図鑑に載ってない虫

July 03 [Tue], 2007, 13:10



『図鑑に載ってない虫』

あらすじ
『月刊 「黒い本」 の美人編集長から仮死体験ができるという謎の “死にモドキ” を探し、死後の世界をルポするよう依頼されたルポライターの “俺” 。締切りに間に合わなければ半殺しにすると言われた彼は、アル中のオルゴール職人エンドーを相棒にしぶしぶ旅に出る・・・。』(「シネマトゥデイ」より)


ひとりのルポライターが謎の “死にモドキ” を探し、奇妙な人々と出会うロードムービー。
監督は 『イン・ザ・プール』 など、脱力系のコメディスタイルで人気の三木聡。
主人公のルポライターを 『ハチミツとクローバー』 の伊勢谷友介。
彼と旅をともにするリストカット・マニアの元SM嬢を 『バベル』 でアカデミー賞助演女優賞にノミネートされた菊地凛子が演じています。
三木監督らしい笑いの世界と、何が飛び出すか分からない予測不可能なストーリー展開が楽しめる。

シュガー&スパイス 風味絶佳

June 04 [Mon], 2007, 23:37



『シュガー&スパイス 風味絶佳』

あらすじ
『米軍基地に隣接し、アメリカの香りが色濃く残る町・福生。平凡な毎日を送っていた志郎は、高校卒業後、とりあえずガソリンスタンドで働いていた。仕事にもようやく慣れた頃、職場に新しい女性アルバイター・乃里子が入ってくる。志郎が彼女に心を動かされるなか、ある日、志郎は乃里子の恋の結末を見届けることになった。それがきっかけとなり、互いに想いを寄せ合うようになる2人。だが、乃里子の心は、過去の恋と現在の恋の間で揺れていて・・・。』(「DVDirect」より)


山田詠美の人気小説をベースに、 “本当の恋” を見出していく若者たちの姿を描いた美しくも切ないラブストーリー。
カンヌで栄冠を勝ち取った 『誰も知らない』 で、世界中から注目を浴びた柳楽優弥と、数ある新人賞で高く評価された沢尻エリカを主演に迎え、若者たちの揺れ動く心を繊細に描き出しています。
夏木マリや大泉洋、チェン・ボーリンなど、共演陣にも豪華な顔ぶれが揃っている。

ジョルジュ・バタイユ ママン

June 02 [Sat], 2007, 11:32



『ジョルジュ・バタイユ ママン』

あらすじ
『17歳のピエールは、崇拝する美しい母親に会うためにスペインのカナリア諸島を訪れた。彼が到着すると、折り合いの悪い父親は島を出てしまい、最愛の母と二人だけの生活が始まる。しかし、母から同性の愛人を紹介されるなど、母親の本性を知っていくうちにピエールの母親に対する思いは変化し始める・・・。』(「シネマトゥデイ」より)


母と息子という普遍的なテーマを基に、フランスを代表とする思想家ジョルジュ・バタイユの遺作 「聖なる神」 を映画化した衝撃作。
17歳の少年が経験する、禁断の愛と性の物語を赤裸々に描き出しています。
『8人の女たち』 のイザベル・ユペールが、自由奔放で魅惑的な母親を圧倒的な存在感で演じています。
子犬のように母親を慕う息子役に 『ドリーマーズ』 のルイ・ガレル。
フランス映画の本領を大いに発揮した愛と性と欲望の響宴に息をのむ。

71フラグメンツ

May 27 [Sun], 2007, 23:47



『71フラグメンツ』

あらすじ
『ウィーン市内の銀行で、19歳の大学生が銃を乱射して3人を殺害し、直後に自ら頭を打ち抜いて死亡するという事件が起きた。加害者と被害者の違いはあるものの、この事件で死亡した4人はどのようにしてこの瞬間に居合わせることになったのだろうか・・・。』(「DVDirect」より)


独特の世界観と作風でカンヌをはじめとする国際映画祭で高く評価されているミヒャエル・ハネケ監督が、現代社会の矛盾に鋭く迫った秀作。
事件の数週間前に遡って加害者と被害者たちが過ごした時間を追いながら、同じ時間軸の上で個別の人生を生きる人々の運命が交差する “偶然” について洞察しています。
TVニュースの映像を効果的に差し挟みながら、それぞれの人物の生活の一部分を断片的に切り取ってゆく手法は見事。

セブンス・コンチネント

May 20 [Sun], 2007, 23:35



『セブンス・コンチネント』

あらすじ
『オーストラリアへの移住を希望するとある一家が辿る、絶望への三年間の軌跡を描いた人間ドラマ。』(「DVDirect」より)


独特の世界観と作風でカンヌをはじめとする国際映画祭で高く評価されているミヒャエル・ハネケ監督の、デビュー作にして最高傑作と称される佳作。
この一家に訪れる悲壮な運命が描かれたラストシーンは圧巻の一言に尽きる。
“第七番目の大陸” 、つまり “地球上に存在しない場所” を意味するタイトルが象徴的な一本。
ロカルノ映画祭受賞作品。
シリーズ第1弾。

