君が寂しくないように

October 22 [Mon], 2012, 20:04

桜がそろそろ咲き始めるという三月下旬

その日は天気もよく、心地好い風が吹いていた。

そんな気候とは裏腹に俺の未来は打ち砕かれた。



「…はぁ!?」


余命一ヶ月、と医者に告げられたのだ。

ちなみに、俺はまだ25歳だ。
大学も卒業したばかりで悠々と毎日を過ごしていた。



なのに。

あまりにも突然すぎる



「入院されるより残りの人生を楽しんだほうがいいと思うので、入院は強制させません。どうしますか?」


まだ現実を受け入れてない俺に担当医は続けた。

急すぎる事の展開に頭がついていかない


「え、ちょっと考えさせてください…」



「では、また明日来てください。」




そう言われ部屋から出ると、彼女の琉奈が俺を待っていた。


「和くーん!どうだった?」



「あ、あぁ。なんともないみたいだったよ」

咄嗟の嘘だった。琉奈には心配をかけたくない。

「よかったぁ…!急に倒れたから心配したんだよ?」


「多分大丈夫だよ。今日は家に帰ろう。また明日、病院来なくちゃいけないみたいやけどなー」

「ほんとーに大丈夫!?」

「大丈夫、大丈夫」



―――――――――




そう。俺は今日の朝、自宅で琉奈といたときに倒れた。
最近、頭痛が続いていて今日は特にひどかった。

すると突然、ハンマーで殴られたかのような激痛がはしったのだ。

「うわぁっ………!?」

頭を抱えて倒れた。
意識がなくなる直前、琉奈の

「か、和くんっ!!」

という声が微かに聞こえただけ。



そこから病院までの意識はない。


気がついたら病院のベッドだった。



「岡本和人さん、ですね?」

白衣を着た男の人に話しかけられる。

「はい。」

「とりあえず、痛め止めの点滴をうってあります。2時間くらいしたらまた来ます。」




そういい、部屋から先生は出ていった。
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