2千人以上が反応した今週のボケて

October 15 [Tue], 2013, 12:26
少女ではある。
 アルフィリースが慌てて少女に謝ろうとすると、先に少女が口を開いた。

「よそ見すんな、デカ女!」オメガ 時計 カタログ
「な、なんですっ」
「フン!」

 アルフィリースに怒らせる暇すら与えずに、少女はその場を足早に去って行った。その後ろ姿を見ながら、怒りどころを失ったアルフィリース。その傍ではエルザもまた少女の後ろ姿を追っていた。

「あの子イライザ?」
「はい」
「後を追って」

 イライザはこくりと頷くと、少女の後をかけて行った。きょとんとする他の仲間だったが、ルナティカがアルフィリースの袖をくいくいと引く。

「アルフィリース」
「何?」
「何か失くした物はないか?」
「失くしたって、別にあ!」

 アルフィリースは懐をまさぐるが、彼女はあるべきものがない事に気が付いた。それは今回の依頼の受理状。アルネリアのギルドで申請し、念のためルナティカに命じてスラスムンドのギルドでも手続きをしておいたのだ。
 傭兵の仕事は個人で受ける場合単純に早い者勝ち、もしくは結果を早く出した者勝ちだが、団として受ける場合はそう簡単にはいかない。団として依頼を受ける場合、ちょっとしたことが現場で団同士の諍いの原因になるため、申請したギルドでいつの日、およそ何時ごろ依頼を受理したかを証明してもらう。加えて念のため、依頼の発生したスラスムンドのギルドにてもアルフィリースは依頼を受理した順番を確認している。その結果、アルフィリースの傭兵団(イェーガー)は一番手であったのだ。アルフィリースは晴れてこの依頼を大手を振って受けることに成功したのである。omega アクアテラ
 だがそのことを証明する書類がアルフィリースの懐から消え失せたのだ。これがなければアルフィリースは依頼を受けたことにならず、下手をすれば報酬が発生しないこともありえた。ギルドと交渉の上、依頼してきた各町から報酬相当の物資を借り受けての行動だからその可能性は低かったが、相手が狡い人間であれば依頼料の踏み倒しも考えられる。いかに世間知らずのアルフィリースでも、そんなことくらいは想像ができた。

「ど、どうしよう? どこかに落っことしたかな?」
「さっきの小娘だな。取り返してこよう」

 ルナティカが言うが早いか駆けて行った。案内役の彼女がいなくなり、その場に残されるアルフィリース達。
 残された人間の中、ぽつりとエルザがつぶやく。

「やっぱりね。なんだか挙動が怪しかったから、イライザにも追いかけさせました。すぐに取り戻せるはずよ」
「うんごめんなさい。私ったら団長なのに、自覚に欠けるかしら」
「果たしてそうでしょうか?」

 弱気なアルフィリースの援護をしたのが、意外なことにリサだった。普段なら彼女が真っ先にアルフィリースを面白おかしく責めるのは、全員が知っていることでもある。
 だが。

「あの子の手並みにリサは気が付きませんでした。ちょうどセンサーの切れ目を意識して手を出したのか、あるいは無意識か。どちらにしろ、センサーとしてリサが飛ばしているソナーが切れるのは一瞬。その間にこのデカ女から物を盗むなど、普通の盗人じゃあありません。天晴というほかないでしょう」
「同感だわ。私も恥ずかしながらこんな町で育ったから気づいたこと。しかも確信があるわけではないし、イライザをとりあえず向かわせてみただけ。褒められたことじゃないけど、見事な手際ね」

 エルザがリサの言葉に続けた。アルフィリース他数名は彼女達の言葉にぽかんとし

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