少年アリスシリーズ*概要*

March 01 [Tue], 2011, 22:33


*少年アリスシリーズ*


各話全く異なった世界観・登場人物で構成される『アリス』の名を持つ主人公のお話。
それぞれの物語は一つ一つ独立し、一話完結のオムニバス形式で、全9話を予定。
1話〜8話までの話には、それぞれの物語の要となる場面で各物語の主人公である『アリス』とは違う、
もう一人の『アリス』と名乗る少年が毎回登場し、助言や助力をする。
9話ではその『アリス』と名乗った謎の少年が主人公の話となっており、
その話で初めてその少年の意図と正体が明らかとなり、今までの全ての物語が一つの世界観の元で繋がる。


※タイトルの『少年アリス』とは、9話の主人公である少年の『アリス』をさしているため、
1話〜8話までの各主人公は少年である必要はなく、中には主人公のアリスが女性であるお話もあります。

1st alice 『PROMSE』

March 02 [Wed], 2011, 19:31
1st alice 『PROMISE』(有夢メイ) 

2010.7.4  第1回撮影
2010.11.3 第2回撮影 全撮影終了

以下編集済みサンプル写真。(追々追加します)
あらすじ等もまた追々。


【STORY】
執筆:有夢メイ


灰色ばかりの街だった。
目を瞑れば緑が甦るがそれも一瞬。
見渡す限りの荒れた灰色、そんな場所で生きていた。

「アリスー!ルイスー!見ろよ!」

少年は腕いっぱいに袋を抱えて駆けてきた。
10歳そこいらの少年は目を輝かせながら、二人の少年にその袋を渡そうとする。

「これは?」
落ち着いた声、優しい瞳。
茶髪の少年は袋を覗いて尋ねる。
パンや野菜の詰まったソレを見て、少年-ルイス-は眉を寄せた。

「ちげぇって!盗んでねぇよ!王宮の裏で張ってたんだ!したら捨てられてたゴミを発見ってわけだ!」

「やったじゃんか!」

目を一緒に輝かせてその袋の中からパンを二斤取り出すと、ウインクをしながらその少年の頭を撫でる。
明るい声、輝かしい笑顔、少年-アリー-は褒美だとばかりに優しく髪に触れてくる。

「んじゃぁそれは西の森付近に住んでる奴らに運んでくれよ」

「え?!」

ルイスの放った一言に、袋を抱えた少年はソレを落とさんばかりに驚いた。

「お前はそこで一緒に食べていいからさ」

アリスの放った一言にも瞬きを繰り返す。

「ルイス!アリスも!お前ら先週もその前もそう言って食料まともに受け取ってないじゃんか!いいのかよ!」
「俺らは大丈夫っ、自分たちで食糧確保くらい出来るって!それに、西と北の森のやつらは幼い子が多いからな。」

二人はそう言って先ほど取ったパンを分け合った。



まともな食事にありつけてないのは何も最近のことではない。
彼らが孤児となってから、何年が経とうとしていたか。
日にち確認の術もない彼らはただ四季が巡るのを感じるのみだ。
それほどこの国はもう何年も内戦を抱えていた。

二人は殆ど生まれた時から傍に居た。
家族も仲がよく、彼らが数を数えられる程になってから、すぐだった。内戦が始まったのは。


「今日はー…アレ!」
「アレってどれだ?」
「あのさー、竜使いが旅に出るやつ!」

ルイスは勉学に優れた環境で育った。本が好きで、その内容を記憶し、アリスに聞かせてやった。
夜は毎日のように、街外れの小屋で、空腹に耐えながら、二人で本の内容を話す。
そんな生活が続いた。
ルイスは学びを求め、アリスは自由を求めた。
互いの家族が亡くなったあの日から、離れたことなどなかった。
二人は内戦を憎み、嫌い、平穏を求めた。







-------------------------数年後




相も変わらず灰色の街だった。変わった事をあげるとすれば、それは赤。
血の取れない国となった。
数年の間に内戦状態は悪化した。
もともと領土の広いこの国を狙い、侵略者が現われたのだ。
王家はもはや力を為さない所まできていた。



「以上だ。みな下がれ。」

冷たい眼差し、人を寄せ付けない冷たい声は何回聞いても馴れるものではない。
それでも、自分はあの方の元で果てる兵。
何時しか口角も上がらず、笑うという事を忘れてしまっていた。
アリスは感情を表に出す事など初めから知らなかったかのような目をし、その声を主を見つめた。
おいでおいでと手探りをされる。
兵たちがテントから出て行く中、自分はその声の主の足元に跪く。

「おいで」

呼ばれた声は全身を、まるで蛇の様に這う、自分を絶対に逃がさないと絶対に離さないと、制圧するかのような、そんな声だった。






「明後日だ、気を引き締めていけ。」
彼、ベリアルの拘束の時間から開放され、そう言い放たれる。
はい、と静かに、尚且つ早い返事を済まし、テントから出た。
遠くに明かりが二つ見える。
一つは王宮。そしてもう一つは・・・


内戦が進んでいく中で、王宮にも侵略者にも従わないという反逆軍が出てきた。
王宮などもはや目ではない。
ベリアルは王になりたかった。
王家などどうとでもなる。戦力のない王家は自分たちが何時襲ってくるかもと怯えているのだ。
少しずつ少しずつ、奴等を潰していく、そして自分がその頂点に立つ日を心待ちにしていたというのに、
とんだ邪魔集団が現われたものだ。
先ほど触れたアリスの頬、冷たく感情のない、美しい肌。
その感触を握りつぶすように、怒りに任せるように拳を握る。
反逆軍を潰し、自分がこの国を治める。
そのための戦争を始めるのだ。


