おふざけなカイロの夜♪

March 31 [Sat], 2012, 9:00
そういえば、多くの読者様は不思議に思ってるかもしれないね?

これ、どうやって書いてるの?って!
1ヶ月も前の話なのに、細かい?
確かに。BUT、これでも恥ずかしいところ(いったい今更どこ?など言わぬよう)は省いてるよ?

日記も書いてるけど、実際あまり参照してない。
だって、こうしてPCに向かって書いてると、次々思い出すんだもん
そんな芋づる式記憶の私なので、国際法の論文書くにも、例題の回答、丸暗記しとくのが一番効率的なんだよね☆:)







夕方。ホテルに戻った私は、カリーンに迎えられた。

「アイ!昨日の夜、あの後待ってたんだよ〜!どうしたの?」

「え、うそー!!仕事終わってからも?ほんとごめん!寝ちゃった(笑)」

「いいんだよ。それより、アレクサンドリア行かない?僕の仕事終わってからだから、夜12時とかになるけど(笑)」

誘うぞ!と決めていたんだろう。
堰を切ったようにキラキラおめめがまっすぐ話すので、やんもきゅんとしてしまう。

「アレクサンドリア?!どうやっていくの?車持ってるの?」

2つも年下の学生に向かってなんて残酷な質問だ(笑)完全なるspoiledあいぼんちゃま。

「ううんっ。PUBLIC TRANSPORTATION(コーキョーコーツーキカン)になるけど・・・バスとか電車とか」

いやいや、素直すぎるだろ。かわいいっ!はぁ、かわいいよ〜〜〜!!!カリーン!!!

「わかった〜☆でも、ちょっと今夜は。明日の夜かな?私の泊まってるうちに。楽しみにしてるね!」

単純なひとこまに、まるで<アイはカリーンを手に入れた!>が浮かんできそうだった。
カリーンと言う、無垢なジャッカルに、媚薬入り果実を食わせ、モンスターボールを投げつける、白いコットンワンピのアラビアの<悪>姫様は、私(笑)

けれど、数歩先の部屋のドアを閉めれば、もうアイマンのことしか考えていなかった。
よし。アイマンをどうやって確実に、“ひれ伏すまで”落としてしまおう?
ふっふ。シャワーを浴びて、化粧をして、夜用ワンピに着替えて、お迎えを待つ。
るんるん♪どこへ連れてってくれるのかな?楽しみー!

何とかフォーシーズンスの前、ナイル側まで横断し、ぷらぷら。
アイマンを発見して助手席に乗り込むと、アイマン、固まっている。



「・・・Oh, God. You're beautiful. Thanks, God!!」

こんなに急なテンションの上がり角度↗って、初めて見たかも。
敬虔なムスリムは天を仰ぐようにアッラーに感謝を捧げ、両手でガッツポーズをしている(笑)。

ありがと〜☆これだけ反応もらえたら、嬉しいものです:)にひひ。

「どうしようか?そんなに君がキレイでいてくれるなら、いいとこにディナー行こうか?友達に会いに行こうと思ってたんだけど・・・」

「ううん、最初のプランで大丈夫よ。行きましょ。」

なんせ、おなか減ってない(笑)。アイマンにお任せで、夜の観光が始まる。
ナイルに掛かる6つの橋を、全て案内してくれるって☆地元民とじゃなきゃ、さすがにしないよね、このプラン。

夜のナイルは、両岸に立つビルのネオンが反射して、雄大な流れに幻想的なイメージが加わる。橋の欄干にもたれて、まだ少し冷たい夜風に晒されながら、ふたりで他愛のないことを話していた。

「ほら、見て。ドンキーがいる!夜でも起きてるのね。」

「僕はあんまり好きじゃないけどな〜。」

「そう?私、ドンキー好きなの、かわいい!」

「君がそんなにドンキーが好きなら、僕もドンキーになりたい。」

え?いいのかアイマン(笑)
ドンキーは、ちっちゃくて可愛いし、子どもが一緒だと最高に素敵な図になるけど、アニメ版のプーさんを見た人ならわかるかな?イーヨってドンキーだと思うの。あの、生まれながらにして人生に何も期待していない、うつむき加減な感じ(笑)あれが、実在する動物なんだよね〜。馬>ロバ>ドンキー?
それより、こんなあほな会話は、もともとしらっとしたドンキーにさえ一層冷たい目を向けられそうだ。

寒いので橋の真ん中に車を止めたまま、車内でリラックスしていたら。
目を閉じてたみたい。気付いたら、ぶちゅっとキスされた。

「あ―――こらぁ―――アイマン!!!!なんなのっ、食べた!?そんなふうにキスしないもん!!!」

あっはっはって、いたずらっ子みたいに笑う彼。

「じゃ、キスして。日本人のキス。」

うまいこと催促してきて、じぃっと彼の顔を見てみた。
・・・なにこの人。やっぱ、可愛いわ。
それから、これエジプト人のキス、これ日本人のキス、これアイマンのキス、とかって キャッキャとじゃれるアホカップル。

唇を離してアイマンが話し始めると、彼の笑顔の肩越しに、視線がバチバチ。窓からまっすぐ中を覗く制服の男が!え?その後ろには、白いバンにあと4人制服が乗っていて、みんな魚みたいに揃ってこっちを見てる。いつからいたの?!コンコンコン!ぎょ!あ、あいまん、後ろ!!!!

・・・ヤンキーじゃなくて、よかった。いや、むしろもっと悲惨な事態?警察が身分証明書の提示を求めてきた。
さっさと出すアイマン。はぁ、こわいよー!警察を子犬顔で見つめる私。
なんも悪いことしてないので、すぐに去ってくれたが、恥ずかしさと、可笑しさで変な顔になる。流しの身の私はどうでもいいけどさ、アイマンさまの顔に泥を塗りたくないわけよ。ワケワカラン女にいかがわしいことしてるなんて思われたくないもん。
橋の上は悪い奴が多いから、警察が巡回しているそうだ。前方の車も、身分証提示を求められてた。
革命後、まだ警察の地位って不確定な印象のエジプトだけど、セキュリティみたいな役割を果たしてるのかな?


次に向かったのは、ナイルの西、友達のところだ。

「彼は、歯医者なんだ。それで、眼鏡屋もやってる。この辺りは、カイロの高級住宅地で、ミリオネアしか住めないよ〜。」

眼鏡屋に到着すると、小柄で品のよい、バーバリーのセーターを着たおじちゃまが迎えてくれた。
ああ、アフメッド、あなた歯医者でよかったね、天職だよ。歯医者以外、全然似合わないくらい、歯医者なルックスに笑ってしまいそう。

もうひとり、店にだべりに来ていたムハンマドは、こちらもお堅い知的系で米企業にお勤めらしい。「ケンタッキーもピザハットも全部うちの傘下だよ!」とのこと。どんな会社やねん?!

そこに国営放送のアイマンを混ぜて、3オジのお喋りタイム。

「3か月ぶりなんだ〜、話すことが多くて。ごめんね。」

と気遣ってもらいながら、アイマンやっぱおじちゃまなんだね〜?と、不思議な気持ちに。
アイマンのことだけは、都合良くおじちゃまに見えないんだもん。なんでだろ?



次に向かったのは、ナイルに浮かぶ、クルーズ船だった。
ん?クルーズ、こんな時間から乗り込むわけでもないでしょう?他にお客さんも見当たらないし。
アイマンに船の中へ私を連れていかれると、そこには片付け中のスタッフの皆さま&マネージャーさんが。

「こんばんわ、おひさしぶりです」
アラビア語なのでわからないけど、そんなかんじで船のマネージャーに挨拶するアイマン。
「こんばんわー!」
隣の私もマネージャー殿に無邪気にご挨拶してスマーーーイル:)
アイマン様ご登場&怪しいジャパニーズ女に目をキラキラさせて、船内は湧き立った。

「またディナークルーズ、来ようね。」

帰り道、アイマンは言ってくれて、やったー!!!☆☆☆楽しみ

なんで来たんだろう?用事かな〜?
知らないけど、まぁなんでもいいか。

そのまま、またギザへ抜け(ピラミッドの方向ね)、アフメッドと合流して、サーレップ食べながら、シーシャやって(私が!笑)、夜のピラミッド見えるかな〜?って見えなかったけど(ざんねんっ)、ホテルへ送ってもらった。

わけわからんかったけど、みんなでふざけて笑って面白かった
3時就寝。

ようやく登場♪ my Mr. Big!!

March 29 [Thu], 2012, 17:45
昨日の記事は時間ぶっとびだね。なんだかムードがせわしなくて、申し訳ない。

よし。





私、この旅で、たくさんの方々に出会ってきた。
けれど。

今から書く、あの方のことが、本命・・・だったりする

今まで通り過ぎた男たちの多くは、言ってしまえば前座?っつーか、意味合いが桁違い。
この方は。また、必ず会うと思う。
彼に会いに、カイロに戻りたいし、今でも彼のこと、思い浮かべては幸せな気持ちになる
正真正銘、バカになってしまったみたい。これぞ、だね。









【カイロ1日目】


翌朝。支度してホテルで朝食、銀行回り、そしてようやく外出。
2月がベストシーズンと言われるエジプトは、穏やかなお天気で、コートもいらない。
ナイル川沿いを、ぬくぬく日差しを浴びてお散歩

・・・・・なんて、ピースフルにまとめられたらいいのだが、ここはカイロ。
道を渡るのも生死を掛けた一大イベントで、温室育ちの日本人&リゾート帰りの私は、始終エジプト人の勢いに押されっぱなし。
歩道を歩いていても、中学生の男の子集団に絡まれそうになったり(近くの大人が止めてくれた)、おじいさんに美術品を売られそうになったり(息子の妻が日本人なんて嘘)、警戒心は解けない

この、クラクションと言うバックグラウンドミュージックが止まない限り、平穏な日々からははるか遠い暮らし。
ああ、私、ムハメットちゃんの言うことを聞いて、シャルムでもっとのんびり滞在すればよかったかしら?甘い妄想に飛んでしまいそう。
―――んや。あれ以上いてもすることないし、なにより男関係、泥沼化しそうだ。と、我に帰り、首を横にぷんぷん振る。

でも、この街のエネルギー消費量は測り知れない。
3時間出てるだけで、1日分ぶっとびそうだ。ぜいぜい。
ついでに、アジア人などどこにも見当たらないので(?)、みんなの注目の的。
視線が突き刺さって余計に体力消耗するので、サングラスでガード。能面のように、クールに突き進む

よくわかったよ。この、The 男性社会。
女性の社会進出がどうのこうの言う前に、街自体が荒削りで、ワイルドな男たちの戦場なのだ。
こんなに大きくて騒がしい街に、女一人でいるなんて、不可能じゃない?潰されちゃうよ。

ホテルを出発して、タフリール西=ラムセスヒルトン前のバス停まで北に20分ほど歩いてきただけなのに、まるで命からがら沈みゆく大型客船から脱出してきたような緊迫感。もう、ホテルに籠ってようかな?ムリするのはスタイルじゃないしかわいいカリーンもいるし〜

なんてぶーたれながらも、芯は強いワタクシ負けず嫌いだとも、この旅でよくわかった
とりあえず、ピラミッドくらいは行っとこう。そう思ってやってきたバス停。
3大ピラミッド側ではなく、スフィンクス側の入り口に停車するのは、997番のみ。
乗り場どこかな〜?地球の歩き方にはそこまで書いてない。
親切に話しかけてきてくれたサンダルのおじちゃんに、

「アブルホール?」

スフィンクスの地元呼称で、シンプルに尋ねると

「アブルホールだね。バスの番号聞いてくるから、ここで待ってて」

親切に、997をおしえてくれる。さらに、997をアラビア語数字で書きなおしてくれる。

「ここに座って、待っていたらいいよ。」

と教えてくれたので、いい子に待つことにした。

ねぇ、みなさん。私はたぶん、多くの人々よりもずっと人に恵まれて、困っていたらすぐ手助けしてもらって、エスカレーターで運ばれるかの如く旅を続けてきたけれど。一人旅って、やっぱ大変だよ。私が男だったら、一人旅できないかも。男の子は、全然助けてくれない(笑)ってぼやいてたもの。(それを楽しめる人しか、一人旅に出ないんです☆)

