Sanghaneb

October 08 [Sun], 2017, 23:26
な、な、なんと、対スーダン経済制裁が解除されるとの吉報が一昨日舞い込んできました。
アメリカからの経済制裁が全部解除されたら、海外送金もできるはず、クレジットカードも使えるはず、iPhoneのアプリもアップデートできるはず(←今は365日エラーメッセージが出てくる)…
何より、この国の一般国民の頭上に重石のようにのしかかる「世界の爪弾き」的なステータスが一枚取り除かれるわけで、これは相当おめでたいことです(まだテロ支援国家の指定は外れていないけど)。
実際の生活がどう変わるかはまだ良く分からなくて、スーダンポンドのレートがどうなるかとか、海外に行きやすくなるのかとか、これから少しずつ明らかになっていくのでしょう。
ここの所立て続けにまた知り合いが海外に出稼ぎに行っていて(主にサウジ)、本当この国どうすんねんっ、と鬱々としていたところだったので、明るいニュースはありがたいな。

さて、2週間ほど前ですがイスラムのヒジュラ暦の新年があり、3連休だったのでポートスーダンに行ってきました。
ポートスーダンといえば、昨年世界遺産に指定された「サンガネブ海洋国立公園とドゥンゴナブ湾=ムッカワル島海洋国立公園」があるところです。
その名の通りスーダンの海の玄関口であり、船便の物資はすべてここから延々とハルツーム他、スーダン各地に運ばれていきます(注:面白がってバスで行ったら11時間半かかった)。

で、世界遺産のサンガネブ環礁に行ってきました。
小さなモーターボートで港から2時間、沖合25kmの所にあります。
島というか、むき出しの岩?みたいな所に桟橋とこの灯台。



螺旋階段をぐるぐると登りきると、眼下がこの景色…!
ちょっと、パノラマとビデオでも撮ったのだけど、ブログにアップできない模様…

正面


右方向


しかも、灯台守さん達以外はだれもいませんでした。
世界遺産貸し切り…って、スーダンではよくあるけど世界的に見たら超レアな経験。

上から見ると色の薄い浅瀬のサンゴ礁でシュノーケリング。(Yちゃんの写真を拝借!)
透き通った海。360度サンゴ礁。
泳ぎもシュノーケリングも得意じゃないけど、今回は心から感激!







スーダンなのにスーダンらしからぬ“海”の魅力でした。
旅行としてはトラブルも色々あったけど、楽しかったです。また行きたいな。
なーんとタイムリーなことに次週のTBS「世界遺産」で特集されるらしいよ必見です
ディレクターさんが「情報少ない」って書いているのが面白い(笑)ですよねえ。

Muddy Roads (2)

September 17 [Sun], 2017, 23:39
あっという間に前回アップデートから1ヶ月ほど経ってしまいました。
日本は涼しくなってきた頃かな。スーダンは逆に少し蒸し暑くなっている今日この頃です。

沈黙していた間に出張から戻り、体調を崩し、崩したまま休暇でバリに行って友人の素敵な結婚式に参列させてもらいました。せっかくの休暇なのに、抗生物質を2週間ほど飲まなければならなかったのでお酒を全然飲めませんでした(←スーダンから外に出る意味がない)。戻ってきて休暇ボケと仕事の進まなさに心理的ダメージを受け、さらに周囲に動きが多いので寂しくてまたダメージを受けています。休暇に行くとリフレッシュになるというけど、あんまりなってない…笑。

休暇前のコルドファン出張の後編を書かず仕舞いになっていました。
丁度一ヶ月前。出張後半戦は南コルドファン州のアブ・カショラ地区に行っていました。



前回記事にも書いたけど、コルドファンはハルツームなんて目じゃないくらい雨期ど真ん中で、村に行こうと思ったら川が出現していました(って、RPGゲームみたい)。



因みに左手にいるのは、その川を悠々とこちらに向けて渡ってきたラクダさま。

まあラクダも渡れたんだし、そんなに深くないし、やってみよう、行ってみようと先頭車両が勢いで発車。
結果



見事にはまった

この2週間で10回近く活躍したウインチ登場。
2台を繋いでバックで引っ張ろうとするけど、全然動かない…。



うーんこれは長丁場になりそうな雰囲気…。
空は青くてとても長閑。



助っ人登場。



しかし、なんとこれでも動かない!
がっつりハマってます



男性陣総出で泥の掻き出し+ジャッキアップという作戦に。



そして最終的に2台がかりで漸く動いた
1時間半の救出劇でした。




小ネタ@悲鳴
トラクターを待っている間に川の向こうからロバ2頭を連れたおじいさんと青年がやってきた。
川は深くはないので、ロバを支えながら1頭ずつ渡っていたのだけど、なんだか物凄い悲鳴が聞こえてくる。
だ、大丈夫?ロバさん…もしや溺れるのでは?

