山田あかねの一喜一憂日記

テレビ番組
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ザ・ノンフィクション 犬と猫の向こう側

2018年06月14日(木) 21:39
「ザ・ノンフィクション 犬と猫の向こう側」ご覧に下さった方々、ありがとうございます。

先日、「犬猫みなしご救援隊」の中谷百里さんと、多頭飼育崩壊の取材に出かけたのですが、

(放送終わったばかりですが、すでに次の取材を始めておりまして……)

その帰り道、コンビニやガソリンスタンドで、

「テレビ、見ました!」「頑張ってください」と声をかけられました。

今更ながら、テレビの影響ってすごいですね。

中谷さん、一躍人気ものです。

多頭飼育崩壊については、毎回、「なんでここまで来てしまったんだろう」と思います。

無責任に増やすことはあってはならないことだと思いますが、

誰か止めるひとがいてくれたら、「助けてください」と言える場所があれば、

ここまでには至らなかっただろうとしみじみ思いました。

編集の過程で、「俺もこうなるかも…」とか「自分にも可能性がある…」と言うひとが結構いました。

私自身、自分もそうなる可能性を常に感じています。

だから、崩壊まで至ったひとたちを、いたずらに責めることがないように。

彼らを責めても解決しない。

責めて、孤立して、隠すようになったら、もっとも被害を被るのは犬と猫たちだからです。

「多頭飼育崩壊」にならないためにどうしたらいいか、を考えるにきっかけになれたらと思って番組を作っています。

中谷さんが言うように、きちんと「避妊去勢」することが第一歩です。

それを多くのひとに知ってもらえたらと思います。

そして、相談できる場所をつくることも大切だと思います。

チビとおじいちゃんへの感想もたくさんいただきました。

「感動しました」「泣きました」…と。

私もはじめて、チビがおじいちゃんと再会したとき、とても胸を打たれました。

実は、「みなしご救援隊」のシェルターで、初めてチビを見た時、

唸っていて、怖かったんです。

「さわったらかむから、近づかないで」と言われました。

そんなチビが、おじいちゃんに会うとホントに嬉しそうにする……

犬の愛らしさ、飼い主を思う強さを感じたものです。

それ以来、犬と人間の絆を紹介できると思って、取材をさせてもらってきました。

チビは一般の人が飼うのはむずかしい犬なんです。

「みなしご救援隊」に預けられてから、中谷さんと田原さんにはなつくようになりましたが、

精神が不安定だったので、いつ、何時、気持ちがゆらぐかわかりません。

だから、中谷さんたちが、正式な依頼を受けて、預かっています。

(「みなしご救援隊」には、そういった、普通のひとが飼うのにはむずかしい犬たちがたくさんいます。)

