付録! ベードラ 

January 09 [Mon], 2012, 18:29
付録『比較!ベースドラム・フットワーク』従来法

 ドラムセットの中心に位置するベースドラム(通称ベードラ)は足でプレイする珍しい楽器です。ペダルと呼ばれる(もはや機械です)金属製の部品を足で踏んでビーターを動かし打面を捉えるのですが、色々なジャンルの特性上、非常にハードな力がかかったり、スピードを要求されたりと、ドラムセットの中でも一番運動量がある部分でしょう。


 しかし、これだけ運動量が多い部分となると(各)楽器メーカーも力を入れてペダルを開発しています。この事からもいえますが、奏法も多様で各ドラマーの方々が色々と工夫に工夫を重ねている部分でと思うのですが、しかし、大概の皆さんのペダルワークをみると直線的な力のかけ方が多く見られ、自分では最高のパワー・スピードで対応しているつもりでも(実際は)色々ロスしているのに気が付いていない方がほとんどなのではと感じられます。それでは、従来までの(ヨシっ!とされていた)ペダルワークとはどんな特長があるのでしょうか?


 @ペダルのプレートに対して足の平は(ピッタリ)プレートに沿って置かれている。
 A力をかける点はプレートの支点より大分ビーター寄りである。
 B細かく、パワフルなフレーズをプレイする際には大分筋肉的な負担がある。

 
 この様な3つの点が挙げられると思います。さらに深くベードラのフットワークを追求すると『レスト』と言う項目が重要になって来ます。


『レスト』のスタイル

 ベードラをプレイする際、非常に重要な項目として叩いていない際にビーター部分がどのような状態で休憩(レスト)しているかと言う事です。例を挙げれば・・・


@『ドンっ』と踏み込んで叩いた瞬間にビーターをヘッドに押し付けたまま(次の)運動に備えるパターン。
A踏み込んで叩いた後(すぐに)ビーターを打面から離してビーターをブラブラさせたまま間合いを取るパターン。



 大概のドラマーはこの二つのパターンに別けられると思うのですが、実践でこの2パターンを微妙に使い分けている方も見受けられます、何故この上記したスタイルが成立してしまうのか?には理由があります。


 ベードラのセッティングまた、チューン・アップにかかせないのが『ミュート』です。個人の個性を出すためフロントヘッドに穴を開けたり、開けなかったり。ヘッドの収類を同じくしたり、変えたり。フロントに穴を開けずに(中に)毛布などを入れてみたり。多種多様の組み合わせが(ヘッドの)形状だけでも成立します。これに口径・・・大概現在では18インチ〜26インチなどの選択肢があり・・・の要素を加えると、相当な条件が成立します。そして、このすべての条件をクリアしてベードラを鳴らしてくれるのが『レスト』 で挙げたAのスタイルであり、これを理解して実践出来ることが『相澤式ドラム講座』でのベードラのフッワークにつながって行きます。では何故『すぐにブラブラ〜』なのでしょうか?

 
 この答えは、ベードラのミュートに関係してきます。フロントヘッドに穴を開けて(音の)抜けを重視したミュート法にしてしまうと、ビータが(打面の)ヘッドに接触している長さは(さほど)関係ありません。むしろ(ペダルを)踏み抜いてビーターを押し付けた状態のほうがマイク乗りが良かったりなんて事も出てきます。以上の事例からフロントヘッドに加工しているセットが(ライブハウスなどで)圧倒的に多いため、この叩き方(踏み方)が広まっている訳です。


 しかし、仮にフロントヘッドに加工を施さない場合、どうなってしまうのでしょうか?