無事に渡りきって、嬉しそうに草を食むロバを見たら…



そういう事か
道理でロバにしちゃあ死に物狂いの悲鳴だと思った…。
きっと市場で売られたんだろうけど。ドナドナ。

小ネタA希望の芽
立往生↑の前日にとある村の学校に訪問。
目的はもちろんトイレチェック(いや、真面目にね。笑)。
いつもの如く何百という視線を浴びながら先生たちに一通り話を聞いて、さて帰ろうかという時に通りすがった教室をひょいっと覗いてみる。
(授業中なんだけど、自分らのような余所者が乱入すると生徒達は窓の外が気になってしまって授業にならないのです。そもそも先生たちに話を聞いていたし…申し訳ない。)

そうしたら黒板に英語のだいあろーぐが書いてあるではないですか!
「英語だ!英語勉強してるの⁈」とめっちゃ笑顔で教室内に話しかける私。
突然の(おそらく人生ではじめて見る)外国人乱入に凍り付くGrade8(中2相当)教室内。
男の子も女の子も目が真ん丸。

「え、なんか話してみようよ、せっかくだし、こんにちは(Hello)!」
「……。」
「だいあろーぐ読んでみる?誰か読める?」
「……。」

スーダン人の同僚と顔を見合わせる私。
私「すごくシャイだね」
同僚「そうだね」
私「このDialogue結構難しいのに」
同僚「使う機会がないからね…」
私「じゃあ話してあげてよ」

で、彼は、私の意図も察してくれて、彼自身の話をしてくれた。
僕は同じ州内のDillingって所の出身なんだよ。Dilling知ってる?
頷く生徒たち。
僕もみんなと同じようにこうやって学校に通っていたよ。すごく勉強して勉強して、今はやりたい仕事をしているよ。
英語だって勉強したから今は話せるようになっているんだよ。
だから絶対に勉強をあきらめちゃだめだよ。

わかりました、って答える生徒たちの目がキラキラしていて。
あ、今いい刺激を受けた、って分かって、こちらまで嬉しくなる。

外国人である自分の担当はショックを与えること(ほんとにいたんだ、的な)。外の世界があると伝えること。
でも、スーダンの子どもたちのロールモデルになるのはやっぱりスーダン人。
苦労を重ねて、今の場所に這い上がってきた同僚達を本当に誇りに思います。
1人でもいいから今日の出来事がきっかけになって、広い世界を見ようって思う子がいたらいいなあと思った出来事でした。

Muddy Roads (1)

August 20 [Sun], 2017, 0:29
出張から無事に帰ってきました。
最後まで飛行機3時間遅延とかして、盛り沢山の2週間でございました。グッタリです。

フィールド訪問前半戦は西コルドファン州、ラガワ地区で3日間。このへん。



まず、そもそも西コルドファンに直接行く手立てが無いので、ハルツームからは南コルドファンの州都であるカドグリへ。そこから西コルドファンの州都のエル・フラへ(途中武装警護つけないといけない地域を通りつつ…)5時間ぐらい。で、エル・フラからラガワが3時間ぐらい。場所的にはカドグリから直接行けるじゃんっていうラガワなのだけど、その間が反政府勢力支配エリアだそうで…。

で、村巡り。10村回りました。
村を巡るに至って漸くスーダンは今、雨期なのだったと全身で実感。ハルツームでの雨は、豪雨でそのあと3−4日街中が洪水みたいになっているけど、南部はその比 じゃ な い のである。

3日目が一番大変で、何もない所で車列が止まり、「この先は車で行けないから2kmくらい歩かないといけない」とのこと。
そのくらいなら近いし問題ないでしょう、と歩き始めて200mもしないうちに泥にはまる自分↓



結局この後、エスコート(交通警察、武装してる)のお兄さんに文字通り泥からエスコートされ(というか引きずり出され)て何とか出ることができました。お兄さんも苦笑(これ俺の仕事だっけ?みたいな顔。だよねえ)。
はまり続けるので裸足になって、でも村の近くになると砂利だらけになって、泥んこの素足でスニーカーを履くから結果的にこんなことに。