毎日、全部自分で調べて、旅程を立てる。バスは何番、何時に出発、1日何便、運賃の相場はこのくらい。これに言語の壁が加わり、英語が通じるところならまだしも、エジプトなら算用数字じゃなくアラビア数字なので、バス番号も金額も、アラビア語を理解しなくちゃやってけない。そこで交渉して妥当な値段まで値切らなきゃいけない。騙されそうになったら、抗議しないと。

自由は常に、責任と引き換え。楽しいけれど、なかなかタフなシゴトだよ

こうして、一歩ずつ行きたい所へのアクセスを確保していくわけだ。
今の私は、「バスを待つ」まで、コマを進められた。
だから、人々に適度に警戒しながら、少し緩めて、ベンチでバスを待つこととする。シャキン☆

・・・すると、濃いブルーのシャツに黒いスーツの男性が、声を掛けてきた。

「君、ミニバス使ったら?次のバス、いつくるかわからないし、2・3時間待たなきゃいけないかも。」

「ええ?!そうなんですか。うーん、どうしよう。」

近くにいた先ほどのサンダルのおじちゃんと、スーツの紳士はでっかい声で、私の頭上でやり合うように話している。
きゃー、私のことで、もめないで!と心の中で姫は10%叫んでみたが、自分でもジョークだと笑い飛ばす。
これは、中東地域の“やり合いコミュニケーション”の一環だろう。そっといい子に待っておく。
すると、

「僕が彼女を連れてくよ、もういいから、いいから。」

と、スーツの紳士がサンダルのおじちゃんを言いくるめた。立ちあがって、案内してくれるようだ。
いいのかな?サンダルのおじちゃん・・・?とぽやんとしていた私は、

「おいで、案内するよ!」

先を行く紳士が力強く、半ば強引に誘うので、サンダルのおじちゃんが不満そうな顔で立っている横を申し訳なくすり抜け、紳士の横へするりと収まった。

「もう心配いらないからね。I am Your Man. 僕は、エジプト国営放送で働く、アイマンだよ。よろしく。」

この、長身で肩幅の広い男性が、隣にいてくれるだけで、どれほど心強かっただろう。
Ohmigod, my Mr.Big!!
本当にBigかはさておき、平然を装いながらも、心の中でガッツポーズをきめたのは、いうまでもない。

エジプトは、ごままぜワールド。人間も車も馬もドンキーも猫もなんでもいっしょくた。サンダルおじさんもスカーフおばさんも、デモ隊も悪ガキも、スーツの紳士もいっしょくた。けれど、スーツ人口が、首都だよね?てくらい少ない。あのバス停近辺に、全員で100人いたとしたら、スーツ着用者は5人しかいなかった。

アイマンは、続ける。

「もう11時だし、ピラミッドはまた今度にしたら?砂漠の中だし、普通は朝8時とかに行くもんだよ。今日は考古学博物館に行ったらどう?僕も行ったことないんだよ。カイロに10年も暮らしてるのに(笑)。タフリール広場は見た?一周見て回ってから、博物館に行こうか。」

というわけで、アイマンはみんなが危険だから近づくな!とあれほど警告したタフリール広場へどんどん入ってゆく。
写真を見せたら「あれ、駐車場だったの?」と言われたくらい、車がきちきちに通行するので、道を渡るときは、彼が手を引いてくれる。それでも、ハラハラするし、いちいち騒いじゃうけれど・・・私、アイマンがいたら、もう何も怖くないよ。このおっきくて分厚い手に付いてけば、大丈夫。この安心感は、涙が出そうなくらい、今まさに欲しかったものだ。ようやく、ガチガチだった表情に、笑顔が戻ってきた。

「このあたりは、デモでの負傷者を手当てするための病院になっていたんだ。あっちは燃やされた政府庁舎。そこでデモもしてるだろ、写真撮りに行こう。」

彼は、なんでこんなによくしてくれるんだろう?
道端で拾った女の子に、親切に観光案内をしてくれ、カメラマンとしても優秀
不思議に思うけれど、口に出さないのはこの旅で身に付けた礼儀。
ヒマってわけでもないが、1日みっちり予定がつまった日本人とはかけ離れた生活を送っている人々がいるんだってこと、よくわかったんだもん。いちいち聞くのは野暮な気がするんだよね。好きでやってくれてるんだし、理由はなんでもいいや。

タフリール広場を一周回り、タフリール橋のライオンと写真を撮り、橋からきらめくナイル川を眺め、考古学博物館へ戻ってきた。道すがら、またあのちびっこギャングがいたけれど、もう気にもならない。

チケットを買って、彼も本当に一緒に来るようだ。
カメラはきちんとカメラ預かり所にお願いする。しかし。私には携帯がある!
えへん。館内でも、アイマンにそそのかされて、ちゃっかり撮影。
ツタンカーメンの黄金のマスクも、黄金の棺桶も、きゃっきゃ言いながら盗撮(笑)。
このゆるノリ、エジプシャンってかんじだね。
そこらへんのライオンの石像にも、イケメンだったのでキスしておいた(笑)。

ぷらぷら〜。少し飽きてきたのと(だって全部土とか石の色ばっかり!)カラフルな西洋絵画のほうがときめく私は、アイマンにつぶやいた。

「あいむ、さーすてぃ。」

この一言で、アイマンの底力を垣間見ることとなる。
だって、博物館の中、だよ?どこで水買う?

「そうか、喉乾いたんだね、ちょっと待っててね。持ってくるから、このあたりにいて。」

アイマン、待つこと、10分後。
どうやって?

「お待たせ!」

はっはと駆けてくる。本当に水を持ってきた!この人、根性すごいかも?
ありがとう。にこにこな私。

Beautyネフェルティティとお写真を撮り、ゴキゲンで退場。
スーツで博物館来る人などいない中、彼と園内を歩いていると、向こうからこれまたスーツのお偉そうなおじちゃまがやってきて、アイマンとご挨拶。
誰か忘れたが、この博物館のマネージャーか何かだったと思う。忘れるくらい、アイマンといると“お偉そうなおじちゃま”と遭遇するのだ。
この若いジャパニーズガールを連れていることを、どう説明するのか気になるが、さらっと挨拶し、あとは黙って静かに微笑んでおくのが慎み深き日本女子というもの。おほん。

博物館前はキレイに庭が整備され、今みたいに日射しが気持ちいいお昼間は、ここでランチを広げたいくらい
アイマンと腰掛けて、写真を撮ったり、「あ、あれ日本人じゃない?」「あれは中国人ね。」とかってきゃっきゃと話す。

「靴脱いだらいいよ、ゆっくりしなよ」と促すので、お言葉に甘えてスニーカーから靴下も脱いで、ぷらぷらリラックスする♪ついでに足のマッサージをしてくれる。きゃっきゃ!と遊んで、「面白かったね〜」「君がちょうどいい機会をくれたよ、ありがとう」なんてほんわか喋る。ああ、カイロ楽しい。ほんと、人に恵まれてるな。困った分だけ、素敵な人に出会える。

ただ、彼の真意はわからない。下心ベースの親切に慣れ切っている私が、ん?と首をかしげてしまう。手を繋ぐのも渡るときの最小限だし、ベタベタもしてこない。ややこしい口説きもない。ただ、私を守り、世話をしてくれる。いくつなんだろ?40ちょっと?だから遠慮してんのかな?さっきから電話ケタタマしく鳴ってるけど、大丈夫?ド平日だし、いくらなんでもお仕事あるんじゃ・・・?!

謎はいっぱいだが、気遣い程度で声を掛けて、他の分のお口はチャック。後々聞けばいいこと。

「そろそろおなか空いていた?何がいい?ターメイヤサンドイッチ?コシャリ?コシャリのお店行こうか。」

コシャリ!☆カイロで食べるべきものno.1の、エジプトの国民的ごはん☆である。
わーい、アイマンといると、どんどん夢が叶ってく
博物館を出て、西のほうへ。高層ビル街の1階には、男女の服屋、赤や紫の激しい下着屋、激安靴屋など、ちっちゃな商店が入り、航空会社のオフィスも並ぶが、アフリカや北欧の見たことのない会社のもの。そっか、ここ、カイロだもんな〜、なるほど。考えてみりゃ、地球の中でもBestな立地じゃない?カイロ。

見渡しながらも、アイマンから離れないように、摩天楼のふもと、きゃっきゃ笑いながら、快活に歩を進める。
そこで、ばかみたいだけどね、本気で思ったの。
なんだかSATCみたい!"SATC"ity of Cairo, starring Ayman and Ai.あはは。
こういう、何気ない日常が、きっと日本にいて補えない、私のハートが求めるものなんだよね。
東京でどれだけ素敵な紳士と腕組んで歩いても、得られない何かが、日本の外にはある。
こうしてどんどん無邪気になって、海外での私は子供みたいに笑うし、ココロの中のことを、鶏団子が茹で上がってお鍋に次々浮かび上がるみたいに、自然に表現できる。

オレンジの看板のコシャリ屋は、イメージしていたの違い、クリーンで明るい。イートインスペースがあり、ウェイターが注文を取りに来てくれる。
彼がオーダーしてくれ、窓際の席から、下の階のコシャリ作りや道行く人を眺める。あー落ち着くな。今、海外にいるんだな。じぃっと染み込んでくる幸せ

パスタとゴハン混ぜるなよ?とつっこむまでもなく、コシャリは美味しくて、どんどん食が進む。
1日の食事は、朝11時、昼17時、夜23時に取るというわけのわからんアイマンをおいて、13時過ぎにひとりでもぐもぐ。
ひよこ豆も入れたら美味しいというので、追加してくれたら、またお皿はいっぱい。あらまぁ、おなか、もう入んないよ〜!でも、出されたものは食べる♪とは、当否は謎の、my社交ポリシー。

ふぅー!ごちそうさま!の直前に、デザートのミルクプリンが出てきた。あれ?アイマン、いつの間に頼んだんだろう?ありがとう。たぶん、サーレップ(ランの球根)のプリン。トルコは飲み物だけど、こっちはプリンで出てくるか。お食べというので、ぺろりと頂いた:)

むわー!おなかはち切れる!腹ごなしに街歩きしよ〜♪と、露店でスカーフをみたり、黒い気持ち悪い液体(笑)を飲まされたりしながら、アタバ広場までお散歩した。

ふぅ。けっこう歩いたね。
一回戻って夜落ち合おうと、「タクシー使う?」を押しのけて、歩くのー!と、私が言うので、私のホテルまで2.5キロ、徒歩で送ってもらった。

せっせ♪来た道を戻っていると、アイマンが大きく手を振って、おーいと声を掛けている。
ふと車道のほうに目をやると、サングラスの若いイケメンが振り返し、なにやら叫んでいる。
誰〜?と聞くと、「一緒に働いてる人。スポーツキャスターだよ。」だって。
紹介して!とイケメンには興味はない私でも、ずうずうしくも思ってしまうほど、かっこよかったわ

タフリール広場まで戻ってきた頃には、日射しがギラギラ、目に焼きつく時間だった。
彼が、さらっと名刺を差し出す。

「これが僕の連絡先だよ。君のも教えてもらっていいかな?」

「んー、いいよ。ただ、これ日本の携帯だから、国際電話になるし気を付けて。」

と、彼の携帯に不在着信をし、

「これ、私の番号だから。」

というと、彼は、リアルにガッツポーズ。(笑)

「SIMカードは持ってる?それがあれば電話できるよ。ああ、君がここに住んでたらエジプトの携帯、絶対持たせるんだけどな!カード、すぐ買って来るから。ちょっと確かめさせて。」

と、私のフォーマカードを引っこ抜いて、自分のSIMカードを入れてみるが、やっぱり、動かない(笑)ので、断念。
ここまで丁寧に、彼のお世話は徹底している☆

ようやくナイルまで戻ってきた。

「So you love me?」

一日のエスコートに対し、笑いながら彼は尋ねる。
でも、私はふわりとかわす。

「Love is heavy.」

ね。
彼の質問が、まだまだ彼には余裕があって、上の立場にいるみたいに聞こえた気がしたから。
私に落ちたって確証がない時点で、そんな言葉あげません。


近づいて。遠ざかって。
この旅で、それを何度も繰り返して、不思議と同時に切なかった。
今までとは、同じようにしたくなかった。
トンと突き放されて、アイマンは、少し考えているようだった。


フォーシーズンズの向かいで、ベンチにどかんと座ると

「ぐわああーーー!足痛いっ疲れた!なんでタクシー乗らないんだよ〜!そのほうがよかったよ〜。」

そうなの。このお方、スーツ用の黒靴履いてるし。博物館から1日街歩きに、引きずりまわしたのだ。
パーフェクトなエスコートをする彼が初めて本音で騒ぐので(笑)

「あはは、ごめん〜こんなに遠いと思わなかったの。疲れたね。」

すんごい愛らしくて、余計好きになってしまった

「じゃあ、ここで。7時半に迎えに来るね着いたら、一回不在着信入れるから。」

「わかった〜。少しの間ゆっくりしてね。」


こうして、夜も当然のごとく、アイマンと一緒に過ごすこととなった。

ムハメットとピュアな夜、と、カイロ到着★

March 28 [Wed], 2012, 9:00


12時前の電話で目が覚める
ダーリンムハメットからのモーニングコールだ。
うっぷす、まだお化粧してない。都合良く、「遅れる」電話が入り、ちょうど間に合った。

しかし、夜の一人歩きは、怖い。
「Wow, beautiful lady!」と声を掛けられるし(今度は一般客ね)、
距離をとって付いてくる男や、じっと見てくる男がいて、horrified。ダーリン、早く来て!

