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意味のある時間 
どんどん前に進んでいったのは

あの人だった。

その背中をぼーっと見つめていたのは

私だった。

私だけ立ち止まったまま

何度も過去を振り返って

前に進めないままだった。

一刻も早く忘れたい気持ちと

忘れるのはもったいないと思う気持ちが

交差した。

あの人のことを思い出さない日はなかった。

別れてからも あの人は

悔しいくらいにかっこよく見えたし

すてきに思えた。

だけど後悔だけは しなかった。

自分が選んだ道は 間違ってなんかいなかったって

そう信じていたから。 それはあの人が 

信じさせてくれたから。

私はあの人に

「私と過ごした時間は無駄だった?」

と訊いた。

あの人は

「無駄なんかじゃなかった。ほんとに楽しかった」

そう答えてくれた。

もしそのとき「無駄だった」とあの人が答えていたなら

私だって無駄だったと思っていただろう。

だけど

あの人にとって 

私と過ごした時間が 無駄では なかったのなら

私にとってだって 

あの人と過ごした時間は 無駄な時間なんかじゃなかった。

意味のある ものだったんだ。




そして私たちは 小学校を卒業した。

私とあの人は

別々の中学校へ入学した。

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