午後に訪問した村で足を洗う。ポンプの調子も見られて一石二鳥。
しかしこんなに足を出しているのは我ながらハラームだね。



この日は私だけでなく車も泥にはまり、日暮れギリギリまで引き出せなくてあわや村で一泊?っていう展開に。男性陣が総出で(つまり、村の男性陣とミッションチームと交通警察の10人ぐらいも)押したり引いたりえらい騒ぎでした。

その間に私はこの日に生まれたばかりの仔羊に遭遇!
可愛い
生まれて初めて生後一日の羊を見たと言ったらスーダン人に大うけした。だよねえ。都市っ子だからねえ。



昼間に泥まみれになった靴をホームステイ先の庭で夜更けに洗っていたら、「チューチューチュー」って甲高い声が
これはネズミに違いないと思って懐中電灯で探したら、ネズミじゃなくてハリネズミだった。2匹、それこそ道に迷ったらしく庭の中を結構慌てて走り回っていた。
本日2つ目の人生初目撃。写真を撮れなかったのが残念。(後編につづく)

Rainy Season

August 11 [Fri], 2017, 6:06
最近、なぜブログ更新が滞っているかというと、出張に行っていないからなのである。

ハルツームにいるとオフィス→(たまにスーパー)→家の往復で、全然ローカルに触れる生活をしていない。もう悲しくなるぐらいに。どの街にいるんだったかしら、私、みたいな。東京よりちょっと乾いててクラクションうるさいけど。大差ないよね。(ないんですっ。)

考えてみたら最後に出張に出たのは6月の頭である。しかも3日間だけ。

私の6月と7月はどこに行ったんだ…

今、当事務所は当国の某伝染病対策に奔走していて(イエメンで流行っているやつ)、汚染された水を媒介とする病気なのだから、予防はおい、WASHじゃないか!!と事務所内で集中砲火を浴び、政府にも無い袖をばしばし振らされ、しかし事業実施に係る諸手続きが超法規的措置で軽減される、ということもなく、要はなかなか忙しかったのであった。

何が腹立たしいって、人が死んでいる事態なのに思うように迅速に、効率よく対応できている気がしないことである。日本の新入社員の特権である手取り足取り教えてもらえるというのは端から期待していないけど、ちょっと待て、これ私がやっていいの?だれか止めてよ?やっちゃうよ?やり方分かってないけど?ってことばっかりです。On the Job Trainingっていうよりは最早On the Job。やらないよりはマシ、と行動した結果、失敗も2−3回して、反省すると共に逆切れしそうになる。だから、誰か、止めてって言ったじゃないか。もう。

で、まだまだ流行は続いているのだけど、お尻に根っこが生えそうな気がしてきたので出張に行くことにした。
いざ、コルドファン2週間。受け入れてくれた同僚達に大感謝。丸2週間という長さにちょっと引きつつも許可してくれた上司にも感謝。

7月からWFP機の直行便が飛ぶようになったカドグリ(南コルドファン州)に着いたら、こんな事になっていた。え、これスーダン?



スーダンもこんなに青々とするんだね、雨季は。



雨季に北コルドファンまで北上するという遊牧民が道に何家族も。ロバの荷車に家財道具一式を乗せて、家畜(羊、牛)と一緒に家族全員で大移動。幹線道路沿いのあちこちにドーム型の簡易住居が見える(なぜか支援機関の配布する白いビニールシートが目立つ)。小さな子どもたちもてくてく羊たちと一緒に歩いていた。





西コルドファンへの道すがら、休憩のシッタシャイ(お茶屋さん)でお茶をすすりながら、頭の上を通り過ぎていくアラビア語の会話を聞き流す。話題は専ら最近2人目の奥さんをもらったドライバーさんの話(らしい)。

そうそう、スーダンってこんな感じなのだった。なんだかほっとするね。

連日の停電で蒸し暑さに苦しんでいますけど(今も真っ暗)、やっぱり出張は楽しい。明日からは村に事業モニタリングに行ってきます。
汗と埃と雨季のぬかるみでドロドロの一週間になりそうだけども。