心中エレジー

May 06 [Sun], 2007, 22:27



『心中エレジー』

あらすじ
『有楽町にある京子の職場は自宅から片道2時間かかった。京子は気づかなかったが、その2時間の間、毎日のように京子を見つめている一人の男がいた。二人は男の強引な手口によって知り合いとなり、互いに家庭を持ちながら逢い引きを重ねていく。そんなある日、男が言った。 「心中しようか」 と・・・。』(「DVDirect」より)


それぞれに心の闇をかかえた男女の愛の行方を描く。
主演は 『OUT』 『スウィングガールズ』 の眞島秀和と、 『Seventh Anniversary』 の小山田サユリ。
その他、嶋田久作、豊原功補といった面々が顔を揃えます。
可笑しくも哀しい男女の愛情を、ひたすらに乾いた描写で描く純愛サスペンス。

ソウ3 SAW V

May 02 [Wed], 2007, 23:15



『ソウ3 SAW V』

あらすじ
『最愛の息子を交通事故で亡くしたジェフは、目覚めると食肉工場の地下室にいた。扉を開けた先にいたのは、鎖に繋がれた3人の男女。貯蔵庫には息子を飲酒運転でひき殺した男、解体場には犯人に軽罪しか与えなかった判事がいて、冷凍室にはひき逃げを目撃しながらも証言しなかった女がいた。一方、医師のリンは勤務直後に誘拐され、とある地下室で瀕死のジグソウと会う。ジグソウは、 「このゲームが終わるまで、私の命を持たせろ。私の死は、お前の死も意味する」 と言うのだが・・・。』(「DVDirect」より)


オーストラリア出身の若者たちが生み出した衝撃のシチュエーション・スリラー 『ソウ』 シリーズ。
公開前から大きな話題を呼び、前2作の恐怖を凌駕する第3弾では、歯車やチェーンソーなど謎の男ジグソウの仕掛けるトラップがさらに激化しています。
ジグゾウの過去や消息不明になっていた刑事の行方など、前2作の謎が解き明かされていくなか、人間の複雑な感情がリアルに描かれ衝撃のラストシーンへとなだれ込んでいきます。

青春☆金属バット

April 18 [Wed], 2007, 22:45



『青春☆金属バット』

あらすじ
『難馬は高校時代、万年補欠の野球部で “バナンバ” と呼ばれて馬鹿にされていた。27歳になった今、難馬はバイト先のコンビニと古びたアパートを往復する以外は、バッティングセンターに行くだけという日々を送っている。彼には、ただひとつだけ、 “究極のスイングを体得する” という目標があった。そんなある日、彼の人生に巨乳自慢の女・エイコが飛び込んでくる。酒瓶を手に酔っぱらうエイコに振り回され、彼女の言いなりなる難馬だが・・・。』(「DVDirect」より)


若き奇才・熊切和嘉監督が、古泉智浩の人気コミックをベースに描く切なくホロ苦い青春ムービー。
どこにでもいそうな普通のダメ青年の恋と脱線劇、そして新たなる人生の始まりをみずみずしく映し出しています。
主演は、新世代フォーク・ロック・デュオ “野狐禅” として活躍する竹原ピストル。
映画初と思えぬ演技を披露し、また、ヒロイン役の坂井真紀が奔放で悲しくコケティシュな女を好演しています。

スターフィッシュホテル

April 06 [Fri], 2007, 11:25



『スターフィッシュホテル』

あらすじ
『サラリーマンの有須は人気作家・黒田のミステリー小説のファンだった。彼は設計事務所に勤める妻と暮らしていたが、ある日、突然妻が失踪する。同じ時期に黒田の新作 「スターフィッシュホテル」 が発売されるが、それは偶然にもかつて有須が愛人と出会ったホテルの名前と同じで・・・。』


平均的な会社員が妻の行方を探すうち、底なし沼のような迷宮に迷い混んでしまう不条理ミステリー。
過去と現在、現実と虚構が交錯する世界に捕われる男の悲劇を静かにとらえています。
佐藤浩市が木村多江や 『ヴィタール』 のKIKIら美女二人を相手に、困惑する中年男を熱演。
幻想的な物語の中で確かな存在感を放っています。
西洋の寓話と日本の怪談が融合した大人のワンダーランドに魅了される。

ざくろの色

March 07 [Wed], 2007, 22:59



『ざくろの色』

あらすじ
『アルメニアの詩人サヤト・ノヴァ。その幼年時代から宮廷詩人時代、晩年の修道院時代を、幻想的で神秘的な映像で綴っていく・・・。』(「DVDirect」より)


パラジャーノフ監督2作目の劇場長編作品。
18世紀にアルメニアで活躍した詩人、サヤト・ノヴァの生涯をベースに、サヤト・ノヴァの詩的世界を美しくも謎めいたイメージ映像で描き出しています。
作品は 「詩人の幼年時代」 や 「詩人の青年時代」 、 「王の館」 「修道院」 「死の天使との出会い」 など8つの章から構成され、セリフのかわりにサヤト・ノヴァの詩が織り込まれています。
登場人物の多くは鮮やかな民族衣装を身にまとい、繊細で耽美的な雰囲気を醸し出しています。
パラジャーノフ監督の芸術家としてのプライドが生み出した究極の美の世界。