チビは愛らしいけれど、その背景にはいろんないたみと事情があること、

理解してもらえたらと思っています。

私も何回もチビに会っていますが、安易にさわったりせず、気をつけています。

そういう犬もいるということ。

それも伝えられたらと思っています。


ザ・ノンフィクション 犬と猫の向こう側

2018年06月10日(日) 20:45
6月3日、10日と、「ザ・ノンフィクション 犬と猫の向こう側」の放送が終わりました。

前編の視聴率もとてもよくて、たくさんの方にご覧いただけたようです。

「犬猫みなしご救援隊」の中谷百里さんのところも、「電話が鳴りっぱなしだった」と聞きました。

たくさんの方に見てもらえて、とても嬉しいです。

多頭飼育崩壊については、昨年の秋から取材を始めましたが、いろいろ衝撃的なことが多く、

ロケ中も編集中も、考えることが多かったです。

とても悩みました。

私自身が犬が大好きで、今も2頭飼っていますが、精神的に犬に甘えている部分がたくさんあります。

だから、犬や猫が好きで飼っているうちに、たいへんなことになってしまうケースを見ると、

自分もそうなる可能性があると何度も思いました。

このブログでも書いていますが、「立派な人間だけが、犬と猫を飼うことができる」とは思わないんです。

最初はちゃんと飼おうと思っていても、人生、何があるかわからない。

急に仕事がなくなるかもしれない。

病気になるかもしれない。

想像できない事件に巻き込まれるかもしれない。

世話ができなくなる可能性は誰にでもある。

そういうときに、「困りました、もうできません」と正直に言って、相談できる場所があったらいいと思うのです。

困った時に困ったと言えず、知られたら、「責められる」と思って隠す…

それが事態を悪化させていくと思います。

これは、犬や猫を飼うだけではなく、たとえば、子育てでも介護でも仕事でも言えることだと思うんです。

「ダメだ!」

「困った」

って言える場所があること。

話せる相手がいること。

それだけで事態はずっとよくなる。

そういう場所や相手が増えるように願っている。

犬も猫も一度飼ったら生涯引き受ける覚悟は必要。

でも、どうしようもなくなった時に、「助けて!」と言える場所も必要なんです。

……

「ザ・ノンフィクション」は関東ローカルなので、

「どうやったら見られますか?」という質問を多くいただきます。

地元のフジテレビ系のテレビ局に連絡してみるのもひとつの手段です。

希望者が多い場合には、放送される場合もあるからです。

(これまでも「ザ・ノンフィクション」のphaさんのシリーズは、人気が高くて、全国各地で放送されました。)

(YOUTUBEとかに番組を上げるのは違法になりますので、お気を付けて。)


犬と猫については、これまでもやってきたけど、

これからもやっていくつもりです。

映画「犬に名前をつける日」のDVDも絶賛発売中。

自主上映会のお申し込みも随時、受けております。

最後に、今回は、中島みゆきさんの「ファイト!」をテーマ曲にしてみました。

「闘う君のことを 

 闘わない奴らが笑うだろう」

という歌詞が中谷さんにぴったりだったからです。

 がんばっているひとには、どうか 優しくできますように。

「居酒屋ふじ」

2017年08月19日(土) 21:05
今日はすごい雨でした。

ハルは怖がって、デスクの下に潜り込んでくるので、仕事がはかどりませんでした。



…って、そんなに働いていませんけれども。

仕事、といえば、本日は、書泉グランデで、小林銅蟲さんとphaさんのトークがあったみたいですね。

Twitterで知りました。

あー、行けばよかった…というか、見に行こうと思っていたのに、つい、日程をチェックしていなかった。

アホですね、相変わらず、マヌケです。

で、今夜は、脚本を書いた、「居酒屋ふじ」の第7話のオンエアなので、お知らせです。

このドラマは、実在する「昭和」っぽい居酒屋「ふじ」の物語で、「昭和に詳しいだろう」ということで声がかかって、脚本をいくつか担当しました。

まあ、ようするに「年寄り」ってことですが…笑。

昭和の出来事を折り込みつつ、テーマにしつつ、笑いと人情と…みたいな感じでしょうか。

で、今夜の回は、「超能力」をテーマにしてみました。

私が子供のころ、「スプーン曲げ」とか「ユリゲラー」さんとかが大流行して、みんなでスプーン曲げたりしたんですよね。

小学生のころは、「こっくり」さんとかいう遊びもあって、「この世界には自分の知らない飛んでもないものがあるらしい」と

目を輝かせて、信じていたような気がします。

大人になるに連れ、不思議だと思っていたことをどんどん理解できるようにもなりました。

例えば、「魔女」などは、魔法を使える女性のことというよりは、当時の規範に合わない女性を処罰するためのものだった…とか。

不思議なことの裏には、案外、痛々しい歴史があったりするものです。

妖怪とかお化けとかもその発祥を見ていくと、「この世ならざるものを描くことでしか、復讐されえないもの」の場合もあるんですよね。

あっ。

でも、今夜の「ふじ」の超能力はそんなにヘビーなものではないですが、この世にはやっぱり、「不思議」とか「超能力かも?」と思えるようなことがあるなーとたまに思います。

それは、一瞬で場所移動できたり、タイムスリップとか、人の心が読めたり…みたいことというより、

びっくりする偶然とか、

絶対会うはずのない人と会うとか、

そういう類のことであります。

そして、芸能の仕事をしている人には、やはり、なにか特別のキラメキを感じることがあるんです。

それは説明のしようのない、なにか。

ひとはそれに惹かれていくのだろうと思います。

私自身も。

そんな気持ちをちょっと込めて書きました。

どうぞご覧ください。

(私もオンエアで初めて見ることになるのですが…)