Car Maintenance

July 15 [Sat], 2017, 14:22
先日、職場の先輩(女性)の運転する車に乗ってハルツーム市内を走っていた時のこと。普段私が運転する時に、信号が変わった瞬間に後続車にクラクションを鳴らされるんだけど、皆気が短いよね、という話をしたら、「そもそも女性が運転しているのが気に入らないヤツがたくさんいるのよ、事務所のドライバーとかも含めて」とのコメント。
そんなに性別が関係あるのかな?と思ったのだけど、私は自分の運転が下手だとよくよく認識している+日本でもかなりジェンダー意識の低い職場にいたので(笑)、セクハラの定義が欧米の女性と比べるともの凄く低くなっているのだろうと思い至った。アジア人なのにスカーフを巻いていて珍しいからじろじろ見られるのも慣れっこになっていたけど、多分人によっては不快指数MAXになるほど見られていることもあったのよねうん。

そんな、ジェンダー意識に鈍感な私と車のお話です。今回。

昨年11月に同僚から車を引きとって以来、メンテナンスに出していなかった車の調子が、6月上旬ごろから明らかにおかしくなってきた。
オフロードを走るとガッタガタ言うし、なんだか動きが悪い。
これまで車をぶつけた・ぶつけられた結果できた凹みの修理は事務所のドライバーさんのツテでお願いしていたので、また良しなにやってくれるだろうという期待を込めてお願いしに行った。
ドライバー「で、今回はどうしたの」
私「なんかよくわからないけど調子が悪いの」
ドライバー「…まず見に行こうか」

車の所に二人で見に行く。
ドライバー「ボンネット開けて」
私「どうやるの?」
ドライバー「…ここ(運転席の中にレバーがある)…で、前をこうして(引っかかっているつまみをいじって)開けて、これがつっかえ棒で、支える」
私「なるほどー」

ドライバー(中を一瞥して)「汚いなあ、砂で」
私「確かに…。これ掃除できるの?」
ドライバー「できるよ、事務所の近くにあるよ。…冷却水が全然ないじゃないか、この線まで水を入れておかないといけないんだよ。エンジンオイルはいつ交換したの?」
私「え?いつだろう??」(冷却水もエンジンオイルもなんか聞いたことあるけど全然わからん…)

私「…まとめてお願いしたいんだけど(困り顔)」
ドライバー「いいけど、とりあえずエンジンオイルと水の補充をしておけばハンドルがギシギシいうのは直るから、今日はそれだけやるよ」
私「ありがとう、エンジンオイルって持っているべきものなの??」

…とまあ、ここまで書くとお分かりのように一事が万事ちんぷんかんぷん。
私のコメントがアホっぽい…

結局、事務所ドライバーが知っている修理工では全部の問題を解決することができず、またしばらくガタガタ運転した後、ようやく先週になって別の修理工さんの連絡先を入手。しかし彼はアラビア語しか喋れないというので、今度は同じ部署のスーダン人同僚(男性)に付き添ってもらって修理工さんと会うことに。
同僚付き添いの効果は抜群で、おじさん二人で話が弾み、あっという間に「大丈夫、これなら明日直せるよ」という展開に。1ヶ月以上ぐずぐずしていたのに、実は1日で直ることだったとは…。さらに、もともと私に提示された金額から10%ディスカウントにも成功しちゃった。
アラビア語が喋れるのは大きいけど、それだけじゃない。車の何をどれだけ直したら概ね幾らかって分かっていないと交渉できやしないものね。彼には仕事でも毎日お世話になっているのに、今回の件で益々足を向けて寝られなくなってしまいました。

大体、修理工でもないのにみんな車の仕組みというか、バッテリーが上がった時にどうやってほかの車のバッテリーと繋ぐかとか、本当によく知っている。ぼろぼろの車を走らせるのもお手の物。日本で車を買っていたら、車検に出せばそれでいいのだろうけど、この国の砂と暑さに耐えて走る車にはこまめなメンテナンスが不可欠なのです。
というわけで、女には車のことはわからないよなあ、わからないくせにいい車乗りやがって、というスーダン人男性の既成ジェンダー観を裏付けているだけじゃないか自分。と改めて実感&反省した一週間でした。

同僚「え、タイヤの替え方も知らないの?」
私「しらない。」
同僚「もし夜に郊外で運転していてパンクしたら大変じゃないか」
私「確かに…一度パンクしたけど、程度が低かったからそのまま走って帰れた」
同僚「それは………。Capacity building (能力向上:政府担当者やコミュニティの人々に様々なトレーニングをする際に使う用語)が必要だね」
私「た、たしかに。よろしくお願いします‼」

