおしまいだろうと自分を制している。言いたいことがあれば、直接言って、闘うときは正面から闘うしかないよなあ。

けれども、それだけ追い詰められ、イヤな気分でいるひとがいるんだ…ってことなんだよね。小さな追い詰められ方かもしれないけど。そういう負のエネルギーが生まれることってあるよね。わかる。それをなんとかべつの方向にシフトできればいいのになー。と思うのでした。

ようやく、回復期になって、気持ちが楽です。映画「人のセックスを笑うな」のテーマ曲、「ANGEL」をi-tunesで買って、日記書きながら聞いてる。これって最初、洋楽かと思ってました。しかし、i-tunes便利だなー。一曲150円とかで買えるのっていいなー。楽だなー。

というわけで、雨だけど、回復中。それでつい、大量に洗濯してしまって、なにやってるんだって感じではあります。精神疲労には家事が効く!

今夜もバナクリよろしくで。

無駄な車、無駄な服、無駄な人生。

2008年03月29日(土) 00:52


東京タワーと夜桜。

そんなわけで、昼間のお花見には間に合わなかったので、夜、芝公園〜増上寺にお花見に行ってきました。ミニを連れて徒歩で行ったので、結構歩きました。花冷えというのでしょうか、寒かったです。
増上寺は、夜からどこかのテレビの中継が入るとかで、なかに入れず、外からしだれ桜を見るとことに。

自分もテレビのひとですが、なんだか、ちょっと理不尽な気も致しました。

すっかり冷え切って自宅に帰ったあと、近所のフレンチで豪華なディナーを食べました。鴨のローストとお刺身サラダ、食べました。おいしかったです。

ところで、最近は、車の持つ価値が変わってきたそうですね。私が学生のころは、いい車に乗っているともてる!と言われ、男子のみなさんはこぞってかっこいい車をほしがったものでございます。また、女子のほうも、彼氏がかっこいい車に乗っていることが自慢のひとつだったりして、そういう時代がありました。

ところが、最近は、車=移動の道具 という認識に変わったようで、たくさんのひとが乗れたり、荷物を運ぶのに便利なワンボックスカーなどが人気で、そもそも、狭い東京で車なくてもいいと考えるひとも増えているようです。もちろん、今でも車好きのひとはいるし、一部のお金持ちは、高級外車を何台もそろえる…ということはあります。が、普通のひとが、無理しなくなったと言えるでしょう。

こういうことって、たぶん、いいことなんだとは思います。また、これは現在、車に限った話ですが、この視点、つまり、車=移動の手段というシンプルな認識、これをもって、成熟と呼ぶのかもしれませんが、同じようなことが、いずれ、衣服にも訪れるのではないかしら。

だって、服だって、身体を寒さ暑さから守り、裸を隠す手段、道具でしかないわけで、だとしたら、毎年変わる流行に振り回されて、無駄なお金を使うより、着心地がよくて、着回しのきく服がいくつかあればそれでいーじゃない…ってことになると思います。実際、ユニクロやGAPなど、低価格でシンプルな服を売る店も増えていて、そういう服装計画は、無理でなくなっている。ユニセックスでシンプルな服のひと、増えているよね。

一方で、車と同じだけど、服が好き、ブランド好きってひとたちが相変わらず、高い服を買い集めていたりもする。好きなひとは高い服買うし、ひとそれぞれってことになってる。これもまた、文化の成熟というのかもしれない。

けれども、ちょっとだけ、淋しい気持ちがする。車は移動手段だし、服は身体を守るものでしかないと宣言し、無駄を廃そうとしたとき、こぼれ落ちるものっていうか、そうやって、無駄をどんどんそぎ落としていったあとに、どんなものが人生に残るのかな。これだけはそぎ落とせないことってなんになるのかな?