メインストリートのカフェバーに入って、カプチーノ。彼もジュース(ムスリムは、お酒飲まなーい☆)

「君があと3日ここにいたら、僕は日本へついて行っちゃうよ!」

と言いだし、そのまま日本への移住、国籍所得のこと、私の将来、彼の将来(日本で職が得られるか)など、とんとん拍子に話が進む。え〜〜〜。うそ。こんなにまで、真剣に、考えてくれてたんだ。ピュアな瞳は、嘘つかない☆

カイロへの旅は、アラビア語習得のための留学の下見も兼ねている件を伝えていたので、

「その時は、1ヶ月前に連絡を頂戴。そうすれば、僕は1週間休みを取って、アパートを探すのを手伝うよ。ラムセスヒルトンの部屋を取って・・・きっと一緒には泊めてくれないから、君のと僕の、2つ取るよ(イスラム圏で未婚の男女は同室滞在禁止)。・・・でも、もし結婚していたら、ひとつでいいね。」

きゃ!て顔をする(笑)。自分で言っといて(笑)。
くま体型に似合わず、ガーリー&ラブリーな、ムハメットちゃんなのだ。

それから、海辺へ歩いた。誰もいない道を、手を繋いで。

「今日は潮が高いね。いつもなら、このあたりは地面が見えてるんだよ。」

ベンチに腰掛けると、足元にはすぐ、深く静かな海がちゃぷちゃぷと穏やかに音を立てている。
視線の先には、イスラム国家に似合う、シャープで薄い月が眩しく光る。

「一人になりたいときに来る、とっておきの場所だよ。仕事を始めて大変だったときや、色々辛い時、よくここに来てたんだ。」

そういえば、せっかく海辺にいるのに、落ち着いて海と向き合うこと、なかったな。
とろけるような、波の音に、しばし身をゆだねて、ムハメットの肩を借りて、ぼぉっとしていた。

「あぁ、僕はなんてバカなんだ!なんでバスもホテルも君のために予約したんだろう・・・!でも、そのほうが、君のためだから。君の将来が懸かってるから。」

あんなにクールな顔して予約してくれたのに、プライベートバージョンでは、身もだえしてる。かわいい・・・(笑)

「本当に、不思議だね。実は昨日も一昨日も、ロシア人とかイングランド人の女の子が声を掛けてきたんだ。女の子の誘いを断るのは、失礼だし…難しいでしょう。だって男が・・・ねぇ?でも、仕事があるからって断ったんだ。だから、なんで君を誘ったのか、本当にわからないんだ。でも、君を見た瞬間、はっとした。懐かしい感じがした。この子じゃないと、ダメだと思った。だから・・・」

温かくて、まっすぐで、涙が出た。

「昨夜のことは、一生忘れないよ。僕のこと、忘れないで。」

「うん、きっと。」

ムハメットといると、時間がものすごく速く過ぎる。
振り返れば2・3倍のスピードなのに、その中にいると、きめの細かい純な時間に感じる。

最後のキス、といって、道端でさらっとキスをした。

「まず、誘いを受けてくれて、本当にありがとう。僕をこんなにも幸せにしてくれて、ありがとう。気を付けて。」

これが、ムハメットとの最後のお別れになった。
深夜3時、就寝。





久しぶりに、爽やかに朝を迎えられた

7時に起きたら、お化粧して朝食へ
オムレツとかワッフルをたっぷり食べて、元気いっぱい。今日のお昼は移動だから、まともなもん食べられないし、みんなに脅される危険地帯カイロに夜着いて、出歩くの嫌だしね。1日分のカロリー摂取(笑)。

帰り道、小道でばったりポーターのムハンマド。

「おはようございます。・・・あと10分後、部屋行っていい?荷物、チェックアウトするのに運ぶからね!」

「ダメー!!!」

明るくダメダメ言っておく☆

わっせとパッキングして、銀行でたっぷり両替して、フロントに電話。

「Can I have someone bring my baggage?」

こうして、ムハンマド、公式に登場。
相当ちゅっちゅされたが、まぁ許してやろう、最後だし。

タクシーが来る直前、表に出ると、警備員の黒人のお兄さんが。

「Hello。昨日、話したかったんだけど、忙しそうだったから・・・」

「ん?ああ、PC触ってたものね。残念だけど、もう出るの、ありがとう。さようなら!」

ムハンマドはもう荷物を積み終わっている。
さっと乗り込み、お世話になったヒルトンを後にする。
リラックスするはずが、なんだか愛と肉欲にまみれた(?)2日間だった。





バス1本でカイロへまっしぐら。
趣味の悪いギャグみたいな金色のバスに乗り込むと、お隣さんは男性でないか。

その方、このリゾート地から、ビジネスパーソンな出で立ちでブリーフケースを持って乗車している。

隣のアマル(29)は、挨拶は済ませていたものの、休憩時間が近くなると、

「君、休憩に出て、何か食べるかい?」

と聞いてくれた。

「いいえ〜ありがとう(チャージ済みだし)」

と言うと、なんと休憩後、バスに戻れば、私の分としてセブンアップとモルトを買っておいてくれたの!感動。ありがとう!!!ちなみに、モルトとはクロワッサンのこと。商品名でもあるし(チョコ味やチーズ味がある)、有名すぎて?クロワッサンのことを皆モルトと呼ぶのか、結局不明。

聞くとアマルは、シャルムでaccount manager(経理or会計士?)をしているそうだ。実家はカイロ近郊なのだが、前職ではなんとサウジ勤務。わお。今から、奥さんと8ヶ月の赤ちゃんの待つ、カイロへ帰るそうだ。いいなぁ、ベイビー奥さんも、楽しみに待ってるだろうね。

さらに、どこに泊まるの?と心配してくれ、ムハメットがプリントアウトしてくれた地図や住所を見せると、それをアラビア語訳してくれた。エジプト人、こういうハイソな人しか、英語話さないものね・・・ありがとう!

治安の悪いシナイ半島の最後で警察の車内捜索を受け(男はみんな外に出されてた、こわーい)、スエズ運河の地下トンネルを抜け(すんごい短くてびっくり)、ようやくカイロ市内に入ったと思いきや、バスがエンスト(笑)。仕方なくみんな降りて、タクシーを掴まえる。

カイロのタクシー、といえば、ぼったくり。
「値段はあってないようなもん、交渉が折衷するとこで決めるもん」と体得し始めた私。それでもぼったくりはキライなので、アマルに教えてもらったよう、白地に白黒チェック模様のメーター付きタクシーを拾い、メーターを睨むように後部座席から見つめる。

ラムセス駅の高架を通る頃、夕方のアザーンが聞こえる。(アザーン=イスラムの1日5回のお祈りの合図。お経みたい。モスクで担当のおっちゃんが歌うのを、大音量で街中に響かせる。テープではないのが驚き!)
少し、ラジオの音楽を下げた。
このタクシー運転手、ボる気は毛頭ないらしい。
アザーンが終わると、もとに戻した。

カイロの交通状況は、どう表現すればいいんだろう?ごったまぜのめっためた?
文章力のへったくれもないが、エジプト人は世界で1番のクラクション愛用者じゃないかと思う。
ちょっと詰まれば「ブーブーブーーーー!!!」永遠に鳴りやまない。しかも、車線なんてない。だから、少しでも間があれば頭を突っ込み、ブッブ!「入れてやぁー!」とガンガン前へ進む。入ったもん勝ち、である。
そこへ、馬車も走れば、横断歩道なんてないから、50センチもあいてりゃ、人も好き勝手に渡る。
これぞ、真正のカオス?なんでもいっしょくたなのは、The イスラム世界、てかんじだね。(平等ということ。)

なのに、このドライバー、そういえばさっきから一度もクラクションを鳴らさない。その割に、すいすいと進み、当たりそうでも寸前で当たらない。窓を隔てて、車内だけは静かな空間が保たれている。このやかましいカイロ市内で、すごく癒される。

いいねえ、この運転手。貴重なんじゃない?
とゆわけで、一応電話番号を頂く。アラビア語しかほとんど話さないのが、ネックだけど。
観光するのも、タクシー愛用間違いなしだしね。

タクシーのおじちゃんは、新しくできたての私の予約したホテルを、必死に探し当ててくれ、到着。がんばりやさんだ。フォーシーズンズのすぐ隣だった。ありがと〜☆

そのホテルはビルの3階のみに入っているほど、小さかった。
どんなだろ?ドアを開けると、ちっちゃな白くて若い目のくりくりした男の子のと、それより幾分年上の、黒人のにーちゃんが軽食を食べている。

「Hello, 君がアイ***だね!」

と、くり目君が名字までフルネームで呼ぶ。ん?

「はい、アイですが?そうよね、変わった名前でしょう?」

「まぁね。ああ、これ、名字なの!アイ、Nice to meet you.」

クリ目はカリーンと名乗り

「疲れたよね、ちょっと休んでからでいいよ、またレセプション来てね。」

と、すごく気を遣ってくれた。

ひと段落してレセプションに戻ると、カリーンが

「君も食べる?」

と、ホットドッグ・ピタver.とでもいいたくなるような食べ物をくれた。美味し。
なんだろ、このシンプルさに、妙に癒される。いいね〜♪ラッキーだね。ありがとう。

カリーンは某大学で歴史学を専攻する4回生。アルバイトでここのレセプションにいるらしい。
大学で、古代ギリシア語・ラテン語・現代ギリシャ語・あと何か謎な言語の4つを習得しないといけないらしく、
「高校の成績が良くて、うっかり入れられたんだ」
とのこと。そうだよね。この目、すごく知的だもの。英語、めちゃくちゃ上手だもの。
このマニアックな言語セレクト、ハムを久しぶりに思い出した。
うんうん。カリーン、かわいいし、年下素敵〜!なんだけど、隣のゆるいノリの黒人の男が

「よかったら、ドライブでも行かない?夜景のキレイなところへ連れてってあげる。食べ終わったら。」

というので、うん〜いいよ〜とさらりと返事。
カリーンも

「じゃ、楽しんで!」

と、送り出してくれる。





その夜景は、カイロ市内を一望できる高台から。
wow,素敵〜!!!私も女子なので、こういうのは素直に好物だよ。

ただ、車の中で(寒いから)その男は露骨にsexの話しかしない
つ、つまんない。。。初対面の何も知らない(名前も忘れた)男に、好きな体位なんて聞かれたくないしっ。
ふんだ。しかも、他の質問にマジメに答えてやってんのに、全然私の話聞かない。だーかーらー!かみ合わない話するの、ほんとーに腹が立つんだって!!しかも、臭いがやだ!とゆわけで即却下。

ちなみに。この旅で、何人か黒人のひとにキス(ブース in Arabic)されてるけど、彼らの唇は、すごいの。リアル・マシュマロ〜〜〜。ぷにっぷに。弾けんばかりの新触感。おためしあれ〜〜(ううん、ただ流れで言ってみただけよ♪)でも私はもうちょっと固いのが好きです。そこはきちんと本音。あは。

ただ、彼の話は貴重だった。全部は鵜呑みにできないけれど・・・

「うちの父は警察の総長だったんだ。6年前退職したんだけど、警察の家族は警察専用のバーやレストランに出入りできるんだ。普通のところより安くね。明日の夜、行かない?ま、こんなかんじ(腕を組むポーズ)でいなきゃいけないけれど。」

たぶん、このあたりは本当だろうね。
警察の権力が強いのは、新聞を読んでる限りでも、なんとなくエジプトの内情として想像が行く届く範囲。
ちょっと冒険に行きたいけど、この男にエスコートされるのは面倒なのでお断り。
ちなみに彼の弟は、警察の中でも麻薬取締官だそうで、スゴ腕なのだそう。妹も、警官なんだって!

