男のロマン『キングスマン』

September 14 [Mon], 2015, 11:37
用事で旦那さまとお出かけサンデー。カフェで休憩中ふと・・・「映画みたいね?」「やっぱり?」
その場で調べてチケットを購入しに行きました!キングスマン。



おたく界の前評判は、マッドマックスに続き〜の、最高なことは聞いていたのですが、ああ、なるほど(笑)観た後、笑いしか込み上げてこない、いい映画でした。ウェブ上の感想も、「スカッとする!」とか、「美しい殺し合い」「華麗」という、シーンごとの完成度の高さを称賛するものが大半です。

≪内容がっちり書いちゃうので、観に行く人は読まないでくださいね!!!!≫


そこで、私の感想はね〜。劇場を足軽く後にした瞬間、ぽろり。

「これ、普通の男の子が好きな映画ね。男のロマンがそのまま。」

・普通の冴えないヤンキーが世界を救うヒーローになる、ヒーローストーリー。
・普通の男が普通じゃない起点の利かせ方を知って、クールに振る舞えるようになる。
・オシャレすぎる会話。顔色一つ変えずウイスキーを嗜む男たち。
・アーサー王の円卓の騎士団を模した秘密結社でコードネーム(ランスロット、パージヴァル、ガラハッドetc)
・騎士が王女を助ける、というそのままプロット。しかも解決後、即刻身体を頂ける。
・青白いオックスブリッジのボンボンはへたれで失格。
・傘、ライター、ペンなど紳士グッズが秘密の武器。

原作はマンガなのですって。やはり。ウィキを見る限り(The Secret Service)プロットはまた別なのだけれど。小説でないことはわかるね(笑)。

また観たいです(笑)。
誰とでも観に行けて楽しめる貴重な映画だと思います。

プロットや画面作りも、ごくわかりやすくて、映画を見慣れていない人でもOK。
全人類にチップを埋め込み衛星で管理するという話は、実際に近未来に起こるだろうと言われている。
エセ・ノアの箱舟も、天変地異など世紀末を感じるにしたがって、いくつも生まれるでしょう。
IT会社社長を黒人にしたのは、ノストラダムスのBlack Popeの予言がモチーフだろうし、
人口削減は・・・既に実行中、ですよね〜。(ダーイシュの陰は共和党。検索すれば写真も出るよ。)

そういうオカルト要素も含みつつ、決して深さはない(笑)男の子向け映画!
普段、小さな円を正確に刻んで生きている、去勢された男性たちの「男の子」な本質を刺激するのでしょう。
マチュアなマルくんは「ムダな殺し合い。キルビルの方がいい。」とのことでしたが。
今映画館で見るなら、良い映画を選べたと思いました。

いつも私の鎮静剤♪Breakfast at Tiffany's

September 17 [Mon], 2012, 16:46


「東京って、自分の落ち着く場所、見つけるの難しいじゃないですか。好きなカフェとかレストランとか、本屋さんとか・・・♪」

「本屋ね!僕、本屋本当に好きなんです。」

「あはは!(そこそこ!よくわかってる。)私もー。・・・かといって、私あるんですけどね。東京駅の前のOAZOの中の丸善が好きで、東京来るたびに必ず立ち寄るスポットです♪本、よく読みますか?」

「そうですねぇ・・・読みます。丸善は、いいですよね〜。洋書が多いので、よく専門書を漁りに行きました。何時間でもいられますよね(笑)。」

「ふふ。いろいろなコーナー巡回してね。気分の調子がふわふわーっと、荒れてるときは、本を読むと・・・カームダウンできるんですよね。」

「わかります!ぼーっと浸れるんですよね。色々知って、夢中になったりして。」

「そうそう!でもね、私はどちらかというと、知ってる本を、読み返すんです。その時の気分に合うって、分かるから。」

「はぁー、なるほど。。。?(不意を突かれたらしい)」

「例えば、カポーティの『ティファニーで朝食を』とか。」

「へぇ。」

「短いので、だーーーと集中して読んでしまうとね、スッキリします。」

「あまり英語の文学って読まないので、よくわからないんですが、おもしろいんですか?」

にゃむにゃむ。

という、ある日の会話で、口にしてしまったから、一層意識してしまった、この習慣。

気持ちが逆立って、どこへも行きつけないような気持ちの時。(mean reds?!)
Breakfast at Tiffany'sは、いつも鎮静剤になってくれる。


たぶん、蝶々本を買い始めるより前に買ってたと思う。ペーパーバッグのティファニーで朝食を。
ホリーゴライトリーは、<自立したふわふわgirl>という矛盾をうまく共存させた、特異な(?)女の子のお手本でいてくれる。
“I AM always drawn back to places......”と始まったとたん、ふーっと力が抜けて、切なく、柔らかな灰色とペールブルーのトーンの、第2次大戦下のニューヨークに引き込まれていく

文学もいいけど、オードリーの映画もいい。
オードリーの映画もいいけど、文学もいい。

有名なところも含め、好きな箇所をいくつか引用してみましょう。
うちの読者様、大半不要かと思うけれど、一応私の即席訳付き。

I want to still be me when I wake up one fine morning and have breakfast at Tiffany's.(You need a glass. Rusty! Will you bring my friend a drink?)[39]

ある天気のいい日の朝、目覚めて、ティファニーで朝食を食べるようになっても、私は私でいたいのね。(あなた、飲み物が要るわね。ラスティ!私の友達に、飲み物を持ってきて?)