そもそも、人生で「無駄じゃないこと」ってなんだろう。食べ物と寝る場所があればいいみたいなことになってきてしまう。でも、やっぱりそれだけじゃ、なかなか立ちゆかないよね。

いや、だからどーした?と言われてもわからないんですけど、無駄のものってやっぱり必要のような気がして。ずっと前に、「あなたの暮らしは地に足がついていない」みたいなことを言われたことがあって、要するに、「生きるのに切実じゃない」って意味でその相手は言ったようだけど、まあ、そうかもしれないわけで。自分の暮らしが、そもそも、自分が生きてることそのものが、無駄と言えば無駄じゃん…ってことになってですね、実用的でない人間はいらん!って言われたら、へへい、っていって、下がるしかないような気がするからかもしれません。

今夜のクリックよろしくで。

痛みの現れ方。

2008年03月28日(金) 22:16
まあ、ずっと頭痛が続いているわけです、私の場合。

新聞は日付通りじゃなくて、3日に一度くらいまとめ読みするので、どの新聞のいつの記事だったか
わかんないけど、最近の記事にミステリー小説家の夏樹静子さんの記事が載っていて、そこで、夏樹さんが突然襲われた治らない腰痛について話していた。椅子に長時間座ることができないような謎の腰痛に襲われ、いろいろ検査しても原因がわからず、原因がわからないから、治療できない…ようなことが続いた。その後、知り合った医者が、「精神的なもの」だと診断する。本当はもう仕事がイヤになっているのに、やめられないから、身体が先に訴えたと。(椅子に座れなければ、原稿書けないからね)。

夏樹さんは、「全然そんなことない。仕事やる気十分なのに」と反論するも、他に手だてがなく、その医者の指導にしたがって、二ヶ月だったか温泉に行ってカウンセリングのようなことや断食などをしたそう。すると、ぱっと痛みが消えたという。それで1年くらいは書くのをやめたそうだ。

なるほどー。まあ、このような精神的なものから身体に苦痛が出るって話は、初めて聞くようなことでもない。学校に行きたくない子供が「お腹痛い!」と言い出すのに似ているし、実際、その時はお腹痛いんだよね。

が、夏樹さんのようなクールで熟練の極みのような方にもそんなことが起こるのかと思えば、人生の若輩者、負け犬、弱虫、臆病者…などなどあらゆる否定的マイナスのイメージを全身に張り付けた私に起こってもちっとも不思議ではない。たまさか、これまでの人生で、こういうかたちで現れることは少なく、ストレートに心の病にかかっていたが、今回は、頭痛なんですねー。イタタ。

頭痛薬を飲み過ぎると心配なので、ほどほどにしておりますが、なんと言っても、心のありかとは、大脳のことですから、頭痛がするのは、とても自然かしら。「心を痛めております」なんて言葉を地で行ってるわけで。

それとも、脳が壊れたかなー。また、睡眠サイクルめちゃめちゃに突入しているし。桜の季節だから、早起きして、お花見行きたいのに。太陽の光をあびたら、気持ちが変わるらしいって聞いてるし。友達の高齢の犬が、もう、ほんとに弱ってたけど、太陽の光をあびたら、元気を取り戻して、ご飯を食べたって言ってた。(正確には書いてた)。だから、太陽の光、浴びたいのに。起きると太陽はすでに地球の裏側を照らしているのね。これはもう、太陽を追いかけて、ヨーロッパにでも行くしかないのかしら。はあ。

そんなわけで、色にすれば灰色、音にすれば低音、季節にすれば真冬、虫ならゴキブリ、川ならドブ、といったような、あらゆるカテゴリーのなかで、もっとも最低のラインをさまよっております。
明日はとりあえず、土曜日なんだ。普通のひとは週末って呼ぶんだろーなー。関係ないけど。

こんなときもクリックを。

犬とお花見、ショートバージョン。

2008年03月27日(木) 23:09
なかなか慌ただしい一日。

突如、スケジュールが変更になったので、その対応に追われる。サボる、休むというの選択もあるんだけど、やっぱり、働こうと思ってる。ぼんやりしていると落ち込むからな。

昼間、都内を移動中、窓の外を見ると、いつのまにか咲いているじゃないか、さくら。ほとんど満開なのではないか。すっかり忘れていたよ、さくらのこと。

3月の第一週にひとつ小説が書けて、ほっとするのもつかの間、カナが倒れた。続く10日間は、カナの看病に全力を投入。18日に亡くなってしまって、もぬけの殻のような気持ちになった。非常につらい数日間を過ごしたけど、やらないと間に合わない仕事があるので、涙を拭いて〜♪、立ち上がったつもりだったけど、ものすごい勢いでハエ叩きのように叩かれるような経験をして、リング上で気を失ってた。