Murchison Falls

July 07 [Fri], 2017, 13:59
旅行の話と関係ないけど、今週Bumpがまた新曲(リンク)を出してくれたみたい。
もう齢なので(?)、新しいバンドよりずーっと好きなバンドがますます好きになるんですね。この安定した充足感はもうBump新曲とOP新刊でしか得られないもんなあ。嗚呼ツアーに行きたいなあ。

さてイード旅行ですが、ウガンダでは動物を見に行きました。ひっさびさのサファリ。
首都カンパラから車で5時間ぐらい離れたマチソンフォールズ国立公園に行ってきました。

国立公園の名前になっているマチソンフォールズがこちら。
幅7メートルの狭い滝なので巻き上がる水がすごい。これでも乾季だから水は少ない。



マチソンフォールズは、19世紀にナイルの源流を探してエジプトからはるばる探検してきたサミュエル・ベーカーという人が発見したそうです。それで当時、探検を支援してくれた英国王立地理学会の会長であるマチソンの名前がついたそうな。
マチソンさん、来てないのに名前がついちゃうなんてびっくりだと勝手に憤っていたけど、Wikipedia見るとマチソンさんの名前は色んな国の山とか島とか、月のクレーターにもついているんだって。
で、ベーカーさんはこの滝の先にあるアルバート湖(ウガンダ・DRC国境)も発見したらしいけど、それより白人奴隷であった奥さんに一目ぼれして連れ去ってずっと一緒に探検に行ったとか…何だかロマンチックだなあ、19世紀の変わり者冒険家だったんだね。

この国立公園はナイル川を境に北部と南部に分かれていて、南部はお猿たちのいる熱帯雨林、北部はいわゆるサバンナになっていました。
サバンナで2日間サファリをしましたが、この公園とにかくキリンが多かった。右も左もキリンキリンキリン。
サファリの動物でキリンが好きな私はとってもハッピーでした
走るキリン。歩くキリン。食べるキリン。



高い所のアカシアの葉を食べるために首が長くなったはずなのに、地面近くの小さなアカシアをかがんで食べていたりして、意味ない…かわいいけど。

サファリに行ったことがある人なら「BIG5」って聞いたことあるかと思います。
ライオン、ヒョウ、ゾウ、サイ、バッファローの5種の動物で、もともとハンティングが難しい5種類らしいのだけど、サファリに行ってBIG5を全部見られたら大成功、とガイドさんが探してくれる動物たちです。
一番見つけるのが難しいのはヒョウのはず、だけどウガンダは密猟のためにサイが一時期いなくなってしまい、現在は保護区で少しずつ数を増やしています。保護区(マチソンフォールズとは別の地域)では歩いてサイに会いにいくことができます。かなり距離が近いです。



数が増えてきたら段階的に国立公園に戻す予定らしい。
因みにルワンダは同じく密猟でサイが姿を消したので、今年何十年かぶりに南アフリカから十数頭を譲り受けたらしいです。そんな大掛かりな国家間協力が行われているんだね。

今回、マチソンフォールズでは残念ながらヒョウは見られず。
バッファローとゾウとライオンはいました。
ライオン、運よく道路のすぐ脇で発見。目の前で食事もしていたけど、結構bloodyなので写真は割愛します。



ゾウも、象牙がなかったり鼻が短くなってしまっている子がいたり、密猟者がまだまだいるということがよく分かりました(写真のゾウは元気な子です)。可哀相に…。
ゾウの背中の上でたむろしているのはピャピャピャっていう鳥らしいです。いい加減な名前だなあ。



ラストに日の出。サファリは何度行っても飽きません!
アフリカに来てサファリしたい人がいたらぜひ声かけてくださいなー

Nyamata

July 01 [Sat], 2017, 22:25
イード休暇は旅行に行って参りました。2014年以来のアフリカ旅行。
今回の行き先はウガンダルワンダです。

ウガンダでサファリに満足し、ルワンダでチンパンジーと吊り橋にワクワクしたのですが、取り急ぎ一番重い話を書きます。(残りの話は気が向いたらまたアップします)
色々偏った投稿ですがご容赦ください。