時は明後日に迫る。









最後に笑顔を見たのは何時だったか…。
ルイスは毛布に包まりながら、アリスを思っていた。
以前王宮の傍で拾った本を抱えた。
(この本が好きだった)
あの笑顔、あの眼差し。
今どこで何をしているのか、生きているのか、それだけを思う夜。
もう何度こんな夜を過ごしたかわからなかった。

本当に、一瞬の出来事だったのだ。
いつもと同じ生活がまた今日も始まると思っていた。
食料の確保に向かい、多く手に入ったら森に運ぶ。
本当にたまたまだった。
果物のなっている木を見つけたのだ。
もう日も傾く時間だった。
夜は出歩かない。
野犬が出るし、何よりも互いの家族を失ったのが夜だったのだ。絶対に二人で一緒にいようと話し合っての結果だった。
だが手に入れた果物や木の実を、なんとしても森の仲間たちに分け与えたかった。
孤児になってから日も浅い幼い彼らの心情を何よりも誰よりも理解しているのは、最年長の自分たちだとわかっていた。

そして、ルイスは西の森、アリスは北の森へとそれぞれ別れて食料を運び、
いつもの小屋で落ち合うという約束をしたのだ。
ルイスは一足早く、小屋に戻ってきた。
アリスの、人の気配のしない小屋のなかで身震いに襲われる。
空には既に星が輝き初めていて、アリスの
「遅れて悪かった!」
とあの笑顔だけを待っていたのに。
遠くで聞こえる爆発音。
驚いて外に出ると、
アリスの向かった北の森から火があがっている。

それから、すぐだった。ウリウスに拾われたのは。
彼は反逆者だった。
今の国を怨み、平穏を求め、そして革命を信じ、立ち上がったのだと。

「眠れないかルイス」
「隊長…」

低い重圧のある声で問われる。
なんでもないと笑ってみても、きっとばれているんだろうと苦笑する。

「大丈夫だ、きっと、きっと平和になれば」

それは彼の口癖だった。反逆者とは肩書き。
彼は誰よりも平和を愛した。
そんな彼の心を知り、この隊に入ったのだ。
どうしても内戦を止めたかった。
もう孤児など出ない国にしたかった。
そしてアリスを見つけ出す。
平穏と自由を求めたアリスに、自分たちが掴み取った国で暮らして欲しかったのだ。

「いつ侵略者達が襲ってくるかもしれん、眠れる時は寝ておけ」
そういって髪を撫でられる。

アリスの笑顔にもう一度会いたい。その為に戦うのだと、自分に言い聞かせた。





決戦は間近だった。


























写真編集中。

2nd alice 『赤薔薇姫』

March 02 [Wed], 2011, 19:49
2nd alice 『赤薔薇姫』 wiht 結月ゆん

2010.9.12  第1回撮影
2011.1. 9  第2回撮影 全撮影終了

サンプル写真未編集次第追加します。


とある国に代々君臨する王家に、二人の双子が生まれました。
双子は兄がアリス、妹がアリシア。
しかし女系一族である王家に生まれてはならない禁忌の男児として生まれてしまった兄を生かすため、
両親は彼の性別を偽り、兄を『赤薔薇姫』として、
本来なら『赤薔薇姫』であるはずの妹を『白薔薇姫』として育てることを決めました。

赤薔薇姫は古よりその国の平和の象徴で、
一心に平和を祈ることにより、国の平和を保つ不思議な力を持つとされていましたが、
男であるアリスに勿論その力はありません。
けれどアリスは人一倍努力し知識を得て、また複雑な境遇で生まれ育った為か慈愛に満ちたその性格が幸いし、
彼は男ながらに、歴代の赤薔薇姫に引けをとらない程立派に『赤薔薇姫』としての勤めを果たしておりました。
 
毎日を平和に過ごしていた二人でしたが、
何も知らず自分を姉として慕うアリシアに罪悪感を抱きながらも、
次第にアリスは妹に対して兄弟以上の感情を抱き始めていたのです。
そんなある日。
国を揺るがす天変地異が起こり、
アリスは国に平和を取り戻すため『赤薔薇姫』としてその身を捧げなければならなくなってしまいました。
当然『赤薔薇姫』としての力が備わっていない男であるアリスはその事態に困惑します。
すると突然アリシアが、『赤薔薇姫』は私だと言い出したのです。。
アリスが本当は男であり、周りをを騙していたことも、本来ならば自分が赤薔薇姫になるべきだったことも、
アリシアは全て気付いていたのだと告白しました。
全てを知っていて尚、アリスを助けるため、知らないフリをしてくれていたのでした。
アリシアは今後の人生を全て『赤薔薇姫』という職務に縛られ生きなければならないことを悟っていてなお、
アリスに微笑み掛けてくれたのです。
そしてアリスに代わりアシリアが『赤薔薇姫』となり祈りを捧げたことで、国は再び平和を取り戻しました。

数年後、アリスは「必ず迎えに来る」という約束通り、
偽りの『赤薔薇姫』としてではないただの「アリス」として、アリシアの元へ現れるのであった。



































3rd alice 『LOST』

March 02 [Wed], 2011, 20:05
3rd alice  『LOST』  wiht ミツグ

2011.2.20 第1回撮影(過去編)

2011.5.14 第2回撮影(旅編)

2012年 1.14…第三回撮影(完結) 全撮影終了
































4ht alice 『仮面舞踏会』

March 02 [Wed], 2011, 22:13

4ht alice 『仮面舞踏会』  wiht 夕凪さよこ

2010.7.11 第1回撮影(舞踏会編)

残撮影…第2回撮影(日常編)

















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