ワンピ第933話【武士の情け】

February 18 [Mon], 2019, 0:01
わあああああああ!!

大騒ぎのオロチ城。

「オロチ様〜〜〜〜!!怒りをお鎮めください!!」

小紫に迫るオロチ将軍!

「勿体なき………!!」

「勿体なきその美しさ………………!!」

「お前の頭を噛み砕きたくはない」
「謝意を!!」
「心より命を乞えば……!!」

「罪を軽くしよう…!!!」

ゾオン系幻獣種
ヘビヘビの実
(モデル 八岐大蛇)

八つの頭をもたげるオロチ将軍。

「……………………」

黙って見つめる小紫。

逃げ出す家臣達。

小紫が口を開く。
「未練…?」
「惚れるが負けと」
「申しんす……」

「!!」

「やめろ挑発する様な事……!!」
焦る家臣。

「姉さん!!」
笑いながら泣くおトコ。

「わちきは…」

「命を乞いはせぬ」

静かに告げる小紫。

「おのれェ〜〜〜〜!!!」
激高するオロチ将軍は、

ガブ!!!

周りの家臣達に噛みつく!

「ギャアアアア」
「なぜこっちにィ〜〜!!怒りを」

「ギャーーー!!」

暴れまわるオロチ!
みんなの悲鳴が響き渡る!

「生意気な〜〜〜〜!!」

そして、

バクン!!

「うっ!!」

ついに小紫の身体をくわえるオロチ将軍!

「よかろう小紫!!!望み通り」
「わしの手にかけてやる…………!!」

「花魁!!」

「きゃあ〜〜!!」
「小紫太夫〜〜〜〜!!!」

「小紫様!!」

みんなが叫ぶ!

「大黒!!」
「忍者達がいるなら将軍を止めろ!!!」
「花魁を助けよ!!」

家臣の一人が忍者に命じる!

だが、
「将軍は自由だ 縛れるものは何もない!!」
きっぱりと言い切る大黒に、

「!!」
侍は驚く。

大黒は続ける。
「そんなことより」

「現在 我ら“侵入者”と対峙中につき!!」


「……!!」
おトコを抱えたロビンが忍者達に囲まれている!

「おロビさんが侵入者!?」
「確かに今まで見た事ない人だったけど…!!」
遊郭のみんなも驚く。

「アハハハ」
「ねえ!!お姉さん花魁を助けて!!」
困って笑いながら泣くおトコがロビンに懇願。

「そんな無茶な!」
「将軍を怒らせたあなたを」
「助け出せるかどうかもわからないのに!!」
珍しく焦っているロビン。

その時、廊下の奥から忍者が逃げて来る!
「助けてくれ〜〜!!呪い殺される!!!」

「!!?」
「向こうは何の騒ぎだ!?」
怒鳴る大黒。

「風刃!!雷刃!!」
「何事でござるか!?」
くの一が訊ねる。

すると、
「物怪でござる〜〜〜〜っ!!!」
「妖怪“がしゃどくろ”が実在した〜〜〜〜!!!」

「恨めしやー…」

霊化したブルックが二人を脅している!

「え゛〜〜ーー!!!」

「キャーーオバケー!!」

驚いて気絶するおトコ。

「おトコちゃん!」
驚くロビン。

「あ!おロビさんご無事で!!」

ロビンを見つけてひと安心のブルック。

「ホネ吉!!素敵よ!ありがとう」
「その調子でお願い!!」

ロビンに褒められ、
「ヨホホ!!イケてますー!?」
喜ぶブルック。

「!!」
驚く大黒。

「ーー無事城を出ましょう!!」
「“千紫万紅(ミル・フルール)”!!」
気絶したおトコを抱えたまま、攻撃を始めるロビン。

ブワッ!!

「“巨大樹(ヒガンテスコ・マーノ)”!!!」

「!!?」
巨大な手のひらが大黒を押し倒し、
他の腕も忍者達を払いのける。

「うわァ〜〜!!!」
「また妖術!!?」

「こいつら物怪同盟軍か!?」

驚く忍者達!