ルワンダと言えば。そう、1994年のルワンダ大虐殺ですよね。
自分が小学校でぬくぬくしていた頃に同じ空の下で起きていた悲劇として、同年代の人は誰しも一度は思いを馳せたことがあるかと思いますが(え、ないって?)、私も御多分に漏れず大学の頃にルワンダ関連書籍を読みふけった者の一人です。
是非行きたいと思っていた国の一つなので、今回訪問することができて良かったです。

首都のキガリには虐殺記念館があるのですが、今回はそちらに行かず、キガリ郊外のニャマタという町にある教会に行ってきました。
この教会は虐殺当時の建物をそのまま残しており、裏庭には犠牲者の集団墓地があります。
教会周辺で亡くなった方だけかと思ったら、国内の犠牲者すべての遺骨が集められてくるそうです。



教会の外観はこんな感じ。
1994年4月14日、教会ならば安全だろうと逃げてきた人々(主に多数派ツチ族)を狙って、少数派フツ族が攻撃をしかけて皆殺しにしたという場所です。
入口には壊された鉄門と手りゅう弾でえぐられた床があり、内部のトタン屋根には数えきれないほどの銃痕が残っています。そして見渡す限り犠牲者の衣服・遺品が積まれています。
「ニャマタ 教会」で検索すると出てくるはずの無数の頭蓋骨は、草刈用のナタ(machete)で割られた傷や銃で撃たれたものなど、ありとあらゆる方法で人々が殺されたことを示すように地下に並べられています。
その地下室の一段下には、すべての犠牲者の象徴として一人の女性の棺が納められています。何人もの男にレイプされ尽くした後、串刺しにして殺されたという。人間が人間にする仕打ちとしてよくもそんな事を、と。そんな邪悪な考えが浮かんでくることすら信じられない。
そんな信じがたいことが繰り返し行われて、100日間で100万人が殺されたと言われています。

閉館間際に訪れたのですが、スタッフの方々が人骨を裏庭から教会の中に運んでいる途中でした。
今も遺骨の清掃・乾燥・照合をして、できるだけ一人の遺骨を合わせてから集団墓地に埋葬する作業が続いているそうです。
全体でどのくらいの進捗なのかと訊いてみたのですが、まだ見つかっていない遺骨がどれだけあるかわからないため、いつまで作業がかかるか推定すらできないのだそうです。

印象に残ったのは、教会のすぐ隣に幼稚園があったことです。
子どもたちの元気な声が響いていて、金網越しに笑顔で手を振ってくれました。
学校にも積極的に訪問してもらうよう働きかけを行っているそうです。
憎しみを和らげるよう、かつ風化させないよう、各地にメモリアルの立て看板と4月に行ったであろう"23年目"慰霊祭の垂れ幕。正直ここまできちんとやっているのかと驚きました。政府がかなり力を入れているんだろうな。

首都のキガリはとても綺麗な街です。
「千の丘の国」と呼ばれるだけあって本当に丘が多く、眺めもよく、ごみも落ちていない。
きっと住みやすい国だと思います。気候もいいし。
訪れるべき場所はまだまだたくさんあるけど、少しだけでも今回見ることができてよかったです。またぜひ戻ってきたいなと思いつつ、あっという間に3日間弱の滞在が終わりました。

Final weekend of Ramadan

June 23 [Fri], 2017, 12:23
あっという間にラマダン最後の週末になりました。それで、一足先にイード休暇の旅行に出てしまうので、まだあと数日あるにも関わらず断食最終日です頑張ろうとしてましたが、やはり朝食を完全に抜くと全く仕事に集中できないので、朝だけ食べて後は断食(水もなし)ってのをほぼ毎日やってました。不思議と慣れてくるもので、週末もランチの約束が無ければやってたよ(結構予定があったけど…)

日の入り(19:20頃)に水を飲むとやはり美味しいので、そのまま水分だけでお腹いっぱいになる事もあったけど、スーダン人曰くあまり冷たいものばかり飲むとお腹を壊すので、寧ろ熱々スープとかで始めて、水分より物を食べた方が良いとのこと後半はご飯を食べるのに慣れてきて、お腹が空いてるから食べ過ぎて、毎回満腹になっていました。というわけで痩せた気は全くしないです

やはり職場の特性上あまりスーダン人のイフタール(断食明けのご飯)に呼んでもらえる機会は少なくて少し寂しいような、そこまでイフタールご飯が好きって訳でもないからまあいいような(笑)。レストランではイフタール時間になると多くのところでビュッフェをやっていて、美味しいところもそうでもないところもあるけど、これも食べ過ぎになる一因でした。私よりさらに長く断食しているのに、いきなりビュッフェなんてよく食べられるよね。。なんかいきなり食べると頭がクラクラしてきてたんだけど