 次回はフロントに加工をしないベードラの踏み方を考えて見ましょう。


付録『3つのポイント』 

January 08 [Sun], 2012, 17:56
付録『タムのセッティング』の講座の前に


次回の五章そのAに行く前にタムの打面について(若干)深く説明する必要性があるので、ここに付録のコーナーを設けて補足解説を加えていきたいと思います。まず、この円形のタムの打面を叩く際、筆者は打面を3等分する事を意識しています。



@、中心部(第一ポイント)


大基本になるヒット・ポイントであるのは間違いないでしょう。チューニングする際のポイントでもありますし、一番気を使って音を決める部分でもありますし、この部分の音が決まらないと次の項に進めない重要なポイントとなります。※チューニング的には打面の中では一番ローピッチの部分。


A、リムと中心部の間(第二ポイント)

中心部で音決めしている祭には(若干)つまり気味(サスティーン的に)に感じるポイントとなりますがヘッドの種類によっては、効果的なポイントになる場合もあります。※チューニング的には二番目にローピッチ部分。


B、リム周辺(第三ポイント)

かなり外側・・・!と思う方もいらっしゃると思いますが、正統的な打撃ポイントです。特にリムと一緒に叩くことでフレーズを『なまらせる』効果があり、実に味わい深いニュアンスを出せるポイントです。※チュ−ニング的には一番ハイピッチ部分。




実際に本物のドラム・セットで練習出来る環境にある方などは即試して欲しいのですが、タカだか何センチかのポイントの差で音質。音量などがガラリと変化するのが実感できると思いますし、住宅事情で『セットではチョット無理!』とうい方も(この頃では)以下のようなメッシュのヘッド



を採用した(画期的な)消音+実戦のヘッドの感触を備えた練習台も登場しています、この練習台でも感じることが可能なので試してみてはいかがでしょうか?例えばプッシュ・ロールをこの第一ポイントから第三ポイントにかけて(同じ力加減で)やってみて下さい!音質・音量が変わってきませんか?つまり、この3点の場所が(叩く)あるということは『一つの打面(タム)で3種類の音を出せる!』という非常に美味しい効果がある訳で、この叩き別けこそが前章まで説明してきたフォームから自然に発生してくるセッティングを導き出す!と言う事に密接に関わってくる訳です。



さらに『おまけ』

この3等分のポイントをそのままスネアに置き換えてリムショットで音を出してみると・・・往年のビル・ブラッフォード(太陽と戦慄期)や スティーブ・ジョーダンなどのニュアンスが・・・・やってみて下さい!




次回は、『フォーム』と、この3ポイントを加味しながら『タムのセッティング』を解説していきたいと思います。


付録 メインテナンス 

January 07 [Sat], 2012, 13:33
付録 『メインテナンス』


 次章に移る前にドラムの基本的なメインテナンスの方法を紹介したいと思います。これと言って特別な道具等は必要ありませんし頻繁に行う必要もありませんが、(振動などで)かなり緩みなどが生じている部分もありますので定期的に(半年に一度程度)行うことをお勧めします。

・用意するもの
スプレー式潤滑油、スプレー式グリス、ドライバーセット、ウエス。


スネアドラムのメインテナンス

 使用頻度が一番高く、ライブ等でも一番使用されることが多いドラムです。しかも、スタジオなどやライブハウスなどに携帯したいくケースも頻繁にあるため(常に)振動・衝撃にさらされていると言っていいでしょう。また、このスネアこそ、ライブ中にトラブルになる率が一番高いといえます。こんな事を起こす事が無いよう、具体的なメンテの方法を紹介します。

@スナッピーをスイッチから外す。

 ドライバーなどで(中にはチューニングキーで外すタイプもあり)外します。(注)取り付ける際、微妙な調整が必要とされる場合がありますので本体との位置関係をよく記憶しておいて下さい。スイッチはスプレー式潤滑油にノズルを装着して潤滑油を補充しておきます。


Aリム(フープ)を取り外す。

 スネアのリム(フ−プ)を締めこんでいるチューニング・ボルトを外します。この際、外したチュ−ニング・ボルトは布の上に並べてスプレー式潤滑油を吹き付けて(乾いた)布で拭いておきます(この程度のメンテでチューニング・ボルトは防錆効果は大です)。外したリムは平らな机に置いて曲がり・歪みなどが無い事を確認して(乾いた)布でよく拭きます。

