人妻はやりにくい

December 14 [Mon], 2009, 15:48
藤田正美の時事日想:政権交代はしたものの鳩山政権が悪戦苦闘しているように見える。普天間基地の移設問題ではパンドラの箱を開けてしまって、二進も三進もいかなくなった。

 ウルトラCの解決策があれば別だが、そうでなければ本来的には現行案でいくしかない。日本政府、米政府、沖縄が何とか妥協案としてつくりあげたのが現在の案だから、それをぶっ壊してしまえばまた延々と交渉を重ねるしかなくなる。そうなったら普天間基地そのものが居座ることにもなりかねない。

 これも大問題だが、国民新党と連立を組んだ負の面が急激に膨らんでいるようにも見える。郵政改革・金融担当の亀井大臣に振り回され続けている。最初はいわゆる「モラトリアム法案」、そして2009年度第2次補正での亀井大臣と菅副総理とのバトルである。

 いちばん気になるのは、亀井大臣が「連立だから対等である」と発言したことだ。しかし先の衆議院総選挙で国民新党の得票率は小選挙区で1%、比例で 1.7%にすぎない議席は小選挙区で得たわずか3議席である。しかも綿貫民輔氏や亀井久興氏といった大物議員が落選している。その意味では国民新党が国民の大きな支持を得たとはとうてい言えない。

●連立パートナーに振り回されている民主党

 参議院で少数与党にならないように民主党は社民党や国民新党と連立を組んだ。それによって国民新党が「キャスティングボート」を握ったとはいっても、国民新党の政策を強引に推し進めようとするのは筋違いと言うべきである。「連立だから対等だ」などと言うのは古強者の政治家の詭弁(きべん)にすぎない。

 民主党の小沢幹事長は、連立が壊れてしまえば来年の参院選まで鳩山内閣がもたないと計算しているのかもしれない。せっかく得た政権の座を確実なものにするためには、国民新党や社民党の“わがまま”を聞いても、多数与党を維持すべきだということなのだろう。確かに政治の論理としてはその通りかもしれない。しかし有権者はどうだろうか。

 有権者の間では、普天間問題やら景気対策などで民主党の政治手腕が心許ないと思っている人が増えているように思える。支持率がやや低下しているのもその表れだろう。しかし、日本の有権者は思ったよりもよほど辛抱強い。ある経営者団体で「民主党にパイプがないため困っている」と言いながら、「政権が交代したことは良かったと思っている」という声を聞いた。少なくとも国民は民主党にもう少し時間を与えようとしている。支持率がまだ高いのがその証左だと言ってもいい。

 その意味では、いかに連立だとはいえ、民主党が連立パートナーに振り回されないことが肝心だ。国民は、民主党に圧倒的多数の議席を与えたのであり、国民新党やら社民党に議席を与えたのではない。もし自分たちの政策を通さなければ連立離脱だと彼らが言うのなら離脱させればいい。実際のところ政権から離脱したこれらの少数政党は、ますます存在が希薄化していくだけである。

 インドのマンモハン・シン首相は、米国との原子力協力締結にあたって、連立パートナーの強硬な反対を押し切った。インドの電力需要を満たすためには、米国をはじめとする原子力先進国からの技術導入が必要不可欠と判断したからである。連立を離脱した勢力に代えて他の政党を巻き込んで国会を乗り切るという離れ業を演じた。そして今年行われた総選挙では、事前の予想を裏切って、国民会議派が圧勝した。

●空虚な時代にしてはいけない

 友愛を掲げる鳩山総理だけに、強引な政権運営はやりにくいかもしれない。それに政治資金問題もまだ尾を引いている。検察の捜査が終了しても、来年の通常国会では自民党から追及されることは間違いない。しかし、だからこそ鳩山総理は右顧左眄(うこさべん)すべきではない。むしろ今は、政治的信念を高く掲げることによって、国民に訴えかけることこそ必要である。もしここで政権を維持することにきゅうきゅうとしてしまえば、国民は民主党政権に失望し、肝心の来年の参院選も危うくなってしまう。

 もっと恐ろしいのは、自民党に失望した有権者が民主党にも失望してしまうことだ。そうなったら二大政党制どころか、政治的無関心が日本社会を支配してしまい、政治的にはただただ混乱ということにもなりかねない。そういう「空虚な時代」には、極端なナショナリズムが顔を出す危険性も高まるのである。