さらにその男が言うには

「女性は結婚まで処女でなくてはならない。もし処女じゃないと判明すれば、父親もしくは夫は、その妻を殺してよい。捕まっても、数か月で出所できる。」

・・・うそじゃん?ホラー!
そうやって、人間らしくない禁欲を押しつけるから、あんたみたいなムスリム男がharassingだって謗りをうけるんでしょうが!イスラム教で一番嫌いなとこは、まさにここだ。せっかく一番人間が野生っぽく生きられる宗教なのに(平等だし、旅してそう感じた)一番野生なところを、歪んだ形(特に女性に偏って厳しい)で規制するという矛盾。それがバランス、というものなのかな?

ホテルに戻ると、レセプションで数人がカリーンと話をしている。
気分が何かと優れないので、さっと鍵だけもらい、部屋に籠ったら、電話が。誰?

「Helloアイ、レセプションのカリーンだよ。君、何も言わずに部屋に戻ったから・・・どうしたの?」

「別に〜。・・・ちょっと、あなたと話したかっただけ。」

言っちゃった!
だって、わざわざ電話くれたよ、優しいよ〜

「おいでよ!」

「うん、ちょっと今は・・・また後でね。」

――――――――で、「後で」なんてなくて。

シャワーして、ほっこりしておやすみなさい

そして23時上がりの従順なカリーンは、なんと仕事の後も待っていてくれたそうだ。
ごめん、、、可愛いカリーン!!!!

Princess Hilton?!

March 27 [Tue], 2012, 9:00
翌朝は、ムハメッド(レセプショニスト)が1メーターを10ポンドも払って(2ポンドでも十分な距離!)安全&確実に私をホテル前まで送ってくれる。

昨夜終わってから、

「君は4人目のワイフだよ」

と言われたときゃ、

「え、私、第4夫人?!!!一番下っぱ?!(イスラム法では4人まで妻帯可☆)最悪!この男、誠実なふりをしてからにっ!!!!くそーやられた!!!」

と衝撃だったけど、聞くと、イスラム教徒=ムスリムは、した相手を「wife」と呼ぶらしい。
イスラム教徒同士では、婚前交渉は言語道断!という名目だから。他の女は過ぎ去ったのであって、on goingではない。ややこしい!ムスリムの「wife」の語用には、この旅さまざまに惑わされることになる。

部屋に戻れば6時。すごい速さで過ぎ去った夜だった。
ほとんど眠った記憶もないが、眠気もないので、シャワーしてメインダイニングへ。
一番会いたくない、ポーターのムハンマド(クラブに誘ってきた)に遭遇し、

「おはようございます。お嬢さん、ご機嫌いかがですか?―――――――昨夜はどうしてたの?ニコ☆」
とプライベートな質問を振られたので、

「おはようございます。部屋でゆっくりして、早く眠りました。―――――――――いい子にしてたわよ!」

と応戦。―――――朝帰りだけど!

朝から眩しい太陽と、すぐそこに見える砂浜、うーん♪お天気最高!
まだ人がまばらな中、ビュッフェをたーっぷり堪能した後(パンの種類、豊富すぎ!)は、洗濯
もうこの旅で、最後の洗濯になるだろう。溜め込んでたのをせっせと洗って、お日様パワーに委ね、バルコニーに干しておく。

その間に、明日からのカイロ滞在の情報集め&予約に、レセプションでPC仕事
明日からカイロ、にしようかな?日本やイギリス(詳しい)の外務省安全情報、スカイスキャナーで航空券チェックしたり、溜まったFBのメッセージ返信、友達申請たち。
40分しかカード買わなかったのに、サーバーがダウンしたらしく、3時間も使えた。あは、ラッキー。

そうこうしてる間に、洗濯ものはお日様パワーでパリっと乾いた。

せっかくだし、プールでsun bathingしよ〜と、水着に着替えてタオル持って表へ。
はあ、キレイだね。水に浸かるのはちょっと寒いけど、プールサイドの眺めは最高だ
ぐーぐー、適度にタオルを被りながら寝ていると、むこうのほうから男3人の視線を感じる。
いや、私サングラスかけてるから、寝ているようで、見えるんだよ?うっとうしいのと、風が強くなってきたので、退散。

バスに乗ってOld Marketへ。大きいような、小さいような。トルコみたいにアーケード状でなく、お客もまばら。ユージニアが、モロヘイヤスープの美味しい店があると教えてくれたのだが、見つけられず、「ニイハオ」ラッシュには完全無視で対処し、一番大きなレストランで遅めの昼食。ラムの壺焼き、美味しかった♪

ホテルに戻ったらベルボーイのムハンマドに見つかる。ちょちょっと言葉を交わしたが、電話で「部屋行っていい?」など、しつこいのでズバッとあしらっておく。

クッキーをつまみながら、ソファで日記を書いていたら、少し眠ってた。
目覚めたら日が落ちていて、あ、18時だレセプションに彼が出勤している。るん♪会いに行こう

そう。私、あほみたいだけど、よく考えれば、限られた滞在時間かもしれないけれど。。。ムハメットのことが、好きなのである。
すごく誠実で、同時にトリッキーで、賢くて、溢れんばかりの愛をくれる、この人が。
デルタ・ムハメットやエルサレムのスナフキン、ドラちゃん、トルコのメフメット2人目など、携帯にはエンドレスで着信と愛と苦悩のメッセージが流れ込むが、どうもピンとこない。
過ぎ去ったどれほど素敵な想い出よりも、今目の前で進んでることに夢中になってしまう。

ついでに、みんな疑問に思うかもしれないから言っておくが、私、押し切られた形でシたとしても、その人のこと、全然キライにならないよ。相手が私に本気じゃないとか、本当に嫌で、「しない」と決めれば、最小限にピシッと威嚇して害のないよう断わるし、そうしない場合、私もどこかでOK出してるのだ。どっか遠くで「軽い女」と謗られようが、私のハートはそんな儚い関係でもきちんと栄養として、もぐもぐとあったかく消化してしまうの天然だよ。そういう体質でない女の子には、こんな無茶は、勧めないからね。

いたいた、ダーリン。ピシッとお仕事しているので、私もお客のふりしてお上品にお喋り。
滞在延長するか、どうしよう〜?天性の天秤座気質で、優柔不断にうだうだ相談していると、気付けば彼は明日からのカイロのホテルを検索&予約&プリントアウト&私のmailerで、コンファームしてくれた。バスで行く〜と言うと、近くの使いっぱしりにバスチケットをオフィスまで買いに出してくれた。なんと鮮やかな仕事っぷり・・・!ありがとう!!!やっぱり、愛は行動、である。

と、している間に、ダーリンの横に、最初受付していい部屋をあてがってくれた長身のアブドゥがひょっこり顔を出す。

「君、3月1日、カイロいる?僕も実家があって、戻ってるんだ。会おうか?助けてあげるよ。・・・その日は、僕の誕生日なんだ。

「いるけど〜♪いやいや、誕生日?!そりゃー、そこらへんのわけのわからぬ女とすごしてちゃーだめでしょう!」

と突っ込んで軽くあしらったが、実は少し日本語を話すアブドゥ、私の気を引こうと、今まで会った日本人の名刺を見せてくれ、大胆にもダーリンの横で、私に電話番号催促(笑)。

「Maybe not.」

とかってダーリンはクールに対応しておったが、不躾に断るのもなんなので、内心ふたりで笑いをこらえながら、一応手帳にアブドゥの電話番号を書き留めた私。上手いこと流して、自分のは教えない。

そのままダーリンと話してたのだが、

「みんな僕たちのほうを見てるよ・・・というか、君を!だめだめ」

玄関口の警備員たちに怪しまれ始めたので、退散。

翌日の寝るとこ決まったし、るんるん!晴れ晴れとした気持ちで、てくてく部屋へ戻る・・・と、え?ラマダン!
SURPRISE, ラマダン昨日書いてなかったけど、迷子になって道案内をしてもらったのがきっかけで、ハロー♪とバルコニーから手を振るくらいの関係。整備係っていうのかな。それが、ドアの前で待っていた。

「Good evening. ちょっと君にプレゼントがあるんだ。手を出して。」

ん?――――――ブレスレット?!
イスラム圏の幸せのお守りの石の付いた、水色のビーズのブレスレットを、きゅっと腕にはめてくれた。

「Wow...私に?ありがとう。キレイね。」

keep in touchしたいとのことで、メールアドレスをあげる。

シャワーを浴びていると、誰かがドアをノックする。無視しようかな〜むー、なんか落ち着かない!ダーリンか?と思って泡まみれでタオル巻いて出たら、またラマダン。なんやねんコノヤロウ。電話番号を教えたいらしい。はいはい、でたら行きますからね〜、とあやして、バスルームへ戻る。ふんっ。用事は一回で済ましなさい。

お風呂上がりのすっぴんでプールサイドにラマダンの相手をしに行く。ささっと書いて、渡してくれた。
散歩に誘われるが、散歩ってかラマダンな気分じゃないなーと思っていると、丁度、マネージャーが通りかかる!タイミング良すぎ(笑)

「こっちがジムで、このまま行けばレストランです。」

取ってつけた道案内をして、去るラマダン。前のファンキーじいさんしかり、私、世界を牛耳るサイキックじゃないだろうか。本気で。世界は私の手の中にある(笑)

部屋で昨夜の分を取り戻さんばかりにごろニャーゴとベッドの上でエジプト綿にすりすりしてる間も、カウンター下で携帯いじってるのか、ダーリンのLOVEメッセージは止まらない。ちゃんとシゴトしろ?リラックスして日記を書いていると、サイドデスクの電話がけたたましくなった。

「Hello, darling. What are you doing?〜〜〜〜〜」

なんか猛烈に話しているけれど、脳が半分寝ていてよくわかんない。

「Yes? なに、チケット、用意できたって?」

「・・・・・君はー!チケットばっかり!!!」

何か、sweetな言葉を並べてくれてたのだろうか。気を取り直して。

「私、ベッドで日記書いてたの〜♪」

「about me? えっへっへ!」

「うーん♪。。。そうよっ笑」

「ホントに!wow~~~

と、ゴキゲンを戻しておいて。

「で。何?バスチケット?」

「・・・君ねぇ(笑)。そうだね、取りに来なきゃいけないよ。」

なんだよ、私に会いたいだけでしょうが!
ムハンマドか誰かに持たせろよ〜オラ〜など言わず、いい子にレセプションへ。


道すがら、また新しいキャラに目をキラキラさせて声を掛けられ、よろしくされた。
もう、なにがなんだかわからんよ。

レセプションでは、くまのダーリンがお堅い顔で待っていた。

「君、行くんだね。僕のこと好きじゃないんだ!置いてくんだ!

調べ物するふりをしながら、視線を落としてキャラでもなくダダをこねている(笑)。

「ちがうよー!私、行かなくちゃ!(なんで?)」

焦燥感に駆られている、ドラマなふりをしておいた。

「今夜はどうする?」

「・・・会いたい。」

言わされたのと、本当の気持ちとが混ざった、変な感覚。

「じゃあ、12:30に、昨日の場所で。遅れそうだったら、また連絡する。」

チケットを手に部屋へ歩いてると、おお、いつもの場所に、ラマダン。
今思えば、私があの部屋にいるから、あの場所にいつもいたのだろうか。
ひょこっと出てきて、少し散歩する。

「僕は君のためならなんでも差し出すよ。明日バスで行くんだよね。お金は?必要だろう?いつでも言ってね。いくらいる?どこに泊まるの?カイロで困ったら、電話掛けてね。」

ああユージニア。心配して、たくさんカイロの連絡先をくれたけれど…私、自分でなんとか助けを得て、やっていけるみたいだよ。

小さなライトで照らされた小道を歩きながら、ラマダンはよく眠れそうなミントを、ぶちっと採って私にくれた。いい香り。お花をもらうと、嬉しくなっちゃう。ただ、お金などの生々しい現物給付はNOと明示的にお断り。
さっと握らしてくれたらまだしも(え?)、あまりにも登場人物が内輪(ホテル内!)で多すぎて、これ以上ややこしくなるのはゴメンだもんね。
ドアの前まで送ってもらうと

「言っただろう(言ったっけ?)、2日前、僕は君を夢で見たんだ。You're so beautiful, and sweet. 君は僕の目の前に本当に現れたお姫様だよ。だから、君と一緒にいると、僕は王子様みたいな気持ちになるんだ。」

・・・寒気が出そう?
いいえ、これ。彼、マジ顔で優しく言うの。
しかも私、こんな言葉、うふって頂戴することに、慣れ切ってるの。ひるんだりしないわっ
なにより私、みんなの夢に登場しすぎだろ(笑)ムスリムの定番口説き文句なのかな?

