家の歴史

October 18 [Thu], 2012, 4:48
現代の日本人のうち、どのくらいの人が自分の家の歴史を知っているのだろう。
国の歴史も知らず、地域の歴史も知らず、自分の家の歴史も知らない。
何も知らないのにアイアムジャパニーズと赤いパスポートを誇らしげに掲げる。
あなたは本当に日本人ですか地域の祭りの意味も知らず屋台目当てに賑やかしだけ。
ニホンブンカを堪能しに錘ミに行ってみても、二礼二拍手一礼の仕方も知らない。
祭られている雛lが誰なのかも日本据bを知らないので分からない。
お寺に行っても歴史を知らないので、いつ誰が何の目的で建てたか等はどうでも良く、いつもと違う雰囲気の中で観光できたらそれでいい。
漢字を知らないばかりか、日本語が持つ言霊をも理解していないので自信満々に変な名前を付ける。
自分の家の姓がなぜそう名乗られるようになったのか、いつ名乗り始めたのかも知らない。
地域の地名がなぜそう呼ばれるのかも知らない。
何にも知らない日本人が、物凄い勢いで増えている。
そしてこの何も知らない日本人は、むしろ何も知らないほうがクールでドライで今風なのだと思い込んでいる。
アウトロー気取りの白痴世代が親になり、更なる能無しを量産する。
こうして日本人はどんどん無知無能になり、自分達はクールなつもりで名ばかりのグローバル気分を味わうために海外へ行き、他国からは自国のことも先祖のことも地域のことも何一つ知らないとてつもないバカか、子孫に語り継げないほど卑しい身分だったかと思われる。
外国人と接していて痛感するのは、どんな年齢の人も、どんな国の人も、どんな性格の人も、皆自分の民族の歴史や先祖のこと、現在の政治、関連ある地域のこと、祝日の意味などはかなり詳しく知っていると言うこと。
この、かなり詳しく、と言うのは日本人を基準にした場合の話であって、彼らにとってはそれが当たり前であり、同じ内容を日本人に質問したときに答えられない人がいることに驚きが隠せない様子だ。
例えばあなたの住む都市に流れるもっとも有名な川。
この川はとても綺麗ですね。
人工河川ですかそれとも自然の川こう聞かれて、すぐに答えられる人が何人いるだろうか。
自分が生まれたときからあるからきっと、大昔からあるに違いない、そう思っている人も多いだろう。
日本の川は意外にも、治水の為に人工的に作られたものが多い。
もちろん大昔から自然のままに枯れずに流れている川も沢山あるけれど。
今日は祝日です、と言うと、何の祝日と必ず聞かれる。
例えば建国記念日ですと言うと、へえ、日本って建国から何年なのと聞かれる。
実は歴史が古すぎていつ日本が出来たのか定かではないので、古い書物に残っている中で比較的信憑性の高い枢嵩V皇即位の日を建国記念日に決めたんですよ。
だから一応、2600年以上は続いてると言うことだけど、それより以前に何年あったのかは分からないんですよと答えると、そりゃすごいねいつ国が出来たか誰も知らないほど古いなんてと皆びっくりする。
え、そうだったんですか知りませんでしたと周囲の日本人も驚く。
日本人が、日本のことを知らなさ過ぎる。
自分の先祖のことを知らなさ過ぎる。
文化を、歴史を、地理を、政治を、経済を、今その場に生きているはずの人間が何も知らない。
だから簡単に外国に操られる。
GHQが押し付けた愚民化政策以降いまだに、日本人は日本に対する愛国心を持たないように育てられ、自国の文化や歴史を白人文化に比べて見劣りするものと思い込まされて生きている。
そして愚民政策のなれの果てである無能ぶりを自分はドライな性格なんだと思い込んでいる。
あほ過ぎる。
どんなバカでも、自分が存在するために最も大きな影響を与えている自分の先祖、自分の家の成り立ちくらいは知っておくべきと私は思う。
江戸時代にこの地域で秤ニをしていた、そこから分家して何代目だと言うような家系のあらすじ的なことは、お寺の過去帳に書いてある。
累代墓でなければ、戒名とは別に生前の名前を彫ってあることが多いので、過去帳まで開いてもらわなくてもお墓の数だけ簡略的な家系図が出来上がる。
明治以降であれば戸籍があるので結構お祖父さんお祖母さんの代なら詳しく覚えている場合が多い。
なぜその姓を名乗っているのかを調べると、例えば秤ニなら、どこどこの誰べえさんが当時の村の知識人で、屋号とは別に姓を付けてくれたとか、雉猟をしていたから大鳥と名付けられたとか、面白い経緯が分かったりする。
先祖の身分が低いのが嫌で主家の名を勝手に名乗ってしまったと言う例もあるので、がっかりすることもあるとは思うけど。
