山田あかねの一喜一憂日記

パリでお仕事2

2004年11月08日(月) 03:57

エッフェル塔です。

でも、もうすでに東京に戻ってきてしまいました。
あっという間の一週間。さすが、お仕事だとhpに書き込んでいる暇も体力もなく、すぐに時は過ぎるものなり。

パリって日本より一か月くらい早く冬になる。太陽はめったに顔を出さないし、乾燥しているのに雨はよく降る。たとえば、先月遊びに行ったハワイなどと比べると、とんでもなく生活しにくそうなんだけど、これが違うらしい。

パリと東京を行ったり来たりしている、同世代の友人は、パリのが東京よりずっと楽だし、ストレスも少ないと言う。おかげで酒量も減って、体重も減って、ついでに仕事量も減って、毎日ハッピイらしい。

ちょっと考えると、フランスって物価が高そうだとか、お洒落だから服装に気を使わなきゃとか想像しがちだけど、彼に言わせると、全然ちがうらしい。
まず、市場などで売っている食材がみんなとても美味しくて安い。さすが農業国。ついでにワインも安い。だから、レストランに行かなくても楽しくて幸せな食生活が割と簡単に送れる。
ここで、写真挿入。


「アメリ」で有名になったモンパルナスの観覧車でござい。(しかし、「アメリ」はあまり好きな映画じゃない。気持ち悪いんだよ)

で、なぜパリが楽かというと、別の知人に言わせると新聞読んでいる人が少ないからだって。




写真はモンマルトルの路地。
私には関係ないもんね、高層マンション、って感じで路地は存在する。
300年くらいは平気で過ぎている。

ところで、新聞と自由の続き。
ルモンドの発行部数が50万部(彼、いわく)これは日本の新聞購読人口と比べるとものすごく低いわけ。

つまりさ、ほとんどの人が、世界でなにが起ころうと、自分の国がどうなってようと、あんまり気にせず生きてるってことなんだと思う。大切なのは自分とせいぜい、周囲1キロ(心理的に)くらいの出来事で、あとのことは「わたしには関係ないもん」って言って、
暮らしているわけ。

そうすれば、会ったこともないひとたちが百億稼ごうと、私立の中学に娘を通わせようと、
心騒がせることもなく、近所の市場で買った、旬の生牡蛎を誰と食べようか、なんてことばかり考えていられるんだな。

おまけに、フランスでは日本人はやはり外国人であるから、さらに、比べてもしようがないもんね、としらを切って生きることができる。
これらは、日本という小さな島国で、はり巡らされた情報によって、地震の被害を受けた人のよるご飯まで知り尽くして、悲しんだり怒ったりしなくていいから、とても楽なんだと思う。
だから、パリにいる日本人はみんな優しい。そして、のんびりしている。
けどさ、最初に話したパリと日本を往復している友人に言わせると
「5年もいるとバカになる」そうである。

ふうむ。
なかなか難しいところである。
いっそバカになってしまうのも楽だけれども、たぶん、
文学なども必要なくなってしまうでしょう。
(あら、フランスったら小説の故郷であるのに)

つまりさあ、やはり適度の苦しみがないとあんまり面白くないってこともあるわけだ。

え、いったい、どっちなんだ。
さあ、どっちだろう。

日本でのお仕事が佳境なため、とりとめなくて失礼。

ふむ。
  • URL:https://yaplog.jp/akane-y-dairy/archive/39
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