で、ちょっとうつ状態に突入したけど、今日からヨロヨロと活動再開。でも、なんだか、まだ頭がぼーっとしている。生きるのはたいへんだ。

そんなわけで、夜更けに花見に行ってきた。ミニとふたりで。(犬相手にふたりでって言うな!と思うひともいるでしょうね)。いつも行く児童公園だけど、桜満開。ベンチに座ってぼんやり見てたら、お花見の青年×2がやってきた。缶ビール片手に、となりのベンチへ。

そこで、桜見ながら、おしゃべりしている。「昔、この公園でよく遊んだよなー」「中学のときな」
ふうん、幼なじみなんだ。一見、ちょっと不良(ワル)そうなワイルドな装いのひとたちなのに、話してみると、優しくて気のいい青年たち。ミニのほうが先にわかったみたいで、自分からあいさつにいき、なでてもらっていた。

なんとなく和む、夜桜の花見。

あー明日から、人生を立て直さなきゃ。

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映画「人のセックスを笑うな」

2008年03月26日(水) 03:52
有楽町で映画「人のセックスを笑うな」を見た。

ヒットしているし、評判もいいので、ぜひ見たいと思っていてやっと行くことができた。評判通り、とてもいい映画だった。もともと、井口奈己監督のデビュー作「犬猫」のファンだから、ヒットしていなくても、評判じゃなくても見に行くつもりだったけど、いやあ、良かったなー。

原作とはすっかりキャラクターもストーリーも変わっていた。それはそれでいいんだろうなーと思った。っていうか、結局、映画は映画であり、原作は原作だから、そこらへんは観客にとっては関係ないのかもしれない。

まず、評判通り永作博美さんがよい。いくつになっても失わない、ひととしてのかわいらしさを存分に発揮していて、これじゃあ、松山ケンイチ君演じる20代の男子もほれるよなーと思った。そして、もちろん、松山ケンイチ君の切ないことと言ったら。恋するか弱き男子を身体いっぱいで表現していて、自分は男でもないし、20代でもないのに、つい一緒の気持ちになって、「わかる、わかる、そのつらさ」とハンカチを握りしめた。(心のなかでね)。

原作のモチーフのひとつに、年の差恋愛がある。永作演じるユリは39歳、松山ケンイチ演じるミルメ君は、19歳の設定だったと思う。19歳の学生たちから見たら、39歳の女は完全におばさんだ。そのおばさんに恋してしまうつらさやとまどいが描かれていたと思う。同時に、ユリは既婚者なので、いわゆる不倫ってことになるけど、結婚しているひとを好きになる辛さも原作のモチーフだったと思う。

ところが、映画では、年の差はさほど強く描かれない。ミルメ君も、彼女が20歳年上であることなんて、さして気にしていないのだ。好きになって、ふたりの時間をもてるようになったことがうれしくて仕方ない様子が、前半、とても愛らしく描かれていく。そこには、年の差とかまったく関係のない、恋することの喜びがストレートに表現されているのだ。

後半、ユリが既婚者であることからショックを受けて、ミルメ君は悩み始める。でも、これも、いわゆる「不倫もの」にありがちな、ダンナと俺どっち選ぶのさ?的な展開がなく、会いたくても素直に会えない心のゆれをすくいとるように描いている。見ている方は、すっかりミルメ気分で、「つらいよなー」と共感する。

また、既婚者であるのに、自分の生徒であるのに、さらに20歳も年上であるのに、そんなことまるで気にしていないようすで、飄々と暮らしているように見えるユリの姿もまた、せつない。飄々としているようでいて、彼女なりに痛みを感じていることが、静かにひたひたと伝わってくる。おおげさな台詞はほとんどないのに、彼女、彼の心のありようがここまでストレートに伝わってくるというのは、演出の勝利(もちろん、役者たちの芝居の勝利でもあるけど)なのだと思う。監督の力量が、はっきりとわかる。監督の世界観がしっかり描かれているのだ。