Bラグ(金具)のメンテナンス

 『@Aまではよくやっている』と言う方も多いでしょうがこのラグのメンテが重要になります。ヘッド、リムを外したドラムは(もちろん)円筒形のシェルに上下20本程のラグ(ボルト受け)がついています。しかし、このラグ、振動を受け続けているので緩んでいる事が多く、レコーディング時などに ノイズ を引き起こすこともあります。裏側からドライバーで締め込みます。この際これぐれもネジ山を潰さない様に注意して下さい。

 また、このラグのボルト受けの部分にグリスを補充するのですが、スプレー式のグリスにノズルを付けてボルト受けに注入します。この際最も注意することは、グリスと潤滑油を同じ場所に塗布しない事です。潤滑油はグリスを溶かしてしまう性質があり溶け出した脂でシェルの表面を変質させてしまいます。つまり、グリス使う場所と潤滑油を使う場所を明確に分ける。と言う事です。


Cシェルのメンテナンス

ほこり、汚れ等が以外に付いているので乾いた布でよく拭きましょう。

Vol 8 その4 

January 06 [Fri], 2012, 16:15
Vol 8


第四章『フォーム』C

金物(シンバルなど)へのアプローチ。

(補足)
1、人差し指、親指、小指でのシンバルレガート

 オマケという訳ではないのですが、ここに興味深いつかみのシンバル・アプローチを紹介しておきます。非常にリラックスした曲調でトップ・シンバルで『フワ〜〜ッ』としたニュアンスが欲しい時などに(筆者は)良く用いるのですが、つかみや手首の回転等を(ワザと)無視して小指でスティックをつかみ、人差し指と親指で ”輪”を作って小指の押さえのみでスティックの返りを遊ばせる奏法です。早いテンポでは多少難がありますが、ゆったりしたテンポでは絶大な効果を生みます。本当にスティックの重さだけでこんな音が出せるのか?と嬉しくなります。



 また、シンバルを購入する際や、選ぶ際、また、音色の違いや・ニュアンスの違いなど『繊細なチェック』を必要とする際のスティッキングに採用してみるのは如何でしょうか?



2、手首を(敢えて)固定しての”腕の重さ”を意識した奏法。
 
 トップ・シンバルのアプローチ法としてもう一つ(全く)手首の動きを無視して肘のみでスティックコントロールをする方法があります。主にロックなどのジャンルで使い分ける場合が多いのですが、上記で説明した”つかみ@A”の奏法と平行して使ってみるのもニュアンスの違いが出てオモシロイのではないでしょうか。

 事実、この『使い分け』が各々ドラマーの個性の違いに発展していきます。

 ここまでの内容を総合すると、シンバルでのレガートは非常にスティッキングの違いに左右され易く(そのスティッキングが)繊細な分だけ難しいのですが、その1枚のシンバルの隅々の(音の)特長を知る事によってつかみを選択していく楽しさもあります。また、このつかみでのレガートをマスターすることでシンバル選びもスムーズに行きますよ。

Vol 8  その2 

January 05 [Thu], 2012, 16:20
Vol 8


第四章『フォーム』C

金物(シンバルなど)へのアプローチ。


・トップ・シンバル

1.手首の回転を自由にした”つかみ@A”が基になっている奏法。

 これをお読みになっている皆さんはご承知と思いますが、トップ(ライドorレガート)・シンバルは(普通)20インチ〜22インチの大きさで、厚身のあるシンバルです。スティックで叩いてみると、かなり跳ね返りがあり、ドラム・ヘッドの返りとは若干感覚が異なりますが、この”返り”が多様なジャンルを叩き分ける重要な要素となります。基本的にはすべてのジャンルでも ”つかみ@A”が有効な握りになる訳ですが、スティックの微妙な操作により多彩な音色・音量・スピードが変化可能になります。




