99. 心配で心配で

June 14 [Thu], 2012, 16:35


☆潤side☆

着替えを済ませて、保健室に向かう。










さっきからずっと瑠羽と翔くんのことが気になって仕方が無い…










…そして保健室に着くと、そこに先生はいなかった。










てことは…2人きり?










嫌な予感がする…










奥のベッドがある方へ行くと2人の声がした。










翔「あ、でもダメだ。先生来るまで留守番なんだったわ(笑)」










瑠羽「え、なんでいないの?」










翔「なんか荷物取りに行ったらしいよ」










潤「どう調子は?」










翔「あ、松潤じゃん。」










何もないみたいで安心して、2人のいる所に。










潤「翔くん、他の人の前でそれやめてね(笑)瑠羽の前だからいいけど(笑)」










瑠羽は少し元気がなさそう…俺のせいだな。










翔「いやそれしたら自滅行為っす(笑)」










潤「(笑)………瑠羽、大丈夫?」










瑠羽「……うん。」










こくんと頷くが俺の方を見ようとはしない。




















翔「そういえば、連絡って何のことだったの?」










潤「あぁ、試合のこと。クラスの奴に聞けば分かると思うよ。」










先生「ごめぇーん!もういいわよ!」










翔「お、来た。帰るかっ」









98. 姫には敵わない

June 13 [Wed], 2012, 2:32


☆翔side☆


倒れたわけだし、力が入らないのも無理ない。











翔「起こしたげる。」











瑠羽ちゃんの肩を優しく支えて上体を起こす。











自然に近くなる俺らの距離。











瑠羽「あっありがと//」












恥ずかしがる君がまた可愛くて、ああ俺はもう罪悪感の塊でできてるんじゃないか?笑











翔「瑠羽ちゃん、ごめん。」











瑠羽「何が?」












翔「うーん、今にわかるかと。」











瑠羽「え、何ー?気になる!」











もはや笑ってごまかすしかないw











と思ってると、鼻に違和感が。











瑠羽「あ、翔くんも減点ね(。-∀-)笑」











ニヤリと笑って俺の鼻をぷいっと押す彼女。











一生敵わねぇな(笑)












97. 優しい彼

June 13 [Wed], 2012, 2:21



目を覚ますと、白い天井











おかしいな、体育館のはずなのに…











そう思った瞬間に、視界に翔くんが入り込んで来た。











一瞬のうちに全てを理解する。











翔「…おはよ。」











瑠羽「ごめんね、迷惑かけて」











翔「またすぐそー言うんだからな〜もう…謝らなくていいよ?」












瑠羽「ごめ……あ。」











翔「次言ったら減点な(笑)」











そう言って翔くんが私の鼻をぷいっと押す。












瑠羽「何それ…(笑)」











翔「あ、笑った。」











目まぐるしく変わった環境の中で
笑顔を忘れていた私












瑠羽「翔くん…いつも本当にありがとうね?」











翔「いえいえ。てか頭、調子どう?」






何かがぶつかったような痛みがして、そこから記憶がない











瑠羽「ボールが…ぶつかっちゃったのかも。でももう大丈夫。」











翔「やっぱりね…」















瑠羽「???」











翔「なんでも。よしじゃあ行くか!立てる?」











起きようとしても身体中に力を込めることができない。












96. お留守番

June 13 [Wed], 2012, 2:07



☆翔side☆


沈黙、沈黙、沈黙。











静かな保健室の中に、俺と瑠羽ちゃん(眠り姫なう)のみ。











保健室に2人きりて漫画かよ…











ま、練習戻るにも中途半端な時間だしいいけど。











………にしても暇だ。笑











すやすやベッドで眠れる姫を目の前に、ぼーっと椅子に座る俺。











可愛いなぁ〜フランスのクオーターだっけ?











美女っているもんなんだね。











初めて君と話した日は忘れないよ。











いつか君に本当のことを話せる時が来るかな。











そして…これだけは本当だ。ただ無意識に、無意識に











体が無意識に動いて











俺は何時の間にか











眠り姫にキスをしていた。











まぁ起きる訳もなく。











俺だけがドキドキして、こりゃ不公平だ。











本当に漫画みたいだなんて客観的に思ってる俺は











なんでキスなんかしたんだろう











恋愛感情があるわけでもなく













とか考え込んでいると、眠り姫のまつげがぴくっと動く。












95. 保健室の先生

June 13 [Wed], 2012, 1:55


☆翔side☆


保健室に入ると、女の先生が。











先生「あ〜ら(笑)…今時お姫様だっこなんて、どこの王子様が来たのかと思っちゃった(笑)」











翔「ははっ…よして下さい。あ、あの彼女バスケ部中に貧血で倒れたみたいで。」












先生「あらら…最近の女の子は多いのよねぇ、貧血。ベッドあるから寝かせましょうか。」











コーチが貧血と思うのも無理ないか。











そして、ベッドに姫をおろして先生が布団をかける。











100年の眠り…あーもうダメだ俺。笑











先生「彼女、名前は?」











翔「1-Fの桐内瑠羽さん」












先生「桐内って…まぁ、理事長のお嬢さん…大変ねぇ。」












♪プルルル〜











電話が鳴った。










先生「はい保健室です。……はい…………はい、あらそうですか!はい。………今すぐ向かいますね。」



ガチャッ











電話をおいた先生が口を開く。まさかな…











先生「ごめんね、先生今から用事で正面玄関まで荷物取りに行かなきゃならないのよ。丁度もう1人の先生も急用で帰っちゃったけど…まぁこの時間来る子もいないからいいわね!笑」