人妻にテンが刺さった

December 10 [Thu], 2009, 13:57
イギリスBBCで1969年から1973年に放送されていた伝説のコメディー番組「空飛ぶモンティ・パイソン」の放送から40周年を記念したDVD が発売されるなど、スーパー・コメディー・チーム、モンティ・パイソン(以下パイソンズ)に再びスポットが当たる今、彼らの魅力に迫ってみよう。その影響力はお笑い界に留まらず、映画やアートの世界にも波及し、解散後は各メンバーが幅広いジャンルで活躍する点も含め、「コメディー界のビートルズ」の異名を持つほど。日本にも関根勤をはじめ、パイソンズをリスペクトするお笑い芸人が多数存在する。

 そのパイソンズの魅力としてまず挙げられるのが、シュール過ぎる笑いのツボ。例えば「フィッシュ・スラッピング・ダンス」と題されたコントでは、男が手にした2匹の魚で相手のほおをペシペシ殴り、怒ったもう一人の男が大きな魚で殴り倒す……そこにどんな意味が? これでオチてるの? と考える前に思わずプッと吹き出してしまうのが、パイソンズの不思議な魅力だ。

 人種差別や宗教問題といったタブーをものともせず、笑いを追及するスタンスもまた、根強い人気の秘密。視聴者の方がヒヤヒヤしてしまう、限界ギリギリ(ときにはギリギリアウト)な毒っぽい笑いは、何かと規制の多い現代だからこそ、より一層引きつけられる魅力がある。また放送当時に激化していた北アイルランド紛争をネタにするなど、社会問題を鋭くナナメ切りする点もパイソンズの特徴だ。王室や政治家をちゃかしたり、過度な動物愛護を皮肉ったりと、笑いを通して権力やモラルに疑問を投げ掛けることも忘れない。シュールでブラック、知的でおバカ。その絶妙なブレンドこそ、パイソンズが世界中で愛される理由なのだ。

 そんなパイソンズの出世頭といえるのが、メンバー唯一のアメリカ人であるテリー・ギリアム。当初はアニメーターとして参加し、その後「頭にテンが刺さった男」などシュールな役どころをバカバカしく演じた彼は、番組で培ったビジュアルセンスを武器に、数多くの傑作ファンタジー映画を生み出し、その集大成として最新映画『Dr.パルナサスの鏡』を完成させた。撮影中に主演のヒース・レジャーが急死するという悲劇が起こるも、ジョニー・デップらが代役として出演した今作は、あふれんばかりのイマジネーションが幻想的な一作で、随所に散りばめられたシュールな笑いのエッセンスには、パイソンズのDNAがしっかりと宿っている。鬼才ギリアム監督の原点として、ぜひ映画ファンにも「空飛ぶモンティ・パイソン」の世界に触れてほしい。

DVD「空飛ぶモンティ・パイソン 40thアニバーサリーBOX <完全限定生産>」はソニー・ピクチャーズ エンタテインメントより発売中

人妻としようとしているようだ

December 09 [Wed], 2009, 12:06
改正特定商品取引法が12月1日に施行されたが、報道によると、消費者庁は、この法律の運用指針で、「訪問販売お断り」といったシールを玄関に貼っても訪問販売拒否の意思表示として無効だと判断することに決めたようだ。

 今回の改正法では、訪問販売をいったん断った消費者に対する再勧誘を禁止しているが、消費者は、勧誘を一度は受けないとその訪問勧誘を断ることができない、ということになる。

 「誰に何を断っているのかあいまいで、業者の訪問を拒む意思表示にならない」という理由付けらしいが、「訪問販売お断り」というシールは、全ての訪問販売セールスを断りたいという極めて明確な意思表示だ。どうしてこれが不十分なのだろうか。

 消費者は訪問勧誘を事前に断る自由を持てないのだろうか。

 これまで、幾つかの自治体では「全ての訪問販売をお断りします」「お帰りください!」などと書かれたシールを配布して、営業勧誘を好まない市民が訪問販売を拒否できるような対策を講じてきた。こうした自治体では、今回の消費者庁の判断に当惑しているという。

 しかし、消費者庁の取引・物価対策課の丸山進課長は「シールを張るだけで拒絶の意思表示と捉えると、営業の自由にも触れかねない。訪問販売そのものが死滅しかねない」と、消費者が玄関などにシールを張って訪問販売を拒絶することを「無効」としようとしているようだ(12月7日「朝日新聞」夕刊)。この人物はいったい誰を守りたいのか。