いうまでもがな。
ハリウッドで女優になるチャンスを棒に振った節を語ったときの一部です。
でもね、自分のコアに迫ると、どのシーンでも絶対にホリーは、すぐ話を換える(笑)。
そういうところは、警戒心が強くて、慎重です。

If I do feel guilty, I guess it's beause I let him go on dreaming when I wasn't dreaming a bit. [39]

もし私が実際に罪悪感を感じるとしたら、それはきっと、私は少しも夢見ていないところを、彼に夢見続けさせてしまったからかしら。

同様のシーンの、前半部分の一節。彼とは、OJバーマンというパトロンで、ハリーをハリウッドで売りこんでた男だけど、違う文脈で、日々感じるところ・・・だよね?女子諸君!

I don't want to own anything until I know I've found the place where me and things belong together. I'm not quite sure where that is just yet. But I know what it's like. (It's like Tiffany's.)[40]

何も自分のものにしたくないの。私とまわりがしっくりくる場所を見つけたって感じるまでは。
ただ、今はそれがどこかははっきり分からない。でも、どんなところかは分かってるの。(そこは、ティファニーみたいなところよ。)


主人公のホリーが、名無しの猫について語るシーン。

何もownしたくない。何も、自分の統制下に置きたくない。日々ownの重さをホリーは感じてるんじゃないかな。
I belong to thingsじゃなくて、me/thingsと並列で書いて、互いに属する/見合う、と言う。
しかも、I know I've foundって、その場所を見つけたことを、自分自身に再度問うて頷くような表現。
こんなホリーの世間との距離感のスタンスや、思考回路に猛烈に共感する
“わからないけど、わかる”という感覚への確信。
この力強い「自分への確信」は、弱ってて、自分の中の道しるべを見失いそうになったとき、すごく励まされるのです。

Anyone who ever gave you confidence, you owe them a lot.[68]
 
自信を与えてくれた人には誰にも、多くを負っているのよ。

もうちょっと不粋に言うと、借りがあるということ。
14歳のときに結婚したおじさん、ドックのことを言っています。
これ、本当にそう・・・。私の場合、ティムたぬを思う時、いつもこんな気持ちになる。
純粋な感謝の気持ちです。

Never love a wild thing, Mr.Bell. That was Doc's mistake.---you can't give your heart to a wild thing: the more you do, the stronger they get. [69]

野生のものを愛しちゃだめよ、ベルさん。それが、ドックの間違いだったの。―――野生のものに、心を寄せちゃだめよ。そうすればするほど、野生のものは強くなるんだから。

ドックを見送って、ベルさんのバーで僕と飲んでいる時の言葉。
自分のことを含めてwild thingと言い、愛情を掛けて元気にすれば、巣立ってしまう。切ないけど、真実。

---the answer is good things only happen to you if you're good. Good? Honest is more what I mean. Not law-type honest---but unto-thyself-type honest. Be anything but a coward, a pretender, an emotional crook, a whore: I'd rather have cancar than a dishonest heart.[77]

良くしていないと、良いことは起こらないということよ。良いというか、正直である、という意味なんだけど。法律に従うということじゃないわよ。―――自分自身にとって正直でいることよ。臆病者や、偽り者、感情のにぶい人や、無節操な人には絶対ならないことね。私なら不正直な心より癌を持ってたほうがいいわ。

この他にも、甘えてくるラスティをうまくいなすシーンとか[41/42]僕と一緒に散歩に来たブルックリン橋で、ホリーがNYへの思いを語るシーン[78]とか、捨てた猫ちゃんを拾って世話するという約束をして「じゃあ私はどうなるの?」と返すシーン[99]など・・・

好きなシーンは沢山
映画よりも、切なく、grayishに甘く。ホリーの魅力をダイレクトに感じられるのは、原作です!

いつまでも、私の鎮静剤で。
ホリーの確信的な言葉運びをたっぷり堪能して、読み終わると、私の真ん中に居直れる気がする


*引用、括弧内ページ数は、全てPenguin Books1961に従います:)

【移民の運命】

January 03 [Tue], 2012, 18:00


移民の運命
同化か隔離か

エマニュエル・トッド/石崎晴己・東松秀雄訳
藤原書店1999



トッド本、2冊目〜
初めに読んだのは、文明の接近

文明の接近が2008年、今回の移民の運命は1999年。
辞書で言うならロングマンとジーニアスの間くらいの大きさ(分かりやすい?)の持ち運びにはなかなか苦労する本を、バイトの行き帰り電車で読むという、なんとも体力勝負な読書を終えました。。。年内に!(目標達成!☆)

移民が受け入れ社会でどのような運命を辿るか。
同化か隔離か。
コミュニティを作るか作らないか。
宗教の過激化を引き起こすか、犯罪を増加させるか。
それは何が決定しているのか?