よくないでしょ…











先生「てことで宜しく〜☆笑 15分くらい留守番ね〜」











そう言い残して、先生は流星の如く行ってしまった。











まじかよ……












94. 眠り姫

June 13 [Wed], 2012, 1:40


☆翔side☆


瑠羽ちゃんをお姫様だっこして保健室に向かう俺…











王子様かっつーの(笑)











にしても、見ちゃったんだよね。











野中先輩の見事なフリースロー、ゴールは瑠羽ちゃんの頭。











貧血なんてね…。











ふと、抱きかかえている姫に視線を落とす。











目を閉じた彼女は、それはそれは美しくて、眠り姫みたいだ…











っていつからこんなにメルヘンチックになったの俺。笑











けど…さ…











よくこんなに弱くて無力な1人の女の子にこうも酷いことできるよね。











呆れる…
てか女子ってこんなに軽いもんなんだ(笑)











そして保健室に到着。












93. 作戦は成功

June 13 [Wed], 2012, 1:32


▼野中side▼

まさに成功中の成功…











櫻井が連れて行くことで桐内瑠羽の意識を櫻井に向かわせることができる。











我ながら大成功だなっ!





★香奈side★


びっくりした…











瑠羽、大丈夫かな…?











一瞬、神様が私に下そうとした罰を瑠羽が受けたのかと思った…











瑠羽は天使みたいだね。











ほんとに…ごめんね…












92. 床にいたのは彼女

June 13 [Wed], 2012, 1:26


☆潤side☆


いきなり部員達がざわっとして











皆の視線の方に目をやると、床に誰か倒れている。











間違いない…あれは…












潤「…桐内っ!!!!!」











走って駆け寄ると、瑠羽が目を閉じて倒れている。











潤「おいっ、桐内!大丈夫か!?」











揺さぶっても起きる気配がない。











潤「どうしたんだよっ…くそっ…」











コーチ「松本、落ち着け。単に貧血かなんかだろう。心配するもんでもない。」











貧血…か…。なんだ、死ぬかと思った。











潤「保健室まで運びます。」











野中「いや、お前じゃない方がいい、松本。今から全員に話があるんだろ?」











潤「それは…そう…だけど」











野中「なら別のやつが連れてった方がいい。」











翔「俺が連れてきます。」











…翔くん……悔しいけど…












潤「わかった。頼むよ。」












91. 俺のゴール

June 13 [Wed], 2012, 1:16


▼野中side▼

かなりの力をボールにこめた。











精神的にもダメージをくらっている今の桐内瑠羽の身体は、ただの棒のように脆いもの。











何人もの人が行きかいしてる中で俺が当てたなんてわかるはずもない。











案の定、ふらっと床に倒れる彼女。











さすがに周りの皆は驚いている…まぁ下手したらこれは貧血ということにも見えるな。











成功…。早く里華子様に伝えたい!











そしてこの後もきちんと処理する。












90. 揺らぐ視界

June 13 [Wed], 2012, 1:09


ピピーッッ!!!!











刹那、笛の音が鳴り響く











私の小さな心の叫びが掻き消されたことに、正直安心。











その後も練習を続け、終了間近になった。











コーチ「男女全員集合!!総部長からの話がある!」












コーチの一声を合図に、全員走ってボールを倉庫の中のかごに入れに行く。











男女、ほぼ全員が遠くから投げ入れるけど…苦笑











私ももちろん投げ入れた。ゴール………











皆が集まっている所に向かおうとした瞬間











頭に鈍い衝撃…











頭がすごく痛い











瑠羽「えっ…何こ…れ…」











激しい頭痛がして景色がゆがんだ。











身体の力が一瞬にして抜ける












プロフィール
  • プロフィール画像
  • アイコン画像 ニックネーム:愛翔
  • アイコン画像 性別:女性
  • アイコン画像 血液型:A型
  • アイコン画像 現住所:東京都
  • アイコン画像 趣味:
    ・嵐
    ・踊ること
読者になる
2012年06月
« 前の月  |  次の月 »
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
最新コメント
アイコン画像やも
» 78. 里華子様 (2011年08月29日)
アイコン画像やも
» 74. RIKAKO,K (2011年08月20日)
アイコン画像やも
» 73. 彼女こそが元凶 (2011年08月19日)
アイコン画像やも
» 71. 帰る場所 (2011年08月18日)
アイコン画像やも
»  69. She love (2011年08月18日)
アイコン画像やも
» 66. 智くん (2011年08月16日)
アイコン画像
» 61. 言ってしまった (2011年07月23日)
アイコン画像
» 56. あなたにずっきゅん (2011年07月13日)
アイコン画像るな
» 56. あなたにずっきゅん (2011年07月12日)
アイコン画像
» 54. 香奈の思惑 (2011年06月29日)
Yapme!一覧
読者になる