度胸の話

May 30 [Wed], 2012, 14:37
思えば僕は良くも悪くも度胸が良いのだと思う。
もちろん度胸が良いと言うのは、あくまでも人と比べたら確かにそうだなと思う節が多いだけで、もともと実感していたわけではない。
気が小さい面もあるし、ちょっとした言動で傷ついたりする自分もいたりする。
オレってば度胸があるからなんでもやってやるぜってラッパー気どりなわけではないのだ。
だが今まで自分がやってきたことをトータルで振り返って見れば、やはり度胸が良いのだと思う面もあったりする。
ではその度胸とは何か。
それは目標達成への執念とも言える。
例えば僕は学生時代に夜な夜な家を抜け出していた。
これは夜中に家を抜け出して解放されたいと言う当時の僕の中でのサイ目標、そして達成させたい出来事であった。
だがその目標を達成するには様々な障害が発生する。
例えば当時は未成年だったため、警察に見つかれば補導される。
そして親にバレて怒られる。
さらには学校にまで連絡がいけば説教の嵐。
そして次の日には起きるのが辛いのだ。
つまり一つの目標を達成しようとすれば、なんらかしらの問題が生じる。
言いかえればうまいものを食べたい、だが体重が増えてしまうと同じようなものなのである。
ほとんどの人はこの目標とそれに伴う損失を天秤にかけて、目標の方を妥協するケースが多い。
自分の目標達成を我慢して、何もしなければ損失を被る心配はなくなるからである。
あれがしたいけど、こうなるのはイヤだと目標の達成と損失を天秤にかけて、だいたい損害を被るのはイヤだと言う結フもと、目標を達成せずに終えるのかもしれない。
余計なエネルギーや面倒なことには関わりたくないからだと思う。
だが僕は違った。
目標を達成すべくためなら、何だって犠牲にしてしまう男であった。
人からの視線だろうと、その後の悲劇であろうと、目標を達成させるためであれば、手段を選ばないのが僕なのである。
そう言った意味で僕は時に冷酷だったリする。
今まで努力を重ねコツコツ積み重ねてきたものすらも、目先の目標達成のために平気な顔で捨ててしまうわけだから。
誰だって多かれ少なかれ、それまで積み上げてきたものがある。
それは人からの信頼だったり、学歴だったり、過去の実績だったり。
その過去の積み重ねがあるため、良い意味で言えばそれが悪事への抑止となり、悪く言えばそのせいで思いきった行動がとれないのである。
会社に行くのがイヤだ、でも大学も卒業したし、何回も就活したし、ようやく入った会社だから再びゼロの状態に戻りたくはない。
ゼロの状態、すなわち損失を恐れるから、イヤだと思っているのに渋々続けるのである。
でも逆を言えば、そう思うからこそイヤだと思っている会社が続けられるとも言える。
人からあいつはニートになったぜと言われないために、給料ゼロの状態にならないために、会社を続け、安定した状態でいられるのである。
思えば、僕は大学を辞める時に色んな人からあれこれ言われた。
中でも一番言われたのは大学を辞めるなんてもったいないであった。
確かにもったいない。
高校三年の秋、偏差値38から猛勉強を始めて現役で偏差値55の大学に入ったのだから。
もったいないと言えばもったいないのかもしれない。
だが当時の僕はバンドで売れると決めていた。
今タイムマシンで過去に戻れるのなら、きっと当時の自分を殴っているところだが、その時はそれが僕の目標であり、達成したい事柄あった。
その目標を達成するには大学と言う存在は僕の中で、ジャマでしかなかった。
いくら努力して積み上げたものでも当時の僕にはお荷物だったのである。
そしてバンドに熱中したかった僕は勝手に大学を辞め、案の定実家を追い出され、彼女にもあきれられてフラれたのである。
まー、しかも結果として売れなかったのだから、この選択は最悪だったと言える。
さらには今、塾の講師をしているわけだから由愛可奈、なおさらこの選択は最悪どころでまとめられる話でもない。
言わば劣悪な選択であった。
だが選択は劣悪だったが、意外なことに後悔はしていない。
仮に当時の自分であれば100回同じことがあっても、100同じ選択をしていたと思うし、今の僕がこうしてあるのも、当時の選択が影響しているからだと思うからである。
さて結Iに言えば、僕は度胸がよいと言うよりかは、積み上げたものを平気で捨てる愚かさを持っているのだと思う。
過去の成功は今までそれなりにあったが、そんな過去の勲章よりも今を充実させることの方に興味が行ってしまうのだと思う。
そう考えれば度胸が良い、だがその度胸はお化け屋敷とかで怖くないぜと言う度胸ではなく、こんなものいらないさとポイっと捨ててしまう度胸なのだと思う。
成功とは嬉しいものではあるが、その成功が時に未来の自分の可能性を束縛することがある。
新たな自分でいたいのなら、今の現状を何とかしたいのであれば、今まで積み重ねたものを捨ててこそ、新たな道が切り開けるのだと思う。
では最後に僕の尊敬する太宰治の名言を。
真の革命には最も華麗な崩壊が必要である
プロフィール
  • プロフィール画像
  • アイコン画像 ニックネーム:zf3xea1ee0
読者になる
2012年05月
« 前の月  |  次の月 »
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31
最新記事
最新コメント
Yapme!一覧
読者になる
P R
カテゴリアーカイブ
月別アーカイブ
http://yaplog.jp/zf3xea1ee0/index1_0.rdf