ザ・ノンフィクション 再び

2017年07月30日(日) 21:57
昨晩は、「居酒屋ふじ」のお知らせをいたしましたが、

今夜は、「ザ・ノンフィクション」のお知らせです。

csで、近々、一挙放送するようです。

2014年放送の「お金がなくても楽しく暮らす方法」

そして、

6月18日、25日に放送になった、

「会社と家族にサヨナラ ニートの先の幸せ」

合計3本が放送されます。

フジテレビtwo

先日は、「イブニング」にも、ノンフィクションのこと、記事になってたし、

(銅蟲さんがらみ)、

それから、こんな記事を見つけた、とphaさんから聞きました。

日本一有名なニートの働かない哲学

みなさんに興味をもってもらって、うれしいです。

オンエア直後などは、批判される方も多くて、怖くて、ビクビクしていました。

取材させてくれた人々が傷ついたら悲しいなあと思いつつ。

けど、全部がOKのものってないし、

アンチがいるほうが当たり前、と思って、気持ちを穏やかにしています。

犬関係でも、攻撃してくる人はいますし。

昨晩の「居酒屋ふじ」もですね、「お金」をテーマにしたんですけど、

ギリギリのところを描いているので、反感を持つひともいるだろうと思っています。

自分は、基本、お金はツールにすぎないのだから、お金に振り回されないでいたいと思っています。

いや、実際は、ぶるんぶるん、ふりまわされますが。

会社とかやっているので。

…そんなわけで、また、放送になるみたいなので、csの見方、よくわからないですが、

良かったら、見てください。

明日から8月。

夏は大好きです。

なので、夏の間は、ほとんど仕事をせずに、フラフラしています。



居酒屋ふじ

2017年07月25日(火) 03:37
あっという間に1ヶ月くらい過ぎてしまいました。

「ザ・ノンフィクション」の反響が大きくて、このブログのアクセス数も非常に伸びたので、

うれしい反面、少し怖くて、更新できずにいました。

phaさんたちの生き方を肯定したり、共感したりする方がたくさんいらっしゃったのですが、

一方で、批判する人もいたようで、怖かったです。

せっかく取材をさせてもらった人達が不快な思いをするのがいたたまれず。

しかし、なにかを表現するということは、批判される可能性もあるわけで、

そのリスクを承知した上で、やっていくしかないんですよね。

誰からも批判されないものなどないし。

小林銅蟲さんの漫画は増刷されたみたいだし、phaさんと銅蟲さんのトークショーも8月に行われるみたいだから、

よい方向に進んでほしいと思っています。

私はphaさんたちから学ぶこと、感心することが多くて、いつも面白いなーって思って見てます。


話題は変わりまして、

今週末には、脚本を担当したドラマ「居酒屋 ふじ」が放送になります。

テレビ東京さんで、土曜日(7月28日)24時20分から。

連続ものですが、私は、4話と5話と7話を担当しています。

四話のゲスト主役は村上淳さん。

大好きな俳優さんです。

初めての映画「すべては海になる」にも出てもらったし、

WEBドラマ「終電まで」にも出て貰った。

柳楽優弥くんが、ハリウッドの演劇学校で修行するドキュメンタリーのナレーションをお願いしたこともありました。

独特の雰囲気のある俳優さんです。

お楽しみに〜。

プロゲーマー梅原大吾さん!

2016年11月02日(水) 18:59
本日(11月2日)夜10時から

「オイコノミア」放送です。

ゲストは梅原大吾さん!

