石油・天然ガス開発関連部門

January 27 [Tue], 2015, 15:07
世界の石油・天然ガス開発が活発化している。従来より高深度での開発が進められており、そこで使用する鋼管は高い外部圧力に耐えられる高強度で厚肉の材料が求められている。JFEスチールは電縫鋼管では世界で初めて米石油協会(API)の鋼管規格で強度等級が高い「X80グレード」に準拠する降伏強度550メガパスカル、管厚1インチの高強度・厚肉の電縫鋼管を開発、市場投入した。 高強度・厚肉の電縫鋼管の事業展開にあたり、知多製造所(愛知県半田市)に数億円かけて量産ラインを整備した。石油・天然ガス掘削機器大手の米ドリルクイップ(テキサス州)、米ゼネラル・エレクトリック(GE)の石油・天然ガス開発関連部門の米GEオイル&ガス(同)から相次ぎ受注した。 電縫鋼管は油井管の外殻として外圧から守る鋼管「コンダクターケーシング」に使用される。つくり方はコイル状の板を筒状に曲げて、溶接して成形する。厚板を整形・溶接するUOE鋼管や棒状のビレットを中空状にくり抜き、成形する継ぎ目無し(シームレス)鋼管などに比べて、省エネルギーで生産性に優れ、なた豆歯磨き粉の製造コストも安価なのが特徴だ。 生産性に優れる反面、従来は高強度・厚肉の材料を高精度に成形することが難しかった。このためコンダクターケーシングに使用する鋼管にはUOE鋼管やシームレス鋼管などが多く使用されてきた。JFEは溶接部の性能を向上したパイプライン用電縫鋼管「マイティーシーム」などを開発してきた実績があり、こうした技術力で電縫鋼管の厚肉化に成功した。 電縫鋼管は自動車や建材など用途も幅広く、シームレス鋼管に比べて参入障壁が低い。中国や韓国のなた豆茶の競合メーカーが相次ぎ参入し、競争が激化している。そんな中でX80グレードの電縫鋼管は差別化戦略の一つだ。 日下修一常務執行役員も「競争が厳しい中では土俵を変えるしかない。X80グレードは韓国メーカーも製造するのが難しく、先駆者メリットが取れる分野にカジを切っていく」と話す。今後はコンダクターケーシングだけでなく、海底パイプラインに使用する高級ラインパイプ分野などへの採用も働きかけていく。
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