それを、「先験的形而上学的確信」とトッドの言う、「家族システムのあり方」が決定しているのだということを、西欧主要国(ドイツ・アメリカ・イギリス・フランス)の綿密な統計学的分析により、明らかにする。

数字すぎて読むには疲れるけど、理論はとても面白いし、人間の心の動きを一般化して、どの国にも当てはめ、予言してゆけるツールにまで確立していることがすごい。
これが、ソ連の崩壊や、アラブの春の予言を可能にしたのです。

トッドを読むといつも涙かみしめ(?)思うけれど、世界を動かしているのは政治じゃなくて民衆なんだ。
だから政治をするには民衆を理解することが(とっても難しいけれど)基礎として必要だし、
文化や習俗にまで及んだ見識を汲み上げて、人々がムリのない生活を送れるように最低限の政策をしていくことが(自由主義的とは限らないけれど)、たくさんの人々を幸せに生きられる社会を創るんじゃないかな。

移民については、18のころから「日本は移民を受け入れるべきか否か」に妙に強い興味を持って色々と読んで経験して考えを深めてきたけれど、(cf:移民の是非2011/5/28)やはり「反対」の立場かな、今でも。

日本に労働力が足りないからってアジアからの移民で補えばいいとかマジ短絡的!
*務省のお偉い人事のおじさまの前でディスカッションしたときも、それを言いだした方がいて、マジギレしそうやったもん!(笑)
発言が長くなるのはタブーなので、まぁるく抑えましたが。

なんで日本で移民を積極的に受け入れちゃーいけないかって、トッドの理論に当てはめてみると、直系家族、不平等が生み出す差異主義文化圏で、しかも多文化社会(いろんな種類の共同体の集合した社会)を嫌う場合(アメリカは嫌わない)、“平等であれども隔離したまま”という、ドイツのトルコ人と同じ運命(消える事のない不安定要素となること)を辿ることになるから。

トッド用語連発しすぎて意味不明なので、咀嚼すると
まず家族の中での関係性って、生まれ落ちてから意識が芽生えるより以前から、無意識下に影響を及ぼし、“これが普通”っていう文化的ベースを作る。例えば日本なら男系だし、多くの地域で長男が跡取りになる。少なくとも、兄弟姉妹の中で選ばれた一人が後を継ぐ。土地や遺産の相続配分もしかり。つまり、男女は違う人間だ、兄弟姉妹の中にも、差異が存在するんだっていう確信が心に確固としてある。これが差異主義の芽生え方。

それが、日本で生まれ育った私たちには普通だけれど、逆にフランスは双系=父母は平等で、子どもも平等に扱われるから、人間はみんな同じ♪って普遍主義を確固として持っている。移民が来ても、最低限の共通項(女性の地位の高さと、たしか個人主義かな?)があれば、肌の色や宗教が違っても、「小さな差異」として受け入れられる。

ま、フランスの普遍主義は複雑だから引用するのはイマイチだけど、家族システムを読み解くことで、人間の気持ちの理由が分かる。移民にどういう反応を示すか、見当がつく。これって、すごくない?

感動ポイントは挙げたらキリがないけれど、

アメリカでデモクラシーが開花したのは、黒人という被差別民がいたからこそ、白人間では平等だった♪(アテナイもそう!)とか

イギリスは移民と受け入れ側住民という軸ではなく、旧来からの階層社会にパキスタン移民やシーク教徒の移民etcが組み込まれる(労働者階級)ので、移民と受け入れ社会の分離は完全には起こりにくい、とか

ドイツは日本と同じく直系家族で差異主義で、社会の縦の一体性(国籍も今だに日本と同じく血統主義だし)がないと不安になる。そこへ、トルコ社会では上のほうに位置し宗教的には世俗化した移民が流入すると、ドイツ社会は受け付けず、トルコ移民(先ほどのフランスと同じく、普遍主義)は「同じ人間なのに、隔離されている」という強烈なショック(アフリカの多くの国は差異主義なので、アメリカでの黒人は“同じ人間なのに”とは思わない)を受け、受け入れ社会の文化である差異主義に覆われることで(受け入れ社会が移民の運命を決める)宗教色を取り戻し、過激化する者が出てくる、のだそう!

まさかの、マグレブ諸国(チュニジア・アルジェリア・モロッコ)の文化的違いにまで1章割かれててびっくりした!

さらに、国民戦線が躍進(ヨーロッパで話題ですね)したかといって、その社会の移民の受け入れ能力が低いというわけではないとか、

普遍主義の国のほうが本物の多文化社会になり、差異主義の国のほうが、文化的多様性を受け付けず、一体化してしまうという逆説。。。!

フランス国内の、地域ごとに分けた詳細な分析による、フランス国家のアイデンティティーを守る意味で、普遍主義に奉仕する差異主義の概念。。。!

おもしろい。
まだまだトッド読みたいし、将来また大学で勉強するときには、こういうのを勉強したい!

