小規模事業者のIT活用の現状-株式会社インタービジネスリンク

June 11 [Wed], 2014, 16:56

中小?小規模事業者のIT活用の現状

 
2013年版中小企業白書では、「第2部 自己変革を遂げて躍動する中小企業?小規模事業者」の中で、中小企業?小規模事業者の ITの導入の現状、経営課題に対する ITの活用の状況等の分析を行っています。ここから、中小?小規模事業者のIT活用について見ていきたいと思います。



 
下記の図表1は、株式会社インタービジネスリンク規模別?利用形態別に、ITの導入の状況を2007年と2012年で比較したものです。小規模事業者、中規模企業では、いずれの利用形態でも「実施している」と回答する企業の割合が、2007年に比べて高くなっており、ITの導入がこの期間で着実に進んでいることが分かります。

 
また、小規模事業者と中規模企業の導入の差には縮小傾向が見られますが、自社ホームページの開設等、小規模事業者のITの導入が、規模の大きい企業に比べて進んでいない状況も見られます。




中小企業?小規模事業者はホームページをどのように活用しているのでしょうか。

小規模事業者におけるホームページの開設の有無と販売先数の変化を見ると、ホームページを開設していない事業者よりも、開設している事業者の方が、販売先数が「大幅に増加した」、「やや増加した」と回答する事業者が多いことが分かります(図表2)。ホームページの開設が、販売先数の増加につながっていることが確認できます。



 
<図表2:小規模事業者の自社ホームページの開設の有無と販売先数の変化>


 

https://plus.google.com/107926567508029009434/about

事例1:ホームページの活用により、全国展開を実現した地域の飲食店

A社(従業員4名、資本金300万円)は、飲食店を運営する企業で、カレーやオムライス、ハンバーグ等を提供している。
素材や製法にこだわった同社の料理は、顧客から高い評価を得ていたが、人口の多い都市部から遠い場所に店舗があり、売上が伸び悩んでいた。そこで、売上の拡大と新規顧客の獲得のため、インターネットを通じた、自社のホームページでの通信販売に、2009年から取り組んだ。
 
通信販売のホームページは、テンプレートを利用し、社長自身で作成した。それまでホームページを作成した経験はなかったが、説明書を読み、業者に問い合わせをしながら作り上げた。作成には 2か月程度掛かった。
ホームページの更新、写真撮影等は、現在も全て社長が行っている。「人に任せても良いのだが、自分でやりたいという気持ちが強い。」と同社社長は語る。
通信販売を開始した当初、売上は思わしくなかったものの、ブログやメールマガジンで情報を発信することで、少しずつ売上が増えていった。事業が大きく拡大したのは、2010年であった。初めは、同社のホームページを見た地元のテレビ局の番組で、その後、全国放送の番組でも取り上げられたことがきっかけだった。
番組の放送前、注文の量が予測できなかったため、同社は予約を受け付けることにした。放送まで1週間しかない中で、予約を管理するシステムを開発する必要があった。そこで、情報システム会社に委託し、柔軟なシステム構築が可能なデータベースソフトを使い、必要な機能から順次構築し、運用しながらシステム開発を行った。その結果、放送日までに予約管理システムの構築とサーバの強化を行うことができ、当日の多量の注文への対応が可能となった。
インターネットでの通信販売を始めてから、放送によって知名度が大きく向上したことで、新規顧客を獲得することができ、売上は大幅に増加している。



プロフィール
  • プロフィール画像
  • アイコン画像 ニックネーム:zhugua1
読者になる
2014年06月
« 前の月  |  次の月 »
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30
最新コメント
ヤプミー!一覧
読者になる
P R
カテゴリアーカイブ
月別アーカイブ
http://yaplog.jp/zhugua1/index1_0.rdf