今年のラマダンはとても暑い時期だったので、一日中クーラーの効いたオフィスにいる私はともかく、外で働いてるスーダン人には流石に辛かっただろうな。ラマダンの目的の1つが、食べないことで貧しい人の気持ちを共有するという点なのだけど、寧ろ真面目に断食しているスーダン人の気持ちを共有するという意味で、今年はなかなか定期的に頑張ったかなーと思います。



これはお呼ばれしたイフタールの写真。

また、この時期は出入りが激しく、オフィスの中も外もスーダンを去る人が多くて寂しい限りです。他の国にまた出て行く人はどこかでまた会うかもしれないけどね。

さて、これからイード休暇の旅行に行ってきます、theアフリカな地へ☆

あと全然関係ないのだけど、先日、母の還暦祝いに似顔絵を贈ったらとても良い感じに仕上がって、私の方が嬉しくなりました。おすすめです、にがおえ。

Second Ramadan

May 31 [Wed], 2017, 8:34
27日からラマダンが始まりました。ラマダン・カリーム!
人生2回目のラマダンなのですが、前回よりも頑張ろうと思って断食を試みております。
断食は、夜明けのお祈りが鳴り終わってから、日暮れのお祈りが鳴り終わるまで行うことになっておりますが、何が難しいって夜明けが難しいです。
ハルツームの夜明けは4:50前後なので、4時台に起きて何か食べて水分を取るということをスピーディーにやらないといけません。
因みに昨年も書いていますが日中は水も飲めないので、最初の数日はふらふらになります(なってます…)。

普段は、この夜明け前に起きて食べるというのがかなり難易度が高いので、朝起きたとき(7時頃)のヨーグルトと水はいいよねってズルをしているのですが、今日は朝7:45発の飛行機でダルフールに出張だったため、どちらにせよ4:45頃には起きるべきという稀有なチャンスでした。
せっかくなので4:45に起きて少し食べて飲んで、そこから断食してみました。
やはり水を飲めないのは少し辛いけれど、なんとなく昨日(今年の初断食)に比べると楽な気がする。気持ちだけど。

しかし問題は眠くなることですね。
普段、昼ごはんを食べると眠くなるから、食べなければいいんじゃないか?と思うんだけど、全くそんなことはないです。
猛烈な睡魔に襲われるので、多分ラマダン中の就業時間を短くしている(8-16時から9-15時半に変更)理由もそこにあるんじゃないかなと思います。
お昼を過ぎると格段に集中力が下がるので。

それで、今日は結局宿泊先(UNAMIDキャンプ)の部屋に着いたのが16時過ぎで、そこから日暮れまでずーっと寝てました…ちーん
移動日とはいえ仕事能率ゼロの日であった…(ネットも繋がらないし)。
しかし断食も日を重ねるごとに体が慣れてくるらしい(本当?)なのでちょっと継続的にやってみようかと思います。


ところでイスラム教の【五行】は信仰告白・礼拝・喜捨・断食・巡礼でございます。
この断食月(ラマダン)には良い行いをするといいらしい(?)ので、街中で喜捨をする人も多くなります。
そのためか、道路で喜捨を求める人々(南スーダン難民の女性子どもが多い気がする)も増える時期です。

で、個人的には、宗教上の理由もなく、南アでの原体験が「絶対道端のbeggarにはあげるな!」だったので一度もあげていません。
でも車を運転しているので、毎交差点そういう人たちがいて、ちょっとどうしようかなって思うときがあります。
子どもには絶対にあげないけれど(教育上よくない)、気になるのは障がい者の人なんですよね。確かに仕事を探すのは難しいのかなーと思ってしまったりして。
今の所、すべての人に冷たく手を振っているのですが、皆さん、片足だけで(義足なしで)松葉杖の人が窓の所にきたら、お金をあげますか?悩ましい。

It's raining work, Hallelujah?