プロゲーマー、梅原大吾さんに会ったのは、
3年くらい前で、
ドキュメンタリーを撮りたいと思っていた。

とにかく、魅力的な方で、頭の回転が早く、
話も面白く、勝負の世界に生きる輝きというか、
普通の人とは違う空気をまとっていた。

瞬間に生きる野性味みたいなものを感じた。
まさに、ビーストだと思った。
でも、同時に優しく気遣いがあり、
正直で、インタビューにはどんどん答えてくださった。

ドキュメンタリーはまだ、できなかったけど、
ゲーム理論の騎手(経済学界の王子、安田洋祐氏!)と共演したら、きっと面白い!という思いつきから、番組ができました。

今夜放送です。

梅原さんの生き方は、感情に流されやすい自分には、ヒリヒリとしたものでした。

強く生きるには
どうしたらいいのか、

その答えのひとつがあります。

オイコノミア

ドラマ「461個のありがとう」

2016年03月03日(木) 19:57
昨年、作ったテレビドラマが再放送になります。

「461個のありがとう 愛情弁当が育んだ父と子の絆」

Tokyo no.1 soul set のボーカル渡辺俊美さんの「461戸の弁当は親父と息子の男の約束」(マガジンハウス刊)を

原作とした、ドキュメンタリードラマです。

シングルファーザーの渡辺さんは、一人息子の登生(とうい)くんのために、3年間、毎日、お弁当を作りつづけました。

その数、なんと461個。

しかも、そのお弁当、普通のお弁当ではありません。

彩りあざやか、ヘルシーで、今でこそ流行になった、曲げわっぱの弁当箱に盛りつけられた、見ても、食べても嬉しいお弁当なんです。

受験に失敗し、1年遅れて高校に入った息子を勇気づけた、お父さんが作る、渾身のお弁当。

多感な時期の息子は、父の作ったお弁当を支えに、友達づくりも恋も乗り越えていきました。

そして、そんな父が弁当作りに目覚めたのは、実は、2011年3月11日の震災の傷跡にありました。

……という、直球のドラマです。

お弁当作りに邁進する、ミュージシャンの父親役を、別所哲也さん、

息子の登生役を、望月歩くんが、演じています。

男と男のドラマ…と言ってしまうには、あまりに繊細で、優しい、男達のお話しです。

弁当男子!とでもいいましょうか。

3月5日(土)15時〜


「461個のありがとう 愛情弁当が育んだ父と子の絆」

NHK BS プレミアム にて放送です。

昨年、見逃した方もぜひ!

別所さんの、「 I love you FUKUSHIMA」は、感涙です。




家族の話。

2016年01月10日(日) 15:59
最近は、もう、ダニーのことばかり考えていた。

風邪がなかなか治らないので、家からほとんど出ないで、NETFLEXばかり見ていた。

なかでお気に入りは、「BLOODLINE」で、日本語でいったら、「血族」とか「血筋」ってタイトルになるかと。

フロリダのキーズというリゾート地が舞台。

青い海に白い砂浜が続く、天国みたいな美しい場所で、ホテルを経営する「レイバーン」一家のお話。

そんな美しいビーチが舞台なのに、繰り広げられるのは、家族の暗い過去百連発、みたいなどろっとしたストーリー。

サム・シェパード演じる、一代で名門ホテルを築いた父親と、シシー・スペイセク演じる母親の元に、子供が4人。

子供といっても、長男ダニーは40代後半で、彼が久しぶりに家族のもとに帰って来たところから物語りが始まる。

次男のジョンは刑事で、まじめで信頼され、美しい妻と二人の子供にも恵まれ、地元で平和に暮らしている。

三男のケヴィンは、ちょっと荒くれ者だけど、近所でヨットの修理会社を切り盛りしていて、やはり美人の妻がいて、それなりにやっている。

次女のメグは弁護士で、刑事のマルコと同棲中で、知的で美人で、向かうところ敵なし。

一見、すべてうまくいっていたはずの名門「レイバーン」一家に、不肖の息子・ダニーが戻ってきたことで、それぞれが抱えていた闇があらわになり、破滅への道を進む。

ダニーが家族のもとを去ったのには、理由があるらしく、長女・サラが幼い頃亡くなったことと関係があるらしい。

なぜ、サラは死んだのか。サラの死にダニーがどうかかわっているのか。父親がダニーを毛嫌いする理由は何か?
みたいな、あらゆる疑問がひっぱって、ドラマを見ていく。

このダニーってひとが、謎というか、怪しいというか。キャラクターがよくわからない。

登場したときは、すっごい不良のダメ人間に見えて、こいつのせいで、家族が不幸になる…って思いで、まじめな次男・ジョンと同じ視線で見ているのだけど、ずっと見ていくうちに、あれれ、ダニーばかりが悪いわけではないのでは?

そもそも、暴力的な父親のせいで、ダニーはひどい目にあったのでは?

まじめなはずの次男ジョンも、実は、父親にたてつくことのできない、小心者の嘘つきでは?

