世間知らずな忠犬 

July 01 [Sun], 2007, 10:11
 「これ、この通りに伝票きっといて。」

 上司に渡されたメモ。

 私はそれを掴むと、ロボットのごとく、仰がれた指示を遂行することに神経を使いながら、黙々とパソコンと戦っていた。

 その数分後に起こる悲劇を予想することもないままに。


 「で、出来ました!」

 パソコンへ向かってから数分後、ようやく伝票をこしらえた私は、鼻息を荒立てながら、上司へそれを渡す。まるで忠犬の様な顔をして。

 しかし、上司はその私の汗と涙の含まれた伝票をジロジロと眺めまわすと、一言。

 「宮澤Gって何?」
 
 「へ?メモ通りに伝票を作ったんですが。。」
 私は慌てながらメモを取り出し、見直すと、確かに
 <企画G 宮澤G へのご餞別として>
 と書かれてある。

 「企画G、のGはグループのGね。でも宮澤Gって。それ氏って書いたんだけど?」上司の冷徹な突っ込みに、ダメージ130p。

 だって氏っていう字がGに見えたんだもん。

 つーか、その前に気づくだろ、って言われそうだけど、何かカッコイー役職名だと思ったんだもん。

 ああ、世間知らずって怖いですね。

 

少年少女達 

July 01 [Sun], 2007, 9:12
  「あれ?これ、うちの近くですね。」

 先日仕事中にチラチラとテレビを見ていたら、爆発したマンションとそれによって負傷した子供達の姿が映し出され、アナウンサーは淡々とその住所と原因を読み上げていた。

  「尚、ガスパン遊びが原因とみて・・・・・・」
 何だか、すぐ近くの中学校ということも手伝って、私の同情心には拍車がかかっていた。
 
  「あらー、かわいそうに。。」
 私は涙ながらに、テレビに話し掛けた。(ちょっとイタイ)

 しかしながら、何故か支社長は冷たそうに
 「でも、そんな遊びしてたんじゃあね、」
 と、一層。
 私は「はてな」と思い、疑問のたっぷりこもった視線を支社長へ向けながら問うた。

 「え?ていうか、(そもそも)ガスパン遊びって何ですか?」

 「え?知らないの?」 支社長は時代遅れ、とでも言いたそうな、馬鹿にしきった面持ちで。

 「え?アレですよね、あの、声を変えて遊ぶ遊び・・・・・・。」

 「(爆笑)それ、ヘリウムでしょ。」

 「・・・・・・。え?違うんですか?」

 私はてっきり、ヘリウム吸って無邪気に「はじめてのチュ-」を熱唱してたら、誤って爆発してしまった可愛そうな子達なんだ、と思ってましたが。

まわるコーヒーカップ 

June 20 [Wed], 2007, 21:17
本日、会社のコーヒーカップ、破壊。

先日、コーヒーメーカーを三度程壊したばかりなのに。

何だか最近では、すっかり破壊することに慣れてしまっていて、

割ってしまったコーヒーカップをテキパキと迅速に片付ける事が出来た。

会社のオッサンの方がむしろ慌ててた。

ああ、慣れって怖い。

うずらの卵 

December 04 [Mon], 2006, 22:33
小学生の時、給食で「あんかけやきそば」が月に何回か出ていた。
どろりとした液体の中に、伸びきってふにゃふにゃの麺。
それでも何故か美味しかった。人気メニューにランクインしていたのも頷けた。
その為、「おかわり」の競争率がやたら高い。すぐに売切れてしまう。
だから皆、ゆっくり味わうことなく、「おかわり」であるやきそばに思いを馳せながらガッツいていた。
やきそば争奪戦である。
名づけて「やきそばの乱」
そんな戦乱の最中、好物のメニューにも関わらず、席を離れない女子二人。
私と、Kちゃん。
実は、二人の口の中には「あんかけやきそば」に入っている鶉の卵が。
そう。バカな二人は「鶉の卵をどれくらい長い時間口に含んでいられるか?」というくだらない挑戦を提案し、実行していたのだ。
口に含んでいるものだから、喋ろうにも自由に喋れない。そして、それを知っているKちゃんや友人達がしきりに笑わせてくる。笑ったら負け。いわゆるにらめっこである。
笑わないように気をつけていると、余計に可笑しさが込み上げてくる。
そして時たま笑ってしまい、「ブホォ!!」と勢いよく卵が口から飛び出すことがあった。
まるで、ピッコロである。
しかし、これの本当に辛いところは、午後の授業。
国語なんてあるので、運悪く本読みに当たったら最後。負けである。
しかし、これさえ乗り切れば、後はもう家に帰って夕食時まで含んだままなのである。
ちなみに最高記録としては、夜、寝る前まで入れてましたw

