所望 

February 17 [Tue], 2009, 2:27
貴方がいる遠い場所から 
哀しそうな声を聞かせてください

私を愛するがゆえ
貴方のすべてを懸けて憎んでください

どうか貴方の心に刺さったままで
いられますように



貴方を傷つけないように
今、私は独りでここにいることを決めたのに
本当は、貴方を傷つけて泣かせて
私のことで頭を一杯にしてしまいたい

本当の姿
言い訳はしないよ

どうか、私のこの願いから逃れて
貴方に幸せが訪れていますように。

忘れるはずなんて 

November 05 [Wed], 2008, 20:37
思い出の花

黄色のフリージア


何十年も前の 私は知らない物語

何も知らないはずなのに

胸の奥がじんわりと熱い

二人の秘密の花言葉

愛は育ち 咲き 枯れ 

また咲くのね


そのフリージア どんな香りだったの?

 

September 08 [Mon], 2008, 20:29

あたたかさ におい やわらかさ


あなたが私に預ける重さ

真っ直ぐとした重さ

なんて愛おしいんだろう

忘れられない 忘れられない


肩に頭を乗せる

私の重み

重みに応えて支えるあなたは

なんて力強いんだろう

あったかい いいにおい いとおしい


深い深いあなたに沈んでいく

くるまれて 涙がでる

認知される世界 

June 01 [Sun], 2008, 19:17

ただ理解ができない

彼女が消滅したことについて

何故なんだ

彼女のいない空間が理解できない




結局私は、自分が納得できる世界しか認めたくはないのだ。

蓄積 

May 11 [Sun], 2008, 16:35

私を違ういきものに変える


こえ ことば しぐさ


わたしはあなたの おもうがまま なすがまま

それでいい

私を従わせれば従わせるほど



あなたはわたしの おもうがまま なすがまま


命令と服従の 相互 反覆 互換

この心地よさこそ愛

過去そう願うこと今 

May 08 [Thu], 2008, 22:08

忘却

あたりまえの事さえ

自分の力では思い出すことが不可能に


それで私は楽になるのだろうか

ふと何かの気まぐれで蘇える感覚さえ

悲しいとも思わずに懐かしめるのだろうか


忘却

過去が私を呼ぶ声は日々薄れていく

あと何回の呼吸をすれば聞こえなくなるのか



忘れることの悲しみは忘れぬよう

過去の声に耳を澄ませる必要があるらしい

忘れるくらいなら悲しいままでいさせてくれ



仮想現実 

May 05 [Mon], 2008, 13:32
そうだ

ただ続きが欲しいだけなのだ

想像するだけの空虚な日々を

実現させるための続きが欲しいのだ

日が沈み 月が昇る

ただ繰り返される時間が欲しい


彼女の時間が止まろうとも

何一つ変わらぬ流れは

あまりにも残酷すぎる


彼女が存在せぬこの時間は

何のためにあるのか

夢 彼女の横顔は他人だった 

April 27 [Sun], 2008, 3:26
耳もとで誰かがささやく

靴屋の店主は人食い鬼だと

ガラスの靴を見世物に子供たちを集めている

あの男は人食い鬼


私はすべてを見捨てて走り続ける

罪の意識だけを握り締めて


気がつけば 彼女は人ごみの隙間から

私を見つめて小さく微笑んでいた

懐かしくて 嬉しくて

泣きそうになるのをこらえる

いったい 私はどんな表情をしているのだろうか


私と彼女の視線を

人ごみの中の一人が遮ると

彼女はもう二度と私を見ようとはしなかった

それは私の知らない横顔


もう彼女には会えないのだと

諦めろという声が

繰り返し耳もとでささやかれる


それでも 人食い鬼は今日も靴をつくっている

日々靴は増え 

日々子供は消えゆく


それは私には制止できぬことなのだ

それは当たり前のように

ただ繰り返されていることなのだから

終日 

April 22 [Tue], 2008, 0:50
春風が慰めのように生暖かい夜
兄と病院へと自転車をこいでいった。

現実離れした感覚

ペダルを漕ぐ足は考えることもなく動いている
頭では鈍く波が立つ

ある種の興奮は残酷にも
涙を押しとどめていた

実態があるのに存在はしない
その不安定さに吐き気がした

命を失う瞬間
あの天をぐるぐると仰いでいた瞳は
いったい何を見ただろうか


あなたを呼ぶ声は聞こえていたの?


あなたの存在は私の中に確かにあるのに
世界には存在しない

その不安定さに吐き気がする

あなたが存在する私の心も
世界に存在していないような浮遊感

乾いた不安


それでも日々 相変わらず時間は経っていくのだ

ほんのすこし 

April 21 [Mon], 2008, 23:04
ちょっとした つぶやき

耳をそばだてなければ聞こえないくらい

小さな声で


愛してる


ほんのすこし 近づけたらと

手をそっと握ってみた

少し力をこめて 心の中で愛の言葉。
P R
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