興味がない人にはつまんないだろうけど、
私みたいに、個人の無意識がどう社会を創っていくかに興味があったり、
フランスの地方ごとの政治的傾向や特色に興味があるなら、章単位でもいいので読むことをプッシュします

【One Fifth Avenue】

January 02 [Mon], 2012, 17:42


One Fifth Avenue
Candace Bushnell


年内に読み切るリスト、その1、達成。
長ーいこと手元にあって読み切ってなかった本。

ストーリーは、明快な紀伊国屋書評を参照してね♪

Sex and the Cityは読んでないけど、Victoria's SecretのモデルをしたSuper Beautyな女の子のNY societyでの“Trading Up”に引き続き、Candace Bushnellは2冊目の読破♪

Bushnellが今までUpper Eastを小説の舞台にしてきたけれど、今回はManhattanでもLowerside。
5th沿いではあるけれど、周りの環境はTiffanyとかMetとかBergdorf Goodmanとかじゃなく、Washington Squair Parkあたり♪

20歳の冬のクリスマスシーズン、2週間一人で旅行してたので、どこも情景を思い描くことができて、とても楽しかった

特定の主人公はいなくて、prestagiousなアパートメントに関連する男女の仕事とお金とラブライフについて、これこそマンハッタンに住む楽しさと辛さと残酷さだよね〜と、リアルに感じられる作品です。

Trading Upは先述の美女は大出世をしてHappy Endingだったけれど、今回はリアルでsevere。
このアパートメントに部屋をゲットすべく人々が策を凝らす様子を描くので、レントの相場などの金額が生々しい(笑)。
一気にのし上がっていくヘッジファンドのパートナー=新興リッチ、旧来のパトロン、美貌とセックスだけで上を目指す若い女、売れない作家、売れるが仕事内容が人気取りばかりで嫌気のさした作家、復帰した女優など。。。

成功者への嫉妬、中傷、嫌がらせ。そうして名を売っていく若者たち。
弱肉強食のリアリティがそこにあります。

miss you, Manhattan!!

そして思うのは、この本が出版されたのは2008年。
メリルリンチ発端の金融危機前。。。現在、NYの社交界はどうなってるのかな?ということ。

なんにせよ、いい気分転換になりました♪

【天地明察】

November 27 [Sun], 2011, 15:31


Amazon様から画像拝借・・・(ばればれ笑)

天地明察
沖方丁(うぶかたとう)


この本、去年すっごく売れてたみたいで、「2010年本屋大賞第1位」。
おすすめで、貸してもらいました〜♪珍しく、小説。しかも時代小説です!

感想は、いいねー!の一言に尽きる。
合間時間の4・5日でぐわーと読んじゃった。

江戸時代、3代家光から5代綱吉の時代に生きた、将軍の前で碁を打つ職の男が主人公。
家系が碁を打つ職で、本人の才能には文句なし。碁は好きだけど、どうも熱意は湧かず・・・。
というところで、趣味で行っていた、算術・暦・神道の才覚を藩主や老中に認められて、「新しい暦を作る」一大プロジェクトの一員に若くして任命される。
といったお話♪

春海(主人公)の知性、熱さ、行動力、実直さ、礼儀。
巻き込んでゆく、周囲の人々も持つ同様の資質。
“「こういう生き方って、いいよね」という素直で朗らかなロールモデルの提示。”
と、帯に内田樹さんのコメントが乗っているけれど、まさにその通り。

一生を掛けた事業の成り行きについて、春海が補佐する地位から、意志を引き継ぎ主導し人を巻き込んでいくさまや、周囲の別分野の天才たち(算術・碁)が門下生を持ち次世代の人材を育ててゆくさまは、個人の自己実現のレベルにとどまらず、日本のために知性を後世に“繋ぐ”ことの大切さを実感させます。

最初から熱くて面白いし、テンポがいい。私の中では漫画を読んでるのと似た感覚なくらい!
人物描写も柔らかく巧みで、背景描写にもしつこさやムダがない。すごく読みやすい。
なんか小説読みたいなーって気分の時、期待を裏切らない作品です。

私、こういう人と結婚したいんだよね〜えへ。

【文明の接近】

November 10 [Thu], 2011, 17:02

文明の接近
「イスラームvs.西洋」の虚構

エマニュエル・トッド、ユセフ・クルバージュ
藤原書店2008



手元に本がない中レビュー書くのって大変だけど(笑)

トッドにはまり中の私。
トッドは、フランスの学者さん(現存)で、京大に講演会にいらしたときは、数分の差で入れず(早起きしたのに!)、泣く泣く諦めた、今私が一番尊敬し、前書きだけで「ああ・・・!これをずっと探してた!やっと出会えた!」って電車で感涙寸前!ってくらいのお方。

学問は、どんな人でも、いろいろかじって、学問同士の関連性が見えてきて(cf:文学部的感性、2011/6/28)、終着点が個人のコアな興味に解答をくれるのかなって感じてる。

私の場合、語学と文学(国は問わず)好きだな〜、音韻論とか興味ある〜で、大学で英文学科に入学し、入ってからは、やっぱ英文学好きだな〜、でももっと国際社会のことが知りたいな〜、国際政治をしてみよう。うむー、見えるような見えないような。それから留学行って、自由とか平等とか、幸せな社会づくりってなんだろうと思い、個人のための宗教(老荘思想とか、禅など)や哲学(ギリシアなど)を触って、これを社会的に実現するのはどうしたら〜?と考えだした。そこで宗教学をちら見して、宗教間の衝突の回避方法を探った。ここに、公務員試験のための勉強によって、憲法で日本の骨組みの知識(国際社会での相対的位置づけに使う)と、経済学で普遍的なお金のシステム=人間の気持ちの動向を定式化したもの、を投入した。だけど、世界のみんなが分かり合えるには…の答えがずっと出なくて、突き進めてたら、「文化人類学」という領域に突入していた。

