ハイキュー!!第338話【小さな巨人決定戦】

February 18 [Mon], 2019, 0:03
祝!!7周年!!!!!!!
そうです、8年目!


「2回戦と3回戦を見た」
「見事だった」

「どっちが現在(いま)の小さな巨人か」
「決めようぜ」

試合前に星海からそう告げられた日向と、その後ろに影山。


【Bコート 男子準々決勝 鴎台VS烏野】
【試合開始 3時間前】

「えっ じゃあ あの5番の人は冴子ちゃんの弟なの!?」

「そうよ イケメンでしょ??」

「ポーズってカッコイイよね〜」

「超インナーがすごかった!」

「ウインナー?」

「ストレートもすごかった!」

仲良く会場に向かいながら談笑する冴子・あかねちゃん・アリサ。

その後ろを歩く烏野OB男性陣。
「すげえな もうなつかれてる」

「でもでも」
「きっとこれからサーブでいっぱい狙われるから」
「レシーブをもっと強化するといいと思う!」
力説するあかねちゃん。

「わかるー!」
「あの子オラオラのくせに攻められると弱いとこあんのよねー!」

噛み合っていないが気付かずに成立している会話。

すると、

「あれっ」

「月島さん!?」

月島兄が背後から呼び止められる。

「?」

振り向く明光。

「月島さんですよね!?」
「お久しぶりです!」

一人の男性が駆け寄ってくる。

その顔を見た冴子。
「あ゛っ!!?」
驚愕する!


会場の角でモニターで鴎台をチェックする烏野のみんな。

「個人で一番厄介なのはレフトの星海光来だな」
「攻撃は超多彩 サーブも強力だ」
烏養の説明を聞いているみんなを見て、やっちゃんはある疑念を抱く。

(…あの音駒と戦った後に)
(立て続けに準々決勝とは…)

(この人達は何で動いてるんだろうか…)
(用意してるお弁当以外に)
(何か一般人は知り得ぬ高エネルギーのものでも食べてるんじゃなかろうか…?)

脳裏に浮かぶ“何か”をバリバリムシャムシャと食べる澤村や西谷の姿…。

烏養の説明は続く。
「でも正直」
「星海以上に厄介なのはーー」

その頃伊達工では……。
モニターを囲むみんなに、
「なんだよまた烏野の試合見てんのかよ」
と、二口が呆れたように部室に入ってくる。

「気になるクセに」
と言われ、
「うっせ」
と嫌な顔。

「それに今回見るのは」
「どっちかつーと相手の方だろ」

「…鴎台」と呟く青根。

「全国トップクラスのブロックを誇るチーム」
「ですよね…!」
と作並。

烏養の説明も同じ。

「ーーてことで」
「「レベルをMAXまで上げた伊達工」に」
「ユースクラスのエースが居るチーム」
「みたいな感じだな!」

その言葉に、
「oh…」
と青い顔の田中と遠い目をする旭。
目を輝かせる日向と影山。

そんな中、烏養は澤村に指示する。

「…よし 澤村気合い入れろ!」

澤村は言う。
「…お気付きだろうか」
「我々今」

「全国ベスト8です」

「おお…!」と感嘆する田中・山口・旭。

「ベスト8…」
「思えば遠くまで来たもんだ」
感慨深げな澤村。

「もっと遠くまで行くけどなっ」
横から付け加えるスガ。

「ぶっちゃけキツイ!」
「音駒の後 ぶっ続けの準々決勝はキツイ!!」

澤村の本音に
「ははは」
と笑う旭。

「だが「魔の3日目」」
「越えた先には」

「準決勝」

「「センターコート」だ…!!」

それは澤村が憧れ、宣言したオレンジコート。

「よっ主将!!」
スガが合いの手。

田中や日向、山口も羨望の眼差し。
「うおお…!」

(センターコート…!)
(体育館の真ん中に1面だけ設置されるコート…!)
(TVで見るやつ…!)
日向も緊張!

「今日も勝ってウマイ晩飯を食うぞ!」

澤村の締めの言葉に、
「オエーイ!!」
とみんなが掛け声。

潔子さんが気付く。

目線の先には、カバンの上にノートを広げて何かを書いている影山。

「…影山」
「珍しいね」
(字を…書いている…?)
面食らっている潔子さん。

そんな潔子さんに気付く日向。

「あ」
「多分」

「バレー日誌書いてマス!」

日向の言葉に、
「!」

「へえ…!」
「なんだか意外…」

「もっとこう…」
「その時その時のインスピレーションでプレーするみたいなイメージだったけど…」

戸惑う潔子さんに、

「おれも最初目を疑いました」

初めてそれを目にした時、
「字ィ汚なっ!!」と影山を前に叫んだ日向。

「うるせえ」
「俺が読めればいい」と影山。

日向の横からやっちゃん。
「自己管理というやつですね…!」
「さすが影山くん…!」
目を輝かせる。

「自己管理…」
「中学ん時初対面10秒で説教されたもんな…」
とあの時を思い返す日向。

「?」
潔子さんにはわからない。

「影山はアホで強暴だけど」
「バレーにだけはそうじゃない」

「凄え奴だけど」
「最初からそうだったわけじゃなくて」

「ずっと」
「おれがバレーなんか見た事もない頃からずっとやってる」

「おれだったら皆と遊びたいなーとか新しいゲームやりたいなーとか思うかもしれない日も」

「毎日毎日毎日バレーやってきた」

「今までを知らなくてもわかる」

真剣に語る日向。

そして、真剣に断言する。

「だから友達も居ない」

(だからずっと“先”に居る)

言葉にしなかった日向の本音。

「日向が影山について饒舌なの珍しいね」
と感心する潔子さん。

日向は元気に話す。
「なんかもー試合全部面白くて」
「すげえテンション上がっちゃって」
「影山ですら褒めたい気分です」

「だがいずれたおす!!」

急に声を大にして影山を指差し、宣言する!