ただ、あまりお近づきになられると困るので、牽制する適度な返事を考えていると、
ちゅ。

「sorry」

キスされた。
そのまま、ぎゅーと、ハグされた。
ち!

「:)。おやすみなさいっ」

ドアをバタン!して、洗面台でキレイキレイした。
くそ、私もまだまだ隙がありすぎる。
長身なので、顔が近づいてくる気配さえわからなかったのだ。
なんか、してやられた気分だ。ふん。

犬も歩けば棒に当たるじゃないが、あいぼん歩けば男に当たる
一歩部屋から出ればそこらじゅうで声を掛けられて、FBや携帯もパンクしそう。
そろそろひとり、クイーンベッドでおやすみしよう。
今こそ、ダーリンくまさんの声が聞きたいけど。少しだけ、グッドナイト

Egyptian men are "STRONG"!

March 26 [Mon], 2012, 9:00
皆さま、昨日は健康に悪い、低周波な日記でごめんなさいね。
翌日も1日書けば、けっこー悲惨な目を見るので、その翌日の「素敵なシャルム」から書かせてね。
私だって旅行中、100%姫してのらりくらり、オホホしてたわけじゃないんだからね。
辛いことは、細部は忘れた&思い出さずに、書かないことにするのかベスト。



・・・とゆわけで、アラブ人のムリヤリキス、連れていかれたおぞましいアパート詐欺、早朝5時のクレイジーな訪問者、パスポート奪われ事件、キャシュ・ゼロの自業自得など、散々だった私。もう、癒されたいの。アラブ人に犯されるのはもういやなの。なんでもいいの。紅海高級リゾートのシャルムらしく、リラックスさせて!!!

と、デルタ・ムハメッド(そうなの!remember?これで3人目。)に教えてもらった通り、海岸沿いのメインストリートを南北に巡回するミニバスに1ボンド(=14円)で乗り込み、悲惨なアパートから脱出!

ヒルトン!ここのは、アメリカ本国とは違って、きちんとハイクラス。ふー。癒されるね〜♪意気揚々とレセプションへ。ここは、廊下で繋がる大きなボックス型のホテルとは違い、2階建のコンドが立ち並ぶ、タウンハウス型のホテル。
おにーさんの気遣いか下心か、一番いい部屋?と思しき、一番大きなプール傍の2階の大部屋へ案内してもらう。

私のバックパックを運んでくれるポーターのムハンマドは、私より身長は低いけど、きちんとSTRONG。まさかのお姫様抱っこされ、驚愕。ほんまアゴ外れる!エジプト人、やたらとSTRONG、と誇示したがる。男はSTRONG!の美学?

「今日は金曜(休日)だし、みんな夜クラブに行くんだよ。Little Buddha(ネーミングセンスなさすぎ・笑)かHard Rock Cafeかな。飲んで〜ダンスして〜♪一緒に行かない?」

んーーー。エジプトまで来て小さな仏さん(実際は大きいんだと)拝みとうないので、お断り。この前にデルタ・ムハメッドにも熱心に

「今日8時にデルタ前で!」

って押されまくったもん。「来られないなら電話して」でようやく解放してくれたけど、もちろん行かない。

ふう。みんな金夜は燃えてるな。にゃむ〜。
虎視眈々とチャンスを狙うポーターのムハンマドを追い払って、お風呂。
昨夜の部屋は(私からすると)汚なすぎて、恐怖でシャワーすらできなかったんだよね。
男のエキスにまみれて気持ち悪くて(書いてないうちに3人にキスされてるし)、薄汚くなった気がして、歯磨きうがいお風呂、全部する。ぴかぴかにして、負の気持ちも、全部洗い流しちゃえ!
カッパドキア(トルコ)で出会った姉御(日本人。タバコが似合う大人の女)に頂いた、バブルバスでゆっくり癒される
ふー生き返る。Feel human.
ようやく、(男の)シミひとつない、本来の生まれたての私へ、蘇生。

うっしゃーー!!!

日も暮れてきたので、腹ごしらえ。おいしいもん食べたいぞー!肉!とお化粧&夜用ワンピにさらっとカーディガンを羽織って、街へ出る。
シャルム屈指の繁華街、ナアマベイは、ずんどこやかましく、ギラギラしており、客引きも激しい。またもや、ご機嫌ナナメ。私、美味しいものを静かに食べたいの。NOニイハオ!チャイニーズじゃないってば!んも〜ホテルに戻ったほうが賢明?!でも肉ないしな〜。
ぷんぷんしていると、いい人風のお土産物屋の客引きが、おいしいステーキ屋があると連れてってくれる。どこにでもいい人はいるもんだ。

「ここはシャルムにできた初めてのエジプトの店なんだよ。」

あ、そっか。第3次中東戦争でシナイ半島全域をイスラエルに奪われたエジプトは、4次戦争を仕掛けたものの、武力で失地回復は叶わず、キャンプデービッド合意を経て、翌年ようやく平和条約でシナイ半島を奪還したんだよね。開発は、イスラエルが占領時代に始めたもので、シャルムは今や中東ナンバー1のリゾート地だ。

そして、アジア人は全く見かけなかった。多いのはロシア人とかヨーロッパ系。
イスラエルでは、自己紹介で「私マイアミ出身」って州名で言うくらい、アメリカ人が多かった。国会見学の英語ツアーなんて私以外全員アメリカ人。旅行先を選ぶのに、政治的事情を考慮しなきゃいけないなんて、日本人は思いもつかないでしょう?だって、日本はどこの国からも好かれている。イスラエル人なんて「カイロにいったら殺されるよ(笑)」と言っていたくらい。そっか。今シャルムにはマイナス50度の冬世界から逃れてきたロシア人が多い模様。どんな理由にせよ、旅行と一口に言っても、私みたいに気軽な理由ばっかじゃないのね。

さてさて。そのステーキ屋はずんどこせずに、クラシカル。よかった。蝶ネクタイのセバスチャンたちがせっせと働いている。いや、私に注ぐ視線の量は半端ないけど。
ウェイターのチーフらしきおじさまに注文し、マンゴージュースと共にミディアムレアを待つ。わくわく。お肉って久しぶり!出てきたお肉は、しっかりお肉で、アメリカほどごつくなく、チーズソースが美味しくて、200グラム美味しく頂きました。なんせ朝からまともなもの食べてなかったんだもん。う〜ん♪美味しいし明日も来ちゃおうかな?ゆっくりリゾート満喫しよう。いいですなーむふふ。

下げもの&デザートや食後の飲み物を聞きに、お肉をサーブしてくれた宇宙人顔の若い男がやってきた。
ううん〜もういっぱいなんです、と告げると

「僕の名前は〇〇といいます。ぜひ、明日の夜も・・・お待ちしております。」

気のせいか顔を近づけて、ひとことずつ噛みしめるように言うので、宣伝以上に意味ありげすぎたが、爽やかにお会計。



wifiほしくて、レセプションへ。でもおにーさん、ピシっと冷たい。

「有料です。少し待っていてください。」

あらまー、つまんない。てか困る。めんど。けち!
タダにしてくれんのかしら・・・?
(あら、そういやデルタ・ムハメッドから着信数回。あらま。)
と、世の男の好意を信じて、世間をなめきった私はいい子に待っていた。

すると

「今からどうなさいますか?今日は金夜だから〜」

「つまり、drink?てこと?」

「はい、Little Buddhaなど〜」

またきたぞ!!!

「知ってるーー!!!さっき前通ってきましたよ♪」

「あなた、2日しか泊まりませんよね?(なんで知ってんの?)もっとシャルムに泊まっていったらどうですか?ここでいうのはなんですが、この近くのアパートを借りれば、一泊5000円くらいで泊まれるので、紹介してあげます。うちをキャンセルして〜」

おいおい(笑)。この人何言ってんだ?でももう私、アパートにはこりごりだし、旅の続きもあるし、あんまり乗り気じゃないんだけど。

「今夜僕の仕事が12時に終わってから、よかったら飲みに行って、それから見に連れていってあげますよ。」

このマジメ顔が、テキパキとナンパに勤しんでいる最中だなんて、ピンと頭にこなかったんだよね。

「はぁ。いいですよ。」

なんででしょう。またもや脊髄反射?いえ、彼が、あまりにお仕事モードできちんと話すので、私、混乱したんです。
相手は男として話していたのに、私はホテルのレセプショニストと話してた感覚。。。やられた!

結局深夜にお出掛け決定!直後に後悔したものの、まぁいっか。旅の途中は人に会ってるほうが面白いものね。



再度お風呂でぴっかぴか☆夜は冷えるので黒ストッキングと黒ストールをまきまきして防寒対策。
仮眠して23:55の彼からのモーニングコールで目覚めて、お出掛け。ポーターもだけど、みんな電話を悪用しすぎ!うちの部屋だけでしょ、こんなにコール掛かるのは。

「まず。来てくれて、ありがとう。誘いを受けてくれて、本当にありがとう。」

と丁寧にご挨拶。こういうの、弱いね。お褒めの言葉も頂いて、

「May I have your hand?」

と、狭い階段を上り、ビルの屋上へ。
フレッシュジュース片手に、ベリーダンスやスーフィーダンスを鑑賞しながら、水タバコ(シーシャ)。初めてだけど、甘くて美味しい♪

日本人とドイツ人を尊敬するという彼は、仕事と遊びのけじめをきちんとつけるタイプ。制服じゃないのもあるけど、まるで別人なんだもん。あの糊付けしたワイシャツみたいな男はどこへ?エジプシャンなのに〜?めずらしい?あ、誰かさんみたい・・・とぼんやり〜、あ。シーシャ、やりすぎて、feel dizzy。(答えは昔々のカリフォルニアの彼ですね。)

「君とゆっくり話したいし、もっと近づきたいけど、外でいちゃいちゃするのは好きじゃないんだ。」
「したくないことはしなくていいし、信じて来て。」


まっすぐ、邪なこと抜きな目で説得してくる。や、でも私、ほんとそういう気分じゃないんで。明日でもいい?とか婉曲に断ろうとするのだが、なかなか論理的に攻めてくるので、思っきし言ってやった。

「いーやーだあ!私、眠い(本気)!しかも、あれだけ払ってて、あんなにゴージャスな部屋がすぐそばにあるのに、なんで他のところで寝なきゃいけないわけ?わけわからーん!!!帰りたいいいいいい!!!ふかふかのおっきなベッドで安心して眠りたいー!朝のビュッフェ一番に食べたいいい!!!」

相当だだこねた記憶もあるが、屈服。

で、レセプショニスト=ムハメッド(4人目!)。情緒もないくらい、すぐさま脱いでたけど。The男性ホルモンって感じだった。

ただ、ビジュアルに反してすごく恥ずかしがってたことだけは、きちんと覚えてる(笑)。演技じゃなくて、私に触れる前どころか、部屋に入ったとたん、くらい!恥ずかしいからって電気を消して、顔を隠して、照れるのである。立派な毛むくじゃらだけど、案外かわいいじゃん♪




「一目見た時から、好きになってしまったんだ。信じられない。」

「2日前、夢でキスのシーンだけやけに鮮明に覚えていて、不思議に思ってたんだ。こんなふうに柔らかかった・・・それが今、全く同じように実現していて。びっくりしてるよ。」


ムハメッドは、なにかに(私に?)取り憑かれたように、私にメロメロである。
というか、この旅で出会う男たちは、みんなちょっとオカシイ。
私がこの世に1日だけ舞い降りた天使かのように、跪いて拝まんばかりの熱狂っぷりである。

でも私、やっぱりムリしてた。入れられる瞬間、叫び声を上げたみたい。仰天ムハメッド、飛びのいた(笑)。心臓飛び出る驚きって、ああいうことね。
エジプトに入ってから襲われすぎ・・・というか、執筆拒否の部分の思い出がひどくて(レイプまではいってないよ)、男にはみんな拒絶反応起こしたのだ。怖かったのか、泣きだしたら、ムハメッドは「僕のせいだ、ごめん」と何度も言ってくれて・・・。彼は、そりゃシたかったわけだが、それはオスの本性であって、根っこはすごくピュアだ。

なにより眠すぎて、朦朧とした意識の中、ゴリラみたいにうほうほされてたような気はしてる。
それに、「国境越えたら一気に強くなった〜!すごーい!これぞ、STRONG。」信したのも、覚えてる。
けっこう、呑気なもんだね。あは。

太陽サンサン☆ときめくビーチで!面倒な数時間。。。

March 25 [Sun], 2012, 9:00

この日は、ぷんすか怒ってばかりなことを、許してほしい。

すべては、このねばっこい男が元凶なのだから・・・ミシェル!!!!!