・つかみ@での基本奏法。

 以前の章でのスネア・ドラムに対してのアプローチと殆んど同じなのですが、スネアとは高さが違う分だけ体には余計な力が掛かりがちです。リラックスを心掛けてください。注意点としては(肩の筋肉の脱力のしすぎで)脇腹の上に肘が乗ってしまい腕の自然な動きを妨げてしまう事があります。つかみ@の場合はスティックと腕が(どうしても)深く交差しすぎるため、トップ・シンバルでレガートを刻み続けるような4ビート(Jazz)には向かないかもしれませんが、タムなどとのの(コンビネーション)フレーズを組む上で”アクセント”として(トップ・シンバル)を捉える際などはスピードを維持しながら繊細なシンバル・ワークがし易いので有効なつかみになります。

  

 今回はここまでの解説にしますが、非常に大切な部分になってますのでよくステッィクのうごきを確認して時間をかけて理解することが大切です。

 

Vol 7 第4章『フォーム』B 

January 04 [Wed], 2012, 14:30
Vol 7


第四章『フォーム』B

(金物以外の)パーツへのアプローチ・ショット


 前回の章(『フォーム』A)では全てのパートを叩く基本的なショット(3種類)を 「オン・スネア」で解説していきました。かけている元の力は(殆んど)同じなのにステッィクの高さが変わったり、音色が変化したり・・・とウレシイ誤算があったと思います。では、この前章のスティッキングをどのようにタムを叩く際に生かしていけばいいのか?を説明していきたいと思います。(金物であるシンバルに関しては各エリアへのアプローチに混ぜてしまうには”余りに”奥が深いので別のページを割いて解説していきます)



1・左右各エリアへのアプローチ・ショット

 前回の Vol 6 でも触れてきましたが、各ドラムのセッテイングは右手エリアと左エリアに分ける事ができます。ここで(おさらい)の意味を込めて代表的なパーツをまとめると・・・

 右手エリアに属するパーツ ・・・スネア右半分ロー・タム 、フロア・タム。(金物として)トップ・シンバル、(サブの)クラッシュ・シンバル・・・など。
               
 左手エリアに属するパーツ ・・・スネアの左半分スモール・タム、(リズムパターンの心臓部)ハイハット・シンバル。(金物として)メインのクラッシュ・シンバル・・・など。

 もちろん、上記のエリア分けは個人個人の”パーツの数”や”身体・目線の向き”などで若干異なって来ますが、ここでは基本形の目線の延長線から分けることにします。

 では、つかみ@ や つかみAを『どう選択するかの』基準を説明する前に、その前段階の身体の動きについて大事な事柄を挙げてみたいと思います。まず・・・

Vol 5. 第4章『フォーム』その@ 

January 03 [Tue], 2012, 17:13
Vol 5

第4章『フォーム』@

はじめに・・・

 ドラムを叩いてみたい!とか、もっと(ドラムが)上手くなりたい!と思っている方の中で「しかし、そうは思っていても具体的にどんな事から始めるのがイイんだろう?」と思ってる方、以外に多いんでは?

 以下で説明していく『相澤式ドラム講座』ではそんな初級から中級にかけての(しかし、やる気はあるのに上達の具体的な方法が解らないと感じている)ドラマーの上達の近道となる講座です。

 このブログ上でかなり掘り下げた解説を加えていきますが、どうしても紙面上の理論になるので、実際に音を出してのレッスンをお勧めします。もちろんメール(zo-san602@hotmail.co.jp)などでの質問等もドシドシお寄せ下さい。この様なソロ・ドラミングが出来るようになるのも近いですよ!
 