「文化人類学部」なんて、ないじゃない?
やっぱ、飛び級ダイレクトには手を出せないし、今までの積み重ねがあってこそ手を出せる学問分野なのかも。

そこで、「文明の衝突(byサミュエル・ハンチントン)は生じない。」って言われて・・・
涙を流さずにはいられようか。目から鱗とはまさにこのこと。

文化人類学のうち、人口学を中心に世界の文明の発展を読み解くのだけど、それが物差しで線を引いたみたいに美しいので、唖然としてしまいます。実際、2センチ程の厚みのない書なんです。

社会=テレビを見てると、西洋vsイスラムの構図の宗教間軋轢かのごとく描かれているけれど、それはアメリカ主導の演出だって、数字だけで鮮やかに否定できてしまう。仮想敵国の理論ですわ。

大きなものさしは3つ。
1.男性識字率が50%を超える年
2.女性識字率が50%を超える年
3.出生調整(女性一人当たりの出産数が減少に転じる)の始まる年


この基準年によって、当該国の文明発展度を読み解くのが人口学の手法。
近代化を軸に、それまでは出世率は上がり(8とか!)、その後は出生率は下がっていきます(2.1以下がおおまかな先進国の基準)。
男性・女性の識字率の基準が離れているほど男尊女卑の傾向があり、
女性識字率の基準年と出生調整が働き始める年に強力な連関があります(避妊の知識)。

加えて
1.文明の中心地か遠隔地か
2.幼児(1歳まで)の男女別致死率
3.宗教、政治体制
4.マイノリティ性
5.国家の軍事的・経済的危機感

も、国ごとに適用するにあたって参照していきます。

・文明の遠隔地ほど識字率がの上昇に遅れが出る。イスラム圏でいうなら、モロッコやパキスタン。
・幼児の男女別致死率の差が大きいほど男尊女卑になる。最高レベルは中国やシク教徒(ターバンの民!)。
・宗教は避妊(=出生調整)に影響する。
 この点、キリスト教では実は避妊は禁止されているのに対し、イスラム教は避妊OKなので、文明の発展と矛盾なくやっていける利点がある。宗派も関連し、カトリックよりプロテスタント、スンニよりシーアが避妊率が高いとも。
・政治体制では、例えば共産圏は全体>個人の発想なので、個人を粗末に扱う傾向があって、幼児致死率が高い。
・国家内でもマイノリティは数の力を増強させるために出生数を維持・上昇させる。たとえば、ヨーロッパのイスラーム系移民や、イラクやトルコのクルド人が思い浮かぶよね♪旧コソボ圏も同様。
・軍事的危機感とは、例えばパキスタンは、インドとイランという軍事大国に挟まれて、対GDP費でインドの3倍の負担でも核兵器を保持してる・・・!同時に、現在でも世界でも高度の出生率を保っている。
・経済的危機感とは、サウジ等湾岸諸国の出生率がなかなか下がらないのは、オイルマネーで潤ってて、人数を養えるから。実際、石油危機の頃それまでの出生率8から4ほど(記憶が定かであれば)の急激な低下がみられた。

こんなふうに、人口という数字を読み解くことで、宗教はそれに付随する関連事項のひとつという位置に留めて、平らに文明を捉える事が可能なのです。キリスト教もイスラム教も差異なく、社会において宗教の役回りを果たしているだけのこと。

世界って政治が動かしてるんじゃなくて、個人の気持ち(=心性)が動かしてるんだよ。
政治学でいうとconstructivism?ずぅーっと言ってきたし、ずぅーと信じてきたけれど、
それを数字で客観的に表せるなんて、ほんとミラクル!

この分析を通して判明することは、イスラームの特殊性は虚構であるということ。
文明の発展度合いという時間軸がずれているだけだということ。

人口が減少に転じるとき、つまり心性の革命が起こるときは、やっぱり不安だし、ぐらぐらするものらしい。
本書において、この人口動態の転換期特有の革命(古い例としては、フランス革命!)がイスラーム圏で起こることを、2008年にトッドは予言していた。・・・というわけで、アラブの春の予言者として、数ヶ月前には話題になっていましたね☆

私のトッドとの出会いは本屋さんで「移民の運命」を見つけたことだけど、数週間後にはそういうメディア報道かつ日本で新刊が出て話題になったので、巡り合わせは決まってたみたい。

私はすんごく面白かったよ♪レビューもこってり長くなった。
手元に本がないので正確性には欠ける面もあるかもしれないけど、ご了承を。

【これからの「正義」の話をしよう】

November 10 [Thu], 2011, 15:07
今までmixi reviewを愛用してたんだけど、Blogに移行します♪
自分用メモ☆




これからの「正義」の話をしよう
マイケル・サンデル/早川書房2010


実はこの本、1年以上もかけて読んだ。
気分によりお風呂で2〜3ページのペースで、重ねて読んでたの。
すごいのは、それでも理解できる哲学書であるということ。
それくらい、論理的に、ぶれずに、明快に書かれた、稀有な書である。