いい映画を見ると生きる勇気が湧くなー、いろいろひどい人生だけど、諦めずにいこうという気分でエンドロールを見ていたら、大学の後輩も偶然見に来ていた。

「よい映画だったねー」と余韻にひたりながら、近所の居酒屋へ入り、話す。彼は、大学のとき、一緒に自主映画を作っていた仲間なので、映画の話をするのは楽しい。いくつになっても、そこらへんの気持ちは同じだ。すっかり気持ちが軽くなって、ほろ酔い加減で(梅酒ソーダ半分しか飲んでないけど)、帰って来ました。

なんか、よかった。

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クリエーターは二度だまされる。

2008年03月25日(火) 03:45
突然ですが、自分は、わりと思い切り、だまされやすいです。

自分では冷静で知的で物事を客観的に見ることができるつもりでおりますが、どうにもそうではないらしい。よって、仕事やら恋愛やらで、「あきらかにおかしい」というひとからも、結構マヌケにだまされます。とりあえず、恋愛というのは、どこからが真実でどこまでウソかはわかりにくいし、だまされたとしても、ウソを一生通せばそれも本当になる…とも言えます。まあ、恋愛の話はよしとしましょう。最近、遠のいておりますし(笑)、なんかもう、それはそれって感じだし。

しかし、仕事上の嘘は、まずいですねー。これは詐欺とかってことにもなる。私の仕事場である映像業界は、「口約束」が多い。出版は、契約書を確実に取り交わすので、そういうことはないんですが、映像業界はもう、ほとんど口約束。で、その結果、被害を被るのは、一個人であるフリーランスの人間なわけです。具体的に言えば、映画監督だったり、脚本家だったりする。で、相手は制作会社だったり、映画会社だったりと企業ですから、一個人が企業と闘うのは、とてもしんどいわけですね。

そこで、弱き個人クリエーターたちが集まって、助け合おうってことで、映画監督協会とか脚本家連盟とかがあるわけですね。自分も両方に所属しています。脚本家連盟に入ったのは、今から10年くらい前に、ある映画の脚本を書いたけど、(よくある話ですが)、途中で制作とりやめになったんです。それで、制作会社がギャラを出し渋った。「勉強と思ってくれ」とか言われちゃって。で、困っていたら、先輩の脚本家が、連盟に入ることを薦めてくれて、いっさいを任せた。すると、一週間もしないうちにギャラが支払われました。いやーすごいなって思った。個人は弱いけど、協会は強し。以来、それほど、トラブルなく今日までやって来ました。

監督協会に入ったのは、(自分は映画1本も撮ってないので、最初は躊躇しました)、結構下心からでした。ちょうど初めての小説「ベイビーシャワー」を出版することになっていたので、「そうか、協会に入れば、たくさんの映画監督と知り合えて、そのうちの誰かが私の小説を映画化してくれるのではないか…」と思ったわけです。ははは。

でまあ、結論から言うと、今の時代、監督が強くおしても、そうそう映画化するのは難しいってことがわかったんですけど(涙)、でも、結果的に言えば、入ってよかったなーと思う。それは、「助けてくれるから」ってことではない。ものすごく単純に、同じくフリーの、同じくひとりぼっちで闘う監督たちと知り合えたことだと思う。友達ができた。どこの会社にも所属していないと、時々、ほんと淋しい気持ちになる。ちがう業界の女友達もいるけど、ひとりでなにかを作っているって部分で共感できないと、わかりあえない苦しみもあるわけで。そのあたりの気持ちを、同じ環境のひとたちと話せたり、慰め合えたりできるのがいいです。(もちろん、それが根本的な解決にならないことは知ってるし、クリエーターたるもの群れずにいろ!という考えもある。でも、実際、群れるわけではない)。そういう意味で良かったなーと思う。(いや、もちろん、監督協会もいざというときは、監督の味方になって企業と闘ってくれます)。

