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シャープ 小型液晶ディスプレー開発 裸眼で3D 2D変換も可能 / 2010年04月04日(日)
 シャープは2日、専用メガネをかけなくても立体映像を楽しめる小型の3次元(3D)液晶ディスプレーを開発した、と発表した。通常の2次元(2D)映像との表示切り替えが可能なタッチパネル付き。ゲーム端末やデジタルカメラ、高機能型携帯電話(スマートフォン)など携帯端末の需要を見込む。

  [フォト]裸眼で3D画像をみられるディスプレー

 開発したディスプレーでは、右目と左目の視覚の違いを利用し、メガネなしで3Dを見られる「視差バリア方式」を採用。また、液晶ディスプレーの上に取り付ける2D、3D変換用の「スイッチパネル」と「タッチパネル」を一体化し、薄型化を実現した。

 画面サイズは3.4型で、画面の明るさや精細度は従来品の約2倍という。シャープの長谷川祥典常務執行役員は「2010年度は携帯端末の10〜20%を3Dにしたい」と語った。また、任天堂が10年度中に発売するメガネ不要の3D携帯ゲーム機にも採用されるとみられる。タッチパネルのないタイプから、10年度上期に順次生産を始める。

                   ◇

【予報図】

 ■テレビ横目に携帯向け普及

 「携帯端末向けとはいえ裸眼で3D画像を表示できる液晶技術に感心した」−。3Dを再生の切り札に置くソニーのテレビ関係者は、シャープの新技術に対する警戒心を一層強める。

 3D製品の最大のネックはメガネをかける煩わしさだ。月内に国内初の3Dテレビを発売するパナソニックや6月に追随するソニーの商品も、専用メガネを装着しないと臨場感のある立体映像を楽しむことはできない。3Dコンテンツ(情報の内容)の不足も指摘され、3Dテレビの普及には不透明な部分も残る。

 こうした中、コンテンツだけをみると放送局や映像製作会社と比べた場合、携帯端末向けの3Dコンテンツの開発スピードは早いといわれている。このため3Dテレビより、3D携帯端末の方が普及が進む可能性も高まっている。

 シャープは今回の開発技術を画面が10型程度のノートパソコン向けなどにも広げていく方針。3Dテレビが苦戦を強いられるようだと、3D携帯端末向けでメガネを不要とする液晶技術を持つシャープの優位性が際立つ構図が生まれそうだ。

 シャープは3Dテレビの投入時期を明確にしていない。携帯端末から3Dに対応するシャープが、3Dテレビでつまずくライバルメーカーを横目に3D市場で主導権を握る公算も強まった。(佐藤克史、森川潤)

【4月3日8時16分配信 フジサンケイ ビジネスアイ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100402-00000031-fsi-bus_all

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