書店で手に取ったきっかけは、
高校時代世界史で習う、ベンサムの「最大多数の最大幸福」の否定論理が知りたかったから。

今ではようやく理解し始めたけれど、それまでの私はなるべく多くの人の希望に沿うように全体の意思決定を行うこと(つまり、民主主義かな)の何が悪いのかわからなかったんだけど、何が正面切ってうんと頷くことは社会的によくないんだろうとも感じてた。
例えば中学生の頃、修学旅行の班決めとか席決めで(笑)、そのまんま「最大多数の最大幸福」を適用して説得してたところ、国語教師(今思えば漢詩専門?)である担任は、大人な目で、けれどYesとは言ってくれなかった。そんな頃から、ずっと疑問に思ってきたことだった。

プラス、アファーマティブ・アクション(積極的差別措置)について、人種間の関係調整という意味合いで正当化論理を詳しく知りたかったので。

一番難しいけれど一番面白かったのは、「第6章 平等をめぐる議論ージョン・ロールズ」。
基本的に弱者の理論を解さない傾向にある私は、持って生まれた才能や環境にまで平等主義を適用する理論にびっくりしたけれど…。社会の再分配の適切な方法を考えるには、機会平等だけじゃない分配方法を深ーく考えないと答えは見えてこないんだろうね。

今後の読書につなげるものは、功利主義を否定するカントの理論
カントって自分の生れた村から生涯出ず、ひたすら規則正しい生活を送っていた〜という変人っぷりで有名だけど、小さな村から大きな世界を整然と見つめていたと思うと、なんでそんなに分かるのって、脳内宇宙度にぞっとするくらい感銘を受けて、興奮しました。

誰が読んでもなにかしら得るところのある良書です◎

七つの愛の物語

January 31 [Mon], 2011, 6:04
いっつも本を読んだら、備忘録としてmixi reviewを愛用してるんだけど
ない。出ない!
アマゾンで出るのになー?おかしーなー?
というわけで、こちらに記しておきます
この前ちらっと言ってた本♪



七つの愛の物語
ダイアン・ウォークスタイン著/丹羽隆子・川口昌男訳
大修館書店 1996

以下の地域の、原始の神々を中心とした愛の物語を収録しています。

▽イシスとオシリス(エジプト)
▽イナンナとドゥムジ(シュメール)
▽シヴァとサティ(ヒンドゥー)
▽雅歌(ヘブライ)
▽プシュケとエロース(ギリシャ・ローマ)
▽ライラーとマジュヌーン(アラブ・ペルシャ)
▽トリスタンとイゾルデ(ケルト)


オシリス・シヴァあたりは、世界史で習った〜♪だとか、プシュケとエロースはルネサンスのころの絵画のモチーフとして頻繁に用いられるから、なじみ深いかも。トリスタンとイゾルデはワグナーの曲もあるし☆

感想は書きづらい。
でも、文学が好きで、とくにロマンティックなの、さらに宗教や世界各地の文化や思想の基礎に興味がある私には、ぴったりな本だったよ!ページを繰りながら、うっとりとした時を過ごせました。芳しくまろやかで色っぽい流れにすっぽり包まれて、すぐに読んじゃった。

ふと思ったんだけど、どの文化にも原始の神様から生まれて、様々な個性、長所も短所も持った神様たちが複数いるの。

日本では、イザナギ・イザナミからアマテラスが生まれ、弟のスサノオがいて〜ってなる。
ギリシャ・ローマではゼウスの下に、たくさんの神々が生まれて、そのひとりアフロディーテがエロース(キューピッド)を生む。
エジプトでは原始の神アトゥムはシュー(生命)やテフヌト(秩序)を創り、そのふたりからゲブ(大地)とヌト(天空)が生まれ、そのふたりからオシリスが生まれる。
ヒンドゥーではブラフマー(創造神)、シヴァ(破壊神)、ヴィシュヌ(保護神)の男の神々が、瞑想によって愛や嫉妬という感情を発見して、それが身体を持って生まれてくる。

それなのに、なんで現代では一神教崇拝が地球の大部分を覆ってるんだ?って。

単なる偶像崇拝。完全無欠なんて、神様より上位の根源のエネルギーにしかないし、絶対的な教えなんてなんもないよ。
だから神様みたいに、感情って、もっと大切にしていいものじゃないかな?