 

@スティックのつかみ方



 (ある特定の長さを持った)一本の棒の3分2の長さの辺りに支点を作り、その支点を(軽く)押さえて先端部をつまみ上げ離すと、その先端部はかなりのスピードで弧を描き下に落ちます。その際にその支点のチョット下に机などを置いておくと『カツンッ』といって机上を叩く音がするはずです。棒はスティック、机は(ドラムの)ヘッド(皮)と置き換えると・・・皆さん!実際にやってみて下さい!実に素晴らしい音がするはずです。そして、その支点部分をバネ状のもの(指で支えると言う事と同じ)にして、その更に下の部分にもう1点支点を作り(つまり、その次の関節である手首、肘のこと)つまみ上げ、離すと・・・更に落下のスピードは増し先端部の叩くチカラ(音)は大きくなります。

 この章で語りたい事は上記の文章で 80%程 説明してしまいましたが・・・指で軽くつかんだだけのスティック、またスティックの先のチップを”どういう風に”動かしていけば身体の構造に沿った理想的なドラミングフォームを確立する事が出来るかの話に入って行きたいと思います。
 

まず、本題に入る前に注意事項

 (上記の文章で)スティック、またスティックの先のチップを”どういう風に”動かして・・・という表現が出てきますが以降の本編では”この表現” は出てきません。従来まで基本中の基本であった「スティックを真っ直ぐ振り下ろして打面のセンターを狙う」考え方に沿っているスティックの軌道や「スティックを力で持って動かす」と言う考え方からは全く異なったアプローチではなしを進めて行きます。


                        

 次に、前の章『基本形の認識および作成』で作り出した(あなたの)基本形を思い出して下さい。この時鏡でみた(自分の)姿を思い起こすのではなく自分の目で見えた(目線からの)各身体部分(手首や肘、指先)とスネアの位置関係を思い浮かべる事を最重要視します。思い浮かべられない場合は(基本練習と思って)この位置関係を体に覚えさせてください。この目線という言葉も大事になって来ます。


では・・・

Vol 3. 第2章ーA『後ろ重心』 

January 02 [Mon], 2012, 15:15
Vol 3

第2章ーA
『後ろ重心』     

はじめに・・・

 ドラムを叩いてみたい!とか、もっと(ドラムが)上手くなりたい!と思っている方の中で「しかし、そうは思っていても具体的にどんな事から始めるのがイイんだろう?」と思ってる方、以外に多いんでは?

 以下で説明していく『相澤式ドラム講座』ではそんな初級から中級にかけての(しかし、やる気はあるのに上達の具体的な方法が解らないと感じている)ドラマーの上達の近道となる講座です。

 このブログ上でかなり掘り下げた解説を加えていきますが、どうしても紙面上の理論になるので、実際に音を出してのレッスンをお勧めします。もちろんメールなどでの質問等もドシドシお寄せ下さい。
第2章ーA

『後ろ重心』

 さて、前回の判定方法によって後ろ向きの力(正面から押されたほう)に対して踏ん張りが利く方は『後ろ重心』と判定される訳ですが、ではそのな特長とはどんなものなんでしょうか?松井秀喜氏のバッティング・フォームを思い浮かべて下さい・・・・バットは親指・中指・薬指で持ち、手首を軽く曲げ、脇を閉めて絞り込むように(しかし)コンパクトなフォームとなっているはずです。この様な特長を備えた『後ろ重心』。ドラミング・フォームにも上記の特長が当てはまる訳です。

※再三に渡っての注意事項になりますが、手首・関節・などには(決して)余分な力を入れないで下さい。痛めます。
   
・後ろ重心の人の上半身のスタイル

 まず右手。親指・中指・薬指の3本をメインにスティックを(軽く)摘む様に持ち上げ、手のひら〜手の甲を見るような運動(これも腕時計を見る感覚です)の妨げにならないように(肘が脇腹に触る位)脇を締めます。(注意)手首の曲げに関しては(野球とは多少異なるようで)あまり重要視しない方がイイようです。外側のパーツ(例えばトップ・シンバルやフロア・タムなど)を叩く際は若干の曲がりを意識してもいいのですが、過敏に意識すると”アッさりと”痛めてしまう結果になるでしょう!あくまで相澤式ドラム講座スティックの重さ+腕の重さ+骨の動きを重視します。