翌朝。丁度部屋から出ると、隣の部屋からペトラで発掘した素敵な彼(日本人・27)が出てくる。
「あ♪:)」。うまく言えないけど、へりくだり方と温かみとお兄さん具合が混合して、純粋にいいなぁと感じる。
すりすり懐きたいでもなく、可愛がりたいでもなく。これが、等身大ということ?

さすがファンキーじいさんオススメ。ホステルドットコムかなんかの受賞経験にも納得。部屋もむちゃくちゃキレイだし、朝食Buffetの品数の多いこと。中級ホテルかそれ以上☆
彼は先に席をとっていてくれて、揃って「いただきます」。彼に妹が4人いるとか(!)でもお兄ちゃんっぽいって言われないとか、びびりなんで全部旅程は予約しますとか、バスではなく飛行機乗りますとか(笑)ひねくれることなく、弱みを見せられるなんて、この年で、すごくない?プラス、20代でこの肩肘張ってないかんじ、貴重。私が30代に走る理由は、まさにここやからな。

気付けば1時間弱もおしゃべり。わ。私、今朝はエジプト領事館に、VISA申請にいかねばならんのだ。
おにーさんをせかし、お別れ。
お互い、お別れの言葉がうまくでなくて(私はいつもそうなんで、きゅるーんの子犬顔でごまかすのであるが)、曖昧になっちゃったけれど・・・京都に来てくれることで、決着。待ってますね!

内心、彼と一緒に水族館でサンゴ見たかったにゃ〜!と名残惜しくも、キリっと一人出発。
一歩出れば、やっぱり年中リゾート地を名乗るだけある。光線というより面で攻撃してくるような、太陽サンサン具合である。
海へと抜ける坂道を上りながら、キレイな開放感ある高級住宅地を抜けて、それ自体も邸宅みたいなエジプト領事館前で開門を待つ。

そこへ、私と同じくらいの背丈のサングラス男が。あら?素敵?
と、この旅では8割素敵男性にしかご縁がない(記憶にはね)あいぼんさん。
恋愛はサイドブレーキ下ろしてるどころか、ブレーキでなんとか止めてますくらいの発車準備万端っぷり。
彼が話しかけてくるのを待って「いやー、ここは暑いよね」「まだ開いてないみたい」など、世間話、3口目で、決定。

・・・・・・・・・・・・・・・・この男、ダメだこりゃ。

声に張りナシ、思考回路もロー(low)でぐにゃぐにゃ。その割に鼻にかけたような話し方。
ぜんっぜんおもしろくないし、どんくさいし、領事のおじちゃまともスマートに会話できない。

実は私、その日中にエジプト入りして、シナイ半島のさきっぽ、シャルム・エル・シェークにまで辿り着く、壮大な計画を立てていたのだ。だから、おじちゃまには「VISA受け取りは3時に再度」と言われたけど、本当は今もらえたら最高、つーか、もらえないとたぶん困る。3時だったら、国境越えたとこの3時半の最終バスには、乗れない確立99%。なんせ、セキュリティ厳しいイスラエルを出国ですから。ヨルダンへの出国で思い知っているので。

ささっと仕上げた申請用紙とパスポートを手渡す。
ダンティな受付のおじちゃまも、奥から無意味に寄ってきた他のおじちゃまたちも、まんざらじゃなさそう。
「Ai。うーーーん(と、パスポートの写真と私を見比べて)Beautiful!!」
わっはっはー!とゴキゲンなので、私も愛想2割増しで
「Thaaaanきゅ♪
とラブリーに対応

ふ☆隣のこの男も申請終わったら、さらっとお願いしてみようかしら〜
「1時間で発行せいやー!おっさん、2人ぶんやろが!」
を、最高にエレガントに。
「おじちゃま、もしすぐに発行してくださったら、私すごーく助かるんですが。」
最後は「お・ね・が・い〜☆」でごり押ししたろー。

・・・なんて幻想は、現実になることなく霧消した。

このミシェル(アルゼンチン・25。え、年上かい!)
よぉわからん要求をおじちゃまたちにけしかけ、なんだかBad moodに。。。
申請書類も、めちゃくちゃ。こいつ、全然英語できないじゃん。
私に聞くな!もー、なにやってんのやら。。。は。

・・・で、うっとうしい男の相手に疲れたのか、おじちゃまたちは中へひっこみ、声を掛ける隙がなかったのである。
がーん。この男・・・!イライラ。

その割に、声を掛ける点はちゃっかりしている。
「コーヒーでも・・・?朝ごはん、食べた?君も受け取りまで、暇だろう?」
あなたほどじゃないけどね?全ての言葉遣いにイライラ。
朝ごはん、食べたし。
でも、私もすることないしな?
というより、脊髄反射で、「まぁいいよー。」と返事してしまう私。脳を介していたなら、絶対NO。

しかし、これが間違いだった。やっぱ、最初の嗅覚って、裏切らないね?
イライラマーク吹き出しまくりの1日の幕開けである。

その男は、フアフアしており、いかにも頼りなさそうで、シャキシャキ歩く私の後ろを、ネタネタ歩くのである。
ダークなサングラスで目を隠していたからこそ、数時間、一緒にいられたのだと思う。私の眼は死にゆく。おなかが空いてるのはあっちなのに、何が食べたいかもはっきり言わない。

「I'm full. TOTALLY FULL.」

って突き放してんのに、さっさと決めない。イライラ。君はshopping?みたいに、鼻の先で言うのが本当にむかつく。

食事中も、中途半端に知性をかざして自国に付いて語るので、つまんなすぎて、もう相手の目の前でばたっと突っ伏して眠りに落ちそうだった。演技じゃないからね。

眠すぎるので太陽の下に出る。海岸でミシェルがいかにも有料のイスに座ろうというので、まぁ言われるまで座ろうと、のんびりしてたら、やっぱりおっちゃんきて言われるし。
「なんだか泥棒みたいな気分だね」
とかさ。いちいちうざい。あ、うざいなんて言葉、久しぶり?
ほんまテンション下がる。そのネチネチ具合、全部この太陽に燃やしてもらえ!!!!

「結婚してるの?彼氏いるの?」

なんかもう、こいつがこんな会話振ってくること自体、屈辱的。
ハイモウイイデスキキアキタtired!って口からレシート出てきそうだったが、

「は?日本の女性の平均結婚年齢はねー!」

と、うっとうしい男用の好戦的なフレーズをするすると述べる私。この切り返しだけは、めちゃくちゃ速いよ。実践積み過ぎて。

「僕もなんだ。長い間いない。」

そうだろうね。うざいもんね。
このあたりから、私の最も嫌う婉曲口説きが始まった。
しかし、私はムシor寝たふりor爆睡のだんまり作戦で応戦。

いやいや、もっといいチョイスあったよね?領事館のダンディなおじちゃまと仲良くきゃっきゃしてコーヒーかランチに連れ出すとか、ホテルの優しいチリ毛ママとお話するとか、一人でエイラットいち大きなショッピングモールでお買いもの&ひなたぼっこするとかさ。ああ、あほや、私。。。

太陽と、潮風と。紅海の奥底に広がるビーチ対岸のアカバ(ヨルダン)。
こんな壮大な自然の中、幸せなゆるゆるタイムに、なんでこんなぷんすか固くガードしてなきゃいけないんだ!!!

「よし、行こうか」

ヤツが言わないので、私が促すと、砂浜に服で寝転んでいた彼は、なんとも言えない一瞥を私にくれ、のろのろしている。イライラ。私はねー、急いでるの!バス、乗りたいの。なにより、あんたと一秒でも早く別れたいの!!!!

そこで歩き出してからが最後の山場だった。
いきなり、肩を組んできたのである。・・・私、フローズン。
人間、本当に嫌すぎたら、イヤとも返せないものね。
きもい!無反応で拒絶する私に、
「なんで返してくれないんだ?友達じゃないか」
と、しらじらしく要求してくる。
「私は日本人だからね。」
・・・旅行中、都合よく使えるテッパン表現ですね☆

それからも、坂道を上りながら、ヤツの婉曲口説きは続く。

「僕はモテないんだ」
「なんでだと思う?」
「わからないよ。友達になってしまうんだ〜こんなふうに。」
「(え?友達?私が?!)わからないからじゃない。それが理由。」
「きっと、僕はいきなりI love youとか言わないし、口説いたりしないからね。」
「でも、そういうのが好きな女と好きじゃない女がいるから、関係なくない?」
「じゃあ君はどっちが好きなの?」
「私はそこで判断しない。プロセスでなくて、その人自身を見て判断する。」
「どうやって?」
「目。話し方・振る舞い。全部を見て総合的に判断するわ!(そしてあなたは3秒で落第よ!)」
「じゃあなんでBFいないの?」←何回聞くねん!イライラ
「確かに、選択肢はある。でも、選ばないからでしょ。」
「じゃあ男は待たないといけないじゃないか。」
「そうね。」
「そんなの不公平だよ!何年も費やすかもしれない。」
「男にはstay/leaveの選択肢があるじゃない?それも自由よ。そもそも、男だって数カ月とかで諦めたりするわけで、なんで女ばっかりそんな悪い風に言われるの?」
「でも、1年経っても何も起こらないかもしれないよ?(ほらほら)」

イラーーーー!!!!!
Ψ(`☐´ )Ψ


いいかげんにせんかい!!!

ここで
「じゃあ僕は君のことを1年待ってみるよ。」
とかさらっと言えば、クールに、セクシーに、適度な距離感をもって丸く収まるのにさぁ。
自分のことなのに、バレバレな状態で、ねばっちく聞くでない!しかも的外れな返答!一番イライラするパターン。

ずっと。もたもた続けるのを、もう私は聞いていなかった。
ぴくりとも顔を向けず、何度も露骨に、ため息、鼻息(笑)、ムシしてんのに・・・
いまだに口説こうとしてんの?バカじゃないの?

だから、モテないんでしょう?



領事館では、ヤツよりキャット。テラスに置かれたダイニングテーブルの、イスで猫ちゃん、日向ぼっこ
こんなに暑い土地で、もこもこじゃーん、あなた、かわいい!にゃんにゃんっ

受け取りも差し置いて、猫と遊んでいると

「猫とパスポート、いっしょに持って行きなよ〜わっはっは!」

おじちゃま、しゃれたことを言って、すんごく手書きなビザをくれた。やほーい!これで、エジプト入国じゃ!

・・・と、すぐ離れられたらよかったのに、なんやらヤツはまだおじちゃまに言っておる。
見送るつもりだというのでさっさと来てほしいのだが、ノロノロ。
私、気付いた。私ものろいけど、人がのろいのには耐えられない!!!(笑)

そこで、坂の下のバス停まで。・・・着いたら、目の前を行き先のバスが通過。がーん!逃した!
次は20分待った。
本当に、疲れ切っていたので(神経が)、愛想もなく、まともにバイバイもいわず、乗り込んで座った。
はぁ。最後に「僕も旅程変更して、シャルムに行こうかな」なんて付いてきそうだった最悪の事態は阻止できたし、OK。お別れくらい、きちんとしようよなんて、言わないで。私、これでも精一杯、大人の対応をしたつもり。

イスラエル側は予想外にあっさり通過。エジプト側のターバー入国も、案外するり。
こう順調に通過できると、期待が高まってしまう。只今3時40分。10分くらい、バス遅れてないかな?