神様たちは、森羅万象を創造し、治める能力がある一方、ちょっとしたパートナーの浮気心に烈火のごとく腹を立ててめちゃくちゃに破壊したり、平安のうち暮らしていたところを突然恋に溺れて身を滅ぼしそうになったり、感情のまんまに行動する。

けれど、神話は決してそれを咎めない。

トリスタンとイゾルデだって、マーク王というトリスタンの主君、イゾルデの夫という存在を挟んだ不倫なんだけど(私の専門は、不倫文学です、っていっても過言ではない笑)ふたりで逃避した岩窟で、何年もの間、飽きずに愛を唄いハープを奏で愛し合うことしかしない。
堕落みたいなんだけど、それで生命の素晴らしさを全身で感じられたら、もうそれだけでいいんじゃないかな。愛し合うってことが極まって満ち足りるのなら。
眠るふたりの息の根を止める機会があったのに、それをしなかったマーク王。その想いに感謝し、ふたりは社会性を取り戻す。

トリスタンとイゾルデは、口承のお話を文書化したものなので、ソースはもっと時代をさかのぼるし、遠くはペルシャでまで同じプロットの話が見つかるのだけど、結実したのは10世紀入ってからなので、今回の他のものより後の時代になる。
だから、他の作品で見られない社会での愛(ここでは主君への愛)っていうのが、個人の愛と対照としてテーマになっている。
時代を経るにつれ、社会愛の重要性ばかり強調され、個人愛が追いやられていく。
その折衷、社会愛と個人愛が同等に釣り合うころが、ちょうど中世騎士道物語、私の専門、な気がする。
その折り合いの付け方は、今回書いた論文のテーマのひとつでもあった♪
現代の文学で、猛烈にべったべたな個人の愛のみを描いた文学作品ってないんじゃないかな?
必ず社会的文脈が存在するし、あったとしても、ライトノベル?や、でも違うよね、愛というより性ばっかり過剰だもんね?(メイビー。)
確かに、現代の共通の価値観として、社会性を持つことは欠かせない。
働いて人と協力して社会貢献することって大切だし高尚な生き方。
だけど、それは数ある選択肢のひとつでしかなくて。
生命の炎が熱く内で燃え盛ることに心身ともにどっぷり投げ込んで必死に生きてさえいれば、なんでもいいんじゃないかな〜、与えられたものを全うしたということになるんじゃないか、とまで。今ふと思った。
ただ、そんな愛にのめりこむことは、「社会が許さない」というより、「自分が許さない」。(「人間失格」を意識!ちょっとだけ?笑)
だから、代わりに、働くのかな?

愛ほど強いエネルギーってない。
世界と人間の生成と存続、破壊と再生といった循環に必要な根源的な力。
それを古典、古典中の古典!である神話や土着の物語は、教えてくれる。

でも〜、現代の民主主義って個人の尊重を主眼に発展したものなのに、むしろ社会化を加速させてて、社会に個人を縛り付けてる気さえする。社会の一部として責務を果たさんことを、見えないけれど確実に要求されてる。けれど、果たし方は自由だと言って指定されない。だから個人は、戸惑い、迷走する者も出てくる。その答えを明確に与えてくれる集団の中で、レールを敷いてもらって、一部支配してもらって、安心し分かったような気になってしまう。それでいいのかな?じゃあなんのために民主主義ってあるの?王政とか軍閥独裁とか共産主義とか、ブータンが世界で1番幸せとか、どうやって人と人は関わり合って、ルールを創ったら、幸せに暮らせるの?
難しいです。。。
わかるのは、個人個人が自分の120%で生きること、それを可能にする枠組みが必要なことだけ。
私が一生をかけてしたいのは、それに1ミリでも貢献すること。
結局は自己責任!って…いつもは突き放してるようで、でもほっとけないんだもん。

話が大きくなっちゃった〜
ま、とにかく、ゴシップ的な読み方であっても、神話は面白いよ
隠語を使っているとはいえ表現がダイレクトだし、親近相姦どころじゃないからー!
何度も復活したり、魔法を使ったり♪天国も地獄も舞台になるし♪
なにより、愛の表現が熱烈でうっとりしちゃう

私、将来ペルシャのお姫様になるのも悪くないなー♪
山羊のミルクで湯浴みして侍女に香湯で身体を擦ってもらって、
ローリエの葉の冠をして、白い絹を纏って、
野バラを香って、大自然の中でジャッカルと戯れ、
シナモン、ざくろ、ほしぶどう、ワイン、りんごといった自然の恵みの恩恵に預かり、
時にサファイアとかトルコ石とか天然石の装飾品でデコルテを埋めて
有能な羊飼いであるプリンスと、仲良く暮らすの

うふふ。
わくわくしちゃう

私このお話を読んで、なんで英文学のうちでも古いもの、ルネサンス以前ばかりに傾向しちゃってたのか、よくわかった。
感情がのびやかで、表現の仕方もシンプルなのに、シンパシーを抱いてしまうから。

"apprivoiser"の愛の形。

December 26 [Sun], 2010, 10:25
Joyeux Noel!!
少しあいちゃった
いつも見に来てくださって本当にありがとう

遊び回ってって、少し遅れちゃったけど・・・
クリスマスをハッピーに、黙々と?お過ごしの皆様へ
“星の王子さま”から、ほっこりと、ほんのり知的な贈り物です

Le Petit Princeをね、今日のフランス語の授業でちょこっと読みました。
気になって、手元の日本語版を、読み返しました。
なんど読んでも飽きないし、新たな解釈が生まれてくる、ミラクルなmy fav.作品です
元来出版社がサン=テグジュペリに「子供のクリスマス向けに作品を」と依頼し、執筆された書物なので、クリスマスを意識しての授業なのでしょうか
本文中クリスマスという記述はちょろっと出てくるだけなんだけどね☆
話が壮大になりすぎて、あまり知られてないような?