天井裏から騒動を見ているナミは、
「しのぶちゃんどうしよう!!」
「ロビンにブルックまで!!」

仲間の窮地を報告。

「もう忍んでる意味はない 行きましょう!!」

しのぶちゃんがそう告げた時、
「“しのぶ”だと!?」

いつの間にかナミの背後に現れた忍者が聞き返す!

「え」

「誰!?忍者!!?」
驚いて振り向くナミ。

「あんたは…半ぞう!!?」
その忍者に驚くしのぶ。

半ぞうも驚いている。
「生きていたのか……!!男を惑わす」
「“悩殺くの一”男殺しの」

「“しのぶ”!!」

バァン!とその脳裏に浮かんだのは、美しきくの一の姿。

「ふふ」
「よくわかっ」

しのぶちゃんが言い終わる前に、
「いや 人違いの様だ!!」

被せてきた半ぞうに、
「わたすだよ!!」

怒りのしのぶちゃんが投げたモノが、床に跳ね返って半ぞうの股間を直撃!!

メコッ…

「ウ!!」

「忍法“金玉潰し”!!!」

「それ忍術!!?」
すかさずナミがツッ込む。

どさっ、と倒れ込む半ぞう。
「ウウ……」
「これが…男…殺し…」
「う…動けぬ」

「そういう意味!?」
なおもツッ込むナミに、
「忍法“金縛りの術”!!」
言い放つしのぶちゃんに、
「後付け!!」
ツッ込みっ放しのナミ!

「行くわよおナミ!!!」

「“熟々(セクシー)忍法”」

「“枯散衰(かれさんすい)”!!」

天井裏を腐らせて、天井をガラガラガラと落としたしのぶちゃん。

その下にはオロチが!

「!!!」

「!!?」

「うわーー!!天井が抜けた!!!」
「オロチ様ァ〜〜!!!」

「ぬああ」

その衝撃で、どさっ!
「あう」
オロチの口から落ちる小紫。

「どうなっておる!!宴の間がメチャクチャだ!!」

ガラガラガラと落ちる天井に驚く家臣達。

「半ぞうが屋根裏から!!」
「あの2人は…どこのくの一だ!?」
混乱する宴の間。

「わお!おナミさんvうらめしや!!」
楽しそうなブルックに、
「何でよ!!加勢にきた!!」
叫ぶナミ。

「!」

「ん?」

混乱の中、オロチが気付く。

「……ハァ…ハァ…」
荒い息づかいの小紫の前に立つ、刀を鞘から抜きかけている狂死郎の姿。

「ーーーやってくれたな……小紫」
「覚悟は?」

「ありんす」
即答の小紫。

家臣達も気付いて慌てる!
「え…」
「ちょっと待って」
「狂死郎親分!!?」

目を閉じる小紫。

ザン!!!?

狂死郎は一太刀で小紫を斬る!!

オロチが、ロビンがブルックが、ナミがしのぶが驚愕する中、
血を吐き、その場に倒れる小紫。

帰り血を浴び、笑みさえ浮かべている狂死郎。

どさっ…

「…………!!」
周りのみんなが涙する!

「花魁が斬られたァ〜〜〜〜!!!」

「小紫太夫が一太刀にィ〜〜〜〜っ!!!」

新たなる混乱の渦!

「きゃあああ姉さん!!姉さん!!」
芸者達が駆け寄る!

「狂死郎殿 なぜこのような事!!」

「花魁!!」

「ワノ国一の美女が……労しい」

激高するオロチ。
「何をする狂死郎!!!」
「誰が殺せと言うたァ!!!」

すると狂死郎は言う。
「小紫への“武士の情け”でござる」
「「将軍」に歯向かえば誰であれ大罪人!!!」
「鉄の掟にござる!!」

その言葉に驚く家臣達。
「己の忠誠心を見せる為か……!?」
「ここまでするか狂死郎!!!」

皆が半ば呆れたように口にする。

「!」
狂死郎は、ピラ…と小紫の手に握られた、あの暗号文の紙を見つける。
「……!」

「小紫……!!!」
血を流して横たわる小紫に涙するオロチ。

その怒りの矛先は…。

ギロ!!
「その……」

「!!」
睨まれて身構えるロビン。

「ガキを渡せェ!!!食い殺してくれる!!!」

再び見境なく暴れ始めるオロチ!

