『プロローグ#0 俺達は生き残る!』 

2005年03月20日(日) 18時47分



「・・・はい!?」

意外にも、乾はすぐにコールに答えた。
走っていた為かな、声が掠れて、苦しそうだ。

「乾先輩。」
「ああ、越前も向かってる?」
「はい、収集かけたの俺ッスから。」
「越前が!?」
「それで先に乾先輩に説明しておこうと思って。いまドコッスか?」
「俺は橋の近くの公園辺りだよ。越前は?」
「じゃあ今からそこに行きますから、待ってて下さい。急な収集だったけどノートパソコン持ってるッスか?」
「ああ、一応は・・・持って来て良かったってことかな?」
「勿論ッスよ。助かった。」
「越前!乾先輩ドコだって?」
「桃いるの?」
「橋の近くの公園・・・ッスね?」
「うん。パソコンを立ち上げて木の側のベンチで待ってる。」
「よっしゃ!そこならダッシュで飛ばして5分ってトコだぜ。ちょっと携帯かわれ越前、乾先輩、待ってて下さいね!直ぐ向かいますからね!」
「気をつけて。」
「・・・桃先輩、サンキュ。頼もしいッス。」
「良いって事よ、はやく乗んな!」

桃先輩の自転車に乗り込む。
いつもの事だが、今日は特に桃先輩の背中が大きく見えた。

「しっかり、捕まってろよ!」
「大丈夫ッスよ、桃先輩の交通法にひっかかりそうなの慣れてますから。」
「可愛くねぇ!いっぺん落ちろ!」
「やだ。」

荒い運転に振り落とされないように、先輩の服を思い切り掴む。
きっと大丈夫だ。
忘れかけてたけど、俺の周りにはこんなにも頼りになる人たちで溢れている。
勿論、自分も負ける気はしないけどね。

「・・・負けず嫌いばっか。」
「あ?なんか言ったか?」
「それが頼もしいって言ったんスよ。」
「?なにがだよ?」
「戦わなくちゃいけないかもしれないからね。」
「なんだってー?」

越前は空を見上げて思った。
夜空には星が綺麗に瞬いている。まるで運命など知らないように。
この星の中のひとつを守るという事。

「・・・可能性はあるって事ッスよ。」



『プロローグ#0 俺達は生き残る!』 

2005年03月20日(日) 18時32分


リョーマ「(そうだ、青学にいく前に乾先輩と連絡をとらないと)」


さっき見つけた方法にはいくつかの解析が必要だった。
けれど、自分だけでは情報が足りない。乾先輩や、観月サンなんかの手が必要になってくるかもしれない。

「越前!」
「(後は・・・)」
「おーい!聞こえろよ!」

キキィ、と猛スピードで走ってきた自転車に前を塞がれて、慌てて走っていた足を止めた。
反動でよろめく。
誰だ!こんな時に、不良だったらぶっ殺しても犯罪にはなるまい。

「物騒な顔してんじゃねぇよ、俺だ俺!」
「あ。」

外灯に照らされて見えたこの顔は・・・桃城先輩だ。
ふーっと力が抜ける。
考え事をしていた所為で気がつかなかったのかも。

「ため息つくなよな。」
「桃先輩。」
「いきなり部長に呼び出されてさ。こんな夜中によこすんだ、よっぽどだろ?」
「当たり前ッスよ、方法が見つかったんスから」
「やっぱマジでそれかっ!あーっ!こうしちゃいられねーぜ!越前、早く乗れっ!」
「待って。まだ、駄目。」
「早く行かねぇとどうしようもねーだろ!」
「取り合えず乾先輩と合流しておきたいんス。」
「合流・・・?」
「手塚部長に連絡したの、俺。」
「んなッ!?」

なにをそんなに驚いたのか、桃先輩は自転車ごと転んだ。
相変わらず大袈裟な先輩。
ズボンのポケットから携帯をとり、さっさと乾先輩の電話番号を呼び出す。
乾先輩もきっと急いで青学に向かっている途中だろう。コールに気がついてくれればいいが。
携帯を耳に当てると、立ち上がった桃先輩は俺の隣にぴたりと着いた。カルピンを肩に乗せて。



タイトルスクロール『未来が見えるという事』 

2005年02月15日(火) 22時21分


「手塚部長!すぐに青学に収集をかけて下さい、今すぐ!」



リョーマは深夜の道路を全速で走った。
リョーマに限らず、手塚も、大石も、海堂も、桃城も、タカさんも、不二も、菊丸も、乾も、そして他の学校の彼らも、飛び起きて青学に走る。

もう時間がない。
越前の可能性に賭けて。

気がつくと夜の闇の中に白いものが浮かび上がった。
カルピンが追いかけて来ている。


「・・・ついてくんの?」
「ほあら」



生き残りたい気持ちはみんな同じなのだと、カルピンは言っているようだった。


越前は思った。
どんな事があっても、生き残りたい。
そしてその可能性はあるのだと。


自分の、そして仲間達の、“これから”を守り抜く!


『テニスの王○様アドベンチャーシュミレーションRPG−RPGでも王子様−』タイトルスクロール 

2005年02月15日(火) 22時16分

時は20XX年。
大陸は2005年と比べるとすっかりその姿を変えていた。

数年前、地球にフォトンベルトが突入し、地球が滅びてしまうという噂が流れた。
始めはノストラダムスと同じく、すぐに消えてしまう他愛もない予言だと思われていたのだが・・・。
しかし、ノストラダムスと違い天文学的な根拠を持った噂に人々は大きく翻弄される。
人々は口々にこう言った。

「地球がリセット時期に入ったのだ。」

人々は対処の方法を探し回った。
その中でも一番ショックを受け、憤慨し、絶望に陥っていたのは長い“これから”のある若者や働き盛りの中年である。

「リセット?冗談じゃない。まだまだこれからだと言うのに。」

世は大きく揺れ始めようとしていた。
気候がおかしくなる。太陽が見えなくなり始める。
火傷するほど暑い。かと思ったら凍りそうに寒い。
もう、本当に地球がリセットされるという本格的な兆候が現れてきたのは予言があってから僅か1、2年経った頃からである。


もうどうしようもないのか――・・・

世の若者、全ての人は力なく項垂れる事しかできないのか・・・。


高校に入って、これから将来に向かって歩き出そうとしている越前リョーマもその一人。
そして、越前を中心に広がるメンバー達も、同じ思いに頭を抱える事しか出来なかった。


大好きなテニスも、人生の中で得た友達も、家族もなにもかも、消えてなくなってしまう。
そんな事を、受け入れられる訳がない。


世界中の誰より負けず嫌いである(と自負している)彼らは、誰もが諦め始めても、必死に対処法を探し続けた。
個人で。学校の仲間で。時には友達同士や、他校同士で連結して。

そして遂に、見つけたのである。
自分達が生き残る唯一の方法を。

越前リョーマは勢い良く立ち上がると、やりかけのパソコンをそのままに外へ飛び出した。

序章 

2005年02月14日(月) 23時40分
こんちは!雛姫雪鳥です。
一風変わった感じで作っっていこう、と思っていまーす。
っていうか日記じゃない妄想ストリーみたいNA。

題して!


『テニスの王○様アドベンチャーシュミレーションRPG−RPGでも王子様−』(は?)


ま、バトテニみたいなものだと思っていただければよろしいかTO(違います)

めちゃくちゃなので雪鳥にしかわからないようなアホなので上手くかわして駆け抜けていって下さい。
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