Le Petit Princeを仏語原書から日本語に翻訳する際に、ポイントとなる単語はいくつかあって。
フランス語って、ラテン語由来で脈々と古代から受け継ぎ使用範囲が広まってどんどんその単語自体の概念が膨らんでる言語で、英語でももちろん起こることなんだけど、英語よりもたくさん、ひとつの単語にわけのわからないくらい複合的な意味が持たされてる。例えば、基本単語のapprendreは、「学ぶ」も「教える」もある(笑)これくらいは序の口で、意外と平易なフランス語で書かれているという原本の“apprivoiser”というひとつの単語には、様々な日本語訳が当てられてる。その訳の仕方次第で、サン=テグジュペリが作品中で伝えたかった愛の形を解釈&表現できるかが決まる、重要単語なのです

ではまずプチ・ロワイヤルで意味を見てみると。
apprivoiser (アプリヴォワゼ)
1(動物)を飼いならす
2(人)を慣れ親しませる、従順にする、手なづける

ツウの内では分かるらしい?
この単語と言えば、星の王子さま!
ちゃくっと検索しても、単語だけで星の王子さまの関連がたくさん出てくるんです。

一番有名な内藤氏の訳では、王子さまがキツネを「飼いならす」から後に「仲良くなる」の訳に。

この単語は地球にやってきた王子さまが、キツネに教えてもらいます。キツネが語るには、最初、王子さまにとってキツネはどこにでもいる、キツネの一匹でしかありません。けれど、apprivoiserすると、この世でたったひとり、かけがえのないキツネになるのです。
apprivoiserしたことでなければ、なにも本質は見えない。
apprivoiserするためには、辛抱が大切。
apprivoiserのありがたみを感じるには、“きまり”(rutineが適当だと思う♪)が必要。

apprivoiserの考察は、フランス文学を専攻なさったジャーナリスト古川利明さんのブログへ☆私の駄文読むよりこっち読みましょう(笑)
apprivoiserや「きずな」creer des liensの翻訳比較はこちら新訳比較 apprivoiser
作中のバラだと解釈されている妻、Consueloについてのブログ(文殊さん)

そうなんです、私、今までバラの解釈がまったくわからなくて!
これがあるとないでは、全然作品から受ける印象が変わってしまいます。

フランスの名家出自のサン=テグジュペリは、エルサルバドル出身のエキゾティックで気まぐれな奔放さを持った美女、コンスエロという妻を持ちます。「夜間飛行」などがヒットし、どんどんフランス社交界の寵児として名を馳せる、マザコンのアントワーヌ(サン=テグジュペリ)と、奔放なコンスエロはW不倫を繰り返しつつも、いつも心の中で情熱的に互いのことを愛し、嫉妬し、劇的に愛し合うがゆえに外のお相手に向かってしまうような・・・切ない夫婦関係。

〈この王子さまの寝顔を見ると、ぼくは涙の出るほどうれしいんだが、それも、この王子さまが、一輪の花をいつまでも忘れずにいるからなんだ。〉(岩波書店、p110)
と主人公(サン=テグジュペリ)が衰弱して眠る王子さまを抱きかかえながらいうのだけど。
表面的な解釈では、真摯に想う人がいる人は素敵に見える=家族を大切にしている男性はいいモテ方をする♪ってとれるし、深く向き合い、深く愛している人・モノがあるということは、かけがえのない精神性なんだろうなって

「バラの回想」という、コンスエロの手記がすーごく読みたい!

L'essentiel est invisible pour les yeux.(大切なものは目に見えないんだよ)という有名な一節だけでなく、節々でサン=テグジュペリの柔らかな感性にはっとさせられる作品です。
バタバタと師走も過ぎ去ろうとしていますが、今年のシメにぜひどうぞ

Sex and the City 2!!

June 24 [Thu], 2010, 20:20
試験の京都校メンバーのお姉さん(4つ上☆)が、飲み会の時にぽつり
「映画見に行きたいな〜Sex and the Cityとか♪」
っで、実現しちゃいました

私、特に猛烈にSATCファンというわけではないんやけど〜
(というか、テレビとか映画とか、画面モノは、じっとして見てられない性質で
やっぱSATCはすきっ!
みんな日々どっぷりと深いかかわりの中で生きてて、頑張ってて、キラキラしてて
あの、お互い気にかけあって、支え合ってるけれど、一人ひとり自立しているし、結局感情は自分で処理するものってわかってる大人だから、適度な距離感がある、関係が素敵すぎ。きゅぴん
私も大人になりつつあるお年頃ですが(というか友達の中には本当に大人をしている子も多いし〜)、SATCの4人みたいに大人になっても派手に女として目立つくらいピカピカ光るのってサイコー

4人ってとこがいいのかも?!
大人になるほど自分の用事増えるし♪そこで友達ひとりにして迷惑かけたくないもんね。
CarryとThamanthaが各自男とディナーで抜けた時も、CharlotteとMirandaはバーでママトークしてたみたいに

はぁ、missing NYC
ゴージャスさも究極にindividualな感じも、笑ったもん勝ち!なノリも、インテリアも、全部いけいけどんどん!できもちよすぎ〜〜〜〜

最近変わったor変わり中?!な私の方向を加速する、ハッピーエナジーをもらえる作品でした
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