笑ってすごしたい

March 29 [Thu], 2007, 21:04
 最近、沈み気味。です。
 普段から、無表情なんですが(別に、一ちゃんを見習っている訳じゃなく。どっちかと言えば、仲間? ……照っ)、家族以外の誰かといるときくらいは、表情出すように努力してたし、実際うまくいっていたんです。
 ここ最近、接客中以外に表情が作れないんですよね。周りには、なんかあったん? とか、元気なくない? とか、疲れとる? とか、心配させてしまうくらい。接客中は、ある意味微笑を称えるという無表情ですみますからね。いや、こちらもそれで飯食ってるわけだし、普段はもう少し気持ちの篭った接客しますよ。でも、今はどうにもならん。無理。

 なにがあったと言う訳ではないし、特に疲れている訳でもないんです。
 なんか、なんか沈み気味。
 普段は、無表情なりに感情の起伏あるんですよ。目に見えないだけで。
 今は、まさに感情の起伏がほとんどなくて、感情の振り幅が狭くて、それで無表情なかんじ。
 普段なら、ムカつく事もどうでもいいと流せるし(これはこれの方が良さそうですね)、笑える事もたいしたことない気がして逆にため息出ちゃったりするし。


 そんな状況を打破すべく、映画観て帰りました。
 ナイト ミュージアム
 今(私的)イチ押しのコメディーです。お客さんには、笑えるとか元気出るとか言ってます。まだ観てなかったのに。観た子が言ってたから。
 だったら、私もこれで笑って、これで元気になればいいじゃん。っていう、単純な思考回路です。

 感想。
 笑った。かなり笑えます。
 洋画、特にアメリカ映画のコメディーって、私には笑いのツボがずれてるというか、アメリカンジョークに着いていけないというか、とにかく、結局笑えないことが多いんですよね。これでもお笑い好きなんで、ちょっと評価厳し目だし。単純過ぎたり、文化的な背景が違いすぎて笑えないのかも。理解できないと笑えないじゃないですか。
 テレビシリーズのミスター・ビーンとかは大好きですけど。映画版はいただけなかったけど。あれは、確かイギリスのテレビでしたよね。そういえば、昔はしょっちゅう某国営放送の夜中にやってたけど、最近見ないですね。なんでだろう。ってか、あの熊のヌイグルミ持ってたのどこ行ったんだろう? とにかく、アメリカ以外はそんなでもないなかなぁ。
 でも、フランスのエスプリ的なものは、ちょっとひいちゃう時もあるかも。はまると、凄い好きなんですけど。あれって、必要以上に下ネタなことあるでしょ。私ですらひくことが……。ヨーロッパ系が好きって訳でもなさそうですね。

 とにかく、鬼門とも言える、ハリウッドコメディーに挑戦です。
 今回のは、心配したのが間違いでした。
 単純なのも、削ってシンプルにした感じだし、背景的に難しい物がなかったし、前に座っていた女子高生軍団が笑うのが誘い笑い的な効果をもたらしたり。もしかしたら、私の精神状態も要員の一つかもしれないけど、かなり可笑しい。対比がきいていて、笑いに繋がっていました。
 ストーリー的には、さすが子供向けというか、まぁ、そんな感じでしたけど。そこまでは求めてなかったので。
 さすがに一人だし、いい年だし、件の女子高生軍団のように声にだして笑えなかったけど、堪えましたね。何回か吹出したし。スタッフの特権使って、周りに人がいない所選んでおいてよかった。だって、すっげえプルプルしてたと思いますから。不審人物だって。


 結果。
 大丈夫。表情筋が動くようになりました。感情自体も波が生まれました。
 帰りのモノで、降りる人待たずに乗り込んでるおっさんに舌打ちしましたもん、ムカついて。うん。(あんまり褒められた態度じゃないけど)いつもどおり。

 やっぱり、私は好きなんですよ。映画や、小説や、ドラマや、音楽や、舞台や、そういうの。
 多分、私の持ってる感情って、ついさっきまでの振り幅の小さな、平淡なものなんですよ。無感動で、消極的な、グラフにするなら誤差が少ない優秀な直線。それだけを基本スペックとして持ち合わせてる。それ以上も以下もない。
 でも、私は日常的に感情を持ち得る。ムカつきもするし、笑いもするし、心配もするし、喜びもする。
 それは、きっと、映画や小説や……とにかくそれらのおかげなんだと思います。
 例えそれが、嫌になるほど現実的な世界でも、ありえないほど幸せな世界でも、これ以上ないと思う現実より悲しい世界でも、荒唐無稽な世界でも、長調でも短調でも、不協和音でも倍音の効いたハーモニーでも、それが私の世界になるから。ハッピーエンドでも、アンハッピーエンドでも、そこがスタートになるんです。
 見終わって、聴き終わって、そしたら想像するでしょ。
 私が主人公ならどう思うか。どう行動したか。これからどうするか。主人公の家族なら。脇役なら。敵役なら。主人公の救った世界はどうなるのか。今私の住む世界はどうなるのか。私の家族ならどうするか。友人なら。あの旋律は何を現したいんだろう。あの和音から何が想像出来るだろう。どんな場面にあうだろう。あのトランペットは何を予感させたか。あのチェロの旋律に何を思ったか。
 作者や監督や指揮者や、きっとそういう偉い人が意図したことと全然違うこと考えてます。だけど、考えます。
 そしたら、わかるんですよ。多分。
 普段感じない、いろいろな感情が。あぁ、今は楽しいんだ。とか、悲しいんだ。とか。鑑賞後に想像した世界で手に入れた感情を装備して、攻撃力やら、防御力やら、素早さやら、賢さやら、ちょっとずつアップするの。で、うまくいけば、青いグミみたいなモンスター一匹のしただけでレベルアップ。チャチャチャ チャッチャッ チャー♪
 だけど、私は体力ないから、装備を長く持ち得ないんでしょうね。刺激から、想像から遠ざかれば、いつのまにか装備が外れていって、なぜかレベルは元に戻って、上がったステータスすら0に戻って、また旅人の服と桧の棒だけ持って感情のない世界に戻る。
 キノコは食べたらヘマをしない限り身につくけど、星を手にしたら時間制限があるんです。相応な持ち物じゃないからかな。本来持たないはずの力だから。無敵になっても、あっと言う間にタイムオーバー。歩く栗にぶつかってジエンド。

 常に、世界を。想像へのスタートを。補給しないといけなかったんです。ブロックは片っ端から壊して、星が落ちてくるのを拾わないと。

 私は、笑いたいし、泣きたいし、怒りたいし、有頂天になったりしたい。
 だからやっぱり、映画を観て、本を読んで、漫画を読んで、音楽を聞いて、舞台を観て。そういう生活をしたい。します。お金も時間もかけられないけど。
 とにかく復活です。明日からは、一ちゃんの無表情仲間にはなれません。それが寂しい。って思える私が、ちょっと好きです。
  • URL:https://yaplog.jp/aferriswheel/archive/521
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