あ、テーマからそれた。自分の「だまされやすさ」について。

友人のプロデューサーが言うのには、クリエーターはみんなだまされやすいそうです。
「なぜ、だまされやすいのか?」と尋ねると、彼は言います。
「それは、チヤホヤされたいから、自分を褒めてくれるひとに近づき、その言葉に嘘を感じても、みないようにして、いい部分だけ聞こうとするからだ」と。

ほほう!納得してヒザを打ちました。

そうなんですよね。作り手は常に「ほめられたい」「理解されたい」ものなんです。自分の作った映画なり小説なりを、「良かった!」と言ってもらえるために、命賭けてる。だから、「あなたの作品が好きだ」と言われることは、恋愛的に「あなたが好きだ」と言われる以上に嬉しいんだと思う。(これって、作り手のひとはみんなそうじゃないかなー?私はそうです。自分の作品を好きだと言ってくれたひとのことは、割と手放しで信じます)。

ところが、世の中はそんなに甘くないのだ。本当は「けっ、くだらねーもん、書きやがって」と思っていても、いろんな情況で、「すっごく良かったです〜」って言うひとも言う場合もあるってことだ。その嘘をなかなか見抜けないんですね。いや、見抜きたくないのかな。その心地よい嘘に酔っていたいのだな。ふむ。

で、再び前出のクールなプロデューサーに話が戻ります。彼曰く、だまされないためには、
「言葉ではなく、行動と結果を見ろ」

具体的に言えば、ギャラの金額と扱いに出る…ということです。口ではどんなに褒めてもギャラを値切ってくるってことは、ホントは認めてないってことなんですよね。「これくらい支払っておけばいいだろう」って意味。あとは、紙面上の扱い。クレジットでどう表記するかってことでしょう。俳優さんは、だから、クレジットの順番に相当こだわるけど、そういうことなんですねー。はい。

恋愛でもそこらへんは似ているよね。どんなに愛しているといっても、結婚から逃げようとするとか、生まれた子供の認知を拒むとか、生活費を入れないとかってことになってくると、その「愛してる」という言葉は、嘘じゃん!ってことになってくる。責任をとるつもりはないってわけで。

それでも、恋愛にはかような側面もあっていいと思うし、恋愛はちょっと狂気だから、嘘も混じり、保証もないからこそよし…とも言える。けれども、仕事はちがうでしょー。

ああ、書いてて疲れた。というわけで、仕事を頼まれると、自分は期待されているのだと思い、すぐ嬉しくなって、ニコニコしちゃう間抜けなんで、時たま、ひどい目に会ってます…というお話でした。で、そういうときには、「ひとりで悩まないで、相談しましょう」ってことで、監督協会さんなどにお世話になってます…という話でした、要約すると。ほほ。

そんなわけで、ひとりぼっちの世界は厳しくつらく、大変です。でも、いーのだ。好きで選んだ道ですもの。やってやろうじゃないの、最後まで。そして、この世は敵ばかりではなく、「一緒にやりましょう」って言ってくれるひとが、まだまだたくさんいる。(実は今日もひとつnew仕事キタ〜!)
そういうひとたちを信じて、そして、もちろん、自分の書くもの、作るものを好きだと言ってくれるひとを信じて、めげずにいきたいと思います。がんばれ、わたし。

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スチール撮影とか。

2008年03月24日(月) 00:56
今日は、雑誌MISSの写真撮影。

乃木坂のブライダルサロンにて、ウエディングドレス姿のN子ちゃんを撮る。いつもは冗談を言いながら撮影するのに、なぜか神妙な気持ちになる。白という色、ウエディングドレスというアイテムがそうさせるのもかもしれない。モデル自身も、いつもより、おとなしい。どこか神聖な気持ちになるのだ。不思議だなあ、かたちから入るってことか。

撮影終了後、いったん家に帰り、撮った素材から候補を選んで送る。その後、ふたたび六本木に戻って、N子ちゃんと、友人の監督T氏とともに、N子ちゃんの卒業・就職祝いで焼き肉。一見、夫婦+娘という年齢構成ですが、話していると、どうも友達感覚になってしまう。世間の厳しさ、仕事の大変さ、おもしろさなどを、年上ぶって話す。が、内実は全然ダメだ。いつも騒動を抱えているし、精神状態は落ち着かないし。大人になってないよー。ああ。

