お知らせ

October 31 [Sun], 2010, 17:47
     
   お知らせ



以前、「桃源郷」というお部屋でお話を書いていたのですが、訳あって新しくサイトを立ち上げ
ることになりました。
という事で・・・・・、こちらにアップしていくお話の前の内容をご覧になりたい時は、リンク集の
「桃源郷」をクリックしてトリップして下さい。
よろしくお願いします。

コンチェルト

October 30 [Sat], 2010, 13:46
「・・・・・・・。」
私は目の前に現れた一番会いたくない男ナンバーワンの顔を見つめた。
「あっ、隊長。遅いですよ。」
そう言って隊長を立ち上がって迎えるシホ。
隣で困惑した表情のディアッカ先輩のアメジストの瞳に私は助けを求める。
「・・・・・・?」
気まずい雰囲気にシホが私の顔を見る。
見ないで欲しい・・・・・そして、今すぐ逃げ出したい。
「どうしたの?」
うっ・・・一番嫌な質問。
答えに窮する私を無視して、隊長は目の前の席に腰掛けた。
首を傾げ、私の隣に座ろうとするシホにディアッカ先輩が慌てて言った。
「おいおい、野郎同士で座っても面白くないっしょ。シホはこっちこっち。」
「え?あっ・・・はい。」
ちょっと驚いたような表情をしながらシホがディアッカ先輩に席を譲る。途端に、隊長の眉間に
皺がよった。
あぁ・・・・もう本当に逃げ出したいよ〜。



         協奏曲  第3章  no.5 

コンチェルト

October 28 [Thu], 2010, 13:05
隊長から連絡がない・・・・。
手に持った携帯の画面を食い入るように見つめる私の隣からリンゼイが辛辣な一言を
呟いた。
「終わりね。」
「えッ?」
呆れ顔で私を見つめるリンゼイ。
「アンタ、イザーク・ジュールからのプロポーズを断ったんでしょ?」
「プロポーズって・・・・・。そんな大袈裟なことじゃないよ。隊長は、私がDSSDに行く事に
反対で、つい言っちゃっただけだよ。」
「アンタ、本気でそんな風に思ってんの?」
少し怒ったような口ぶりのリンゼイに、私はたじろぐ。
「あのイザーク・ジュールよ?ストーカーかとこの私が勘違いする程、アンタに連絡をよこし、
アンタの行動を監視しているあのイザーク・ジュールが、本気以外でそんな事を簡単に口に
すると思ってるの?」




         協奏曲    第3章  no.4

Shining Stars

October 06 [Wed], 2010, 8:18
「これで満場一致で可決されるな。」
イザーク・ジュールが自信たっぷりに言う。当たり前だわ。誰が交渉に当たってきたと思っているのよ。
私は嬉しそうに口元を緩ませたイザーク・ジュールの横顔を見た。
この3日間殆ど休む間も無く調整を続けてきた。横柄な嫌な奴だと思っていた男は、私の期待を裏切
ってくれた。
「当然だわ。これまで散々交渉にあたって、ここまで漕ぎ着けたのよ。」
書類を手早く纏める私に、イザークがフッと微笑みかけてきた。
な・・・・何よっ!
「たいしたもんだな。」素直な賞賛の言葉に私はイザークのアイスブルーの瞳を覗き込む。
本当に変な男。威張ってるかと思えば、そればかりでもない。さり気なく気配りをするし、頭が切れるか
ら何を言ってもツウカアでイライラさせられる事がまったくなかった。それどころか3日間ここに缶詰め
状態でソファーで仮眠を取っていた私にケットをかけてくれたり、コーヒーを淹れてくれたり・・・・・・。
私の知る限り、アスランと同じくらいに気が利くタイプだった。
「そっちこそ。」
私はPCの電源を落としながら、イザーク・ジュールに対して労いの言葉?をかけた。
うん?とちょっと驚いた表情を見せたイザーク・ジュールが、少し照れたように笑った。
意外・・・・・


Shining Stars


Shining Stars

October 06 [Wed], 2010, 8:09
「別れよう。」
後ろの席から聞こえてきた台詞に、ディアッカがちょっと驚いたように眉を上げると、今度はニヤニヤしなが
ら俺を見てきた。
「えッ!何で・・・・・」
少し震えたその声はとても印象に残る綺麗なものだ。
「君にとって大切なものはなんだ?」
何度も聞いた事のある台詞・・・・。次に来るのは決まって・・・・
「君にとって僕は、一番大切な存在じゃないんだろ?」
「そんな・・・・。」
予想通りの話の展開に俺は思わず、「フンっ・・」と鼻で笑った。どう考えても女々しい奴だ。男の癖に女が
しょっちゅう使う手を使いやがってッ。
視線を感じ、目を上げるとニヤニヤ笑ったディアッカの顔。
「なんだッ。」
不機嫌な調子の俺に、ちょっと肩をすくめると「別に?」と相変わらずのニヤケ顔で返して来る。
「この間の事を怒ってるの?あの時は本当に申し訳なかったって思っているわ。でも、貴方も知っている
様にあの時は・・・・・」
「分かってるさッ。だが、あの日の意味を君も分かっていただろっ。」



              Shining  Stars

コンチェルト

March 17 [Wed], 2010, 7:27
「隊長・・・・。」
リアは操縦桿を握り、ボルテールに向かうイザークの腕の中で甘えるように首に腕を回した。
「どうした?」イザークは優しくリアに問いかけた。
「隊長、迎えに来てくれて嬉しい。ずっと、隊長の所に帰りたかった。」
リアの言葉にイザークは胸の奥が熱くなる。
「そうか・・・・・。」
「はい。何度も何度も夢をみたんですよ。夢の中だと隊長の顔も声も・・・・でも、目が覚めると
隊長はいなくて・・・・・。すごく寂しかったです。」
イザークは操縦桿から片方の手を放すとリアの肩を強く抱いた。
「お前だけじゃない。俺だって・・・・。お前が死んだと聞かされた時、俺は・・・・。
あれほど余計な事に首を突っ込むなっと言っておいたのに、バカが・・・・。帰ったらお仕置きだ。」
「えっ・・・・。やです。」リアは驚いてイザークの顔を見る。
「や・・・じゃない。心配させたんだ、当然だろ?」
「それは・・・そうですけど・・・・・。お仕置きって?」
不安そうに自分を見つめる青い大きな瞳に、イザークは妙な優越感を感じながら口の端を上げた。
「そうだな・・・。こういうことだ。」
そう言うとイザークはリアの肩を抱いていた手をリアの太ももへと伸ばし、外側から内側へゆっくり
と撫であげた。



          協奏曲   第3楽章  no4
P R
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