…とぽろぽろと、キャラクターへの疑いが生まれていく。

ダニーが戻ってきたことで、それまでうわべはなんとか平和を保ってきた、レイバーン一家は、ボロボロになるんだけど、でも、結局、一番ひどい目にあうのは、またもやダニーということに。

それで、なんだか、ダニーのことが気になって、ダニーのことばかり考えていたのだ。

ダニーがやっぱり、あまりにかわいそうで。

なんでこんなにダニーは不幸になったのかしら…と。

もちろん、本人の責任もあるけど、やはり、「親」が悪いんだよね。

子供よりも、自分の気持ちを優先した結果、子供たちにひずみが生まれてしまった。

今でいうところの「毒親」なんだよね、この両親。

ダニーがはじめて、母親に本音をぶつけるシーンは、とてもきつかった。

子供たちを一番に愛していると見せかけ、自分もそう信じてふるまっている母親が、真実をつきつけられて、狼狽するシーンが。

なかなかこういうシーンは日本のドラマだと御法度だよね。最終的に母親=善とするほうが受けるから。

ダニーのキャラクターは、魅力的とは言いがたいんだけど、彼がかわいそうすぎて、どうしたらよかったんだろう?ってさんざん考えてしまいました。

netflex、オリジナルドラマなんだけど、さすが、お客さんを逃がさない、脚本づくりに参った。

冷静に考えていくと、つじつまの合わないことや、キャラクターに統一性がないことなどに気づくんだけど、それより前に、「とにかく、次も見たいと思わせる」というネットドラマの掟があって、それに従順に作られている。