 そもそも、どうして訪問販売のセールスマンの相手をしなければならないのだろうか。オートロックのマンションなどで、インターフォン越しに断ることができる場合はまだいいが、セールスマンと直接顔を合わせてしまうことがあるような構造の家に住んでいる場合、どうしてもセールスマンと顔を合わせて話を聞くことになりやすい。

人妻爆破処理

December 08 [Tue], 2009, 12:16
神奈川県相模原市の在日米陸軍相模総合補給廠(しょう)内で焼夷(しょうい)弾が見つかり、米軍は7日、自治体や市民団体の要請を無視して爆破処理を強行しました。市民団体は同日、平和委員会の呼びかけで抗議・要請行動に取り組みました。

 米軍は4日、焼夷弾約80本のうち15本を爆破処理し、大きな爆発音に「雷の音か、プロパンガスが爆発したのでは」など市民が不安を募らせました。米軍は残りの65本について7日に爆破処理すると発表しましたが、相模原市は、さらなる爆破処理は行わず、改めて処理方法などの見直しを行うことなどを要請していました。

 市民団体は、市街地の真ん中で爆破処理をすることは安全と平穏な生活を脅かすもので許されないこと、同基地内に8棟の危険物倉庫があり、人命にかかわる重大な惨事になりかねないと指摘し、処理をただちにやめるように要求しました。

 米軍が基地内で爆破処理を行うので、市は、消防車が巡回して市民の安全に備える旨を広報無線で放送し、基地周辺は消防車や広報車が行き交う状況となりました。市民から「爆破でなく解体などの処理で済むのでは」「米国に持ち帰ってほしい」などの声があがりました。

人妻や浄瑠璃

December 07 [Mon], 2009, 13:10
6日、タワーレコード渋谷店で、映画『蘇りの血』公開記念トークイベントが開催され、出演者の中村達也、草刈麻有、渋川清彦、豊田利晃監督が登壇した。

 中村と豊田監督はTWIN TALLというバンドユニットを結成しており、本作の音楽も手掛けている。この日のイベントには、本作のサントラCDを予約した人たちを招待。会場内は立ち見が出るほどの盛況で、大変な熱気に包まれていた。こわもての男性たちに囲まれたこの日の草刈はカジュアルな装い。今回、豊田作品に初出演となったことに触れて「豊田監督の映画『空中庭園』や『青い春』をDVDで観ていたので、今回は映画に出られてうれしかったです。多くのみなさんにこの映画を観ていただきたいです」と話すや、緊張のあまり思わずフーッと深呼吸。そんな初々しい草刈の姿に、豊田監督が「テストが近いから頭がいっぱいなんでしょ」とちゃかしてみせると、「ごめんなさい、本当に緊張していて」とはにかんでみせる現役女子高生の草刈だった。

 さて、2000年に解散した伝説のバンド、BLANKEY JET CITYのドラマーとしても有名な中村だが、この日は終始ご機嫌で、ジョークを連発。しかし、そんな中村も美少女、草刈と話すのは照れくさいらしく、「今まで恥ずかしくて聞けなかったことがあるんですけど……、目を見て話せないのは照れ屋だからです(笑)。おれたちが即興演奏をしているときは、言葉にしなくても今のは良かったとお互いが感じることがあるんですが、夜中に湖のほとりでたき火をしていうシーンで(草刈と)目が合って、今の良かったんじゃない? と感じたことがあったんです。それっておれのひとりよがりだったんでしょうか?」と尋ねるも、「そのときはそういうことは(考えてなかったですね)」との返事。思わず頭を抱えてしまった中村の姿に場内は大爆笑だったが、それでも「それはうれしいですね」としっかりとフォローを忘れない草刈だった。そしてさらに本作の見どころについて聞かれると、「自然がとてもキレイで、テルテ姫とオグリとのラブストーリーや豊田監督の世界観にも注目してほしいです」と話すと、「おれらの中で一番しっかりしてるよね」と感心する渋川だった。

 本作は歌舞伎や浄瑠璃の演目にもなっている小栗判官の説話をモチーフにした人間の再生と愛の始まりの物語。天才按摩(あんま)師のオグリ(中村)が、闇の大王(渋川)の元にとらわれていたテルテ姫(草刈)を逃がし、大王に惨殺されてしまうも再び現世へ戻り、変わり果てた姿でテルテ姫と逃亡を続けてゆくヒューマン・ファンタジーだ。

映画『蘇りの血』は12月19日より渋谷ユーロスペースほか全国公開
P R
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