そして戦争時に軍人として出世し一つの隊を指揮し、本人は英霊となったがレズ子孫は先祖代々の土地を受け継いで生きているのだとか、祖父が一念発起して白nを手放し事業を始めたのだとか、代々教師ばかりの家系なんだとか、近代に入るとかなりリアルな歴史を簡単に知ることが出来る。
私は本来跡取りではなかったので家の政ごとなどは殆ど教えられずに育ったのですが、思い切り武家屋敷でしたし槍や薙刀が梁に掛けてあったりして環境的に興味を持ちやすい中に居たので、幼いうちから自発的に祖父に尋ねてみることも多くあまり詳しくなかったけど、10年ほど前に本格的に調べ上げました。
歴史を調べるのは時間もかかりますが、自分に直接関係がある歴史と言うのは面白いものです。
こういうことは、幼いうちから子供に興味を持たせるように大人が努力しておかなければ、大人になってから急に教えても自分のこととして本当の意味で理解することが無い。
どこか他所の昔話を聞かされているようで、煩がったり、無駄にプライドが高くなったりとロクなことがない。
その良い例が私の父で、家のことをまったく知らず、こんな家はどうでもいいと反発して家業を放棄し、家を断絶直前まで追い込んでしまいました。
代々受け継いできた庭園のようなと言われていた美しい墓地も、落ち葉掃除がめんどくさいと言って植木を全部伐採しコンクリートで地面を固めてしまいました。
母方の実家でも、同じことが起きました。
母の生家は代々、津山城森藩の大老を務めた家系であり、立派な庭を持つ家でしたが、息子に家の歴史教育や民族教育をしなかった為に、価値観の全く異なる家柄のお嫁さんを連れてきて結婚、お嫁さんの庭なんか土地の無駄と言う鶴の一声で庭を潰して造成し、ご近所から要塞みたいと言われるほど威圧感のあるちぐはぐな洋館を建てて、周囲の景観を著しく破壊しました。
お墓も草ぼうぼうの荒れ放題になり、他家へ嫁いだはずの母が見兼ねて掃除しに通っている状態です。
私も姪を引き取ってからの親戚とのゴタゴタに嫌気が差し、長らく我が家に関ること全てから現実逃避していましたが、冷静になって振り返るとゴタゴタを起こすのは叔母母方と姪の両親だけであまりうちの一族とは関係ないし、母も年老いてきたし墓守も要るしで、腹をくくらねばなるまいかと思っているところです。
口やかましいので厄介なんだけど。
結局、煩わしいと感じても、打ち捨てるようなことはできないのです。
今までの歴史を支えてきた先人の思いを知り、失うと二度と戻らないものの価値を知っていれば、自分の勝手な思いだけで捨て去ってしまうことなど出来ないのです。
商業化された表明的な伝統や文化ではなく、家の中にある小さなルール、習慣、家のあり方、その家の考え方、そういうものの一つ一つがその家庭の伝統であり文化です。
それが集まって地域の文化が形成され、国の文化にもなります。
子供には、それを肌で感じられる環境を作ってあげる必要があると思う。
民族としての教育や家系の歴史については、なるべく小さいうちから教えるのが良いと私は思う。
頭ではなく感覚で、先祖に敬意を払う事を覚え、自分が現世に単体で存在するのではなく自分の代と言う家系の流れの一部として認識するようになり、後付ではない責任感が生まれる。
この責任感が、家族の絆を強固にし地域の関りを保つもっとも重要な役割を果たすのです。
一つの家系、一つの地域、一つの国は、沢山の先人が紡いできた歴史の集大成であり、今後も続くその流れの中の一人に自分がおり、次の代の為に何をやるのか、何をやれるのかを考え奮闘する姿勢が、子供達への最も大きな遺産なのです。
それを見て育つ次世代の精垂フ中には、はっきりと私達世代よりもまともな誇りある日本人が育っていくのだから。
私達の世代は、親世代がもろにGHQ洗脳教育化にあったので、兎にも角にも欧米優位を妄信しがちです。
異国文化は興味深く魅力的だけど、だからと言って自分の国を疎かにすることが賢いとは思えない。
それなのに、日本の歴史文化よりも外国文化に興味があると言うことを、まるで賢い子であるかのように持て囃して育てた結果、外資系企業に就職する方がカッコイイとか、英語が話せるから国際人等とトンチンカンなグローバリズム観を持ったDQNな親がいっぱい現れてしまった。
良いところは良い、悪いところは悪いで、対等に見る目を持たなければ、団塊世代の民族教育放棄によって失われつつある日本の国体を取り戻すことは出来ないでしょう。
国体を失う、それは即ち自主的に国を守ることも民族性を維持することも出来ずどこか強い国へ依存し模倣する属国となることを意味します。
まずは自分が、自分の先祖についてもっと知ろうとしてみること、その地域のことをもっと知ろうとしてみること。
それが大事だと思うのです。
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