ひさしぶりに蓋にふれた 

March 06 [Wed], 2013, 22:50


いったい、いつぶりだろう。
すっかり、ブログのIDもパスワードも忘れてしまっていた。
(なんども試みて、ようやく自分のページにたどりついたのだった)

こんにちは、
と、
誰かにつぶやいてみる。

世の中にはtwitterやFacebookがひろまったけれど、
わたしはやっぱり、こういうふうにブログに
ひとりごとを綴るほうがいい。
片隅に、しずまった、この場所に。

誰も読んでいないだろう。
けれど、
誰かが読んでいるかもしれない。

そんな、ひとりよがりなつぶやきが、ちょうどいい。



ここを残しておいてよかった。


秋は深まり 

November 18 [Tue], 2008, 10:06



書き続ける、
書き続ける、
書き続ける。


誰かのために、というのは結局のところ言い訳で、
本当は、
自分のために書き続けている。



そのときの自分にしか書けなかったもの。



それは存外尊いものだと―むろん、自分にとって―
知っているから。



一羽の鳥に自分を託すということ 

October 23 [Thu], 2008, 10:01



「歳をとってゆくことと、成長してゆくことは別のことのような気がします。
私は成長したいのです。
人はどこまでも成長できる動物です。
なぜなら、人は〈考える〉からです。
〈考える〉ことで人は成長し、前へ進めるのです。
そして、孤独や苦悩というものは、ただネガティブな存在としてそこにあるのではなく、
むしろ人に〈考える〉エネルギーを供給する役割を担っているのではないでしょうか?
そう思えるようになって、
私はようやく〈現実〉を見つめる愉しさと、その深さとを発見できるようになったのです」


『Bolero 世界でいちばん幸せな屋上』
吉田音 / 筑摩書房


海の果て 

October 15 [Wed], 2008, 1:28



波は高く、
しおっからい風(存外強い)が頬を撫で髪を巻き上げスカートのすそをはためかせる。


砂浜ではだしになると、
こころも無防備になる。
指のあいだを通り抜ける砂粒のほのあたたかい感覚や、
足をさらうほど強く寄せる水のうねり。
自分ではコントロールできないもののなかに、在るということ。
そんなあたりまえにわたしの身を取り巻くものやことにはっとして、
ぐるぐると絡まり続ける思考が、ほどける。

砂浜ではだしになると、だからわたしは、
とことんシンプルに還ってゆけるのだと思う。



横顔 

September 23 [Tue], 2008, 23:10


陽射しに秋が溶けゆく午後。
うす青い空のした、思い切り伸びをすれば、
足元に転がっている現実が、すこし遠くなる気がする。

金城一紀の文章がすきだ。
彼の小説を読むと、昔付き合っていた、
在日韓国人の男の子の横顔を思い出す。
わたしはあの頃、彼のことが熱烈にすきだった。
熱烈に。


   *


明かりが落ちていく時の、
今回はどんなお話を見れるんだろう、
今回はどんな登場人物に会えるんだろう、
っていう期待は俺たちの頭や体の中でどんどんと大きく膨らんでいって、
完全に明かりが消えた時にはとうとう弾けちまうんだ。
その時、俺たちっていう人間も一緒に弾けていなくなって、
暗闇そのものになるんだよ。
あとはスクリーンに放たれる光と同化すればいい。


『映画篇』
金城一紀 / 集英社



さようなら 

September 16 [Tue], 2008, 1:20



「さようならは、どうがんばったってつらい」


『戸村飯店青春100連発』
瀬尾まいこ / 理論社

さびしくなるために 

August 23 [Sat], 2008, 23:03


私の孤独に触れていいのは、私と同じくらいさびしいあの男だけだ。
ゼロのように、野良犬のように孤独なあの男だけなのだ。
汗と埃のしみついたミロンガの暗がりでタンゴを踊るとき、私の孤独は彼の孤独とまじりあい、拡大される。
ふたりでもっとさびしくなるために、私たちは踊りつづける。
どんなに踊りつづけても、数え切れないほどの夜を踊り明かしても、私たちは何も分かち合えない。
それがタンゴなのだと、私はあの男から教わった。
ゼロにゼロをかけてマイナスにしていく営みこそがタンゴなのだと。
だから踊れば踊るほど私たちは損なわれていく。
それでも踊ることをやめることはできない。