May 12 [Fri], 2017, 8:40
日本から戻ってきて1か月ほどが経ち、最近なんとなくスコール的な仕事が増えてきた。
朝、席について「さて今日は何をしようかなー。メールをまず見ようかなー」と立ち上げているところで上司(or 同僚)が「ちょっとこれを、今日中によろしく」って鮮やかにスルーパスしてくる、あれです。東南アジアのスコールのような。
大抵の場合締め切りは今日 or もう過ぎていて、一歩先で他のセクション(あるいは社外)の誰かが今か今かと待ち構えているやつ。
心臓には悪いけれども勉強にはなるので、少しでも役に立つと思われ始めたのかなと前向きに捉えることにする。


そんなスコール的な仕事の延長で、2年目初出張は白ナイル州に行ってきた。
白ナイル州と言えば以前のインターン時代に3か月間の大半を過ごした所…だが、あの時は白ナイル州の州都にある水公社が仕事相手。つまり町からほとんど外に出ていなかった。
今の職場は逆に町中で事業を行っておらず、目的地は南スーダンとの国境にある難民キャンプ。


またこんな所まで行ってきた。あと5kmで国境とか言ってたけど…。
(因みに治安上の問題はない。国境沿いと言っても、国境線が長いので色んな地域がある。)

2013年12月に南スーダンの政情不安が起きてから比較的すぐに人が押し寄せた地域なので、古いキャンプはもう開設後3年以上経っている。
だんだん既存のキャンプだけでは足りなくなり、増設を重ねて現在キャンプは8か所。推定11万人以上が現在暮らしているものの、今も続々と流入が続く。情報はすぐ回るので、別の場所で国境越えをした人も設備が比較的整っている(とは言い難いのだが)この地域に移動してくるらしい。

そんなキャンプのうち2か所に、半日ぐらいずつ訪問。
本当に一部分しか見ていないから何とも言えないけど、とにかく過酷だった。
何より暑くて。もう、めぇぇぇっちゃ暑い。
藁で囲われた家屋で壁らしい壁がないから、熱風が直接入り込んでくるし、砂塵が舞うと屋内でも顔を覆わないとやり過ごせないほど。
暑いと、絶対に考えてしまう。車にさえ戻ればACがあるのにって。
ここに住む人たちにはそんな一息つける所すらないのに。

仕事の詳細はともかく、「最前線」に行くと本当に、対処すべき状況の果てしなさに愕然とするしかない。
この地域も含め、難民キャンプのある地域って何もない荒地のことが多い。
仮に「取り急ぎの対応」で体や手を洗う石けんを各家庭に配布したとして。その石けんがなくなったら、新しい物を買いに行く商店もなければ、買うためのお金を稼ぐ手段もない。うちの職場みたいな火消し組は新規流入民にどうしても注意を向けるから、既に住んでいる人の需要に対する供給は全く追い付いていない。
火事場の火消しみたいな外からのモノの供給が持続可能なわけがない。でも外から持ってこないと何にもない。掘って、当たれば、水が当面は確保できる井戸掘りと違うチャレンジが衛生事業にはある。前提として、常に水と石けんとトイレが揃っていないといけない。この環境下ではこれが相当難しい。

ただでさえ遠隔地なので物資輸送に手間とお金がかかるのに、これから雨期が来てしまう。
農業国には恵みの雨ではあるけれど、同時にキャンプは近くの町からも孤立する。
非衛生な水による感染症が増える時期だというのに…。


二日目、用事を終えて帰ろうとするところで少女たちに囲まれる。
「お金ちょうだい」
…これも、なかなか困るよくある出来事。
キャンプで日常的に活動しているならともかく、いきなり来た外国人だから仕方ない。
ないよ、お金、って淡々と返すしかない。笑えないし。

後で聞いてみたら、子どもたちは靴がほしいんだそうな。
皆ビーチサンダルを履いているけど、確かに走り回るには不便そうである。
こういう所で、個人ででも何かできたらいいのだけどな。

実はこの日が誕生日で、またひとつ歳を取った。
なんとも重苦しい1年のスタート。
だけど、一つずつできることを積み上げていくしかない。
相変わらず、性懲りもなく、愛すこと以外にないからね。(ミスチル)
少しずつ少しずつ前へ。

2017年10月
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クリックで救える命がある。

ジコショウカイ。
南アフリカ・ヨハネスでの高校生活、カナダ・トロントでの大学生活を経て帰国し、09年4月から13年9月まで某総合電機メーカーで勤務。後ろ髪ひかれまくりながらも人生冒険と思い切って退職・散財して、1年間英国・ロンドンで大学院に通う。14年9月からタンザニアで、15年1月からスーダンでインターン。15年4月より1年の東ティモール生活。そして16年4月より再度スーダン上陸。

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