物語としての完成度より、「次も見たい」と思わせるテクニックが優先されるのは、しょうがないのかもしれない。

映画だと2時間で終わりだから、そこらへんは貫けるのかな。

…と、思いつつも、シーズン1(13話)見終わったので、シーズン2の登場を心待ちにしているのであった。

「orange is the black」

2015年11月27日(金) 02:18
自分の映画と本のことばかり書くのに、やや疲れました。

で、ここのところ、ずっとはまっている、NETFLIXのオリジナルドラマ「ORANGE IS THE NEW BLACK」について。

ついに3シーズンまで全部見たので。

いやーラストシーンでは泣きました。

悲しいとかかわいそうとか、そういう涙ではなく、じわじわとした感動というか、女性たちが、湖で戯れているだけのシーンなんだけど、すばらしいなあと心から思った。

そして、こういうシーンを撮れたらいいなあと思って、映像の仕事をしてきたのだ、とあらためて強く思った。

orage is the new blackは、ニューヨーク州にある、女性の刑務所が舞台。

主人公は、白人で美人で大卒で中流以上の家庭出身のパイパー・チャップマン。

遊び半分で、ドラッグの運びやをやったことから逮捕される。

彼女が刑務所に収監されるところか物語が始まるけど、主人公はチャップマンだけど、彼女だけを追いかけるのではない。

むしろ、面白いのは他の女囚達だ。

アフリカ系アメリカン人、ヒスパニック、アジア系、といろいろな人種がいる。

観ていて心配になるほど、人種にまつわる強烈なセリフが多い。

女囚たちは、人種ごとにグループを作り、それぞれの領域も決まっていて、時に反目しあう。

刑務所のなかだけど、外の世界と同じようなことが起こっている。

最初は、「犯罪者」として、彼女たちを見ているんだけど、それぞれが犯罪に手を染めることになる過程が描かれるにつれ、彼女たちだけが悪いのではないことがわかってくる。

ものすごい貧困や育児放棄や差別など、すさまじい環境や悪意のなかで生まれ育つ。

もちろん、環境だけが犯罪を生むのではないと思うけれど、その描き方が辛らつで目が離せない。

アメリカ社会の暗部を次々と見せられている気がする。

そして、やはり、これは「女性」がテーマの作品なのだ。

女性だからこその搾取やいじめや差別が犯罪のきっかけになっている。

その描き方が、とてもシリアスでフェア。

そして、もうひとつの大きなテーマが、同性愛。レズビアンが度々登場する。

レズビアンについては、「Lの世界」などでも描かれていたけど、こっちはもっと日常的とでもいうのでしょうか。

「Lの世界」は美女ばかりだったからね。

この作品を見ていて思うのは、「これまでに描かれたことのないもの」だということ。

女性たちが犯罪に落ちていく時の気持ちや、彼女たちを取り巻く、男性や社会に対する思いがていねいにていねいに描かれている。

そこにいるのは、一人の人間でたまたま、女性という性をもった人間なんだけど、その女性という属性ゆえに被る数々の不利益が彼女を犯罪へしむけていく。

その過程のそれぞれが、いたみをもって、リアルに描かれている。

こう書くと、シリアスな物語に聞こえるけど、ドラマはとても猥雑で、きついユーモアにあふれている。

これほどいろんな体型、容姿の女性がいるんだとあらためて思えるほど、出てくるのは、細身の美女ばかりではない。

極端に太った女性や年寄りや、とにかく、あらゆる年齢、人種、体型、容姿の女性たちが、脱いだり、セックスしたりしている。

実はそれは当然のことで、この世は美男美女だけでできているのではないから。

でもさ、なかなか、そういうものって描かれてこなかったんだよね。

ストーリーがよくできているか、とか、映像が美しいか、とかには、私はもうあまり興味がない。

そういうのは、もう、たくさん見たから。

これから見たいのは、「これまで、描かれてこなかったもの」

これまで「作る側」にたてなかったひとたちが作ったもの。

弱かったり、チャンスをもらえなかったり、ありきたりの枠にはまらなかったりで、作る側に回れなかったひとたちの作品。

新しいものはそこからしか生まれてこないよね。

物語はすでに全部書かれてしまった…というのは、「描く側」にいられたひとたちのセリフ。

まだ、全然、描かれていない世界がたくさんある。

そういうものを見たいよね。

そして、できれば、自分もそういうものを作りたいです。

女のひとたちは、男のひとがいない世界でも生きている、という当然の事実がこれまでどれほど描かれてこなかったか。

あらためて、そういうことを思うのでした。





「お金がなくても楽しく暮らす方法」放送のお知らせ

2014年11月13日(木) 01:06
4日間ばかり、伊豆大島に行って来ました。

その報告はおってするとして、

2014年7月13日(日)に放送された、
「ザ・ノンフィクション お金がなくても楽しく暮らす方法」(フジテレビ)が、

またまた、放送されます!

まずは、富山テレビ放送にて

11月17日(月)24:45〜25:45

続いて、テレビ熊本にて

11月26日(水)14:55〜15:53

9月に北海道でも放送されたので、3つめ!

いやあ、人気ありますなあ。

もともと「ザ・ノンフィクション」は関東ローカルなんですけど、このように人気があると、地方でも放送されるんですねー。

うれしいことです。

ということで、熊本、富山方面の方、この機会にぜひ、ご覧ください。

主人公のphaさんについては、引き続き撮影中で、映画バージョンを作っています。

ついでに、phaさんのテーマである「だるい」をモチーフにした、ちょうかわいいTシャツも制作中。

以前もご紹介した「くそだるいちゃん」のTシャツです。

色は濃紺です。



モデルは、女優の今村沙緒里ちゃん

どっちも、かわいい!

本命の「だるい」Tシャツもできあがっているので、近々にご紹介します。

こっちはかっこいいです。

だるいとか言ってますが、今日まで、伊豆大島で猫200頭の不妊去勢手術の模様を撮影に行って来ました。

廃校を利用して、手術中。



会場はさながら、野戦病院のよう。



大島で出会った、幸福そうな犬たち。



なかでも可愛かったロビン!



これはですね、おいおい、ドキュメンタリー番組にしますので、放送決まったら、お知らせいたします。

すっごい、濃い内容になるかと思います。

またまた、犬や猫と生きるってなんだろう…をテーマにやってます。

これは「猫バージョン」になります。

いずれも、弊社、(株)スモールホープベイプロダクションの制作であります。

私ひとりの小さな会社ですが、「撮りたいものを撮りたいだけとっていく」を方針としてやってます。

撮りたい!見たい!行きたい!って気持ちでロケ行くと、本当にもう楽しい。

これをなんとしても番組にしないといかん!
お金儲けないといかん!
評価されないといかん!

って思って、作ってると苦しいけど、「面白いなー」「へえ、こんなことやってるんだ」「こんなひとがいるんだー」て気持ちでロケしているととても楽しいです。

結構ハードな4日間だったけど、気持ちは生き生きしてました。

海がとてもキレイだった。

素朴で優しいひとが多かった。

猫たちが少しでも安心して暮らせたらいいなと思いました。
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