 次に左手。マッチド・グリップの方は右手と同じでいいでしょう。レギュラー・グリップの方は、親指と付け根でスティックをかるく挟み(人差し指は遊ばせて)中指つ薬指で(もちろん軽く)挟んだスティックをコントロールする感覚で(更に)肘を脇腹に当たる位絞ります。『前重心』では胸筋をかなり意識していたのですが、 『後ろ重心』では両肘より先(スティック側)の腕の筋肉を意識するような感覚になります。

 

『前重心・後ろ重心』のまとめ     


 (椅子に座った状態での)体に一番負担のかからない体勢からこの『前重心』『後ろ重心』の約束事を踏まえて行くと・・・『前重心』は若干(というかかなり)猫背気味に背骨が曲がり、『後ろ重心』は背筋は伸びていると言う事になり、前重心に於いては脇を開いている分(以降の章で解説しますが)スネアの開始ポイント及び各パーツの位置は異なってきます。そしてこれらを意図的に組み合わせる事によって多彩な音色の変化を意識的に変えることも可能になります。以降の章からは(この『前・後ろ重心』の考え方を踏まえつつ)各パーツを叩きに行く際の『基本形フォーム』の作成、(腕が体躯にブラ下がっていると言う事を意識した)グリップの具体的な動かし方、スティックを握る際の力加減、・・などの説明をスネア・ドラムを用いて説明していきます。



コメント、意見等はお気軽に! 

Vol 1.第一章『グリップ』 

January 01 [Sun], 2012, 19:30
相澤式ドラム講座

はじめに・・・

 ドラムを叩いてみたい!とか、もっと(ドラムが)上手くなりたい!と思っている方の中で「しかし、そうは思っていても具体的にどんな事から始めるのがイイんだろう?」と思ってる方、以外に多いんでは?

 以下で説明していく『相澤式ドラム講座』ではそんな初級から中級にかけての(しかし、やる気はあるのに上達の具体的な方法が解らないと感じている)ドラマーの上達の近道となる講座です。

 このブログ上でかなり掘り下げた解説を加えていきますが、どうしても紙面上の理論になるので、実際に音を出してのレッスンをお勧めします。もちろんメールなどでの質問等もドシドシお寄せ下さい。この様なソロ・ドラミングが出来るようになるのも近いですよ!


Vol 1 

第1章

『グリップ』

 では早速講義に入って行きましょう。まずははグリップについて・・・
 
 大まかに言って2種類のスタイルがあります。一つはレギュラー・グリップ。もう一方はマッチド・グリップ。実際にはどちらがドウであると厳密な言い方は出来ませんが、細かいフレーズを表現しやすいのがレギュラー・グリップであり、パワーフレーズには(ロック的なパターンなど含)マッチド・グリップが適していると言えるでしょう。しかし多少わき道にそれますが、グリップと切り離せない重要な点として(近年の人間の体の構造に対する研究の成果なのでしょう)一昔前には一般的であったストロークであったダウン(アップ)ストローク、リスト・ストロークなどは全く異なったアプローチに変わりつつあるようです。筆者としては嫌いではなかった ”背筋ピ〜〜ンっ””体全く動かな〜〜い”などのドラマーのスタイルは変化していくようであります。

 さて、この様にドラマーとしての全体的な動きに重要な役割を果たすグリップですが、この選択はドラマー諸君の一人ひとりにかかって来る訳です。最高に理想の形としては両方マスターするのがベストではあります。しかし、なかなかそうは行かないのが現状。どちらかに絞って選択するのが上達の近道ではないでしょうか?