そうと決まれば本気の私。国境越えてタクシーに絡まれまくりながら、ダッシュで押しのけて、結局タダでバスステーションまで乗せてもらい(女子力&必死さの勝利)、終バス乗り過ごしを知る。がーん。。。あいつ、あいつ。。。ミシェル。。。くっそーーー!通り過ぎたバスに乗れていれば。はぁ。涙の悔しさ。いや、ほんとに泣いちゃったよ。悔しすぎて。

しかも、ターバーってなにもないの。車で30分行けばホテルがある。高級なやつだけやけど。
仮の宿にしちゃ、高いし気分じゃない。
タクシーのおじちゃん、50USドルで、シャルム行きのバスのある、ダハブまで乗せてくれるという。どこまで信じてイイかわからないが、「君のためだよ」と言ってくれる。ダハブは、シャルムまで3分の2行ったところ。2時間半ほどの距離。うん、もういいや。今日シャルムまで行くって決めたから!!
アッパーエジプトの伝統的な衣装を身に付けたおじさんは、交渉成立すると、私にミックスジュースを買ってくれ、ミニバスをものすごい勢いで走らせてくれる。乗り過ごしたバスも追い抜き、到着。別れの際に「サラームアレイコム(貴方の上に、平安を。=普通、こんにちはの意味)」と言ってもらい、ああ、エジプト!と実感。不意打ちで、「ワ アレイコム サラーム」も返事できず。ありがとう。バスに乗り換え、シャルムへGO!

ここからまだしばらく、悲惨な時が続くなど、このときは知る由もなく。。。続く。

ペトラ遺跡で発掘!まさかの素敵ジャパニーズ☆

March 24 [Sat], 2012, 11:00
ふっふ。念願の。<私の>。執筆活動、再開じゃー!
ほんと、PCタイプしてるときが一番幸せっていう。
なんだろうね、病的だよね。
そうじゃなきゃ、こんな“思い出し日記”、かかへんわな。

とゆわけでぼちぼちいきますね


ファンキーじいさん翌朝は、ペトラ遺跡ツアー
日帰りで、ヨルダンへ出入国です☆
初めての、徒歩での国境越えにテンションアップ


10人乗りのバス2つのツアー。なんと、もう片方のバスに、日本人発見。
イスラエルに入ってから、韓国人はいるけど、なかなか日本人見かけないんだよね。マサダ山&死海のツアーで一緒だった日本人男性(23)は、ニッポンでみんなが旅立った場所(♪)の運営会社で勤めてるらしいが、やっぱその手の男っぽく、小さくまとまってて、つまんなかったもん。そもそも、外国で日本人に会うのはあんまり趣味じゃない私。その男性(27)にも警戒していたら(笑)相手から話しかけてくれた。・・・そしたら、もっと話したくなったあは。

空気感が素敵な方なんです
私がついつい皮肉っぽくちゃーっと話してしまっても、彼は少しゆっくりなペースで、知的に、きちんとした言葉でフォローしてくれるので、この方なら何を投げても大丈夫そう・・・(なんでもへいへい投げつけてやるぅ♪)って気がして、嬉しかった。
話が弾んでるからと言って、私にべったりするのでなくて、いつも適度な距離感をもってお互い自由行動しながら、そこらへんにいてくれる。長い道のり、急な岩・砂道を、ずっと話しながら歩くのは相手を選ぶけど、彼はぴったりだったし、道程を耐えるどころか、一層楽しくしてくれた

世界の7不思議といわれるインターナショナルな地において、私たちのトークは完全ローカルジャパーン。
彼、関東の人なんだけど、まさかのMY地元を知ってる?!ぎょ。おじさんがうちの父と同じ会社なんだって。世間は狭い。

偶然にも、彼の本日のお宿は、私の宿泊先だったので。。。一緒に帰宅
男女揃って戻ったので、若干ヘイガってきた(=ヘイヘイガールしてきた)セキュリティのおじちゃんは、心なしか控えめな笑顔。
レセプションでチリ毛のママ(たびたび登場)は

「まぁ、おかえりなさーい!ツアーで出会ったの?WOW。いいわね〜!!!!

本人たちより、なぜか興奮している、ママ。
一見コワモテ系なのに、なぜか私にはよくしてくれるママ。
SWEEET!!と、いわんばかりの顔で、それぞれに鍵を渡してくれた。

中心街の素敵なオープンカフェで、他のツアー客の皆さんと遭遇しながら、
彼フェットチーニ、私地中海サラダ(森みたいに山だった)でディナー。
なんで話しても話しても飽きないんだろう?

「どうぞ、好きなもので。」「僕は、なんでもっ。」

これ、文字で見るとただの優柔不断だけど、本当の謙遜で言ってくれてるの。
一人旅する人が、そんな優柔不断なわけないの。(たまにいるけど!)

“お気に召すまま”を言わずもがな、態度で示してくれる彼は、本当にソフトだけど、前でもなく後ろでもなく、横にいてくれる人だ。なにこのフィット感。きゅぴんと乙女ぶって大人ダーリンに姫扱いしてもらう私も、オラオラと年下ハムみたいなのを引きずり回す私も、知らないこの等身大な境地。初体験・・・!案外、いいかも?

いえ、“等身大”ぶってくれる、彼が本当に大人なんだと思う。
ドアを開けるはもちろん、ペトラでも狭い渓谷を馬車が通るたび、エイラット市街の夜道を選ぶたび、一番歩きやすいところを提供してくれる。年下の私に、ずっと敬語だし。とっても優しい人。帰宅して隣同士のドアに入るとき、

「今日は、お付き合い頂いて、ありがとうございました。」

って・・・!え?え?
my恋愛メモリーチップ、予想外の言葉で誤作動しちゃったんじゃないか、

「へ?!いえ、こちらこそ、むにゃむにゃxxxxxxxxx」

びっくりしてまともに返事すらできなかった(恥)。
私、そんなにまっすぐで誠実な言葉、初めてかも?!!!
「楽しもうぜ!」とじいさんに言われても、さらっと流せるけどさ。
こんなに素敵な言葉、頂いちゃった。

今振り返れば、彼、本当に素敵な日本人だったな
まさか海外でこんな<掘り出し物>と遭遇するなんて、思わへんかった。
さすが世界の七不思議、ペトラde発掘
ふっふ。もちろん、Keep in touch してます★

イスラエル最南端、エイラットへ!

March 19 [Mon], 2012, 9:00
移動日は、たくさんの方々にお世話になる日でもある


スナフキンとの切ないお別れから、たった10分後。

セキュリティ(金属探知機と荷物チェック)を何度もくぐり抜けて、バスステーションの2階で、「うむ〜?チケット売り場、どこだっけ?」と、地図に目を落とす私に、一人の青年が。

「お助けしましょうか?」

顔を上げると、見るからに知的な、キラキラおめめのドラえもん・・・
ではなく、ユダヤ人青年。
ヘブライ大学の経営学の博士課程をしていて、同時に他の大学で講師をしているそう。
今回はご両親はヨーロッパ系移民(スイスとデンマークかな?)で、本人はエルサレム生まれの一般的ユダヤ人である。

ビジュアルからいい人感溢れるドラえもんに、3階でチケットを買ってもらったら
「バスまで3時間。市場に行って、カフェで朝ごはん食べる?」
とのお誘いに快く応じ、15キロのバックパックのお世話をしてもらいながら、市場へ連れてってもらう。

「ここのお店でいい?」と、ドラちゃんはきちんと丁寧に、段取りを勧めてくれる。スナフキンみたいに100%こなれたエスコートも素敵だけど、20代のまだ頑張ってる感残るエスコートもきゅんですないいじゃんドラちゃん♪なんとテンポのいい日なんだ!

ふぅと腰を下ろしたおされなオープンテラスのカフェで、トマト煮込みの卵とじをはふはふ頂きながら、彼のアジア旅行の話や東京に行った時の話、ヘブライ大学の話を聞く。なんか、健全なモーニングだわ旅の途中、こんなふうに、階段を順々に上るような、爽やかな話題は妙に新鮮に感じる。

バスの長旅のお供に!と、大好きなチョコクロワッサンとココナッツスライスを買って、そろそろ汗ばむほどの日射しの中、バスステーションに戻る。
それにしてもクリーンすぎる〜?と思いきや、、、お別れ10分前から、ドラちゃんもごもご暴れ出すのである。

「一目見た時から、もう美しすぎて声を掛けてしまったよ。日本に行ったけれど、まさかエルサレムで最も美しい日本人に出会うなんて!ねぇ、行かないで?エルサレムにもう1泊しない?どこでも連れていってあげるよ。」

ドラちゃんだって、オスなのである。強ーくハグハグ、顔にぶちゅぶちゅ。
あたしゃー、宥めながらも、されるがまま。だって、犬に懐かれてるみたいな気分なんだもん。。。あ、猫か。

「君もイスラエルへ移住して、ヘブライ大学でマスターをしたらいいよ、僕だって働きながらドクターしてるから!」

「ママとスカイプで話させて!(結婚申し込みーー?!)」


と、リアルに引き留められそうな勢いなので(笑)おずおずとバスに乗り込もうと、ドア前の運転手さんにチケットを手渡すと

「おお!君、日本人かい!サムライ!カラテー!俺、有段者!」

まじで?ファンキーなじいさん運転手、ノリノリである。

「君!スペシャルゲストだから、そこ座って!」

と、「私座席21番なんですけど〜」を完全無視で、一番前の特等席に座らされる。

言いつけ通り、いい子に座って発車を待つ私をよそに、ドラちゃんは、純粋に心配してくれているらしい。

「彼女、エイラットで降りますから!荷物、トランクに入れといて取られませんよね?!」

よくわからないけれど、ドア前でファンキーじいさんにすがりつくように話しこんでいる。
じいさんが乗り込んできたと思えば

「俺が君のこと面倒見てやるから、心配するなって言ってるんだよっ(キラリ☆)」

じいさん、妙に満足げ。

そんなこんなで、最後まで心配そうに忠犬お見送りしてくれるドラちゃんを置いて、バスは発車。
さようなら、素敵な素敵な、エルサレム!





そんなじいさん、しっかりお世話してくれました。(笑)

というのも、発車直後から「ほら、クッキー」「チョコ」「ガム」。
私物の眠気覚ましグッズと思しきお菓子たちを、自分が食べるごとにせっせと渡してくれる。

運転中はサングラスで一層ビジュアルからファンキ―度UP。
プップ!とクラクションを鳴らしまくり、一般車両をびゅんびゅん抜き、ワイルドに南へひた走る。まじでヤンキー。この運転のおかげで、南端まで、たった4時間で到着するのね。。。と感嘆しつつ。

バスは死海の沿岸を、対岸にはヨルダンを望みながら、まっすぐまっすぐ。

「ほら!ここマサダ山だよ!」
「ほら、ガゼル出てきた!」
「こっちはパームツリーだよ!」


観光ガイドも兼任してくれるようだ。ちょっと静かになったと思いきや、ミラー越しに私に笑顔を投げかけてくる。
こうして、ありがたいけど、またもや移動中眠れない(笑)。

休憩時間も、じいさんのプロデュース。運転手さん専用の休憩所のトイレに連れていってもらい、アラブ式トイレ(!)の可能性に怯える事もなく、ゴキゲン♪さらには、休憩所での運転手特権<なんでもタダ>を駆使して、スタバレベルのいいかんじのカフェで私のリクエストした、オレンジジュースとチョコデニッシュをくれる。ついでに、コンビニでもらってきた、ペットボトルの水まで頂戴する。えへ。

「俺、離婚したんだけど、彼女いるんだ。でも、別々に住んでるから、君、泊まりにきなよ!」
「子どもじゃないんだからさっ、楽しもうぜ!what's the prob?!」

楽しもうぜ!ってなんや!!!(笑)

さすがのじいさん、経験豊富で、誘い方がダイレクトである。

「俺は、ダイレクトに話すのさっ。うだうだ回り道はしないぜっ。」

「そうね、迂回するのは、子どものすることよね。」

私もそういうの、キライじゃないけど・・・?じいさんだから、ね?