父とビール 

November 23 [Thu], 2006, 21:05
これは、私が当時、小学校低学年だった頃の話です。

私の母は函館出身の、函館女なので、毎年の夏休みは必ず、父、母、姉、私の家族四人で母の実家へ赴き、白い恋人をボリボリと口に頬張りながら有意義に夏の暑い日を過ごしたものでした。

そんなある年のある暑い夏の日。

バカな私と賢い姉は無邪気に母の実家ではしゃぎ、室内で暴れまわっておりました。

クッションの投げ合いやれ、追いかけっこやれで、かなりのカロリーを消費し、疲れきった二人は、再戦の為に休息を取ろうと、ふらふらと居間へとやって来ました。

しかしながら、そこにはもう先約が居たのです。

そう。私の「ダディ」こと父です。

ダディが独り、居間のソファの上にゴロリと仰向けになって寝そべっておりました。

次の瞬間、私と姉は同時に顔を見合わせると「ニヤリ」とほくそ笑みました。

二人とも、厳しくて理不尽な父に対する思いは共通のものだったので、「今、鬼の寝ている隙にイタズラをしたい」と作戦を練ろうとしていたところ、ちょうど二人は視界に、テーブルの上にコップが置いてあるのを捕らえました。
そのコップの中身はビールでした。

すると、どちらが提案したのかは定かではありませんが(多分私)、「あいつ、ムカつくよなぁ。股間にビールでもかけてやるべ」という意見が合致し、年下である私がまず切り込み隊長に任命され、私はテーブルのビールを手に取り、そろそろと寝ているダディに近づくと、父の股間部分へビールをチョロチョロと注ぎました。

その時父の穿いていたズボンというのが、白いスラックスで、私がビールを注いだ為にその部分が黄色くなりました。

わたしと姉はそれを見てはしゃぎ、「やーい!!おしっこ洩らした!洩らしてやんのー!!」と騒ぎ立てます。

すると、「うわ、冷ってーな!!」と言って鬼が、いや、父が、いや、ダディが怒りながらむくっと起き上がったのです。

そして、自分の股間を確認するなり、いきなり鬼の様な形相になり、「誰だ?!誰がやったっっ?!」と怒り出しました。

私は「やべ!」と思うと同時に、防衛反応なのでしょうか、意識とは別に、足が勝手に逃げておりました。

すると、ダディは真っ先に逃げ出した私を主犯格と判断したのか、物凄い勢いで、コブシを振り上げながら追いかけてきました。

まるでチャゲアスのya-ya-ya-です。

その時、私は「このままだと本気で殺られる!!!」と背に冷や汗をこしらえながら全力で逃げました。

しかしながら、そこはやはり、子供の足。

大人のスピードでしたらスグにでも追いつかれてしまいます。

私はダディに身柄を拘束されると、「何であんなことしたんだ?!このバカ!」とゲンコツ+激しい叱責の刑を喰らわされ、泣き喚きました。

そんなに怒らなくてもいいじゃない。子供のしたことなんだから〜・・・。

はじめの一歩 

November 22 [Wed], 2006, 20:07
私が生涯の中で、一番輝いていた時。

それは幼少時代。

当時の私は、それはそれは、もう頭のネジが一本と言わず、二本も三本もネジがゆるんでいた訳で。

で、時折そのネジが、イッコーン、ニコーン、サンコーンとぶっ飛んでいったりなんかして。

要するに、私は俗に言う「イタイ子」だったのです。

「イタイ子」

それは不思議ちゃんなんて甘っちょろいものではございません。

「不思議」を遥かに通り越し、「解せない」のですから。

解せないちゃんです。

そこは、コリン星よりも遥か彼方遠い所に在るのです。

そんな何万光年離れた星からやって来た私は、この星でしばしば超越した思考、行動をみせ、周りの皆を唖然と、時に騒然とさせて参りました。

そしてその結果、いつもアダルトチームの面々から激しい叱責を受け、激しく泣き叫んだものでした。

そんな幼く、解せないちゃんだった頃の私。

冒頭でも述べましたが、一番輝いてました。

(ついでにいつも鼻水を垂らしていたので、鼻の下もキラキラと輝いてました。)

だって人の目を全く気にすること無しに、好きなことばっかり出来たのですもの。

たとえ誰に何と言われようとが。

そんな訳で私の幼い時代の秘話を、時効も迎えた事ですし、ここで一挙公開していこうと思っております。
P R
プロフィール
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  • アイコン画像 ニックネーム:オービス
  • アイコン画像 性別:女性
  • アイコン画像 誕生日:1907年3月1日
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  • アイコン画像 趣味:
    ・語学
    ・アート
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