ですが、このグリップからストローク、ひいては(その後の)ドラミングに関わってくる重要な要素があります。

『前重心・後重心』

次回はこの事について話して行きたいと思います。

付録 ベードラ そのA 

July 11 [Wed], 2007, 18:35
付録『比較!ベースドラム・フットワーク』従来法A



ノーミュートのベードラを意識したペダル・ワーク

 前回の付録では、毛布などでミュートし、さらに(フロント・ヘッドに)穴を開けてぬけを良くする細工を施したベードラのペダル・ワークを取り上げました。復習を兼ねて振り返ると、ペダルを踏み込んだ際、ビーターを打面に押し付けて(その状態で)レストしていてもベードラの音色・響きなどには余り影響しない・・・という話しでした。
 しかし、このスタイルのペダル・ワークには(常に)パワー、筋肉強化、力ずく・・・(引いては)『無駄な力』といったイメージが付きまとうのは筆者だけでしょうか?

 実際の結論から言って、この先(次回)説明するペダル・ワークには(余り)力、やスピード、と言う考え方は当てはまりません。しかし、初心者の皆さんなどにイキナリこの解説をしてしまうと混乱してしまい理解するのに余計時間がかかってしまいますので、その前に従来の奏法(ペダル・ワーク)に則ったビーターアクションの解説をしたいと思います。


 さて、この講座を読んでくださっている皆さん!こんどスタジオなどに立ち寄った際に(敢えて)ベードラのミュート(毛布やスポンジ)などを抜いてプレイしてみて下さい。(口径・チューニング等は個人の自由で構いません)
 前回の講座で触れたようなペダルワークをしている方、何かベードラの響きに違和感がありませんか?毛布などが入っている場合は『ドウッ』と小気味よい抜けだった音がペラペラになったように聴こえませんかね?更に(機会があったらでいいのですが)JAZZドラマーなどがよく愛用している18インチの両張りのベードラをプレイしてみるとビーターが接している場合(ほとんど)いい音がしないはずです。

 正に着目するのはこの点になるのですが、(ノーミュートのベードラの場合だとビーターで)打面に圧力を加えすぎるとトータルな鳴りをそこなってしまうのです。

 元来、打楽器とは瞬間的に打面に力(スティック等で)がかかった際に皮や胴が振動して音が出るのですが、このベードラのみ変わった音の出し方が採用されている訳です。(話しが逸れますが、このミュートスタイルを確立したのはあのビートルズの連中だったと言われていますが、それはそれで偉大な発見だとおもいます)本来、ベードラを鳴らすペダル(ビーター)・ワークも例外ではないのです。つまり、自然なベードラの音を追求するならば『圧』でアプローチするのではなく『鋭』で踏み込むべきなのです。

 前回、レストする際には『ブラブラ〜』という言葉を使いましたが、この形を保つ事こそが本来ベードラに対するビーター基本形と位置づける事が出来るのです。


ペダルワークの基本形を意識する。

 
 上の写真で指差しているあたりがプレートの力点になります。そして踏む際には(決して足首からではなく)股関節で足全体を吊り上げ・・・(※重要 力点は足の平で触りつつ。プレートに体重はかけず!)股関節を脱力!この際かかとと力点の足の平は同時に落ちるニュアンスで・・・。そしてレストはかかとで足を支え(足の平は)プレートに軽く添えている状態。これが一連のシングル・ストロークのペダル・ワークになります。


ビーターの角度・スプリングの強さを調節する。

 今回のペダルワークに慣れて来ると(自然と)ビーターの角度やスプリングの強さが似通ってくるはずです。何故ならピーターの振れ幅は大きい方がやり易いし、スプリングは強い方が楽にアクションに反映されるからです。幸いにも現在のペダルは(この)各調節機能が充実しているので楽にポイントを見つけることが出来ますよ。また、補足するとビーターの重さも、今風の薄くて軽いものよりは(昔風の)重いフエルト製のモノが一番反応がいいと思います。


 


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