10月29日 

October 13 [Fri], 2006, 16:27
失って こんなに気付くなんて

一つしか持ってない 宝物を落とした

買ってた 探してた 全部違った

側にいたのか 胸に抱えたままで

すっかり忘れてた 君と僕を

こんなに 声を出して泣くなんて

今まで 何があっても 笑えたのに

声も 映像も 抹消されていってしまう

空に落つ星の砂は 誰が見てくれる

月が照らさない限り 誰が見てくれる

明日 僕は「僕」を 見失う

僕も 今夜は 散歩に行くよ

めったに 一緒に 居れないだろう?

君に会いに行く 君のいない道へ

君に会いに行く 僕の死んだ道へ

君を探しに行く 君といた道へ

君を探しに行く 誰もいない道へ

小さな目 

June 19 [Mon], 2006, 16:09
愛されたかった 僕にはそれが無くて

キスもセックスも真似て ただ それだけ

震えながら 言葉にならない音を

ヒューヒューと漏らして 小さな瞳が二つ

拒まれるのは慣れてたけど 傷は膿んでいくんだ

醜いけものは 簡単に振り払われ 「ゴミ」

どこか他の星に行こうか そう訊かれて

僕はもう 首を振る力も無くうなだれたまま

「恥ずかしい」と言って その穴から涙を流した

惨めだねと 一目で視界から外される生き物

器を入れ間違えられた 取り替えの為 業者が来ます

スリープ室という 地獄で 震えながら

最後の言葉も 解らなくて 「だから皆幸せだよ」

愛剰 

June 19 [Mon], 2006, 16:00
全ては思い過ごしと勘違いで創られた傷痕

君は何もしてない 只僕に微笑んでくれただけ

なのに憎んで 恨んだ 自分の仕業なのが見えずに

始めから終わりまで 一人芝居の様に踊り続けただけ

コンクリートの道に雨が叩きつけられるのが

誰の目にも留まらない自然な事であるように 

一文にもならないこんな出来事は 僕と君しか知らない

本気で踏み間違えたからこそ 無慈悲に返る現実を

受け止めて行けない位に 脆く出来ていた自分に触れる

嘘のように煌めいた 日々は写真にも無く

夢だと思ってしまえば きっと立って行ける筈なのに

それを「愛剰」だと名付けて 大事に抱き続ける

何時しかその毒が 全身に回りきって

緩慢にある日の朝 ベッドで冷たくなろう

鍵盤 

June 19 [Mon], 2006, 15:57
何年ぶりだろう 触れるのは

指もろくに動きやしない 鍵盤は重い

覚えてるのは ついさっきの出来事だけ

音を何度も、何度も間違えても

嘘の無い音が ゆっくり曲線を描き始める

朝が来て また夜が終ろうとしてる

鳴り止まない胸の痛み 

良いから、もう少し弾かせて

このまま朽ち果てても 涙が止まらなくてもいい

だから幸せでいて 幸せのままで

もう二度と 帰ってこなくても

何度も 何度も 曲線を描く川を流れて

悲しい願いが 空の向こうに 届きますように

樹の唄 

June 19 [Mon], 2006, 15:55
死が来るのを知った時 僕は駅の階段で泣いたよ

その日も誰もいない音楽室で 音は奏でられて

僕に微笑んでるから 許せなかったけど笑ったよ

一つ一つを 一日が繰り返される程にゆっくり噛んで

一緒に本を読んでいたね でも日が暮れるのは早くて

きっと忘れると髪を撫でてくれた手 握り返したかった

だけどそれは許されなかった それが約束と知ってた

最後の曲を 聞かせてくれた時 確かに生きていて

君の吐いた空気を 僕は吸ってた 

静かに 静かに 樹は倒れて

小雨で濡れた 土の中に眠り

二度と揺れる事は無かった 皆の期待通りに

もう終ったんだから 少しは笑ってくれよ

雨は降り止まない 話を聞いてくれはしない

雨の上で 

June 19 [Mon], 2006, 15:51
