さよなら夢花火

March 15 [Sun], 2015, 14:15



7月 文月 海(CV:羽多野渉)




『さよなら夢花火』

暮れなずむ空を追いかけて
君と二人 手を繋いでどこまでも…
密やかに告げた言の葉は
浅き夢の中で眠る

しゃらり鈴の音 木霊した
通りに響く笛太鼓
祭囃子(まつりばやし)に心躍らせ
君を誘って縁日巡り

浴衣の裾をなびかせた
小さな君の手を引いた
君がつぶやく 「デートみたい」って
わざと聞こえぬ振りをした

嗚呼 夏のせいにして
言い訳並べて空回り
嗚呼 「浴衣似合うね」と
それさえ言えなくて…

暮れなずむ空を追いかけて
君と二人 手を繋いでどこまでも…
密やかに告げた言の葉は
祭囃子の音に隠れて 消えた

的屋で取った髪飾り
「似合うかもね…」と渡したら
「大事にする」って 「忘れないよ」って
擦れた声で告げられた

嗚呼 夏のせいにして
抱きしめ「行くな」と言えたなら…
嗚呼 臆病が過ぎて
この手は動かない

「さよなら」と言った横顔を
行かないでと願い込め焼き付けた
密やかに告げた言の葉は
夜空の華咲く音に隠れて…

煌めく刹那に染められて
終わらないでと願った夏の日は
去りゆく人の影を残し
戯れの言の葉は
叶わぬ夢の中で 静かに眠る




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