「わあァ〜〜!!」
「おやめに!!城がもちませぬぞ!!」

「あっ!!」

おトコを抱えて必死で逃げるロビン。

「貴様がわしを笑わねばこんな事にはならなんだ!!!」
「童ァ〜〜!!!」

「よこせおロビ!!貴様も何者だ!!!」

「ロビン!!」
「出て来い!!」
ナミが天候棒を振る!

「「ゼウス」!!」

ボワン!!

「うおーい 呼んだー!?ナミー!!」
とぼけた様な顔でゼウス登場!

「“天候の卵(ウェザーエッグ)あげる」

「ホント〜〜!?v」
喜ぶゼウス。

一方、
「ん!?結局攻撃はして来ぬぞ!?」
ブルックから逃げ回りながら、気付く大黒。
「怨霊などに追われている場合ではない!!」

「まずいバレた!!」
「私もそろそろこの辺で」

潮時だと引くブルック。

「出あえ〜〜!!」
階下から別の家臣達が登ってくる!

「出あえ〜〜!!」
「宴の広間にて事件だーー!!!」

「侵入者は捕え!!妖怪は退治!!」
「オロチ様の暴走も止めろ!!!」

その時、

カッ…!!

「ん?」
目の前で激しい光!!

「伏せてみんな!!!」

天候棒を降り下ろす直前に、叫ぶナミ!

「“忍法”!!」

ナミの背後に飛び込むロビンとしのぶちゃん。

バリバリ バリッ!!

天候の卵を食べて真っ黒な雷雲となったゼウスを、オロチ目掛けて降り下ろす!

「“雷”」

「!!?」

「何じゃあァ!!?」
その光に驚くオロチ。

「“霆”!!!」

ドッカァン!!!

バリバリ

ゴロゴロロ…!!

「ギャアアア〜〜〜!!!」

「!!!」

激しい雷が宴の間を襲う!


【翌朝 ワノ国 九里「おこぼれ町」】

「悪いねぇ おリンさん それしかなくて…」

「マ〜ママママママ……!!」
ぎゅるるるる…と腹を鳴らしながらも
「食い足りねェけどね あんたも貧乏なのにありがとね つるさん!」
「おしるこって甘くておいしいねーv」

記憶を失って、別人のように優しく声をかけて礼を言うビッグ・マム。

「お口にあったならよかったよ…」
安堵して微笑むおつる。

「ホントに行くのか?記憶が戻ったら終わりだぞ!?」
一人正体を知っているチョッパーは心配で堪らない。

「待ってる方が辛いでやんす!いきたい!」
「チャンスでやんす!」

ルフィを助けに行く気満々のお玉とモモの助。

「あのー」
遠慮がちにママに話しかけるチョッパーに、
ニコニコと
「何だい?かわいいチョパえもんv」
「おて」
と上機嫌で優しく接してくるママ。

「…………!!」
逆に怯えるチョッパー。

すると、
「「うどん」?」
「そこに“おしるこ”がいっぱいあるのかい?」
「から今すぐ行こう!!」

笑顔で、俄然張り切るママ!!

『「決戦」の日まで』

『あと九日!!』







あのまま混乱に乗じて、狂死郎がオロチに斬りかかるのかと思ったら、
見事に小紫を斬りました。

う〜む、簡単には進まないか。

小紫は、やはりおでん関係者みたいですね。
あの暗号メモを狂死郎が知っていたかどうか。

そして、このカラクリがどう動いて行くのか。

一味と小紫を繋ぐ為におトコが出てきたと思ったのですが、
小紫がとりあえず死んだので、すぐに繋がる事は無くなった?
おトコはロビンたちが助けるから、その内に繋がる、でしょうが、
小紫、どう生き返る?

オロチは狂死郎を責められないから、お咎めはないだろうけど……。
さて、敵か味方か……。

ママ、この記憶喪失がどう生きてくるのか。
まさか、改心とかはしないよね(笑)。

戦力としては最高!!
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