不終 

2005年08月30日(火) 8時57分
「もう、ここにもいられそうにないな」
 黄昏時。夕焼けに照らされた1本の桜。その下の小さな物置小屋。
「また、皆離ればなれにならなければいけないの?」
 小さな肩を抱き、今にも泣きそうな楓の頭を蒼が優しく撫でる。
「もうすぐ日が暮れる。この夜の内にここを出なければ、明日にはきっと見つかってしまう」
「・・・嫌だよ・・・どうして?何も悪いことしてないよ・・・」
「楓・・・蒼も、つらいんだよ・・・困らせたらいけない」
 ぽろぽろと、涙をこぼす楓を彩が抱き寄せる。幼いその体は頼りなく、嗚咽と同期して細かく震える。
「・・・奏、戻ってこない」
 一人、小屋の外に目を向けていた真がつぶやく。
「どこかで、日が暮れてしまうのを待っているんじゃない?そのうちに戻ってくるよ」
 真の言葉に、むしろ自分自身に言い聞かせるように言った優。言葉とは裏腹に、その表情は暗い。
「・・・日が暮れたら、動こう。僕がここで奏を待つ。彩と真は南へ。優は楓を頼むよ」
「分かった・・・蒼、もし・・・奏が・・・」
 本当は、皆気付いている。きっともう戻ってはこない。
「・・・・・ごめん、何でもない・・・」
「・・・うん」
 時は何者にも平等に、無情に、変わらず流れる。
「・・・行こう。また、必ず会える。これは終わりじゃない」

 それから幾度桜が咲き、散っていっただろう。蒼と奏がどうなったのかは分からない。ただ、あの後一度も会うことはなかった。
 彩と真は落ち合う約束の場所で・・・けれど、2人はきっとまだ生きているだろう。あの時、殺されたのではなく連れ去られたのだから。生きてさえいれば、また必ず・・・
「楓?」
「・・・何でもないよ・・・行こう、優」
 隣を行く優の手を取り、歩き続ける。立ち止まったら、そこで終わってしまう。気持ちが止まってしまう。
「朝日が、昇るよ」
「そうか・・・よく、見ておきなよ」
 光を失った優の瞳はもう何も映さない。けれど、つないだ手は温かい。
「行こう。まだ、終わってなんかいないから」
 進み続ける。その先に何があるかなんて分からないけれど。
 いつまでも、歩き続けていく。それ自体が生きている証で、希望なのだから。

やばい partU 

2005年08月30日(火) 8時43分
また2ヶ月経過・・・?え?そんなまさか・・・あははは!

新しいの考えてる余裕もないですよ・・・夏休みとか遊びまくってましたから(;д;)
仕事始まったら始まったで何やら・・・面倒で・・・いけませんね・・・

今回から連載小説にでもチャレンジしようかと思ったり・・・したけど・・・多分更新忘れるんだろうな・・・うあぁ・・・早く自分の部屋に回線引っ張りたい・・・

やばい・・・ 

2005年06月11日(土) 14時33分
何ヶ月も放置しすぎだよ自分・・・
PCに触ったのいつぶりかしら(−−;)
これでまたちゃんと・・・週一くらいで更新できるようになれば良いなぁ・・・

 

2004年12月02日(木) 18時00分
手を伸ばせば届くと思っていた

それは幼い頃

星空に必死にのばした手のように

ただ 虚しく空を掴み

残されたのは

やりきれない虚無感と

胸に残る切望だけ

後悔 

2004年12月02日(木) 17時58分
失うことを後悔しても

手にしたことを後悔したくない

その間 確かに私は幸せだったのだから

そうであったからこそ

今がこれほど苦しいのだとしても

夢が見る××× 

2004年12月02日(木) 17時54分
街灯
月の欠片
トランプのジャック

脈絡のない夢
誰が見る夢

耳の垂れた犬
空飛ぶペンギン
ビビットピンクの猫

私の居ない夢
私が見る夢

海の色のカーテン
白銀の家具
真っ青に塗りたくった部屋

私の部屋で見る夢

何が夢
誰が夢

それはまるで
夢の中で見る白昼夢

 

2004年12月02日(木) 17時49分
それでも僕らは歩き続けるしかなくて

それしか知らなかったから

立ち止まったり 振り返ったり

それは許されないと思ってた

決められた

一本の道しか進めないと信じてた


決まった道のない鳥が羨ましくて

いつも空に焦がれてた



毎年同じ旅路を渡る鳥の話を聞いて

無性に叫びたくなった


「自由」の意味を失くした

赤いクツ 

2004年12月02日(木) 17時47分
君が欲しがっていた赤いクツ

綺麗なドレス

全部プレゼントしたら

君は僕に何をくれるの?

いつも欲しがるばかりの君は

小瓶 

2004年12月02日(木) 17時42分
白く濁った硝子の小瓶
甘い香りの金平糖
雪の中に散りばめて
小瓶に雪の結晶を

溶けて消えるは金平糖
魔法の小瓶に溶けぬ雪

甘い香りの金平糖
一度溶けたら戻りはせず
小瓶を開ければ雪も消え

後に残るは硝子の小瓶
何も残らぬ魔法の小瓶

あなたは何を入れますか

約束 

2004年10月31日(日) 11時25分
「約束」なんてするものではない
果たせる自信がないのならば
しかし、未来など誰にも分かりはしないのだから
そんな自信も、時にはまるで無意味だ

僕はちゃんと約束の日、約束の場所へ行ったけれど
君は僕のせいで約束を果たせなかった
そうなった原因は、もしかしたら
君の方にあるのかもしれないけれど

守られなかった「約束」ほど
いつまでも忘れられないもので
もういい加減、解放してもらいたいものだと思う

そういえば、あの「約束」は
どちらが言い出したものだったろう
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