ビクッと驚くも
「あ?」と反応する影山。

「アップじゃあああああ」
うおおおおお

元気いっぱいに去っていく日向。

「…」
黙って見送る潔子さん。

(ゲンキにも程がある…)
疑いと恐れの目で日向を見送るやっちゃん。
その脳裏には“何か”を「1日100試合はイケるぜええ」とゴリッゴリッと食べる姿…。

一方、廊下で映像をチェックしているのは、
月島と山口。

山口は緊張していた。

(とうとう準々決勝か…)

(ジュンジュン…)
(ケッショウ…)

(もし勝ったら)
(センターコート…)

すると
「ツッキー!!!」と、突如大ボリュームで叫ぶ山口。

「!?」
「何だよ」
驚く月島。

山口は言う。
「カモゲダイのブロックがどんなに凄くても」

「俺達のサーブ&ブロック」
「は」
「ぁ」
「けないっっ」

「何???」
声を大に聞き返す月島。

(噛んだ!!!)
勢いよく思う山口。

「俺たちの、」
「サーブ&ブロックは、」
「負けない!」

しっかりはっきり言い直した山口に、

「よくもまあ2回も言ったね」
冷静にツッ込む月島。

そして、
ブハァーッ、と二人で盛大に噴き出して笑う!

アッハッハッ

カモゲダイ

ってなに

「…やはり3年の背中はでけえな ノヤさん」
「そうだな龍」
澤村達を見ながら感慨深い田中と西谷。

真剣な顔の澤村・スガ・旭。

「今日晩飯何かな」
「肉がいいな」
「…からあげ」
とスガが言えば、
「…サイコロステーキ」と澤村。
「何でサイコロ状にすんだ ありのままでいい」とスガ。

「しょうが焼」

旭の希望に、

優勝

と、3人のアイコンタクト。

「美味い」
「晩飯」

「食うぞ」

扉を開けてコートに入る烏野高校排球部。


「あっ」

「翔陽ー!!」

冴子が上から声を掛ける。

「!冴子姉さんだ!!」
元気良く応答する日向。

「「小さな巨人」が」

「来てるよ!!」

冴子の言葉に、初めてその名がテレビから聞こえてきた小学生時代を思い起こす。

あの瞬間が全ての始まり。

興奮した顔で走る日向。

嶋田たちと話している「小さな巨人」。
「俺 大学関東(こっち)で」
「烏野が準々決勝まで残ってるって見て」

その時、日向とその後ろに影山が姿を見せる。

「翔陽コッチ!!」
冴子が笑顔で呼ぶ。


「初めまして小さな巨人!!」
「おれ日向翔陽です!!」

「昔 テレビで巨人さん見てバレー始めました!!」

「巨人さん」と嶋田が小さくツッ込む。

「ええ!」
「まじで」

初めて目にする「小さな巨人」の素顔。

冴子は念押しで紹介する。

「間違いなく私の同級生!」
「高2で春高出てた「烏野の10番」!!」

その言葉に、
「おお なつかし」と「小さな巨人」。

「…!!」

さらに日向は興奮して質問!

「巨人さんは今どこのチームですか!?」
「大学?Vリーグですか!?」
「調べても聞いてもわかんなくて」

日向の後ろで覗き込む影山は、
(…やっぱり知らねえ人だな)
と確認。

「俺もうバレーやってないんだ」

衝撃の告白に、
思わず
「えっ」と日向。

冴子も「えっ!」と驚く。

「他にやりたい事があったし 高校出てからはやってない」
「とくにお声がかかったりしなかったしね」

「そうなの!?必殺技のひとつでも伝授して貰おうと思ったのに!」
冴子の言葉に
「口頭でかよ」とツッ込む嶋田。

「なんかゴメン…」

拍子抜けした顔の日向。

と、
「おいもう行くぞ」

「!」
影山に促される日向。

「がんばれ」
「新小さな巨人!」と声を掛けられ、
「!」
「ハイ!」
と返す日向。

嶋田と二人になった冴子は戸惑う。
「…」
「…どうしよ」

「?」と嶋田。

「翔陽のテンション下げちゃったかなあ…」
後悔する冴子。

「大丈夫だって」と嶋田。

明光と歩く「小さな巨人」は、
「月島さんの弟さんも出てるんですよね」
と訊ねる。

「おう」

「強いよ」

自信を持って話す兄。

ピピーッ
「あ」
「Bコート終わった」
「烏野も試合始まる」
と研磨とクロ。

「行くぞ!!」

「ア゛ーイ!!」

『あんな風になれたらカッコいいと思った』

全ての始まりのあの人は、もうバレーをやめていた…。

「何でだろ」
意図せず影山に呟く。

「おれ」

「あんま がっかりしてない」








7年目にして、ついに登場しました、
「小さな巨人」!!

冴子の表情でわかりましたね、あれが彼、だと。

情報が出てこないから、やめてるか悲しい事情でもあるのかな、と思ってましたが、
まぁ普通の大学生の兄ちゃんでしたね。
どこからもお呼びがかからなかった、というのは、
「自分一人ではない」という日向の確信と自信とは反対ではありますが、

最後の「がっかりしてない」に深い意味があるのでしょう。

鴎台、星海くんだけじゃなかったのね…。
これはどう考えても大変そうですが、
どんな試合展開になるのか!
想像もつきません。

まぁ、1セット目は無理かな。
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