久しぶりに夜の町を徘徊できて楽しかった。明日からまた、過酷な日々が待っているのだから、一夜くらいいい夢を見たっていいよね。

あーこの世は戦場、でも、生きていくしかないのだ。

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マックブックプロと塩鮭の皮

2008年03月23日(日) 00:05


そんなわけで、マックブックプロ、キタ〜。これに合わせて、ウインドウズビスタも買ったし、ワード08も買ったし、なんかわからんけど、いりそうなもん全部買ったぞ。これで、春からのPCらいふは充実するはずだっ。が、とりあえず梱包は解いたけど、やる気しなくて、そのまま。電源もいれてないす。

PCをセッティングするのって、それなりの意欲と気力がないとできないよなー。全然やる気なし。意欲なし。先週、カナが死んじゃってから、だいたいのことがどーでもよくなり、自堕落になりきっております。ずっと頭痛いし〜。

昨日は「フリッカー 映画の魔」という一部で有名な小説(長い!)を眠れないのをいいことに読む。面白い、けど、長い、そしてしつこい。そして、朝の10時になり、12時からミニを獣医さんのところへ連れていって、診察、予防注射、シャンプーアンドカットをしてもらう。その間、飼い主爆睡。

以前、飼っていた猫が死んで、たいへん落ち込んで居るんだけど、それを表にうまく出せずに生活する女性のテレビドラマの脚本を書いたことがあった。主演は久本雅美さんであった。お昼に和定食を食べると、塩鮭が出てくるんだけど、つい、鮭の皮を残してしまう。それは飼っていた猫の好物だったので、残して持ち帰るのが習慣になっていたのだ。で、残った鮭の皮を見て、思わず悲しみに襲われるけど、それを表現できない…みたいなお話でした。が、仕事で知り合った老婆との関わりでほんの少しだけ回復する…というような流れであった。監督は、小松隆志。あれっていつだっけ。3年くらい前かなー。

あんまり考えずに作ってたけど、自分がまさにそんなことになっているなーと、その時出演してもらった猫の飼い主からの弔問メールで思い出した。ふうむ。

というわけで、新しいマック来たのに、古いマックで書いてます。あー。

今夜もクリックね。

リラックスリラックス。

2008年03月22日(土) 01:55


2004年くらいにガーデニングのロケでいった、イギリスのコッツウォルズの風景。

緑が懐かしく、気持ちが落ち着くような写真を選んでみました。



いつかこんな花盛りの家に住んでみたいなー。

昨晩、後輩がカナの弔問に訪れた。(というより、半分仕事だったけど)。お線香をあげる…という形にもなっていないので、とりあえず、手など合わせてもらって、それから小宴会。ここのところ、まったく買い物に行っていなかったので、家には食べる物がほとんどない。クリームチーズとかろうじて残っていたキュウリ、ニンジン、大根で野菜スティックをつくる。ワインもなし。あんまり飲まないせいで、山ほどある缶ビールでとりあえず、お清め(?)をして、タイ料理のデリバリーを頼む。

夜中でも、持ってきてくれて、バリエーションあって結構おいしくて楽しかった。もちろん、自分はアルコール飲めないので、お茶でしたけど。四方山話というか、業界裏話かな(そのひとも映画のひとなので)などをして、3時過ぎまで。なんだか気分転換になった。

しかし。お酒飲んでいないのに、今日、ずっと頭痛が…。へんだ、飲んでないのに二日酔いみたいな感じ。想像妊娠みたいなもので、想像二日酔い?へんだ。

というわけで、今日は一日家でおとなしくしていました。ひさしぶりに、テレビで「ER」見ちゃった。とても忙しいドラマだなー。よくできてるけど、続けてみないとおもしろさは半減だろうなーと思った。

最近、ようやく昼夜逆転が治ってきて、午後2時くらいには起きられるようになっている。これって、世間的にはNGでしょうけど、自分としては、上々なんだよなー。あまり夜更かししないで、ゆきたいわ。ひとつ仕事減らす方向で、3月はゆっくりしたいなー。ちょっと疲れてしまった。カナも死んじゃったし。

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作家・TVディレクター・映画監督
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