「現実との三分間」
中山可穂

ハローハロー 

August 21 [Thu], 2008, 0:48


日々はたんたんと過ぎゆく。
あたらしかったはずの一年は、折り返しを過ぎた。
夏は終わりに向かっている。

ハローハロー。
声が聴こえる。

過去から、未来から、
わたしを呼ぶ、深くうつくしい声が。



いつだって
鋭敏でいたい。

ながながと読みためていた 

July 31 [Thu], 2008, 9:33



『朝霧』
北村薫 / 東京創元社


『精霊の木』
上橋菜穂子 / 偕成社


『薄闇シルエット』
角田光代 / 角川書店


『GOTH』
乙一 / 角川書店


『銃とチョコレート』
乙一 / 講談社


『獣の奏者』(1)(2)
上橋菜穂子 / 講談社


『となりの姉妹』
長野まゆみ / 講談社


『ぐるぐる猿と歌う鳥』
加納朋子 / 講談社


『月の森に、カミよ眠れ』
上橋菜穂子 / 偕成社文庫


『海』
小川洋子 / 海


『あなたの呼吸が止まるまで』
島本理生 / 新潮社


『にょっ記』
穂村弘 / 文藝春秋


『きつねのはなし』
森見登美彦 / 新潮社


『青年のための読書クラブ』
桜庭一樹 / 新潮社


『少女七竈と七人の可愛そうな大人』
桜庭一樹 / 角川書店


『無銭優雅』
山田詠美 / 幻冬舎


『ひとかげ』
よしもとばなな / ひとかげ


『まぼろしハワイ』
よしもとばなな / 幻冬舎


『朝日のようにさわやかに』
恩田陸 / 新潮社


『木漏れ日に泳ぐ魚』
恩田陸 / 中央公論新社


『回転ドアは、順番に』
東直子・穂村弘 / 筑摩書房


『もしもし、運命の人ですか』
穂村弘 / ダ・ヴィンチブックス


『フィッシュ・ストーリー』
伊坂幸太郎 / 新潮社


『SPEED BOY!』
舞城王太郎 / 講談社


『九十九十九』
舞城王太郎 / 講談社


『世界は密室でできている』
舞城王太郎 / 講談社


『百年の誤読 海外文学編』
岡野宏文・豊崎由美 / ぴあ


『わたしとバスク』
長尾智子 / マガジンハウス


『ナルニア国物語』 全7巻
C・S・ルイス / 岩波書店


『強運の持ち主』
瀬尾まいこ / 文藝春秋


『いのちのパレード』
恩田陸 / 実業之日本社


『中庭の出来事』
恩田陸 / 新潮社


『見えない誰かと』
瀬尾まいこ / 祥伝社


『飛ぶ教室』
ケストナー / 岩波書店


『風が強く吹いている』
三浦しおん / 新潮社


『陽気なギャングの日常と襲撃』
伊坂幸太郎 / 祥伝社


『ミミズクと夜の王』
紅玉いづき / 電撃文庫


『戸村飯店青春百連発』
瀬尾まいこ / 理論社


『しかたのない水』
井上荒野 / 新潮社


『〈新釈〉走れメロス 他四篇』
森見登美彦 / 祥伝社


『少女には向かない職業』
桜庭一樹 / 東京創元社


『映画篇』
金城一紀 / 集英社


『つむじ風食堂の夜』
吉田篤弘 / 筑摩書房



がらんどう 

September 14 [Fri], 2007, 4:58
こころがぽきりと
折れそうです
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