目的地のエイラットに到着してからも、お世話はまだ続く。

「ユースホステル?いいところ知ってるから連れてってやるよ」

と、じいさんの愛車、マツダ6で送ってもらい、じいさん、部屋までついてきて、
念入りにお湯が出るかまでチェックしてくれている(笑)。

「じゃ、また後で飲みに迎えに来るから!ニヤ」

と、街の中心地で下ろしてもらい、マツダ6は走り去った。

スーパーを発見してきゃっきゃと必要物資を買い、部屋に戻る。
ふー☆そろそろ、ひとりでゆっくりしたい気分なんだけどな?

軽い夕食をとり、日記を書きながら、あ、もうそろそろ支度しないとね〜と、動きだそうとすると、部屋のベルが鳴る。

「はい〜?」

じいさん・・・?
ではなく!さっき受付してくれた、フロントの赤いチリ毛のママ!

「運転手さんから電話があって、今日は疲れたから来ないそうよ。これ、電話番号。」

・・・ミラクル?
世界は私の手の中にある?
なんでこんなに私の気分通りに物事が進むんだろう?!!
感動のあまり、チリ毛ママとイミフメイな握手をしながら、

「まぁ、ありがとう〜!わざわざごめんなさいね。」

3階までわざわざ伝言に来てくれたママに+αな分まで猛烈に感謝をしておく。

ファンキーじいさんも、最後はやっぱりじいさん。
“疲れ”という不可抗力で、、、最後まで、Good job!なのでしたあは。

God blessed, 聖なる晴天エルサレム☆

March 18 [Sun], 2012, 9:00
その日の任務は、嘆きの壁にお願いごと(私のと、ユージニアのん)を書いた紙を挟みに行くのと、エジプト用VISA写真撮影に設定。

でも、ガールズのおしゃべりは止まらない☆
マリルとhug hug chu chuのお別れをした後、私とユージニアはチェックアウトぎりぎりまで、ダイニングホールでまったりハーブティで語る

なんとか笑顔でフロントを去った後も、ユージニアはどことなく情緒不安定だし、私も残りの貴重な時間、一緒にいたいな〜と思って、一緒に行動することに☆

正式にイスラエル国民になった新生活のための銀行手続きに付き合い、そのあと、私のためのショッピング。パッキングに困りながらも「もう服がないの〜」な私にファッショナブルなユージニアが全身コーデを見立ててくれて購入。全身一気買いなんて、気分サイコー!

ランチには、オープンテラスでファラフェルサンドとトマトスープを頂く。はぁ、幸せだ〜こんなに仲の良い友達ができて、美味しくて、興味深くて、クリーンで、歴史と意志を感じる街は、他にないよ。

ランチの後はユージニアをホステルに残して、一人で用事を済ませる。
ひとりで歩いてると、数日ぶりの晴れやかな天気のせいか、声をたくさん掛けられる。

写真屋さんを探していると、ごっつい警官2人に
「You need help? You're gorgeous. 今からビールでも飲みに行かない?」
真っ昼間ですが?(笑)さすがにふざけてる!と思って爆笑。

さらにムスリムの商売人に捕まって(写真屋さんに連れてってもらう)、さらにパレスチナ人風の男に観光案内のふりして相当ねっちょりセクハラされ(嘆きの壁に連れてってもらう)、ゴキゲンは斜め30度。

でも確かに、嘆きの壁(ユダヤ教の祈りの場)は、すごかった。古くからのぐおぐお湧き出るようなエネルギーを感じた。一番古い部分は2000年の歴史だもんね。日本みたいに粒子が細かくて温度のあるエネルギーとは違うし、気持ちがいいエネルギーかと言われれば、日本人の私にとって“?”だけど。2000年の間、人々が神聖な気持ちで祈りを捧げてきた、その蓄積が、確実にその場に力を与え、磁場を創っていました。それは、クリスチャンとも、ムスリムとも違った空気感で。

そんな壁に、手で触れ、心が一気に脱力するのが分かった。
どの宗派にも属したくない私でも、泣きそうだ。
その壁へ、天国へ一番近いと信じられてきた壁の中へ、私とユージニアの書いた、紙切れを差し込む。
今度この場へ来ることがあれば、ふたりで笑って、「あのころは本当に頑張ってたね」って言いたい。
まさに人生の山場に直面し、今後の土台を踏み固めようと奮闘する、ふたりの若い日の記録。

帰ってきて、ユージニアのイスラエル生活での健闘を祈って、ちゅっちゅとbyebye。
こんなに切ない別れもないよ。
仕事帰りのスナフキンが、バックパックを背負った私を迎えに来てくれる。


家に荷物を置いたら、官邸前の地元の方の集まるカフェへ
「スナフキーン!」と、皆さん♪みんな知り合いだって。
好きなもの食べてね、と言うので、パスタ!きのこのクリームパスタ
美味しくて、久しぶりの繊細な味にむっちゃ感動。はぁ、なんでもあるぜ、エルサレム。

わけっこして食べた後は、私が隣の長身男ときゃっきゃ盛り上がりすぎて、おねむなスナフキンはふてくされ始めた。はいはい、よしよしと膝を撫でてやってみたが、最後には私の肩に顔をうずめて甘え出すので、カウンターへ移動。スナフキンのおすすめでフィグっていうショットをもらった。全然知らないんだけど本当にfig(いちじく)なのかしら?甘くておいしい〜

スナフキン、無口だけど、優しさが滲み出てる人。不器用な人。
今日のやたら多かったナンパを話してたら、「ほら、言ったでしょ、君はprincess。」だって。
警察にはさすがにびっくりしてたけどね(笑)
それに、ユダヤ人のあだ名は「〜こ」とか「〜け」を付けるので、私のことを「あいこ!」と呼ぶ。
「あいこは日本のlittle princessの名前だよ〜!(ユージニアが愛子さま大好きで、話してたので)」と言うと「ほら、君はprincess。」だって。

彼、すんごいイケメンでもなく、長身でもなく、すんごいおしゃれでもないのに、princessって言葉を発しても歯が浮く感じがしないのは、最高にいい、温度のあるハスキーボイスをしているからかな


青い鳥。彼のベランダからの景色です☆



翌朝も、
「どうする?今日も泊まってく?家でゆっくりしててもいいし〜Queenだから、何でも決めていいんだよ。」
と、心地良いオファーがあったけれど・・・そろそろ行きましょう。
心地良すぎて、本当に、離れられなくなる気がする。
「あと1カ月すれば、春になって、ここの木にもたくさん花が咲くよ。また来てね。」
ほんとだね。私も、完全に根なし草みたいにふわふわ漂って、全て捨てて、このカウチに収まっていられたら、、、
きっと、今は幸せでも、人生の幸せ総量は減ってしまう気がするから、もうちょっと自分ひとりで、頑張ってみるね。

バスステーションまで送ってもらうことに。あら?もう一台、車持ってたんだ?

「あなたは、とってもsweetね」というと、彼は「君のほうがずっとsweeterだよ」と言う。
「私、あなたの声がとっても好きよ」というと、「僕は君の存在自体が大好きだよ」と言う。
いつもいつも、私が与える以上に与えてくれて、穏やかに優しくいてくれる。

「夢みたいだったよ。そしてやっぱり君は、消えていくんだね。」
車もゴハンもお酒も宿も、そしてsweetな時間を、全部、いい思い出を、本当にありがとう

スナフキン、翌朝のgirls talk♪

March 17 [Sat], 2012, 9:00

翌朝。男性の腕の中というのは、いつも寝たような寝てないような、でも健やかなのびのびとした朝を迎えられる。

この2日間、異常なまでの冬仕様で、木枯らしびゅんびゅん吹いていたのに・・・今朝は見違えるような青空。

「あ、ここが天に一番近い、聖なるエルサレム・・・!

え、この天気、もったいなくない?今日チェックアウトだし、今日南のエイラット行きのバス乗るつもりなんだけど?

しゃきっと冷える朝の空気の中、彼の淹れてくれたコーヒーを頂いていると

「そうだよ、せっかくいい天気だよ。もっと泊まっていきなよ、好きなだけ。大歓迎だよ。3日でも、一週間でも。」

なんと、sweetな響き・・・!でも、行くのっ!私にはまだ、先があるの!
切なく、振り切るように前を向く私。

・・・でも、本当にもったいないような?
そもそも、この旅のプラン、後半はすんごく適当なんだよね。
彼の出勤に合せて車で送ってもらい、通勤ピープルのなか、道端でBig Hug, ちゅっちゅして涙のサヨウナラをする。Keep in touchね、さようなら・・・!

と早速、朝食調達のためパン屋へGo。roomieたちに、お泊まりをなんて言おう?
隣のお客さんの同年代の女性が、
「ここは、エルサレムで1番美味しいパン屋よ!」と力強く言うので
「本当にその通りよ!私も好きで、ついつい来ちゃうもの!」と、力強く返しておいた。
店長のおにーさんには、焼き立てデニッシュをプレゼントしてもらって、味も接客も、一番のお気に入りショップ

チーズ系のミニパン数個とカプチーノを持って、いそいそと住みかへ帰宅。

「帰ってきた!!!」

いつもお寝坊なのに、なぜか起きてた(チェックアウト?)おねーさんユージニアは、口をあんぐり。

「あは、おは〜

「何してたの?元気?道で寝てない?」

「うん、大丈夫〜♪(どこで寝てたとは言えへんけど!)心配掛けてごめんね。」

「(ユージニアの天敵、パレスチナ人と遊んでた)マリルが帰ってきたのに、まさかのアイが帰ってこないから!」

と、昨夜の様子を話してくれていると、ちょうどマリルがシャワーから出てきた。

「おはよー!あ、戻ってきた〜♪夜、どこで寝てたの?」

「それ。その質問よね。」

ふたりの顔が一斉に私に向けられる。
ううっ、マリル、天然のわりに、ズバッと直球!しょうがない〜〜〜。。。

「ん〜?その男の人のアパートメント。エルサレムにあるのー♪」

えへ?☆いつもの呑気なノリで答えたけれど

「・・・え?・・・なにも、なかったよね?」

ユージニアは常にマジメでgood girlである。

「ん?☆・・・わかった。このgirlsには嘘つけないから、正直に言うね。。。。しました。あは!」

もちろん、ユージニアはフローズン。(笑)

そこへフランス女、マリルは髪をタオルで拭きながら、

「Wow, SWEET!!

満面の笑みで、あの、フランス女にしちゃぁ高音のソフトな可愛い声で言うのである。

「SWEET?!!!!どこがSWEETなのよっ」

このユージニアの空気を読まなさすぎるマリル(笑)。

「え、だって、素敵じゃない

屈託なくニコニコするマリル(笑)。この子、最強だね?!
ユージニアも、私を叱りたいわけでもない。
ただ、常に恐怖感に突き動かされた波乱万丈の人生(!)だから、心配してただけだし。

「そうね、私もBFがいなかったらするかも。“健康にいいし”。」

なんて!必死でフォローするのが可笑しくて笑ってたら

「本当よ!女性には必要なのよ!」

ってさ。(笑)ありがとう。

ユージニアも、彼のプロフィールを話すと、
特に“ヘブライ大学の歴史マスター”ってとこで納得してくれたようでしたん。
「Jewish history?!」って、念を押してきたけど(笑)。

「でね、彼がいつまでも泊まっていいって〜。今日、お天気最高だし。エルサレム、どんどん好きになるし。」

と漏らすと、

「なに、泊まっていきなさいよ!最高じゃない。なぜかエルサレムって、人をいつまでもいたい気持ちにさせる何かがあるよね。」

と、エルサレムを溺愛し、移住までしたユダヤ人(ユージニア)は言う。
やっぱし?
確かに、もうこのまま、ずっといたいな。。。と、思ってしまう、“何か”がある。不思議な空間。

「私は12時前のフライトで発つのに〜あと1日いたかったなぁ。」

横で最終のパッキングをするマリルが呟くと、

「そうね、それがあなたの運命よっ」

と、妙に強気なユージニア(笑)。

そういえば、私まだ嘆きの壁、触るとこまで行ってないし?一週間も滞在しておいて(笑)。お願い事も天に上げなきゃ!

というわけで、エルサレム滞在、延長決定〜
ホテル&お迎え係の、スナフキンに連絡☆
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あいの手相日記
2012年03月
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