全てを生温く億劫にさせてた 雨が止んで

アパートの外に出てみたけれど 溜息は止まなかった

だってやっぱり僕だけ この空の下一人浮いている

「何言ってんの?」って君 水溜りを勢いよく踏んでる

落としてきた気持ちを 拾い上げるかのように

この道を 3年前まで通っていた 下を向いて歩く

目を瞑っても解る 君の顔よりももっと鮮やかに

「待ってよ」と呼び止めた 何を変えれるわけでも無く

だけど繋ぎとめる手は 一人の時より暖かかった

格好付けて良い様に揺れてた 僕は無能な葦に過ぎず

だけど君は・・ あぁ だけど君は確かに笑ってた

何も言わなくても伝わるなんて言葉で それに頼って

自分ばかりを抱きしめてた僕を 知っていたかい?

今夜は冷えた砂の中で眠るんだ 明日を焚き火代わりに

歯車 

June 19 [Mon], 2006, 15:45
此処で息を止めた 来ないのは解ってた筈なのに

どうやって辿り着いたのか もう頭は真っ白で


見えない視界は 心の景色まで遮って

鈍ってる神経が すれ違いの言葉を生んだ

下手に素顔を見せる事を拒んだ 「君のせいだよ」

悪い女で暇を潰す為の 偽善ぶった独り言


不整合のまま歯車が回る 不整合のまま歯車が回る

此の侭走り続ければ 破綻するのは時間の問題

僕を繋ぐ鎖が切れ始める・・これは幸か不幸か?


歪なまま愛していた その見返りに渡された「清算」

余裕ぶった態度は 虚しく空を切ってゆく


只管駆け抜けたせい? 見失いすぎて最早疲れた

途切れた留守電のメッセージ 気付くには遅すぎた

妖しく光る君の指輪に 何かを持ち去られた気がして

今の僕が手に持つのは つまらない言い訳と・・・


不整合のまま歯車が回る 不整合のまま歯車が回る

此の侭走り続ければ 破綻するのは時間の問題

僕を繋ぐ鎖が切れ始める・・これは幸か不幸か?

崩解 

June 19 [Mon], 2006, 15:40
壁が崩れ落ちる 前触れも無く「終わり」

鳴り続ける警告音 墓碑銘は出口を刻む

私が欲しいのか? 目が眩んで歩けない

朝露に濡れる草の匂いも 煩わしい燃やして

雲は風が強いのか凄い速さで流されてる

5秒前私が居た場所 20秒後君の居る場所

悪意でも良いから 此処から飛んでしまえ

切り取り線通りに ハサミの入ってない心だから

「虐殺された方がいい」思っても無いのに言える

轟音で包み込む 雨 ラジオ局を襲撃してやる

Fatima 

June 19 [Mon], 2006, 3:28
毒づいた皮肉が好きだった 俺はそれが嫌いで

アンタは変わり者のピエロで でも本当は羨んでた

余裕そうに突っ立って 涙で歪む俺を笑ってくれよ


ねぇ、何度目だろう 失った物の大きさに気付くのは

小さな広場で踊り続ける 変なカタチが其処を染めて

どっちかと言うと差別してた方さ 俺も若かった


あんなに首を傾げてた俺が 今じゃアンタの商売敵さ

狂ったように踊り 人々は安らぎを持ち帰る

ずっと続くものがあるなんて 思ってやしなかったのに


疑わしいもので周りを覆って 難しいコトだらけにした

俺を素知らぬ顔で救ったアンタ 明日すぐ広場へ行くよ

そこで俺はニヤリと笑う コーヒーとイチゴを持って

水蛍 

June 19 [Mon], 2006, 3:24
命が描く曲線が 穏やかに狂いながら収束してく

見えぬ喪が触れる 蛍が地上に舞い降りてくる

[コッチの水は・・]

怒涛のように叩きつける滝の音

何故か今日は聞こえない

耳に走る静かな痛みと どこかから滴り落ちる響き

音無きベールに覆われた 池の深淵を覗くと

睡蓮が其処にあり 花弁が浮いていた
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